HALF AND HALF JOURNAL
無 意味 な 破 片 無意味な破片
Fragments
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★名曲〈ウィスパー・ノット〉を女性のしっとりした歌声で [A] ☆ ☆ ☆ Updated 2013.2.28 ナモネ氏―あんこアメときなこアメだけだな、呼び名どおりの原料を使ってるのは。しかし、わずかな種類しか食べないよ。 アロマ―イチゴアメは、本ものの果実をまるごと使ってる。 ナモネ氏―あんなのは昔はなかった。 半分半分放送局長―とにかく合成着色料のアメが多いっていうのは、何だ?伝統とは関係がないよ。 ナモネ氏―よく覚えてないが、な、クリーム・ソーダの緑色も合成着色料だった。あれは色鮮やかでモダンな感じがしたもんだ。 編集長―あの色を天然自然の素材で出すとしたら、ちょっとむずかしいな。しかし、青リンゴのアメの場合、自然のリンゴの味をつけるのは簡単だ。 放送局長―それがないのは変だよ。他の食品や製品は、自然の素材を利用するのが流行して定着してるんだ。 編集長―何でもいいけれど、おいしいのをつくってもらいたいな。 特派員―あめっこ市のアメには偽装表示はないけど、びっくりしたのは場違いな食べものの出店があること。横浜の豚まん、比内鶏の丸焼き、佐世保ホットドッグ、なんか文字どおり嫌味ですよ。 アロマ―ヨコハマのイメージを悪くするなんて、ひどいわよ。 編集長―やはりそれも規制しなければ、だめだな。 ☆ 特派員―ヨーロッパは馬肉の偽装表示で大騒ぎですよ。 ナモネ氏―その話はしたくないな。 放送局長―甘いロマンチックな話をしてるんだから、生々しいのを混ぜるのはよそう。 ナモネ氏―そうだ。スサノヲ・コンプレックスだ。つまり、その… 編集長―そうそう、たしか日本の文化人類学にそういうのがあった。スサノヲがああいう残酷なことをやって暴れるから、アマテラスが岩屋戸に隠れて世界が真っ暗になった。 ☆ 特派員―しかし、肉類の広告を見たくない気持、ぼくはよく分かりますよ。ヤフー・ジャパンはまるで分かってませんね。 アロマ―ウェッブ・サイトの内容と関連がないアドだから、いらいらさせられるわよ。邪魔なのが多すぎる。 ナモネ氏―私は感受性が強くないが、な、目ざわりだと思う。広告の位置やサイズを変更できるようにすればいい。 アロマ―でも、あれはYoutubeとちがって、ウェッブ利用者の収益の可能性はないのよ。 特派員―ヤフー・ジャパンの丸儲けですね。良心的なシステムかどうか、疑問だな。 放送局長―やはりアメリカ人はフェア・プレイだ。人間が社会的な存在だということを忘れないから、10ドル世間からかせげば、1ドルうしろ向きに放り投げる。 ☆ ☆ ☆ A Whisper not; Anita O'Day |
★〈ファンタスチック、それは君〉はうっとりするチョコレート・ムード [A] ☆ ☆ ☆ Updated 2013.2.24 半分半分放送局長―ハセが都立美術館の二科展に誘われて行ったときも不思議なことがあったな。荻原寛子はなぜハセを控え室に行くように言ったんだろう? 半地下室 放送局長―控え室というのは、会員が休むところだよ。おれの想像を言うと、アンダーソンさんがロバート中尉の友人で、大館について知っていたから、ハセを特別あつかいするように頼んだんじゃないか、ということだけど? 編集長―そうだとしたら、一言でも話していいと思うけど、ロバートも大館も聞いたことがないね。あれが特別あつかいと思ったことはない。 放送局長―ハセの小説が気に入ったから、かな? 編集長―そのときはまだ学生時代に書いたあの映画監督のシュール・レアリスム風の小説的な作品を読ませてなかった。絵も見せてなかった。才能が分かるわけがない。単純に美術界の雰囲気を作家の卵に知ってもらいたいと思ったのかもしれないな。 アロマ―女のインスピレーションはすごいわよ。 ☆ ナモネ氏―東郷青児がさりげなく会いたがったから、でないか?高松宮と知り合いだったとしたら、大館の長谷川について何か知っていたはずだ。 特派員―日記によれば、終戦後の昭和20年12月高松宮はアメリカ人に古代織物を紹介するために画家のアトリエを織物美術研究所龍村の展示館にした。 放送局長―ハセに何か言ってもいいんじゃないかな? 編集長―そう思うね。しかし、あのころ荻原さんは東郷青児の態度などに何か感じ取っていたかもしれない。ときおりぼくはその何かが表現されるような感じがした。たとえば、彼の絵のイメージとちがう抽象画をわざわざ見せたとき。それで次第にあの二科会の会長に会いに行かなければ、という気にさせられて、まいったね。理由がないんだから。 放送局長―変な関係だな。 編集長―そういうときに東郷青児が急死して、これはニュースより早く荻原さんが教えてくれた。宮崎空港から棺を羽田空港に運ぶ、と言ったのを聞いて、羽田に迎えに行こうかな、と思ったね。それも荻原さんが言いたいことの翻訳みたいなものだな。1978年のことだ。 アロマ―誤訳じゃないわね。高松宮日記を読んで、すっきりした。 放送局長―しかし、東郷青児が抵抗の画家だとは、夢にも思わなかったな。マス・メディアは美術界を利用するだけだ。 編集長―本当に美術の世界のためになることはやらないな。 ☆ ☆ ☆ ☆ 恋文横丁の暗い記憶
E; A Fantastic, that's
you ; Benny Carter & His Orchestra 都立美術館の二科展 ロバート中尉 映画監督のシュール・レアリスム風の小説的な作品 東郷青児 大館の長谷川 高松宮日記と会話 ▼ List 3; 生の感触---ある画家へのリンクと、それから |
☆ ☆ ☆ Updated 2013.2.5 アロマ―ナモネ氏はスグリの迷信を何か聞いたことがありますか? ナモネ氏―迷信はないな。編集長はそんなことを言ってたが、ね。スグリが少なくなったのは、他に原因があると思ってる。 アロマ―大気汚染とか岩瀬川の山瀬ダムによる水質悪化とか? JR早口駅前通り 特派員―大気汚染が共犯者ですよ。スグリはどこでも減少してるんだから。 ナモネ氏―昔は街を出れば、スグリがあったもんだ。あれはどこにでも自生するありがたい植物だ。取って食べて、怒られたという経験はない。 アロマ―何年も前に編集長の話を聞いたとき、インターネットでちらり見たけど、スグリでつくった酒を飲んだら体調が良くなったっていう人がいた。ウィキペディアにはインフルエンザに効くという説がある。 特派員―迷信には言葉で伝えてはいけない迷信もあるのかな? ナモネ氏―そうすると、子どもたちがスグリを食べてるのを見て、背中を向ける人がいるのか? アロマ―そういうのを覚えてるんですか?スグリを悪者にしてるわ、ね? ナモネ氏―いや、ただ想像でしゃべったまでのことだよ。もう少し情報がほしいもんだ。スグリが薬になるというのが本当だとしたら、まじめに真相を探らなければ、駄目だな。 アロマ―そうね。リヴァー・ユートピアはスグリを一度も撮影したことがないの。今年の夏は、スグリをいっぱい食べたい!!!
