2016年07月25日 天気 ガスのち晴れ 左:6:33登山口 中:6:39歩行開始4分後のベンチ 右:6:47山頂方向
この山名物タルマイソウが早速現れる。 南側には雲が一面広がる。木製歩道を進み、左右の灌木がなくなると、見晴らしの良さそうな道が続くが、見えるのは前方のみ。 やがて6:59丸葉のモウセンゴケが現れる。こんなザレの乾燥地帯にと思うが、朝露が豊富なのだろうか。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:6:48ミヤマホツツジ 中:6:58マルバノモウセンゴケ 右:6:59タルマイソウ
先方は晴れているが、左手側はガスがかかっていて海側は全く見えない。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:7:09快適な道 中:7:09小さいながら白玉の木の実 右:7:14快適な道 続き
7:19外輪山の肩方に着く。中央火丘はガスっているが、背中側のお日様が当たり、ブロッケンが現われる。 しばし堪能。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:7:18肩の案内標識 中:7:18 中央火口が薄く見える 右:7:18ガスに隠れる。
7:25発 ブロッケンはずっと付いてくるが、火丘から吹きつける霧には水が多め。カメラを向けるとレンズに水滴が溜まる。 7:31山頂着。前方(西方向)の火丘は見えたり見えなかったり。反対側の東や南は雲海の程。北はガスが舞っている。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:7:31山頂から中央火丘(・・・・見えないが) 右:7:34 一等三角點本点No.68
一瞬、中央火丘が頭を出す。北方向もガスが薄くなってきた。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左&中:7:39中央火丘が頭を出す 右:7:41稜線沿いに北方を眺める。風不死岳がかすかに。
7:42発 稜線(外輪山?)沿いに下るとさすがにブロッケンは消失。北側のガスも薄くなり、932m峰や風不死岳がうっすらと見えてきた。支笏湖対岸の恵庭岳もちらほら。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:7:50中央火丘北面を仰ぎ見る 中:7:55ヒゲノカズラ? 右:7:59 932m峰と風不死岳
8:05西山分岐着(=山頂から1.3kの標識)。8:10樽前山−932m峰の最低鞍部の手前に、「駐車場から樽前山に向かうルート」の合流点(山頂から1.6k、932m峰0.6kの標識)がある。ここを「第1分岐点」と仮称。 この稜線上には3つの分岐点があり、先ほどの「第1分岐点」意外に、 「駐車場から932m峰に向かうルート」との合流点(=「第2分岐点」と仮称)と、 「駐車場から風不死岳に向かうルート」との合流点(=「第3分岐点」と仮称)とがある。以下、この仮称を使う。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:8:01コケモモ 雄阿寒では花だったが。 中:8:05西山分岐 右:8:10 「第1分岐点」
緩やかに30m差を登ると、8:15頃932m峰への分岐点着。少々休み。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:8:12イワギキョウ 中:8:15 駐車場へのル−ト
右:稜線上の第1〜第3の3つの分岐点から7合目駐車場に向かう道が合流する地点の拡大図。 画面中心より少し左下の位置で、「第2分岐点」からの道(写真上、黄色の2の道)と、 「第1分岐点」からの道(写真上、黄色の1の道)が合流点1で合流。 画面中心よりやや上では、「第3分岐点」からの道(樹林帯の中を抜けてくる黄色の3の道)は合流点2で合流。 8:19「第2分岐点」(=山頂から1.9k、風不死2.5kの標識)を通過。ここから樹林帯の中を少し下って行く。 8:25「第3分岐点」(=山頂から2.3k、風不死2.1kの標識)に着く。少々開けた地点である。 風不死岳へは、樹林帯の中をさらに50m差ほど下ると、広場になった最低鞍部につく8:24。標高785m付近。 支笏湖の自然センターで手に入れたパンフレットだとここから往復3.5Hrとあり、別の資料の2.5Hと異なっている。ここで引き返すべきか? あと30分登って見ることにする。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:8:19「第2分岐点」 中:8:25「第3分岐点」 右:8:28鞍部に咲いたコメツツジ
8:30発。始め砂地の歩きにくい坂があり、傾斜が段々きつくなり、岩場でロープを使って登る所もある。 やがて963mピークの傍に着くが、樹林帯の真ん中で見晴らしが無い。 地図上にあった高見まで足を伸ばすとそこは小さな岩場。9:17着。1000mちょっとの岩の上からは山頂が指呼の距離に見える。振り返ると南西方向にホロホロ山、右側に徳舜瞥山のピーク、さらに右にほんの少し白老岳らしきが頭を出している。南方に樽前山が眺められる。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:9:00頃ロープのある岩棚、写真は帰路撮影 中:9:17岩の上から南西方にホロホロ山・徳舜瞥山 右:南方に樽前山
