笛子(dizi)、 けん(xun)に続く中国民族楽器シリーズ第三弾! 口笛という名前の楽器です。 「口笛」と書いて「コウディー(koudi)」と読みます。
実は、笛子のVCDの最後におまけのような感じでこの楽器の演奏があり、 その不思議な音色とあまりの小ささに興味を持ち、 笛子について調べていたときに、 偶然、この楽器を販売している楽器店のサイト (→)を見つけ、 予想外の安さに思わず衝動買いしてしまったわけです。
余談ですが、 中国の楽器が欲しい方は上記の楽器店のサイトに行ってみるのがいいと思います。 品揃えが素晴らしいです。
吹孔がひとつに、音孔が5つ。 計6つの穴しかない、 全長8センチ程度のきわめてシンプルな笛です。 ちなみに、竹製っぽい。
え? 一番上の写真では、穴が4つしかないって?
その通り、普通に考えると穴はその4つしかありません。 で、左から2番目の一番大きな穴は吹孔です。 もう2つの穴というのは管の両端です。 管の左端を左手の親指で、 その隣の音孔を左手の人差指で押さえ、 吹孔をはさんでもう一つとなりの音孔は右手の中指、 さらにとなりは右手の人差指、 で、管の右端を右手の親指で押さえるようです。
不思議なことに、管の端を閉じたり開いたりするので、 開管楽器になったり、閉管楽器になったりするのではないかと思います。 それから、 横笛のような歌口であるにもかかわらず、 管の両端が開いているというのも不思議です。 管の歌口側が閉じている横笛しか見たことがなかったので、 両端が開いたままでもちゃんと音が出るということを知って驚きました。
あと、その小ささに惹かれて衝動買いをしたので、大きさ比較(写真2枚目)。 ソプラノリコーダーとの比較ですが、 この大きさの違いは、なんとなく嬉しくなってしまいます。 とはいうものの、 このくらいの大きさの楽器をもっていないのかというと、そうでもなく、 コカリナや オカリナの一番小さいのも似たような大きさです(写真3枚目)。 そういえば、 メロディーキスの小さい方も同じくらいの大きさかな?
VCDの笛子奏者の方はこの小さな笛をみごとに吹きこなし、 まさに口笛のような独特な音色を出していました。 もちろん私にはそんなことはできません。 まあ、そのうち、音らしいものが出るようになってきたらサウンドファイルをアップしたいと思います。