ジャムをつくってみたい!!! ☆ 編集長―リヴァー・ドキュメンタリーでスグリを一度も撮影したことがないのは事実だけれど、季節外れだったかもしれないな。あの川のどこにスグリがあると聞けば、ぼくはかならず撮影するね。 アロマ―タイミングも考えなければ、ね。今年の夏は鳳凰山の下の寺の沢川に行ってスグリを食べたい。ナモネ氏の想い出を信じて。 編集長―あそこには昔スグリがあったと思うけれど、ドキュメンタリー撮影で見たことがない。想い出さなかった。アケビは昔のようにあった。 ナモネ氏―インターネットで何か、スグリのおもしろい話が見つかったか? アロマ―ええ、最初に〈ウプサラ時代〉というウェッブサイト。スウェーデンの古い都の歴史だけど、スグリからヴィン・ベール(vin-bar)と呼ばれる上等で良質のワインが作られた。いつごろか、明らかでない。ウプサラというのは映画監督ベルイマン(Ingmar
Bergman)のふるさと。 ナモネ氏―《野いちご》という映画があったな。 アロマ―それから、イギリスのダン・バーク教授のお話〔1〕。サルベストロールがガンに有効だと言って、それが多く含まれる果物や野菜をあげてる。イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、ブドウ、黒スグリ、赤スグリ、ブラックベリー、クランベリー、リンゴ、ナシ。黒スグリはスグリ科だけど、女性に人気のカシスあるいはブラックカラントのことです。この地方に自生する今問題にしてる西洋スグリ(gooseberry)は出ませんね ナモネ氏―西洋スグリというのは、何だ? アロマ―普通そう呼んでるということでしょう。 編集長―日本スグリもあるように思えるな。 アロマ―冗談はともかく、3番目に見たのはあまりにも意外な事実。インドにはスグリの祭があるっていうの。ゴンド族の人たちはスグリの木のまわりに集まり、花が咲き実がなるように祈願する。スグリの実は息子の誕生と同等に見なされて、伐採されることがなく、保護されているそうです〔2〕。 ☆ ☆ ☆ AIt's a lonesome old town;
Frank Sinatra 1 幸せの深呼吸 weblog 2 徳島の小児科山田クリニック HP |
★〈ディジー・アトモスフィア〉のプレイは生命のパワー [A] ☆ ☆ ☆ Updated 2013.1.25 ナモネ氏―80年代にNHKの歴史番組で見たが、陸軍は皇道派の計画を察知して、盗聴した。確か録音していた。陸軍が黙って青年将校らの反乱をやらせたのはなぜか、私には理解できなかったな。陸軍省と警視庁まで難なく制圧されているのだ。得意のやらせなのか? 真中橋跡 米代川左岸から右岸の門を撮影 編集長―単純なことを言うと、クーデターは天皇と皇族をひどく苦しめた。天皇は特に戦後マッカーサーに言い訳したようにクーデター・ノイローゼだった。陸軍の攻撃を恐れて宮城の中に戦車を配備したのは正しい判断だね。 放送局長―なるほど、ね。陸軍の統制派はずるいよ。あんまりだ。 編集長―ストーリーの展開から見れば、うまく行ったな。そのあとにテロ組織玄洋社の広田弘毅が内閣を組織して、11月ナチス・ドイツと協力してソ連をたたく防共協定を結んだ。ソ連侵略は秘密条項だ〔1〕。陸軍は、海軍と反対に東南アジアよりも満州の国境線を北に延ばすことに執着したから、あきれるよ。 特派員―昭和12年度の軍事費が世界的にショッキング。予算額では歳出の46.4%で前年よりわずかに高いけど、臨時軍事費がめちゃくちゃ増えて結果的に総歳出の62.4%にまで急上昇した〔2〕。 ナモネ氏―クーデターが成功したという証拠になる。 放送局長―話が逆だ。普通なら陸軍の軍事費は減らされる。 特派員―ええ、管理責任がありますから、ね。 編集長―天皇がそこでも思いきってストップをかけてたら、な。おかしなストーリーだ。 ☆ 放送局長―やはり帝都の真ん中での反乱は、真ん中での反乱は、陸軍統制派の陰謀だと思う。近衛文麿が断言したとおりだ〔3〕。それを証明するのは中橋中尉の動きだよ。1933年に栗原安秀中尉の影響を受けた昭和維新の内乱未遂事件に連座して満州に流されたが、2年後の12月古巣の近衛歩兵第3連隊に戻った〔4〕。これがおかしい。3か月後歩兵第1連隊の栗原中尉らと共同でクーデターだ。 特派員―満州帰りのきざな役者ですよ。あやつられた登場人物だとは思えない。 編集長―軍人は命令に服従しなければいけないな。 アロマ―近衛兵というのは、天皇と宮城を:警護するのが役目ですよ。帝都の真ん中で反乱を起こしたら、天皇や皇族が何と思うかな? 特派員―なるほど。中橋は一人で天皇の敵の役も演じてるな。記号の密着がある。 ナモネ氏―そう言えば、そうだ。中橋と建設直前の真中橋には秘密のリンクがあるように思えてきたな。いくら天皇親政のためだろうと、重臣ブロックを大量虐殺するのはひどい。 編集長―コンクリートの真中橋建設工事に予算をつけた政治家たちだと考えればいい。中橋の復帰はタイミングが合ってる。 放送局長―NHKが文書を調べれば、簡単に分かることだ。 特派員―実際そうでしょうね。建設工事にゴー・サインを出したから、岡田啓介首相が真っ先に襲撃された。殺害の情報が流れたけど、この人はうまく逃げた。 編集長―言うまでもなく議会制の崩壊を防がなければ、国家そのものが危ないな。テロリストの満州帝国に支配されるところだった。 放送局長―先に登場する3人の〈てる〉の関係は、どうなんだろうな? 編集長―高松宮のシナリオだな。日記を読めば、そう思える。 ☆ ☆ ☆ □ V字型の階段の記憶 34 A Dizzy Atmosphere; Dizzy Gillespie Sextet 1,4 wikipedia 2 昭和2万日の全記録 日中戦争の道 ▼ List
3 高松宮日記メモ ;
昔どこかで見たようなクーデター計画 真中橋 大館橋建設計画の始まりと終わり 重臣ブロック 長谷川テル 石田博英夫人の回想 ▼ List 1 ; 大館大火の疑惑 回想 1 長谷川テル関連記事 |
