最後の手紙

烏兎の庭 - jardin dans le coeur

第五部

TDK AD-C90

1/12/2017/THU

カセットテープ時代 (CDジャーナルムック)、音楽出版社、2016年

TDK AD DENON DX3 Scotch Crystal さだまさし、風見鶏、カセットテープのレーベル

12月に行った「日本発アナログ合体家電『大ラジカセ展』」のグッズ販売コーナーで見かけた。いつもの通り、その場では買わず、書名をメモして後で図書館で借りた。

本書は昨年の発行。アナログ・レコードが再び人気を集めているように、カセットテープもあらためて注目されているらしい。

各メーカーの製品の時系列でたどるほか、そもそもカセットテープがどのように音を録音するのか、技術的な解説もある。


カセットテープの写真を見ていると、録音したアルバムも思い出す。

NHK-FMでエアチェックしたオフコースとさだまさしのスタジオライブは、赤いラベルのSONY CHF。さだまさし『私花集』とオフコース『Live』は緑のラベルのBHFだった。

写真は、左からAD(TDK)、DX3(DENON)、Crystal(Scotch)。テレビ放送を録音したさだまさしのライブ、小椋佳『遠ざかる風景』、さだまさし『風見鶏』が録音されている。

70年代はカセットテープにはアルバム名を書き込んでいない。録音した人がそういう主義だったのだろう。カセットテープもまだ高価で録音するたびに購入していたから毎回、違う製品を買いっていて、テープで中身がわかるようになっていたところもある。

80年代になるとmaxell(日立)のUD-IIが廉価で買えるようになり、まとめて買っては貸レコード店や友人から借りたレコードを次々に録音した。UD-IIはいつも金沢文庫駅横のすずらん通り、小田薬局の近くの小さなディスカウント店で買った。

そうなると見た目では中身が分からなくなるので、テープにもアルバム名を書くようになった。通学時間が長かったので、電車に乗っているあいだは、いつもAIWAのコンパクトプレーヤーを聴いていた。


あの頃、お気に入りの曲を集めてテープに録音し、気になる子にあげたり、ドライブの雰囲気を盛り上げたりしていた。

お気に入りのプレイリストを友達に知らせたり、好きな曲を集めてUSBメモリを誰かにあげたりするのか。十代後半の人に聴いてみると、そういうことはしないという。もっとも母数が二人なので、それが多勢かどうかはわからない。


下の写真は、『風見鶏』録音したScotch Crystalの手書きレーベル。おそらく1979年秋頃に書かれたもの。

最後の手紙」の前を受け取る前に、私が受け取った手紙の一つ。