【1日目】 7月31日(土) 快晴
いよいよ今日から念願の北欧旅行。新婚旅行で行けなかった北欧。ツアーには入らず、ホテルと飛行機だけ予約をして、後は自分たちで色々な所を自由に見て回れる個人旅行にした。ツアーに比べて不便な面もあるが、本当に行きたいところに行けるし、時間も自由に使えるので楽しみも多い。 5時半起床。今日はパリのシャルル・ド・ゴール(CDG)空港からデンマークのコペンハーゲンに行き、ここで飛行機を乗り継いでノルウェーのスタヴァンゲルという街に行く予定。まずは、7:16発CDG行きのTGVに乗るために、レンヌ駅までスーツケースをごろごろと押して行った。雨が降らなくて本当に良かった。 TGVは無事CDGのターミナル2に到着。しかし、今回の旅行で利用するスカンジナビア航空はターミナル1で発着しているので、ここからターミナル1へとシャトルバスで移動した。ターミナル1はたくさんの人でごったがえしている。みなヴァカンスで旅行に行くのだろう。早速スカンジナビア航空のチェックインカウンターでチェックインを済ませる。しかし、コペンハーゲンまでの搭乗券しか発券してもらえなかったので、スタヴァンゲルまでの搭乗券を手に入れるためにはコペンハーゲン空港でもう一度チェックインしなければならない。乗り継ぎの時間は1時間。飛行機が遅れないことを祈るばかりだ。飛行機は定刻からやや遅れて離陸したが、コペンハーゲン空港へはほぼ定刻の14:00頃到着した。機内で予めスチュワーデスにどこで乗り継ぎのチェックインをすればよいのかを聞いていたので、そのカウンターへ直行した。コペンハーゲン空港にはA,B,Cと3つの乗り継ぎ用チェックインカウンターがあり、我々はBカウンターでチェックインを済ませた。 乗り継ぎもスムーズにゆき、一路スタヴァンゲルへ。空港に近づくと、複雑な海岸線の地形、海岸から続く森、それに森の中に点在する小さな湖が見えてきた。とうとうノルウェーにやってきたんだなぁと実感する。 スタヴァンゲル空港にはほぼ定刻の16:30頃に到着。雲一つない快晴である。スーツケースも無事出てきて一安心。さて、次はノルウェーの通貨(クローネ)を手に入れなければならない。しかし今日は土曜日だからか、銀行は閉まっているし、CD機ではCirus(シーラス)は使えないようである。つまりシティバンクのカードは役にたたない。しかたがないので、両替所を探してみるがこれも見当たらない。うーむ、どうしたものか。 案内所があったので、両替できるところはないかと聞いてみたが、空港内にはないらしく、ホテルで両替するしかないと言われた。一応国際便が発着する空港なのにこんなことで良いの? と思ったが、ないものはしかたがない。ふと外を見ると、ちょうど空港前に市内まで行くバスが停まっている。あのバスに乗るのにお金が必要なのだがと言うと、案内所の人はあのバスはきっと無料だよと言う。「なんだ、そうか」。外に出てバスの所まで行き、運転手に「このバスは無料ですか?」と聞いてみると無料じゃないと言うではないか(案内所も結構いい加減だ)。一体どうしたらいいの? 運転手に事情を説明して、どうしたらいいかと聞くと、「いいから乗りな」と言ってくれた。なんてラッキー(後で分かったが、本当は1人40クローネ=約800円必要だった)。
プレーケストーレンはリーセフィヨルドの名所の一つで、水面から600メートルも切り立った断崖から突き出した岩が見晴らし台のようになっている場所である。また、フィヨルドを上から眺めることができる数少ないポイントの一つでもある。岩の上は不思議なほど平らで、プレーケストーレン(ノルウェー語で「教会の説教壇」の意味)という名前もここから来ている。英語では「Pulpit Rock」と言うそうだ。実は、首都のオスロにも、世界最大のフィヨルド「ソグネフィヨルド」への拠点のベルゲンにも行かず、ここスタヴァンゲルに来たのも、このプレーケストーレンに行くためである。 チェックイン後、すぐにレセプションで500フラン分を両替してもらい、街の探索に出かける。港の方に行ってみると、いくつかレストランがあり、店の前にテラスを出していた。それに焼きホタテなどを売っている屋台が軒を連ねていて、たくさんの人で賑わっている。いつものようにまずは観光案内所(旅行者向けに色々な情報を提供しているオフィス。ヨーロッパでは小さな街でも必ずこのような案内所がある)に行ってみる。ここで地図をもらい、翌々日に予定していたフィヨルドクルーズのチケットも購入した。 街はさほど大きくなく、1時間も歩けば主要な部分を見ることができる。港から道を1本東側に入るとレストラン街が、更にもう1本入るとショッピンング街になっていた。探索の途中、Cirusが使えるCD機を発見したので試しに200クローネ引き出してみた。ちょっと不安だったが、ちゃんと200クローネ出てきた。明日はプレーケストーレンに行く予定なので、タウ行きのフェリー乗り場を確認しておこうと、ガイドブックの地図を頼りに探したが見つからない。もう一度観光案内所に戻って聞いてみると、どうもガイドブックに書いてある場所は間違っているようだった。ここでフェリーとタウからプレーケストーレンヒュッテまでのバスの時刻表ももらうことができた。 さて、お腹も空いてきたのでそろそろ夕食をと思い、いくつかレストランをのぞいてみたが、どこもみなすごく高い。フランスの2.5〜3倍はする。北欧の料理(いわゆるヴァイキング料理)はそれほどおいしくないと聞いていたので、あまり高いものは食べたくない。さんざん迷ったあげく、結局ピザを食べることにした(ノルウェーに来て最初の食事がピザとは情けないが・・・・・・)。 明日は念願のプレーケストーレンに行く予定。天気になることを祈りつつベッドに入った。 |
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