★〈サムシング・スペシャル〉は都会を歩く女たちのイメージ [A] ☆ ☆ ☆ Updated 2013.1.14 アロマ―米放送局長は大館橋建設計画の始まりと終わりに5.15と2.26があることに疑問を持った。後編は、HHJによれば、どんな事件か? 大館橋と有栖川宮通り 編集長―2.26事件については前に簡単に話し合って真実の一面を明らかにした。大館橋と秩父宮の関係をテーマにしたとき。だから、ただ名前の記号問題に焦点を合わせたいな。クーデターの主謀者安藤輝三(てるぞう)にはこんなリンクがある。高松宮の幼名光(てる)宮。光の宮と書いてそう読む。反日宣伝放送の長谷川テル、ハチ公の青銅の像を制作した彫刻家安藤照。それから、真中橋にリンクがつく主謀者の一人中橋基明。どう考える? 半分半分放送局長―大館橋建設計画にからむ動きで分かったのは、2.26事件は秩父宮と昭和天皇の仲を裂くのが重要な目的だったということだよ。そのシナリオには、高松宮と長谷川テルの名前もあったと考えていい。高松宮はクーデターのときしばらく宮城に入れなかった。長谷川テルは、日記の最後に2.26事件を書いて満州青年と結婚して中国で宣伝放送をやった。高松宮は、日記の解釈と石田博英夫人の回想からすれば、その計画を立てたか、支援したか、いずれにしても関係したという疑惑が濃くなった。 ☆ ナモネ氏―安藤輝三の名前を聞いたときに、日本はもう天皇の国でない、陸軍幕府の国だ、そう絶望したと思う。 特派員―彫刻家安藤照は男性ですね。ハチ公の銅像は2年前の4月21日渋谷駅前で除幕式をやった。これは謀略だ、復讐だ、と直感した人は多かったはずですよ。 編集長―明治維新の復讐だな。維新という言葉を使うのは大正維新と同じく価値を下げるための逆手に取った嫌味だろう。天皇派とリベラルは、そう受け取るね。 ナモネ氏―安藤輝三大尉がそれを自覚していたとすれば、クーデター劇場の役者だったことになる。しかし、あのころ安藤と言えば、明治時代に復活した共産主義的な思想家安藤昌益。それから、津軽秋田と蝦夷の忘れられた日本海の支配者安東秋田一族だ。複雑に波紋が広がる。 放送局長―秩父宮が麻布の歩兵第3連隊にいたときの部下だったから、少なくとも秩父宮が巻き添えになるのは承知してたはずだよ、な。 アロマ―秩父宮と結びつけたのは誰か、それが問題よ。 ☆ ☆ ☆ □ V字型の階段の記憶 33 A Somethin' Special; Sonny Clark Quintet 1 昭和2万日の全記録 日中戦争の道 : 講談社 大館橋建設計画の始まりと終わり 重臣ブロック 大館橋と秩父宮 長谷川テル 大正維新 石田博英夫人の回想 ▼ List 1 ; 大館大火の疑惑 回想 1 日記の解釈 長谷川テル関連記事 |
★〈ブルー・コンセプト〉の傷つきやすいトランペットの音色 [A] ☆ ☆ ☆ Updated 2013.1.3 半分半分放送局長―〈2度ノックしやがった〉というのはおもしろいよ〔1〕。高松宮が怒りをぶつけたのは逗子なぎさホテルのルーム係の態度に対してだけど、事実だったか、な?おれはそう思わない。 特派員―ナモネ氏はどう解釈しますか? ナモネ氏―ナモネ(何にもない)だよ。その日の日記には、宿泊人の名前の高崎と駅の高崎が出る。 編集長―高松宮はかなりいらいらしてるね。 JR大館駅 アロマ―前橋の知事官舎の一室で? 編集長―明くる日、赤城山の猪谷旅館で、かもしれないな。高松宮は高崎というミラー・イメージに不安なメッセージを感じ取った。 放送局長―罠の中だとしたら、徳川派とテロ組織玄洋社の罠だな。高崎というミラー・イメージには恐怖感が湧かないけど、しばらくして特派員から高崎ハムについて聞いて、ぞっとしたよ。 ナモネ氏―その話は気が進まないが、なあ。 放送局長―高崎ハムは群馬畜産加工組合として1937年つまり昭和12年創業、翌年本社がある高崎市の名前をかぶせて高崎ハムに社名を変更した〔2〕。首都圏ではおなじみのブランドだ。つまり、例の女官が赤ちゃんを産んでから9年後、高崎ハムが世に広まった… 編集長―そのせりふで人間の勝利だ。高松宮も米放送局長の勇気とウィットに感謝すると思う。 放送局長―何でもないことだ。 ナモネ氏―9年後というのは、第2次上海事変の年で、長谷川テルが香港に脱出した。そして、おそらく日本を非難する放送の第一声をあげた〔3〕。 ☆ アロマ―うそっぽい、と思うのは、逗子なぎさホテルで高松宮の靴にミカンが2個入っていたってことね。高崎男爵の令嬢のいたずらか、と疑うけど、その仕返しをしてやろう、というのは大げさよ。 ナモネ氏―高崎男爵の登場はおもしろくないはずだな。 アロマ―高松宮は何か他のメッセージをこめてる。ミカンと言えば、静岡。 特派員―徳川の本拠地。 放送局長―童謡歌手川田正子が歌った〈みかんの花咲く丘〉だよ。動揺させる歌手だ。 アロマ―ええ、ずっと前に話を聞いたけど、あのヒット・ソングは並木路子の〈リンゴの唄〉に対抗してつくられた。 放送局長―そう、作曲者の海沼實は静岡のミカン畑を見て曲を書き上げた〔2〕。伊東市で行なわれるNHKラジオ放送の前の日に。1946年の夏だ。〈みかんの歌〉という題名だったけど、〈リンゴの唄〉の作詞者サトウハチロウに嫌味を言われるから〈みかんの花咲く丘〉に変えたということだ。当然だな。〈リンゴの唄〉が大流行してたときだから、な。 特派員―高松宮日記の1947年8月30日。川田正子のお別れ放送。あれの解釈が変わりますね。編集長―〈放送の編集もよかった〉と汚い裏方をほめてるから、気になっていたよ。長谷川テルとオーヴァー・ラップする。 放送局長―〈みかんの花咲く丘〉は逗子なぎさホテルのミカンも想い出させるけど、あの出来事の復讐なんだろうか? 編集長―歌の陰に何があったか、どんなメッセージがあったか、だな。 ☆ ☆ ☆ A Blue Concept;
Art Farmer & Gigi Gryce Quintet V字型の階段の記憶 2; 長谷川テルという抗日戦線のヒロイン 2 wikipedia 3
V字型の階段の記憶 4 ; テルはラジオ放送局で仕事を始めた |
★〈夢想〉のクラリネットは何やらノスタルジーにおぼれてる [A] ☆ ☆ ☆ Updated 2012.12.24 特派員―フィガロのアルノー(Régis Arnaud)記者は真相を知ってる〔1〕。無謀な解散を責めてから、こう言う。〈この逆転は安倍普三の仕事への回帰をも聖別する。〉つまり、自民党総裁にささげたということです。 マフラー 編集長―壊れ放題の船にいるみたいに、ね。 半分半分放送局長―とにかく安倍はウルトラ・ナショナリストだ。憲法改正して9条に国防軍を明記するつもりなんだ。あれは首相の背後にある黒幕だよ。 特派員―話をつづけると、〈経済計画に関しては、現金で経済をおぼれさせてデフレーションを末路に追いこんで、基盤整備事業を打ち上げる〉? 編集長―古くさい手だ。しかし、現金を食うわけにはいかない。 ナモネ氏―それでデフレが終わるか?私には分からないな。 放送局長―物価と公共料金が下げれば、おれは文句はないね。無責任で、ね。 ☆ アロマ―食べればいいってもんじゃないわよ。 放送局長―そうだ、そうだ。 特派員―米さんでさえそう思ってるんだから、なあ。 放送局長―大館市は〈めいど・いん・おおだて〉というひらがなのキャッチ・フレーズで地元のものを売りこんでるな。〈冥土〉はないよ、な。米の売れ行きはどうなんだろう? ナモネ氏―ひどいもんだ。〈あきたこまち〉は食べたくないが、な。 編集長―米のおごりはスシか? 放送局長―ゲロが出るだけだ。しかし、何を隠そう、おれは東京神田のすし屋のせがれなんだ。