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ストラト色々の巻
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2003年11月05日
ザ・ストラトのワイヤリング詳細。


 フェンダージャパンのミディアムストラトのワイヤリング改造で気になりました。
 ザ・ストラトのオリジナル状態で複雑怪奇なワイヤリングの詳細、Fenderの巻で説明しなかった部分について整理したいと思います。


 まずは訂正。
 ピックアップ(以下PU)の磁極、オリジナルPU(XIと呼ぶそうです)は3つ、全てPUカバー側がN極でした。
 手元に残ってますので、さきほど磁石を近づけて確認しました。

 センターが逆磁極なのは、例のミディアムストラトのオリジナルでした。
 現在手元に残ってませんが当時確認してます。

 念のためザ・ストラトで現在使ってる物も確認。
 私のザ・ストラトは、3つ共、セイモア・ダンカンのSSL1搭載でセンターがS極の逆磁極/リバースワウンドです。
 ちなみにセンターPU配線の極性は通常通りで問題ありません。


 ここから本題。
 ツインモード・バリエーション・スイッチによるPUセレクト一覧を示します。正直言って、混乱します。

"The STRAT" Pick-Up Select
-
TwinModeVariation-SW
OFF(Normal)
On
Selecter-Lever
Position
F
CxR
F+C
(F+R)xC
C
FxR
C+R
F+R
R
F・・・Front C・・・Center R・・・Rear
x・・・Series +・・・Parallel
 青色は単独音、
 緑色がハーフトーン、
 紫色及び灰色の部分がハムバッカー風となる音です。
 ハムバッカー風は音量が上がるので、すぐ判断できますが、その他のポジションは、よーく確認しないと判断できません。

 昔、ライブ等で、ハムバッカー風のリードトーンが必要な際、フロント〜センター位置にすればいい、位しか頭に入ってませんでした。配置に規則性のない、合計9種類のバリエーションです。

 今後は、「どんな接続か」ではなく「どんな音か、どんな場面で有効か」って事を考えながら弾いてみます。
2003年11月01日
ミディアム・ストラトを更に改造。


 セレクタースイッチ、やはり通常の配線にして、リヤ側もシングルコイルで出力したいと思いました。

 セレクタースイッチはテレキャス的な配線にするとして、ハムバッキングをシングルコイル化するだけなら単純ですが・・・

その記事のコピーを発見。(非常〜に古いですが、不変的内容)

 2回路2接点のスイッチを使って、コイル接続のシリーズ・パラレル切り替えを行えるのです。
 シリーズ側で通常のハムバッキング、パラレル側でハーフトーン風のシングル、となります。
(この接続は以前、象さんギターで確認済みなので実績ありです。)

 3シングルで使っていた際に写真右上のプルアップスイッチ付きトーンノブを使用していたので流用。
 なお、トーンの配線は使いません。トーン無しです。プルアップスイッチ専用として使う事にします。
 ここにボリュームの配線を組んでもいいのですが、狭い箇所に配線するのが難しいのと、操作性を優先する事にします。

表:ミディアム・ストラト、PUセレクト一覧、Version2
SW-Position
Normal
Pull-Up
Front
Single
Center
Single+Hum
Single+Singlex2
Rear
Hum
Singlex2
SingleCoil(Fender,Lace-Sensor)
Humbucking(BillLowrence,L500)

 L500のパラレル接続は便宜上Singlex2と記しています。限りなく普通のシングルに近いハーフトーンですので。
 合計5種類のバリエーションとなります。

 配線変更中の写真は省略しますが、最初、失敗しました。ハムバッキング時、「キョーン」とした音、イン・フェイズ音。
 この音は、1960年代のブリティッシュ系なのですが、扱いが難しいので使わない事にします。
 片方のコイルの線2本を入れ替えて通常のハムバッキング音に戻りました。


元々付いていたトーンノブは、17年間で、こんな色になってました。これを引っ張ればリヤはシングル。
配置の関係でボリュームポッドが傾いてます。

・・・音について・・・
 フロントPUを付けた直後からハムバッキングの音に違和感を感じていたのですが、リヤもフロントのシングル音同様、ストラトな音に戻りました。
 違う構造のピックアップですので厳密に比較すれば違いはあると思いますが、部屋で弾く音量では、正統派ストラト音です。

