coloring

 

 カラーデザインの模倣


バスのカラーデザインを決める動機の一つとして、「模倣」というのは重要な要素になります。「あのデザインが格好いいから、当社のバスに採り入れてみよう」ということです。
バスのカラー化が本格化した終戦後には、先進地域であった外国のバスのデザインを模倣するということが、外形スタイルにもカラーデザインにも見ることができました。同じようなことは、1980年代のスケルトンバスや2階建てバスの登場時にも見られた現象です。
また、国内の他地域で見られるバスのデザインを模倣する例も少なくありません。都会のバスと同じデザインにするというステイタスが原因かもしれません。


3-01 関東バス

3-02 京阪バス

カタログに載っていた京阪バスカラー
一畑電気鉄道
類似デザインの展開

3-03 京王バスもどき

3-04 はとバスもどき

3-05 祐徳バスもどき

3-06 アルピコもどき

3-07 瀬戸内運輸もどき

3-08 藤田観光もどき

3-09 東京都交通局カラー

灰緑カラー
都電カラー
美濃部カラー
ナックルカラー

3-10 日本急行バスもどき

3-21 海外のバスデザインの模倣

エアポートバス
越後交通
岩手県交通

>>5-4 流用へ

主な参考文献
  1. 日本バス友の会(1994)「日本のバスカラー名鑑」
  2. 和田由貴夫(1998)「シティバスのカラーリングを考える」(「年鑑バスラマ1998-1999」P.97〜103)
  3. 三好好三(2006)「バスの色いろいろ」(「昭和40年代バス浪漫時代」P.124〜125)
  4. 満田新一郎(2005)「昭和30年代バス黄金時代」
  5. 満田新一郎(2006)「続昭和30年代バス黄金時代」
  6. 満田新一郎(2006)「昭和40年代バス浪漫時代」
(注1)
五十嵐平達(1981)GMCコーチの歴史(「世界のバス'81-'82」P.163-182)
(注2)
町田多万夫(2008)「愛しいバスたちよ23」(バスマガジンVol.28 P.44-45)によると、松江市企業局のカラーは、1951年頃に出張で東京に行った社員が潮来観光バスを見かけて気に入ったことから、そのカラーリングにしたとのこと。3本の白線は、宍道湖に流れ込む3本の川を表現しているとのことです。
ただし、潮来観光バスのカラーの記録はありません。文献5には、青色の水郷観光交通が掲載されています。水郷観光交通の所在地の佐原市と潮来市は隣接していますが、そのあたりの詳細は不明です。
(注3)
花巻観光バスの設立は1969年ですが、このカラーは分社前の花巻バスの貸切車で既に採用されていた形跡があります。その根拠は、1965年式の車両がこのカラーに塗られていた可能性があるからです。1970年代奥の細道>花巻バスをご覧ください。
(注4)
二玄社(1981)「世界のバス'81-'82」のP.66に、ネオプランN117「スペースライナー」の写真があり、それがこのカラーデザインです。
(注5)
二玄社(1981)「世界のバス'81-'82」のP.187に、スイス・ザウラー製の貸切バスの写真があり、それが岩手県交通のカラーとよく似ています。1979年式と思われます。

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