こっそり汚い手を使うから、中学生のとき米家の恥だってんで、大騒ぎだ。それで、親子丼を発明して、商売に悪い影響が出ないよう仲直りした。仲直りしたけど、さ。どっちも芝居狂いになっちまって、ねえ。 特派員―それで、放送局長の才能を認められたんですね。よく分かります。 ☆ 特派員―ところで、アルノー記者はさらにこう言ってる。〈彼は憲法の平和主義条項をけずり、憲法が保障する個人の権利を減らすつもりである。〉〈外交では、中国と対決して断固とした態度を取る。核エネルギー政策には最も好意的なリーダーである。〉正確なレポートです。 ナモネ氏―自民公明連立政権は衆議院で3分の2の議席だから、参議院でも3分の2を取れば、憲法改悪草案を国民投票にかけられるな。 特派員―ええ、そのとおりです。 編集長―憲法改正の問題は原子炉以上に危険だから、総理大臣は日の丸特攻隊の覚悟をしなければならないな。 特派員―アルノー記者も〈無益なリスク〉だと言ってる。 編集長―何度も言いたくないけれど、自民党の憲法草案は自滅の歌だ。壊れた船を修理しないで、目的地にたどり着こうとしてる。行く先は火を見るより明らかだ。 ナモネ氏―日本人の大多数は修理作業を待ってると思うよ。 放送局長―あんな憲法草案は草場の陰に眠らせておくべきだな。栄養不足の子ともが増えたっていうじゃないか? アロマ―ええ、そうよ。インスタント・ラーメンの売り場が広くなった。パン類は、にぎやかだけど、ミックス粉が増えた。 特派員―想い出のチキン・ラーメンがずらり並んでる。哀愁のスーパー・マーケットですね? 放送局長―話がアウトしてしまうな。消化不良だ。 ☆ ☆ ☆ レアチーズクリーム・パンのようでない議会政治 B A A
Reverie ; Ron Hockett Quintet 1 Victoire magistrale de la droite au Japon Par
Régis Arnaud Mis à jour le 17/12/2012 à 06:43 |
★ベースとトロンボーンに引き込まれる〈24時間過ぎて〉[A] ☆ ☆ ☆ Updated 2012.12.24 新発売のパン *** アロマ―米放送局長の感想を聞きたいわ。 半分半分放送局長―なるほど、ね。〈もどす〉とあるけど、消化に苦しんでゲロを吐いたという意味だな? 特派員―ええ、そうです。どんな食べものか、とても言えませんよ。 放送局長―日本列島に住んでる人たちはみじめだよ、な、君。今日はおれのおごりで、と思ったけど、明日だ。タイミングが悪い。 特派員―ぼくは平気でレアチーズクリーム・パンを食べてる。 放送局長―おお、そうか?〈一途な消費税引き上げ〉にそれが反映してるみたいだな。 アロマ―見かけは平凡だけど、中味がたっぷりなのよ。 特派員―日本の議会もそうなってほしいもんですよ。フィガロは見出しでこんな嫌味を混ぜてる。このレポートは零時前に出た。 Victoire magistrale de la droite au Japon〔1〕 放送局長―日本で右翼のマジストラルな勝利?おかしな単語があるな。 アロマ―魔法使いの勝利? 特派員―マジストラルというのは、辞書を見たら、尊大な、主要な、見事な、という意味があるけど、薬学用語では〈医師の処方による〉 ☆ ☆ ☆ レアチーズクリーム・パンのようでない議会政治 A B A 24-Hour
Leave ; Julian Priester Quintet 1 Victoire magistrale de la droite au Japon Par
Régis Arnaud Mis à jour le 17/12/2012 à 06:43 |
★〈フィーヴァー〉は男にふさわしい歌だけど、女もいいな [A] ☆ ☆ ☆ Updated 2012.12.13 特派員―野田首相の解散の切り札で衆議院選挙は明日公示されます。NHKの調査よれば、自民党が優勢らしいけど、ナモネ氏はどこに投票しますか? ナモネ氏―長谷川編集長が買ってきたさっぽろ屋のてんぷらうどんだよ。 特派員―京都風の薄味ですね。 半分半分放送局長―てんぷらの味が決め手だけど、これはちょっと、な。 編集長―98円だから、な。秋田市のメイカーだ。民主党を応援するつもりはないね。日本維新の会もナンセンスだ。冬の日曜日に桂城小学校わきの投票所に行くには、何かが必要だな。 放送局長―あたたかい話がないか、なあ? 栄町 編集長―機械で投票しない選挙になぜ文句を言わないのか? 特派員―そうすれば、半分半分放送局長米明が勝つ。 ナモネ氏―社民党の石田寛が強いな。22日小坂町が放射能汚染焼却灰受け入れを再開した。反対派は浮動票をさらえる。 特派員―焼却灰の運搬は東北ハイウェイ経由に変わりましたよ。大館駅と市内は通らない〔1〕。 編集長―それはそうだけれど、汚染焼却灰の永久的な危険さを最大の争点にすれば、案外楽に勝てるチャンスがあるかもしれないな。 放送局長―しかし、金以外に絶対的な価値を失った国だよ。 ☆ 特派員―民主党は行政改革に取り組むような話をして、結局、鳩山元首相も小沢元幹事長も期待を裏切った。特派員は、どうせそんなことだろう、と思ってたけど、石原慎太郎が代表になった日本維新の会はやはり霞ヶ関の行政を変えるような宣伝をしてる。これをどう思いますか? ナモネ氏―中央の官僚に責任を負わせるのはいいが、ご自分らは無責任。自覚がないな。今まで行政改革の話をしたことがあるのか?選挙向けの誇大広告だよ。 編集長―霞ヶ関批判は21世紀にかなり多くなって、いいことだけれど、ね、内閣や他の政党はあそこを透明化する気がない。雲の上の存在だ。これは国民の意思を代表する立法府の責任だろう。 半分半分放送局長―そう、霞ヶ関は口実に利用される傾向があると思うね。悪い役人はどこにでもいる。 ナモネ氏―戦前の天皇と皇族が利用されたように、だ。 編集長―霞ヶ関に神様がいるとしたら、霞ヶ関神社だ。 特派員―霞ヶ関寺もいいですよ。 アロマ―てんぷらとテンプル(寺院)。あたしは、どっちかと言うと、てんぷらそばが好き。 放送局長―うどんを食べたくない理由が哀れだよ、な。関係ないか? ナモネ氏―しかし、てんぷらとうどんも本当は無関係でないか? 編集長―伝統的には油揚げがのって、きつねうどんになる。 特派員―思い切った新しい試みですね。 ☆ アロマ―今日はナモネ氏のおごりで天丼のご馳走ですよ。 半分半分放送局長―いつも食べてる。 編集長―最近のエビフライはパン粉と小麦粉の油揚げみたいなもんだから、あきれるね。 特派員―エビが入ってれば、いいほうですよ。 ナモネ氏―天丼と日本未来の党は何の関係もないよ。 放送局長―あの党は美人知事嘉田由紀子の顔で勝つつもりだ。甘いな。中味はほとんど小沢一郎の国民の生活が第一党の議員で、びっくりだ。 編集長―岩手の影の将軍のうしろには闇の組織があるという構図だな。好戦的なウルトラ右翼団体だと思っていい。 ナモネ氏―北秋田の人間は震えてる。影の将軍は、と言えば、知らん顔だ。天下国家にこだわるのはいいが、戊辰戦争の歴史確定作業の提案に対して岩手県から反応がない。 特派員―気味の悪い沈黙ですね。 放送局長―〈国の品格がない〉と公約で言ってるけど、説明はない〔2〕。考えてみたら、国際社会での弱腰に文句を付けてるんだよ、な。 編集長―意味が狂ってる。 ☆ 放送局長―おいしかった。丼という漢字は井戸の井の中に点があるけど、これは天国の天に通じるのか? 編集長―井戸の中に入ってゆくとんぼを描いた絵だ。とんぼは金銀銅の鉱物資源の発見と、それからはじまる鉱害などの悲惨な状況を象徴的に表わしてる。 アロマ―すると、民話のだんぶり長者はとんぼ長者の意味だから、天丼は天のとんぼなのね? 編集長―たぶんそうだろう。 ☆ ☆ ☆ A Fever; Peggy