 ボリュームバランスは簡単に調整できますが、基本的にシングルの状態で合わせる事にします。
2003年10月31日
レースセンサ・ピックアップ取り付け。


 部屋を整理していると、以前付けようと思っていたPU、余ってるセレクターも発見。

レースセンサって定価\15,000位なんですね。(入手時\4,000位)
それと、確かテレキャスの修理を頼まれて余ったセレクタースイッチ。
テレキャスのノブが付いてますので、このまま使います。


 例のミディアムスケールのストラト、フロント位置に取り付ける事にします。

 ピックガードは白いテープで塞いでいるだけですので剥がすだけです。
 元々3シングル仕様ですので、ボディのキャビティもそのまま存在します。

 このレースセンサPU、橙:HOT、白:GNDって事だけしか調べれませんでした。残った緑は、とりあえず無視する事にします。
 金文字タイプ、1950年代風の音のハズですのでシンプルに。

 セレクタースイッチは3wayタイプです。
 普通はどのポジションでも音が出るようにするのですが、下記表の結線としました。
 普通のストラトのセンター・リヤのポジションで、ハーフトーンとなります。
 OFFポジション、スイッチング奏法はしませんが、何かと便利ですので。

表:ミディアム・ストラト、PUセレクト一覧
SW-Position
Pick-Up
Type
Front
Non-Connect
OFF
Center
Front(Lace-Sensor)SingleCoil
Rear
Rear(BillLowrence)Humbucking


完成。PU付属のネジが長すぎましたので、余ってるPUの物を使いました。

・・・音について・・・
 このギターに元々付いてたPUが無いので、比較が難しいのですが・・・
 しかも、しばらく眠っていた為、張り替えた弦が気持ちいいのもあって・・・今感じた事をそのまま書きます。

 低域から高域まで澄んだ音です。低域のモコモコ感がありません。ゴールドのストラトと弾きくらべると、ボディの響きが違う以外は、近い音です。
 PUとしては、確かに1950年代風だと思います。

 リヤのビルローレンスL500がハムバッカーだと、はっきり違いが分かる音です。
 どちらも、このギターに取り付けるのは勿体無い感じもありますが・・・使ってみます。

・・・今後の予定・・・
@謎の緑色の配線の正体を確認する。
Aリヤ側のビルローレンス、L500のシングルコイル化。このPUは出力が4線出てますので自由自在です。

 また、@Aに伴い、PUセレクタースイッチの配線方法も、実用重視で検討したいと思います。
2002年12月10日
ヴィンテージvsモダーン


ミーハー仕様?

 ミディアムスケールのストラトは、数年前に歌謡曲バンドしていた際に、1ハム仕様に改造していました。割れてしまったピックガードを再生使用。PUはビルローレンスL500を金属製エスカッションで取付。
 音的には上品な感じ?今風なエフェクト設定には丁度いいです。

 これも数年前なんですが、道端で安く買ったレースセンサPU(ゴールド)が手元にあります。
 1個だけですが・・・これを見てたら、また元の3シングルに戻したくなりました。

 レースセンサPU、線が3本出てます。コイルタップ?・・・調べてみます。
 どんな風にするかも、ちょっと考えてから変えてみます。現状の仕様も特別不満はないんですけど。
2002年12月10日
ハーフトーン


 ストラトキャスターは、3つのピックアップをセレクターレバーで切り替えて使いますが、その3点以外の中途半端な位置に合わせると2つのピックアップの並列に接続された音が出力されます。(フロント+センター)、(リヤ+センター)の2種類。
 正式には”アウト・オブ・フェイズトーン”です。

 故レオ・フェンダーは、当時この音を否定していたようです。
 製作者としての立場からすると、予期せぬ使い方であったからです。
 ところが硬すぎず、甘すぎない音が好評で、好んで使われる事が多く、数年後のストラトからは、3ウェイのセレクターレバーが中間位置で固定できる5ウェイタイプに変更されました。
 私も勿論大好きな音なのですが、このどちらのセレクターレバーでも、演奏中に素早くハーフトーンに切り替える操作ってのが難しいです。

 私のゴールドのストラトで行っている姑息な改造を紹介します。
 私はセンターピックアップ単独で弾く事はあまりないのですが、常時センターピックアップをONにする配線・スイッチを追加しました。外見を変えたくないので、プルアップスイッチ付きのトーンノブです。セレクトレバーは3ウェイ。(ちなみに購入時5ウェイも付属していました。)

 中間位置に合わせなくてもハーフトーンが出せます。
 また、2種類のハーフトーンの切り替えも、レバーを上下一気に切り替えるだけです。

 

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