ここからは標高差130mちょいなのであと30分弱と推定し、山頂を目指す事にする。 道はやや下り、一つ目のピーク1040mを通過、2つ目のピークは南北に細長い1090m。登ると眺めが良い。足下には花が咲き、前方に山頂が見えた。 見晴らしは360度ほぼ雲海。樽前山の向こう側(南方向)、東方向、北側の一部、北西の支笏湖は半分晴れ、西の方は羊蹄山当たりまで。その先にも何かありそうだが、雲がかかりはっきりしない。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:9:37ヨツバヒヨドリ 中:9:38ハナニガナ? 右:9:48シロバナクマモニガナ?ただ、近くに花弁7枚の白花も。
↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:9:39後方羊蹄山 左手前は尻別岳? 右:10:00恵庭岳と東北域の眺め
北東方向の眺め。一面の雲海上に浮かぶ芦別岳方向と日高山地?方向 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 上:夕張山地 下:日高山地?方向
稜線を進み、一旦下って登り返すと風不死岳山頂9:49。3等點。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:9:43南北に細長いピークから見た山頂 中:9:47山頂の図 右:9:48三角点
恵庭岳、樽前山も全容が見え始めてきた。山頂ピークの一番北の端まで30秒ほど進み、北側を眺める。 いったん山頂に戻り、しばし休憩。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左〜右:樽前山の眺め
7合目駐車場には10台近くの車が見える。その向こうは雲海模様。ただ、北側の札幌市内〜その先の暑寒別岳が見えてきた。 北東の大雪方向は雲がまとっているが、夕張、芦別当たりはぽっかり浮かんでいる。 山頂10:16発。30分はいた勘定。 10:32途中の1000m石場通過、急降下の始まる当たりで、本日初めて3人づれとすれちがう。 最低鞍部の広場11:00通過し、11:10、「第3分岐点」に帰着。 ここからは最初見晴らしよく、その後、ちょっとした樹林帯の中を谷を一つ超えるような感じで下り、たまに、支笏湖東岸を見つつトラバース気味にくねくねと進む。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左〜左中:9:59札幌市街と暑寒別岳 右中:9:59 7合目駐車場遠望 右:11:19支笏湖東岸を見る
合流点2で小休止。「第2分岐点」と、932m峰が高見に見える。 駐車場方向は、かなりえぐれた塹壕を通り、そのうち溶岩が固まった岩上の道を下ったりする。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:11:22合流点2。バックは932m峰 中:11:23進行方向の塹壕の図。 右:11:26溶岩上の道とくねくね道
ほぼ水平ながらアップダウンの多いトラバース道をひたすら進む。支笏湖の眺めがなかなか。最期はやや登りながら樹林帯を抜け、ヒュッテの前に飛び出す。 11:52樽前山7合目駐車場着。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:11:40樹林帯に入る前に振返った先の風不死岳
中:登山道の出口は、駐車場の出口付近。中央にあるの自動車の向こう側(写真は朝6:30撮影) 右:11:49 7合目ヒュッテ ほぼ同時に迎えのタクシーが来る。 駐車場への最後の登りは傾斜がきつく、タイヤが空回りしてしんどそう。山用の車ではないので仕方が無いのだが。 タクシーの帰路、知床のタクシー事情を話すと千歳とは違うとの返事。あくまで、賃走分しか取らないとのこと。 ここまでタクシープールから40km約4−50分前に間に合うように出てきたらしい。まあ、客は多い(空港がある)だろうし・・・。 宿着:12:15。 12:50発のバスには十分間に合う(=函館に21時には着)のだったが、汗を流すことに。 21時台の苫小牧発フェリーを予約し、YHで荷物を受け取り、支笏湖ビジターセンターで、入浴場所を確認すると、安いのは近くの休暇村・支笏湖(=温泉施設)。 ただ、50m差ほど高見にあるのが難点。 15−6kgの荷物を背負い、ふらふら気味で登る。着いた温泉施設では係員が親切にしてくれる。 荷物を預け、ややぬめりのあるアルカリ性温泉に堪能。 あとは帰るだけなので、ロビーにて荷物を適当に詰め込み、人待ちの方とダベリング。今山行初めて過去の登山数を話す。 ぼけた頭で施設を出るが、忘れ物がないか引き返す始末。来るときに登った坂は膝に影響大。 段差がない場所を選んで湖面まで下る。 民宿の一つで、予約の際断られた食堂に入り、まずは生ビール、&ジンギスカン。共に満足満足。 支笏湖産ヒメマスの塩焼きのポスターもあったが・・・パス。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 左:14:34支笏湖畔からの恵庭岳 中:14:56食堂のポスター1 右:食堂のポスター2
飲みながら、喰いながら今後の予定を確認。 15時台のバスで、新千歳空港に移動。土産を買って苫小牧へ移動。深夜のフェリー利用で八戸港の早朝着。 八戸から「青い森」「銀河高原」と乗り継げば手持ち残金6000円でも帰り着ける算段。 ところが、食堂からバス停までの5分間、どうにも足が動かない。15:45のバスに這々の体で乗り込む。 16:37新千歳空港着。 空港内で迷子になる。 土産物売り場がどこか・・・・。エスカレータで上がったり下ったり。 やっと目的の夕張メロン関連グッズ売り場着。パイとキャラメル800円也をGETし苫小牧に向かう。 今日の出費: タクシ2880+2880+バス1030+電車490+タクシ1450+フェリー5000=¥13730
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