Lee Benny Goodman & Tommy
Dorsey Orchestra 1
おおだて新報 北鹿新聞 2012年11月23日 2 未来の党HP 憲法に国防軍 とんぼ長者 ▼ List
11 仮面について: 黒・白・赤、1;5 [3] |
★街路の真ん中にいるような名曲〈タキシード・ジャンクション〉 [A] ☆ ☆ ☆ Updated 2012.11.29 特派員―ハード・ディスクを交換したから、新品のコンピューターですね。 アロマ―ハード・ディスクのエラーの原因は分かったの? 半分半分放送局長―いや。 特派員―でも、一晩でインターネットの接続ができたので、ハッピーですよ。 放送局長―電源を入れなおすと、うまく行く場合が多いな。それだけのことだ。 アロマ―まずコーヒーを飲んで、それから悠然と電源を入れなおす。なるほどね。 編集長―合川のおばさんのジャガイモを食べて、いやなことは忘れよう。 旧中華料理店 放送局長―素材はいいだろうけど、おれは楽しむ気分にならないね。一番食べてるけど、な。 ☆ 特派員―裏の2階建ての建物を取り壊したけど、借地代はどれくらい減るんですか? 編集長―まだ分からないね。計算中らしい。 ナモネ氏―惜しい建物だった。昭和15年に建てたもんだ。田村鉄工所の今の事務所と同じ年に、な。 特派員―あれは大館市が差し押さえて、公売に出したけど、売れませんでしたね。 アロマ―大館市が芸術文化のために活用しなければ、だめよ。小畑市長は金になることしか考えないから、いやね。 編集長―アロマの言うとおりだ。中心市街地活性化計画というのがあるけれど、これも死文化してる。看板とポスターをたくさん派手に並べるだけだね。 ナモネ氏―大館の中心とはどこだ、という意見が市役所に寄せられたそうだ。私もそう思っていたよ。大館市の回答は分からんが、当然栄町でなければならない。 編集長―大館橋と栄町。全体の構図を決めて、デッサンを描くべきだ。 ナモネ氏―そうだ。基本を忘れてる。 特派員―大町関係者が御成町区画整理事業に触れて、市長には大町と連動した活性化という視点がないと批判してる。都市工学で何を学んだか?そんなニュアンスが滲んでいましたね。 アロマ―でも、その人にもブリッジの観念がない。二つの繁華街の間に栄町と田町があるっていうことを全然考えようとしないもんね。 編集長―ぼくは冗談みたいに栄町ルネッサンスを吹き込んでるよ。 特派員―その影響かどうか、今日は黄色の建物の解体工事を見て、びっくりしました。 編集長―たぶん中国政府が苦情を言ったんじゃないか?中華料理店だから、な。 特派員―ばっちり決めましたね。 ☆ ☆ ☆ A Tuxedo junction;
Glen Miller and His Orchestra |
★スタンダードの〈言い出しかねて〉の香り高い演奏。 [A] ☆ ☆ ☆ Updated 2012.10.18 アロマ―原宿はファッションの街だけど、編集長にはミステリーの街ですね? アメリカ屋 アロマ―そうだったわ。絵描きだっていうこと、忘れてた。 半分半分放送局長―しかし、原宿の話は聞いても、あの街の絵を描いたっていうのはないな。 編集長―ただ散歩する街だったな。ぼくが行く図書館は竹下通りの渋谷区立図書館と有栖川宮公園にある都立中央図書館だった。 特派員―竹下通りは原宿駅前の、表参道に並行する狭い裏通りですね。 アロマ―若者向けのいろんな個性豊かな店が並んでる。カタログ雑誌みたいな楽しい通りよ。 編集長―そうだね。ぼくはただ眺めるだけだったよ。 アロマ―でも、75年の夏原宿のすてきなミセスと知り合いになった…あれがミステリーでなくて何なの? ☆ 編集長―あれは確かに今でも気になるときがあるね。自転車が車のドアに引っかけられて腰にひびが入り、新宿の病院に2週間寝ていたときだ。車のドアと言ったけど、ぼくにはその瞬間が分からなかった。家に電話すると、父が〈いい骨休めだな〉と冗談を言った。それから、二科展の前でいそがしい荻原さんに電話をかけたら、アンダーソンさんが出たので、事故にあったことを話した。すると、何日かあとに病室の前の長椅子のそばでタバコを吸ってると、上品なミセスが話しかけた。背が高くスタイルがいい。ファッションのセンスがいい。アメリカで暮らしていたような感じだった。息子の見舞いに来たんだけれど、〈長谷川喜作〉という名前に気を引かれたように思えた。関心はかなり強かったな。そして、原宿に住んでる、と自分から言った。 放送局長―ハセは明治神宮の向こう側だな。 編集長―そう、それからまもなくミセスは佃煮を持って見舞いに来てくれた。優しくてチャーミングな女性なんだ。しかし、名前も住所も聞き忘れて、あとであの辺を歩くと、そのミセスが気になった。偶然会えればいいな、という期待感が消えなかった。 放送局長―ミセスはアンダーソンさんと知り合いなのか、という疑問はおかしいかな? 編集長―そういう想像はなかった。子どもの見舞いに来たというのは、病室がちがうけど、本当だと思うね。 アロマ―佃煮は家庭の味よ。 編集長―実際、そのあと母が来たね。房総半島の観光旅行の帰りだった。原宿のミステリーは、3年後にも起きた。妹の珠美がデザイン専門学校を卒業するとき商店会のイベントで豪華なフランス旅行が抽選で当たったんだ。これは、珠美が不安を感じるほど幸運な夢のようなドラマだった。 アロマ―エール・フランスで行ってロワールの城めぐりも楽しんだって。 特派員―すばらしい偶然、と言っていいかどうか? ☆ ☆ ☆ ☆ 恋文横丁の暗い記憶 D A I can't get
started ; Salvatore Camarata Big band ミステリーの街 長谷川 原宿駅 |
