私は子どもの頃から星が好きだった。中学生や高校生の頃は、いわゆる天文少年というやつで、天体観測が何よりの楽しみであり生き甲斐であった。しかし、天文というのは長く続けるのは中々むつかしいもので、途中20年ばかりのブランクを作ってしまった。
最近になって再び天文をやろうという気になって、マイペースで星を観ている。歳をとったから、昔のようにエネルギッシュに観測することは無理だが、天文を再開してから、気持ちの在り様が変わったことは確かである。歳をとって、自分が一番好きだったものに帰って来たということだろう。 |