Pignoseの巻
埃かぶってたのが出てきました。
映画「クロスロード」で主人公のユジーン(ラルフ・マッチョ)が古物商に「エレキの元祖はマディ・ウォーターズだ」と言われて物々交換でブロンドのテレキャスを手に入れますが、その時にもう一つ「これで君も”歩くコンサート”だ。」と出てきたのが、このアンプ、ピグノーズです。
豚の鼻がヴォリューム兼パワースイッチです。
エリッククラプトンが、これを使ってレコーディングした事でも有名です。
鞄のような構造ですので、内部にACアダプタ収納スペースがあります。 あとはシールド1本位なら入ります。
蓋を開けたまま鳴らす事もできますので、若干トーンを変える事ができます。
久々に音を出してみました。 出す前に既に分かっていた事があるので、半分分解。
ガリガリとノイズの嵐です。
この手のスイッチ付きヴォリューム、ガリノイズが出やすいです。
接点復活剤で、ある程度消えましたが、交換予定です。
豚鼻ツマミに合うスイッチ付きの可変抵抗を探してみます。
この機会にスイッチはプルアップ・タイプにしたいです。
ジャックもダメです。突然音が消えたりします。
こちらは手元に何個かありましたので、今後交換したいと思います。
クロスロードを弾いてみました。
2005/01/21 部品交換
スイッチ無しのヴォリュームを入手したので交換してみました。
スイッチは、撤去する事にします。
と言うのも、ACアダプタ抜くか電池外せばいいだけですので、スイッチ無しで使えます。
ジャックも交換。ジャンク品ですが、それほどガリガリしない物です。
実は、ジャックにもスイッチが付いていたのですが、プラス極側用のスイッチです。
よくあるタイプの手元のジャックはマイナス極側用ですので、これも外す事にしました。
ヴォリュームとアンプ部を結ぶシールドも頼りない感じでしたので交換。
念のためトグルスイッチを内部に追加。
スイッチは不要と思いつつ、手元のジャンク品を付けました。
というわけで、ヴォリューム/ジャックの結線は非常にシンプルになりました。
完成!と思ったらヴォリュームが0になりません。一点アース用にハトメを曲げてた際に無理な力が加わったようで、色々やってると・・・ベーク板を割り、ハトメを壊しました。
本日、パーツ屋さんで聞いた話を思い出しました。
「その用途だったら何キロオームでも大丈夫だよ。」との事なんです。
ストラト用の250Kオームを探しましたが・・・交換したのが随分昔なので行方不明。
ボスのオーヴァードライヴから外した1Mオーム発見!
随分大きい抵抗値ですが・・・付けてみました。
結果OKです。
音量の変化の仕方が今ひとつですが・・・とりあえず臨時。
スピーカのマグネットにくっついてるのが、今回外した部品です。
音は、ガリガリ音が消えただけで満足なのですが、以前よりもパワフルに感じました。 |