★都会的な影のある〈ブルー・イン・グリーン〉 [A] ☆ ☆ ☆ Updated 2012.10.5 アロマ―自由の意味を知りたいわ。 半分半分放送局長―自分の好きなようにできることだ。 特派員―何を好きなようにできるか、疑問だな。 ナモネ氏―思考の自由。 放送局長―行為の自由。表現の自由。 特派員―表現の自由は憲法が個人の基本的な権利として定めていますよ。 大館橋南 有栖川宮通り 放送局長―スケジュールがない、暇、邪魔されない、という意味だろう?言い換えれば、自由な行為ができることだ。 特派員―でも、水道栓をひねって水が出なければ、自由が傷つく。 ナモネ氏―大館市役所の責任だよ。 特派員―生活環境のネットワークが問題になる。それが安定していなければ、自由な状況ではないな。 ナモネ氏―そのとおりだ。しかし、料理をつくる条件がそろったとしても、自分に生半可な技術しかないとしたら、自由でないと思うが、どうかな? 放送局長―おれが言いたかったことだ。 [cat willow
2012.7.25] ☆ 特派員―青森県代表の光星と大阪桐蔭が決勝に進出〔1〕。 放送局長―そう?甲子園野球は変なスポーツだよ。よく100年もやってると思うね。 アロマ―史上初めて春夏連続で同一カードだそうよ。カードが狂ってる? 放送局長―そう、栄光のために裏が汚くなった。野球のために高校が悪くなった。 編集長―古い話だ。無邪気な人たちに聞きたいけれど、なぜ甲子園の高校野球チームはみんな坊主頭なのか? アロマ―そんなのは世界の常識。坊主頭のプレイを強制するのは仏教に決まってるわよ。 編集長―なるほど。外国人には簡単だ。 放送局長―しかし、選手たちがみんな仏教の信者なのか?アメリカ人もびっくりだ。 特派員―坊主頭のプレイに反対する選手が一人もいないんですか、ね? アロマ―プレイ(play)はプレイ(pray 祈り)だから、なんて。 [cat willow
2012.8.22] ☆ ナモネ氏―よそ者の市長を選んで、大館市は駄目になったな。 特派員―分かりきったこと。小畑元市長は、大館の街がどうなろうと知ったことじゃない、という態度で20数年。 放送局長―今の大館が小畑市政の果実だな。空地だらけ。 ナモネ氏―ゴミだらけで、やりきれんよ。 アロマ―やっぱり大館の街に本当に愛着を持ってる市民から市長を選ばないと、だめよ。霞ヶ関にいた人間をトップ・リーダーにするなんて、馬鹿だわ。 放送局長―大火の話で大館の街についていろんなことを学んだ。市長は抽象的に大館を知ってるだけだ。市民と大火の歴史を共有しない人は、何年住んでも、大館人じゃないと言いたいね。 ナモネ氏―そう、よく言ってくれた。その違いは非常に大きいぞ。経験者は街路に愛着を持つもんだ。 特派員―金の取り方がうまいから市長になれた人ですよ。どこからどうやって取るのか、知りませんが、ね。それと裏表の関係で中央の大企業や国家暴力団、国際テロ組織など極右勢力とほとんど思想的な対立がないんだから、レジスタンスどころか、媚びへつらいですよ。 放送局長―汚い金を取って大館文化をつぶした市長だな。 アロマ―そうよ。今は芸術文化も徹底的な管理統制で、情けないわ。 ナモネ氏―あれで、何とか独創的な日本文化を作ろうとがんばってる面もあるから、お笑い草だよ。 放送局長―そこに近代日本の悲劇があるね。ヨーロッパやアメリカの真似っこのほうがまだかわい気があっていい。 アロマ―絶対に自然だわよ。アトリエのオーナーはいいデッサンを仕上げて制作に取りかかるから、プロも感心する。 ☆ ☆ ☆ A Blue in green;
Bill Evans Quintet 1 デーリー東北 2012/08/22 関連記事一覧 |
★〈インタープレイ〉の哀愁に満ちたベースとピアノがいい [A] ☆ ☆ ☆ Updated 2012.9.30 特派員―ブロックは食堂の半地下にも使われていますね? ナモネ氏―ああ、そうだ。はせ川食堂は3度目の大火のあと防火設計の建物にした。半地下室はコンクリート建築の倉庫になって防火用にトタン張りの扉が付いたな。壁には十和田軽石ブロックを使用した。軽石ブロックは花輪で製造されていた。1階のブロックはどこで作ったものか? 編集長―母さんの話では鷹巣にあった会社ですね。社長がミニチュアの帆船を趣味でつくっていて、開店祝いに1隻もらったので、飾り暖炉の上に置いた。 小繋 七座神社前 背景にきみまち阪 編集長―新しい食堂は、写真でも分かるとおり都会風のレストランだった。〈はせ川食堂〉の赤いネオンがまぶしく光っていた。 ナモネ氏―あのチョコレート色の帆船には何か訳があると思ったもんだが? 編集長―しかし、想像だけだから、な。 特派員―オープンの日の記念写真には帆船の前にネクタイをしめたダンディがいますね。あれは小繋の誰ですか? 編集長―高橋家の3代目当主正一さんだ。大正生まれ。2006年に亡くなった。母親は長谷川喜之助の姉。11人の子どもたちの長男だよ。小掛(こがけ)集落の煙管人形を見たとき、小繋のじいさんに似てると思ったね。 アロマ―誰が見ても、農民ではなかったわ。 編集長―きみまち阪の守護神だよ。 半分半分放送局長―船に乗っていたんじゃないか? 編集長―戦争中は満州で国境警備の任務についていたそうだ。ソ連が攻めてくる前に満州の南に移った幸運な人だ。 ナモネ氏―岡田真澄がきみまち阪の庭で王様を演じたような人だったよ。 アロマ―そう、小繋の実家は何か不思議ね。 編集長―隠れキリシタンだったと思うね。 ☆ 特派員―きみまち阪はロック・ガーデン。あれもブロック(blocck)というわけで、東京のストーリーにもどると、野良犬ハチ公はそれから人気者になった。亡くなった主人の帰りを駅で待つ姿が共感を呼んだ。 編集長―待つことに象徴的な意味を感じる人たちが出てきたな。 ナモネ氏―明治精神だ。忠実な生きものだよ。 特派員―ええ、同じ年に新大館町の地図製作と大館橋建設計画がある。しかし、カレンダーが変わり、その次の年1933年2月、真中橋の近く下川沿で生まれたプロレタリア作家小林多喜二が築地警察署で虐殺された。 編集長―築地の魚市場の近くで、と言わなければ、だめだ。 特派員―ええ。そのころ、重臣会議と日満経済ブロック(bloc)という言葉が並行的に現われる。こっちのブロックにはkがつかない。 編集長―あの〈重臣ブロック〉の奇妙なアレンジだ。 放送局長―〈重臣ブロック〉というのは普通の歴史書にはないよ。 特派員―大阪毎日新聞が1937年2月重臣ブロック排撃を目的とした2.26事件に関連付けてこう書いていますね。〈重臣の範囲は明確でない〉そして、当時の重臣として最後の元老西園寺公望(きんもち)、首相経験者の清浦奎吾(けいご)と若槻礼次郎、前内大臣牧野伸顕、前枢密院議長一木喜徳郎、枢密院議長平沼騏一郎、内大臣湯浅倉平の名前を挙げてる。でも、平沼はA級戦犯容疑者になるから、疑問ですね。 編集長―重臣会議と日満経済ブロックも聞きなれない言葉だ。簡単に説明してくれないか? 特派員―重臣会議は天皇に新しい総理大臣を選定したり国の重要事項を審議する諮問機関ですね。