2004年・台北市の街角事情
[2004年台湾の旅#2]
(Town watching in Taipei, 2004)

−− 2004.09.02 エルニーニョ深沢(ElNino Fukazawa)
2007.02.07 改訂

 ■はじめに − 他国の街を垣間見る

 04年8月15日〜18日、私は台湾旅行をしました。その時の様子は前作
  2004年・台湾”味試し”旅(Let's banquet and sing in Taiwan, 2004)

として既に掲載して在りますので、詳しい旅程などはそちらをご覧下さい。今回は”ちょんの間”の旅で垣間見た台北市内の街角の様子をお伝えしましょう。
 現在、台北市で目に付くのはバイクコンビニ(※1)と喫茶店です。以下はそれらを中心に見た街角事情です。
 台湾の地図は
  地図−台湾(Map of Taiwan, -China-)
を参照して下さい。

 ■台北市のバイク事情

 台北市に限らず台湾の街で最初に目を引くのはバイクがやたらと多い事ではないでしょうか。信号待ちの交差点の先頭には必ずと言って良い程、夥しい数のバイクが一群を成して居て信号が青に換わった瞬間に下の写真の様に真っ先に飛び出します。庶民の足として”大陸”の「自転車文化」に対し台湾の「バイク文化」と言えるかも知れません。
写真B1:台湾名物のバイク。
 バイクやオートバイが真っ先に飛び出すのは日本でも同じですが、それらは飽く迄1個の点であり、この様に集団的な”塊”ではありません。

 ■台北市のコンビニ事情

 コンビニとはコンビニエンス・ストア(※1)の略称ですが、「コンビニ位当たり前やんけ、何でコンビニが目に付くんや、お前台湾をバカにしてるんちゃうか?」などと、台湾の人には怒られそうですね。そう言われれば確かにそうですが、これは飽く迄”大陸”中国との比較です。”大陸”ではコンビニは殆ど普及して無いからです。
 左下が台北市に多い「セブン・イレブン」、右下が「ファミリーマート」です。コンビニの中国語の訳語は「便利商店」なんですね、納得!
写真Cv1:コンビニ−その1。写真Cv2:コンビニ−その2。
 コンビニの”便利さ”が威力を発揮するのは何と言っても深夜営業です。他の店が皆閉まってもコンビニだけは開いている、という点が最大の存在価値なのです。

写真Cv3:コンビニ−その3。
 左が交差点の角に在る「福客多商店」如何にも中国人的なネーミングですね。
 店の左手前に食べ物の屋台が出て居ます。

 台湾では日本より数年遅い1970年代末頃からコンビニが出現し、その後急速に普及しました。

 ■台北市のコーヒー事情

 台北市に浸透して居る「コーヒー文化」も、日本人には当たり前の様に思われ勝ちですが、これも”大陸”中国と比較してみると際立って居ます。そこで比較の為に▼”大陸”と台北市のコーヒー事情▼を少しお話して置きましょう。

    ++++ ”大陸”と台北市のコーヒー事情 ++++
 ”大陸”でコーヒーが飲める所は大きな空港一流ホテル「欧米人が多数来る観光地」のカフェ、そして主要都市に最近少しずつ進出して居るマクドナルドなどのファーストフード店(未だ数は少ない)位で、非常に限られて居ます。しかも他の飲料商品に比較して高くて、不味いのが相場ですが、その中で味は欧米文化浸透地のカフェが一番旨い(=日本のレベルで普通)です。
 これに対し台北市では街角で喫茶店を彼方此方で見掛けますし、「夜市」(=台北市の屋台街)でもコーヒー豆を専門に売っている店が在り、台北市では「コーヒー文化」が日常的に浸透して居ます。
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


 左下が交差点の角に在る喫茶店「真鍋」です。「真鍋」の下には「珈琲館」とも在ります。
 右下はご存知「珈琲館」、深夜も営業して居ます。
写真Cf1:喫茶店−その1。写真Cf2:喫茶店−その2。

 左下もご存知「スターバックス」です、これは我々が宿泊したホテルの1階の店です。
 右下は高級感の有る喫茶店「米蘭珈琲(Milan Coffee)」 −米蘭(Milan)はイタリアのミラノ(Milano, Milan[英])のことです− で、店の前には高級車ベンツが停車して居ます。
写真Cf3:喫茶店−その3。写真Cf4:喫茶店−その4。

 尚、台湾のコーヒー事情については▼下▼に纏めましたので参照して下さい。{このリンクは07年2月7日に追加}
  外国のコーヒー事情(Coffee circumstances in foreign country)

 ■結び − 台北市は超モダンを目指す

 台北市は今、「夜市」などプレ・モダンな要素を残し乍らも少しずつ超モダン都市に向かって行こうとして居ます。その典型が信義区で、中でも300mの高さで遠くからでも塔の様に見える台北101大楼(TAIPEI110)は、超モダンの象徴です(左下の写真、宿泊したホテルから撮影)。→台北101大楼の詳細はココを参照して下さい。
 市内の地下鉄への出入口には英語で大きく"Subway"と表記されて居ますが、台北市内のもう一つの超モダンは、街中を優雅に走るモノレールでしょう、現在更に延長工事が続いて居ます。右下の写真は復興北路で撮影しました。
写真M1:台北101大楼。写真M2:台北市内を走るモノレール。

 以上、”ちょんの間”の台北市の街角事情をお伝えしました。

 尚、[2004年台湾の旅]シリーズの他画面への切り換えは最下行のページ・セレクタで行って下さい。(Please switch the page by page selector of the last-line.)

♪♪♪ おしまい ♪♪♪

【脚注】
※1:コンビニとは、コンビニエンス・ストアの略。
 コンビニエンス・ストア(convenience store)とは、食料品を中心にした小型セルフサービス店。適地立地・無休・深夜営業など便利さを特徴とする。日本では1971年頃に初めて出現し70年代末に全国に普及した。

    (以上、出典は主に広辞苑です)

●関連リンク
参照ページ(Reference-Page):台湾の地図▼
地図−台湾(Map of Taiwan, -China-)
補完ページ(Complementary):台湾のコーヒー事情▼
外国のコーヒー事情(Coffee circumstances in foreign country)
”大陸”中国では一番旨い欧米文化浸透地のカフェのコーヒー▼
2001年・麗しの麗江(Beautiful Lijiang, China, 2001)
2002年・”脱雲南”桃源紀行(Escape from Yunnan, China, 2002)
欧米文化と無縁な”大陸”中国のコーヒーの不味さ▼
ミドリコの2004年・タクラマカン周遊記
(Around the Taklimakan by Midoriko, China, 2004)

中国の少数民族について▼
外部サイトへ一発リンク!(External links '1-PATSU !')


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