Fenderの巻

　1957,58年の限定仕様リイシューモデル。1950年代当時の部品構成。

アルダーボディ（3ピース）・メイプルネック、ショアライン・ゴールド・メタリック

　50年代当時は、奇抜なデザインのため、標準カラーは木目調にしてバランスをとってたらしいです。曲面と平面の組み合わせの美しさが映えるメタリックカラーが好きなんです。

　諸事情でネック交換したので、残念ながらオリジナル状態では無いです。交換時、こだわりを捨て22ｆｔ仕様にしました。（・・・あんまり必要なかった）

　このストラトですが、E.クラプトンが同じの使ってました。

　弾いてると骨にジンジン伝わる感じのボディの鳴りです。

　アルミ板のアノダイズドメッキ加工ピックガードは、金属なのに柔らかい音。普通のピックガードを使用すると、高音がキンキンです。部屋で小さな音で弾いても気になりませんが、大型アンプでトレブル上げ過ぎると・・・難聴になりそう。

　ピックアップの電気的特性って、ハムバッカーのほうがいいはずなのに、シングルコイルがやめられないですね。アタック強いからピッキング、ミスったら目立つけど。その分、決まった時が「ぱきーん」と気持ちいい。

　1970年代、ハイパワーな各メーカに対抗して製作されたとの噂のあるストラト。アッシュボディ（重い！）、ローズ指板ネック、キャンディ・アップル・レッド・メタリック

　他メーカーのゴージャスな雰囲気に対抗するためか、外見が地味派手です。ハードウェアは２２金メッキらしい。（傷だらけで地金のブラスの錆びがひどいけど）

　ボディ同色カラード・ヘッド。64年までのスモールヘッドよりも更に細いデザインです。ペグが頑丈なクルーソンタイプとなっています。

　1994年頃、御茶の水で中古品を購入しました。フレットの消耗が激しく打ち直し。結構お金かかりました。それでも私が、気になってしょうがなかった最大の理由は・・・

　一見、普通の1ボリューム、2トーンコントロールのように見えますが、実は一番下のトーンノブは、ON/OFFのセレクタースイッチになってます。

　詳細は省略しますが、ハムバッキング風の接続が可能となるスイッチなんです。どんな回路構成か気になってたのです。

　高出力ピックアップらしいのですが、実際に鳴らすと「しゃらーん」とした感じで、パワーは感じません。重いアッシュボディが最大の要因だと思いますが、ブラスのブリッジも音にかなり影響与えてるようです。

　2ピックアップ直列接続時は、確かにハムバッカー風ですが・・・同時にハウる寸前だったりもします。従ってPUは低めがいいです。（ピックぶつからなくて弾きやすくなるし）

　現在、ダンカンPUに交換してあります。センターPUはリバース・ワウンドのまま。若干ビンテージっぽい音に近づいたけど、音色に関してはPU以外の要因が強いですね。

　ストラトらしくない音、ってのを感じますが、これはこれで好きな音です。

　小さいストラトです。ミディアムスケール版(314mm)。ネックも細めでフレットは太め。

　バスウッドボディ（割り箸と同じ？）、ローズ指板ネック、キャンディ・アップル・レッド・メタリック

　購入当時、かなり安いグレードのだったと思います。

　上記”ストラトその2”と同一カラーですが、ポリエステル塗装なので違う雰囲気。塗装面が厚く、深みのある輝き。木が封じ込められてる感じもありますが、湿気には強いかも？

　これといって特徴ありませんが、センターピックアップの磁極のみ逆相。

　ネックのトラスロッドはヘッド側から調整するタイプのため、反り修正しやすいですね。

　小ぶりなので取り回しが楽。デメリットとしてはスケールが短い分、チューニングは不安定。太めの弦を張ってカバー。ピックアップは単独音は「ジャリジャリ」した印象ですが、前述の磁極の逆相が効いてハーフトーンは結構いけます。