明治以来元老たちがそれをやっていたが、元老が年老いた西園寺公望ひとりになったので、補佐的な重臣会議を創設した。メンバーは総理大臣経験者と枢密院議長。1934年7月から1945年の鈴木貫太郎の終戦内閣まで継続した。形式だけの諮問機関ですね。 放送局長―東条英機の首相就任を止められなかったから、な。 編集長―〈重臣ブロック〉は本当にブロック(block)して、昭和天皇の回想によれば、〈恨み〉を残した。 特派員―日満経済ブロックは、ファシズムの侵略戦争を防ぎ止めるためでなくて、それがうまく進行するための全産業的な自立経済圏構想。他に依存する必要がないので、遠慮なく仮面をつけた恐怖政治ができると考えたわけだけど、石油が出なくて、泥沼に落ちた。 ナモネ氏―あれも天罰だ。石油が採れていたら、中国は本当に滅茶苦茶に荒らされていたな。 編集長―ともあれ、〈重臣ブロック〉が本当に存在したとしたら、顔があいまいなのは昭和の真っ暗な恐怖政治の幕開けにふさわしいと思う。裏の戦いがすごいということだ。 ☆ ☆ ☆ □ V字型の階段の記憶 32 A
Interplay; Bill Evans Quintet ミニチュアの帆船と真澄 菅江真澄と長谷川 隠れキリシタン 築地の魚市場 〈重臣ブロック〉 ▼ V字型の階段の記憶 26; 宮中の陰謀と真中橋の花崗岩のブロック 昭和の恐怖政治 |
★南国の海辺の木陰でまどろむような〈ボニータ〉 [A] ☆ ☆ ☆ Updated 2012.9.21 編集長―40年前の10月だったかな?銀座の松屋デパートでスウェーデンの肘掛け椅子を見つけた。世界文学の名作を書くのにぴったりだったね。 半分半分放送局長―一目ぼれか? 編集長―そう、非常にめずらしいことだ。 特派員―あの椅子は本当に名作ですね。
☆ 特派員―いろいろ聞いてみたいけど、あの椅子の材料は何ですか? 編集長―ブナ。そのころは何とも思わなかったね。青い色は20世紀の末に塗りかえたものだ。ぼくが感心したのは、繊細なデザインだけれど、強くできてるということだ。肘掛けの細い板は弾力があって、かなりの重さに耐えられる。 放送局長―白神山地周辺ではブナが材料として使用されなかった。今でも同じだ。そんな話は聞いたことがない。水と自然環境は守られたわけだが、ちょっと家具などに利用してもよかったんじゃないか、と思うね。 編集長―迷信でもあるかもしれないな。ブナは、どういうわけか、何かを製作する材料としては見られなかった。その可能性は、スウェーデンの人たちがイメージを描いて現実化したものだ。 特派員―ブナが創造的なマチエールだとは思いませんでしたね。 放送局長―木材は何でも創造的だよ。 編集長―比内の人の話では、この地方にはブナの森が普通に広がっていた。それがほとんど残っていないのは国が敗戦後杉の植林に力を入れたからだ。 アロマ―そのときブナの活用法も考えればよかったのに、ね。 放送局長―スギ、ヒバ、ヒノキなんていうのは昔から縁起がいいのだ。 ☆ アロマ―組み立ては自分で? 編集長―もちろん、簡単だ。軽いから自分でケースを持って電車で帰った。背もたれにローマ字で名前をプリントしてくれたから、その日じゃないな。プリントの文字はあまり長持ちしなかった。 放送局長―おれが感動したのは、キャンバスの背もたれの心地よさだ。 編集長―そう、離れられなくなる。心地いいのは、なぜかと言うと、キャンバスの左右に細い棒を入れて、それを椅子の脚にボルトと蝶ナットで固定してるけれど、背もたれの角度は上半身の動きに合わせて柔軟に調節されるような設計だからなんだ。 アロマ―腰を下ろすところも自由に調節できていい。 特派員―よく考えたもんですね。安上がりで、シンプルで、優しく涼しいタッチ。 アロマ―肘掛け板を牛革とボタンで留めてあるけど、しゃれてるわ。 放送局長―にくい演出だよ。 アロマ―全体的にエレガント。ファッションのセンスで製作してる。女のデザイナーかな?そうでなければ、女のセンスを生かした作品ね。 編集長―デザイナーの名前は覚えてない。メイカーも、ね。サーチでスウェーデンの椅子などを見たけど、これと似たような作品はなかった。 放送局長―あのころキャンバスを張った椅子と言えば、組み立てのディレクターズ・チェアだ。それがヒントだろうな。肘掛け椅子というのはどこから想像したのか?ともかく、ユニークだよ。 アロマ―アウト・ドアにも使える。 編集長―そう思ったね。しかし、実際にアウト・ドアに持って行ったことはない。一度夜行列車で使おうと思いついたこともあるけれど、幅が広いから、夢想だけで止めた。 アロマ―夢想にぴったりの椅子だわ。 特派員―椅子の製作はむずかしいんじゃないかな?壊れないことが第1条件だから。 編集長―そう、そのとおりだ。自分で生活の中で使わなければ、いい創作はできないね。 ☆ ☆ ☆ □ 旅の雑貨屋 12 A Bonita ; Illinois Jacquet and His
Orchestra 注 ; 脚のキャップは100円の市販品。 人間の動きと椅子 |
★チェンバースの粋なベースがいい〈ジャスト・スクイズ・ミー〉 [A] ☆ ☆ ☆ Updated 2012.9.13 アロマ―編集長は最近の秋田市については知らないの。 半分半分放送局長―何かあるんじゃないか? 特派員―本当のことですよ。たしか秋田市には20年以上行ってない。ねえ、編集長? 編集長―そう、別に行かなくてもいい街だから、な。公費悪用問題や長木ダム問題で嫌われたせいもある。 特派員―大館橋の住民監査請求が通っていたら、行けましたね。 編集長―JRに4000円やらなくて、よかったよ。ハンバーガーとコーヒーで5000円は軽く消える。 旧小坂鉄道 御成町踏切り 編集長―そういうことだ。ぼくはこれで失礼するよ。 ナモネ氏―新しい県立美術館が秋田市にできたが? 編集長―HHJが見たいのはただ県庁の文書。 放送局長―HHJが見たいのはただ県庁の文書?黒塗りの文書でなくて、うっとりするような美しい文書? 特派員―何と言っても〈美の国〉だから。でも、なぜか秋田市と横手市にだけ県立美術館がある。 ☆ アロマ―秋田と大館の差は開くばかりよ、ね。 放送局長―秋田市は、地理的にも南北の接点にあるから、県の施設が集中する。それが経済的な繁栄につながるのは当然だな。 編集長―計画的に適正な配置を考えなければならないな。文化に関して言えば、ナンセンスだ。秋田県の戦後の事業がどれだけ文化の発展に役立ったか、それを明証的に示すことができなければ、な。 放送局長―ウィーク・エンドに絵を見たり音楽会に行ったり、人間らしい豊かな文化生活ができた。一粒の麦が一本の麦のままでも、それでいいんじゃないか? 編集長―そこから創造がはじまらなければいけない。暇つぶしと好奇心のためなら、無駄だ。 ナモネ氏―創造につながらない知識を集めても、仕方がないな。 