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樽前山:一等三角點本点No.68 風不死岳:3等三角點 

2016年07月25日 天気 ガスのち晴れ
YH6:00発 
わざわざ千歳から40km走ってきたタクシーに乗車。30分ほど乗って2880円で7合目着 早朝料金も送迎料金も徴収しないそうだ。
樽前山7合目駐車場6:30 周囲にモヤが掛かっている。帰りのタクシーを12:00に予約。
6:35発 
登山口からすぐは樹林帯。幅広の道が現れると土留めの階段状に。早速ベンチがあったりするが??。
ビジターセンターの方から、登山者が多く、踏みつけられた結果、土壌が流出し、ザレ道化。歩きにくくなっていて改善が必要だが良い策が見つからないのだと。
確かに歩きにくいのだが、対策がベンチの現れ?。登るにつれ、南側が晴れて日差しが出てくる。
 
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左:6:33登山口 中:6:39歩行開始4分後のベンチ 右:6:47山頂方向 

この山名物タルマイソウが早速現れる。
南側には雲が一面広がる。木製歩道を進み、左右の灌木がなくなると、見晴らしの良さそうな道が続くが、見えるのは前方のみ。
やがて6:59丸葉のモウセンゴケが現れる。こんなザレの乾燥地帯にと思うが、朝露が豊富なのだろうか。

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左:6:48ミヤマホツツジ 中:6:58マルバノモウセンゴケ 右:6:59タルマイソウ 

先方は晴れているが、左手側はガスがかかっていて海側は全く見えない。

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左:7:09快適な道 中:7:09小さいながら白玉の木の実 右:7:14快適な道 続き 

7:19外輪山の肩方に着く。中央火丘はガスっているが、背中側のお日様が当たり、ブロッケンが現われる。 しばし堪能。
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左:7:18肩の案内標識 中:7:18 中央火口が薄く見える 右:7:18ガスに隠れる。 

7:25発 ブロッケンはずっと付いてくるが、火丘から吹きつける霧には水が多め。カメラを向けるとレンズに水滴が溜まる。
7:31山頂着。前方(西方向)の火丘は見えたり見えなかったり。反対側の東や南は雲海の程。北はガスが舞っている。

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左:7:31山頂から中央火丘(・・・・見えないが)  右:7:34 一等三角點本点No.68 

一瞬、中央火丘が頭を出す。北方向もガスが薄くなってきた。

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左&中:7:39中央火丘が頭を出す  右:7:41稜線沿いに北方を眺める。風不死岳がかすかに。 

7:42発 稜線(外輪山?)沿いに下るとさすがにブロッケンは消失。北側のガスも薄くなり、932m峰や風不死岳がうっすらと見えてきた。支笏湖対岸の恵庭岳もちらほら。
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左:7:50中央火丘北面を仰ぎ見る   中:7:55ヒゲノカズラ?   右:7:59 932m峰と風不死岳 

8:05西山分岐着(=山頂から1.3kの標識)。8:10樽前山−932m峰の最低鞍部の手前に、「駐車場から樽前山に向かうルート」の合流点(山頂から1.6k、932m峰0.6kの標識)がある。ここを「第1分岐点」と仮称。

この稜線上には3つの分岐点があり、先ほどの「第1分岐点」意外に、
「駐車場から932m峰に向かうルート」との合流点(=「第2分岐点」と仮称)と、
「駐車場から風不死岳に向かうルート」との合流点(=「第3分岐点」と仮称)とがある。以下、この仮称を使う。

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左:8:01コケモモ 雄阿寒では花だったが。  中:8:05西山分岐     右:8:10 「第1分岐点」

緩やかに30m差を登ると、8:15頃932m峰への分岐点着。少々休み。

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左:8:12イワギキョウ         中:8:15 駐車場へのル−ト 
右:稜線上の第1〜第3の3つの分岐点から7合目駐車場に向かう道が合流する地点の拡大図。
  画面中心より少し左下の位置で、「第2分岐点」からの道(写真上、黄色の2の道)と、
  「第1分岐点」からの道(写真上、黄色の1の道)が合流点1で合流。                 
  画面中心よりやや上では、「第3分岐点」からの道(樹林帯の中を抜けてくる黄色の3の道)は合流点2で合流。 

8:19「第2分岐点」(=山頂から1.9k、風不死2.5kの標識)を通過。ここから樹林帯の中を少し下って行く。
8:25「第3分岐点」(=山頂から2.3k、風不死2.1kの標識)に着く。少々開けた地点である。

風不死岳へは、樹林帯の中をさらに50m差ほど下ると、広場になった最低鞍部につく8:24。標高785m付近。 支笏湖の自然センターで手に入れたパンフレットだとここから往復3.5Hrとあり、別の資料の2.5Hと異なっている。ここで引き返すべきか? あと30分登って見ることにする。
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左:8:19「第2分岐点」     中:8:25「第3分岐点」        右:8:28鞍部に咲いたコメツツジ 

8:30発。始め砂地の歩きにくい坂があり、傾斜が段々きつくなり、岩場でロープを使って登る所もある。
やがて963mピークの傍に着くが、樹林帯の真ん中で見晴らしが無い。
地図上にあった高見まで足を伸ばすとそこは小さな岩場。9:17着。1000mちょっとの岩の上からは山頂が指呼の距離に見える。振り返ると南西方向にホロホロ山、右側に徳舜瞥山のピーク、さらに右にほんの少し白老岳らしきが頭を出している。南方に樽前山が眺められる。
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左:9:00頃ロープのある岩棚、写真は帰路撮影 中:9:17岩の上から南西方にホロホロ山・徳舜瞥山 右:南方に樽前山

