東京駅丸の内駅舎、夜景

ひとりでクリスマス会の午後、東京ステーションギャラリーで見た。

素晴らしいの一言。私好みの作品がずらりと並んでいる。これだけの作品を集めてきた企画者に感謝したい。

目に止まった作品。

とくに野田英夫「車内」と松本竣介「駅の裏」がいい。野田英夫と松本竣介が並ぶ展示はなかなか見られない。

鉄道は労働と切り離すことができないという視点も興味深いものだった。

今年一番興奮する展覧会だった。迷わず図録を買った。

しばらく無気力・無感動の精神状態だった。熱気あふれる展覧会を見て、久しぶりに知的興奮を得た。もっと本を読みたい。もっと美術館・博物館へ行きたい。転轍機が切り替わり心が違うレールを走りはじめたような気がした。


明治期の東京駅と丸の内 昭和期の東京駅と丸の内 21世紀の東京駅と丸の内 東京駅丸の内駅舎ドームの天井

美術館を出ると、東京駅と丸の内のジオラマがあった。丸の内駅舎開業時、高度成長期、そして現在の変遷。野原からオフィス街、高層ビル街への移り変わりがよくわかった。


さくいん:、小林清親長谷川利行野田英夫松本竣介