放送局長―民衆というのは文化に関して無欲なんだ。黙って順応してる。 特派員―せいぜい事業の収支報告を気にするだけですね。 ナモネ氏―それは行政機関の罠で、な、金のことしか理解しようとしないから、市民は芸術的な話をしなくなるのだ。HHJみたいに芸術でも哲学でも大声で理解させようとしなければいけない。 特派員―政治はそんなことにかかわらないという法律がどこかにある。 アロマ―そうよ、ね。芸術的な話と言えば、あたしがチェックしたかぎり市長と知事はどんな作品でも喜んで受け入れて一度も批判したことがない。喜んで。 放送局長―理解力がないというより政治的な計算だ。 ☆ ナモネ氏―まあ、とにかく、寄せ集めの知識と薄っぺらな経験と思い上がりで二度も国を滅ぼすのか、と心配だよ。 放送局長―歴史の記録に残ってないのがあるはずだよ。ところで、今日は特急〈つがる〉を駅と列車のアナウンスで〈チガル〉と現地風に発音してもらいたいとJRに要望書を出そうじゃないか、という話に向かう予定だったけど、別の線路に入ってしまったな。 特派員―チガル文字で表記するなんていうのも、いいアイディアですよ。 編集長―この枝豆はいい味だな。 ☆ アロマ―銀座に秋田美人の巨大な白黒写真の広告、あの古くさい笠を見て、あたしは気分が悪くなったけど、どう思いますか?〔1〕 編集長―現在的でないおもしろくない作品だよ。特に秋田県庁の人間が実行したことが問題だ。秋田の伝統的なイメージを〈秋田びじょん〉の名前でいやいや食べさせて、どうするつもりなのか? 放送局長―これがJR東日本のための宣伝なんだ。あきれるよ。 特派員―事業費が約1500万円。裏の目的は某広告会社その他の援助。 編集長―文化を向上させようという気持がないから、哀れな喜劇だよ。 アロマ―ナモネ氏は、ただ見てるけど? ナモネ氏―気分とか気持などいう言葉が出たが、私は、これほど複雑な感じはありえないなあ、と思っていたよ。 放送局長―パレットであんまりたくさんの絵の具を混ぜると、そんな感じかな? ナモネ氏―混ぜた色の名前が分かればいいんだが、なあ。 ☆ ☆ ☆ □ 旅の雑貨屋 11 A Just squeeze me ; Warne
Marsh Trio 1 さきがけ新報2012/09/10 20:18 |
★ポーランド映画《夜行列車》のテーマのオリジナル〈ムーン・レイ〉 [A] ☆ ☆ ☆ Updated 2012.9.5 ナモネ氏―東シナ海の騒がしさかな、このむし暑い空気は ? 特派員―なぜか長木川で夕涼みする人たちが少ない。でも、紫外線が強すぎるせいですよ。 半分半分放送局長―しかし、あの人たちは昼寝をしない、なあ。戦争映画をつくりたがってるんじゃないのか? アロマ―いや、ね。 ナモネ氏―国境の紛争で得をするのは、国防団体だ。 大館橋 南交差点 アロマ―本当に戦争になる可能性はあるの? ナモネ氏―日本と中国は二度と戦争するべきでない。花岡に不戦を誓った石碑が立ってる。 放送局長―戦争したがるのは島国の日の丸団体だ。論理的にそういうストーリーに発展する。敵国が攻撃してくれば、誰が自衛の戦いに反対する?国民の人権がゴミ収集車で処分されても、仕方がない、で終わりだ。軍事政権が万歳だよ。 ナモネ氏―価値観が平和のときと反対になるのは、許せないことだ。 放送局長―しかし、そう言ったけど、同盟国アメリカの協力は当てにできるのか? 特派員―そうですね。中国と単独で戦うような状況に追いつめられないという保証はありません。つまり、アメリカの利益が問題。経済と思想の面から正しい戦争ではないと考えれば、傍観することも当然ありうると思いますね。 ナモネ氏―中国は戦争をきらう国だ。日本列島を攻撃するというのは、島国根性の妄想だよ。どんな理由があるのか? 放送局長―何と言っても、防衛省は国際テロ組織との戦争がはじまるまで責任のある行動を取れなかったから、な? 特派員―HHJが孤独に戦っていた。秋田の海岸が国境地帯だった。 アロマ―真実だわ、ね。ただ、アメリカ政府が中国の軍事力増強を一方的に批判するのを聞くと、あたしは心配になる。 放送局長―あれは、日本の味方だよ、というメッセージだ。日本国民のみなさん、安心してください、と言いたいのだ。 特派員―まさか、ね。相対的に日本の防衛省の発言力が強まりアジアの緊張をいたずらに高めるから、警戒してると思う。 ナモネ氏―何事にも限界はあるもんだ。中国が安定しているかぎり、東アジアの平和は揺るがないよ。 ☆ 特派員―そういう国際情勢と関連付けて大阪維新の会と大阪都構想を考えると、タイミングが悪いんじゃないですか?予測しがたい不安定な要素が増えるはずですよ。 編集長―戦前のように管理統制を強めれば問題はない、と、そう計算してるようだな。 放送局長―東京都に対抗する大阪都ではないんだ。戦力を二つに分けて機動的に戦う作戦みたいなイメージがあるよ。 特派員―幻惑的に、という感じですね。生き残るための作戦なら、理解できないことはない。しかし、何が生き残るのか? 放送局長―闇の中に潜在する第3帝国。第2次世界大戦後の朝鮮半島のコピーみたいに、な。 アロマ―真ん中に国境線が引かれるというの? 編集長―それはないな。内戦になれば、アメリカと先進国はもちろん、国連が大損だ。 ☆ 特派員―大阪維新の会は大阪市の公務員の政治活動を禁止した。自民党などもあとを追いかけて、そんな地方公務員法改正案を国会に提出した。公務員はただの機械になると思いますね。 編集長―一般国民を支配するための非情な機械にするつもりだろう。 ナモネ氏―大阪維新の会というのは、変革の理由がすっきりしないな。 編集長―反民主主義と考えてまちがいないね。 特派員―これから明白になるかな?橋下徹代表は前言をひるがえして31日国政に進出すると明言した。1週間後に新党旗揚げを正式決定するそうです〔1〕。 放送局長―大阪市長が新党の船頭さんになると、えらい大揺れだ。 ナモネ氏―呉越同舟の国会丸だ。民主党は選挙で惨敗だよ。 編集長―最小限、憲法を守る政治をやらなければいけない。しかし、それが怪しい。 放送局長―明治維新を参考にすれば、都道府県は本当の意味で自立してない。自冶がないから、国会が役に立たないときに何もできない。 ナモネ氏―HHJの決まり文句だよ。地方自冶法を改正すれば希望がある、明るい日本だ、というような甘い話だったが、逆方向に行ってしまった。 編集長―甘い話でも何でも、市町村が実体を取りもどさなければ、何もいいことはない。 特派員―黒幕政府がおそれるのは地方自冶法ですね。 編集長―そう思ったときがある。あれには抽象的なことは書かれてないから、憲法のようにそう簡単にごまかせない。 ☆ ☆ ☆ A Moon ray; Arty Shaw and His Orchestra 1 TBS 31日11:30 ▼ List 6; 地域主権の強化でも大館橋の修理は不可能だ |