ここからは標高差130mちょいなのであと30分弱と推定し、山頂を目指す事にする。
道はやや下り、一つ目のピーク1040mを通過、2つ目のピークは南北に細長い1090m。登ると眺めが良い。足下には花が咲き、前方に山頂が見えた。
見晴らしは360度ほぼ雲海。樽前山の向こう側(南方向)、東方向、北側の一部、北西の支笏湖は半分晴れ、西の方は羊蹄山当たりまで。その先にも何かありそうだが、雲がかかりはっきりしない。
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左:9:37ヨツバヒヨドリ 中:9:38ハナニガナ? 右:9:48シロバナクマモニガナ?ただ、近くに花弁7枚の白花も。


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左:9:39後方羊蹄山 左手前は尻別岳?  右:10:00恵庭岳と東北域の眺め 

北東方向の眺め。一面の雲海上に浮かぶ芦別岳方向と日高山地?方向
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上:夕張山地 下:日高山地?方向 

稜線を進み、一旦下って登り返すと風不死岳山頂9:49。3等點。
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左:9:43南北に細長いピークから見た山頂 中:9:47山頂の図 右:9:48三角点 

恵庭岳、樽前山も全容が見え始めてきた。山頂ピークの一番北の端まで30秒ほど進み、北側を眺める。
いったん山頂に戻り、しばし休憩。
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左〜右:樽前山の眺め 

7合目駐車場には10台近くの車が見える。その向こうは雲海模様。ただ、北側の札幌市内〜その先の暑寒別岳が見えてきた。
北東の大雪方向は雲がまとっているが、夕張、芦別当たりはぽっかり浮かんでいる。

山頂10:16発。30分はいた勘定。 
10:32途中の1000m石場通過、急降下の始まる当たりで、本日初めて3人づれとすれちがう。
最低鞍部の広場11:00通過し、11:10、「第3分岐点」に帰着。
ここからは最初見晴らしよく、その後、ちょっとした樹林帯の中を谷を一つ超えるような感じで下り、たまに、支笏湖東岸を見つつトラバース気味にくねくねと進む。


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左〜左中:9:59札幌市街と暑寒別岳  右中:9:59 7合目駐車場遠望 右:11:19支笏湖東岸を見る

合流点2で小休止。「第2分岐点」と、932m峰が高見に見える。 
駐車場方向は、かなりえぐれた塹壕を通り、そのうち溶岩が固まった岩上の道を下ったりする。

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左:11:22合流点2。バックは932m峰 中:11:23進行方向の塹壕の図。 右:11:26溶岩上の道とくねくね道 

ほぼ水平ながらアップダウンの多いトラバース道をひたすら進む。支笏湖の眺めがなかなか。最期はやや登りながら樹林帯を抜け、ヒュッテの前に飛び出す。 11:52樽前山7合目駐車場着。
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左:11:40樹林帯に入る前に振返った先の風不死岳                
中:登山道の出口は、駐車場の出口付近。中央にあるの自動車の向こう側(写真は朝6:30撮影) 
右:11:49 7合目ヒュッテ                               

ほぼ同時に迎えのタクシーが来る。
駐車場への最後の登りは傾斜がきつく、タイヤが空回りしてしんどそう。山用の車ではないので仕方が無いのだが。
タクシーの帰路、知床のタクシー事情を話すと千歳とは違うとの返事。あくまで、賃走分しか取らないとのこと。
ここまでタクシープールから40km約4−50分前に間に合うように出てきたらしい。まあ、客は多い(空港がある)だろうし・・・。

宿着:12:15。
12:50発のバスには十分間に合う(=函館に21時には着)のだったが、汗を流すことに。
21時台の苫小牧発フェリーを予約し、YHで荷物を受け取り、支笏湖ビジターセンターで、入浴場所を確認すると、安いのは近くの休暇村・支笏湖(=温泉施設)。
ただ、50m差ほど高見にあるのが難点。
15−6kgの荷物を背負い、ふらふら気味で登る。着いた温泉施設では係員が親切にしてくれる。
荷物を預け、ややぬめりのあるアルカリ性温泉に堪能。

あとは帰るだけなので、ロビーにて荷物を適当に詰め込み、人待ちの方とダベリング。今山行初めて過去の登山数を話す。

ぼけた頭で施設を出るが、忘れ物がないか引き返す始末。来るときに登った坂は膝に影響大。
段差がない場所を選んで湖面まで下る。

民宿の一つで、予約の際断られた食堂に入り、まずは生ビール、&ジンギスカン。共に満足満足。
支笏湖産ヒメマスの塩焼きのポスターもあったが・・・パス。
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左:14:34支笏湖畔からの恵庭岳 中:14:56食堂のポスター1 右:食堂のポスター2

飲みながら、喰いながら今後の予定を確認。
15時台のバスで、新千歳空港に移動。土産を買って苫小牧へ移動。深夜のフェリー利用で八戸港の早朝着。
八戸から「青い森」「銀河高原」と乗り継げば手持ち残金6000円でも帰り着ける算段。

ところが、食堂からバス停までの5分間、どうにも足が動かない。15:45のバスに這々の体で乗り込む。
16:37新千歳空港着。 空港内で迷子になる。
土産物売り場がどこか・・・・。エスカレータで上がったり下ったり。
やっと目的の夕張メロン関連グッズ売り場着。パイとキャラメル800円也をGETし苫小牧に向かう。
今日の出費: タクシ2880+2880+バス1030+電車490+タクシ1450+フェリー5000=¥13730


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