DC12(’10)3月上旬の日記
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2010年03月04日
ゲキ×シネ「いのうえ歌舞伎★PUNK 蜉蝣峠」を観て参りました。

   

「ゲキ×シネ」とは「演劇×シネマ」
ひと言でいやぁ、映画館のスクリーン上に、舞台演劇をハイクオリティで撮影したものが流れる…というわけで、過去「SHIROH」「五右衛門ロック」と観て、面白かったし今回も観に行ったわけでして。

以下ネタバレ注意。

物語は記憶を失った「闇太郎(演・古田新太)」が、ろまん街でのやくざ同士の抗争に巻き込まれるなか、複雑な人間模様、そしてかつてろまん街で起こった、大量虐殺事件の真相にせまるミステリー的な要素もありつつ。

でも、冒頭から、『二枚目の着ぐるみ』という出オチ…そして、下ネタ〜エログロ・ナンセンス、そして「毒」と「笑い」。
よく「汚れ役」なんて言い方をすることあるけど、出演者全員が「汚れ役」と言っていいような世界観…いや、それがいっそ清清しく、美しいのか…。
結局のところ、すっかり脚本の宮藤官九郎のマジックにかけられてしもうたのかも。

でも一番の見所は、Pefumeのパロディ「YAKUZA IN HEAVEN」だったな。
アレでチケット代の元取れたよw

2010年03月05日
オレも何度となく、LIVEに行かせて頂いております、日本有数のロックギタリスト・是方博邦氏。

そのお嬢さんがこの度CDデビューされ、その記念ツアーを京都で…これは行かねば。

是方貴美子 初CD記念発売TOUR
@京都Live Spot RAG


  

ひと組目・ピアノ弾き語りのスマイルちゃん、ふた組目・シンガーソングライターの佐合井マリ子嬢のLIVEに続いて、さん組目で、是方貴美子嬢登場。

パパと一緒に。(笑)

ロックでギュィンギュィンなギター弾き・是方さんも、この日ばかりは、ほぼパパの顔。
貴美子さんとの仲良し父娘っぷりが微笑ましいのな。(笑)

曲は、1stCDの曲を中心に、1時間ほどじっくりと。
でもって、MCでは父娘トークに大笑いw
なんと言っても、この日の話題の中心は「カメムシ」
ひと組目のスマイルちゃん…のジーンズにカメムシが紛れ込んでいたのが潰れて臭かった…という話題から、佐合井さんもその話を引っ張り、さらには是方父娘までもが、この話題。(笑)
…でも、東京生まれ東京育ちな貴美子さんは、カメムシ見たこと、臭ったことない、とのことでした。

この日のRAG、いつも以上に出演者もスタッフも、お客さんも、また〜りとした、なんとも言えない空気が流れておりましたが、こういうのもたまには良いものです、ハイ。

2010年03月06日「前編」
昼過ぎ、博多駅に着いたらば今にも降りだしそうな、ビミョウな空模様。
ほんっと、オレ×九州(福岡)って、お天気悪くなる率高いなぁ…。

でもなんで2月19〜20日にも北九州来たのに、また福岡に来てるかというと…ACEさんと大橋さんが…

だって、
ACEさんと大橋さんがっ…!


と、ついつい最大フォントで叫んでしまうくらい、歴史的なLIVEがあったからでございます。

最近大橋さんと一緒に、CATS IN BOOTSのトリビュートバンド(本人いるけど)・JET IN BOOTSをしている福岡のバンド・JET ROCK…そのベーシストの山本さんがされているお店が“LiveSpace ZERO”
その4周年を記念して、3DAYSのSPECIAL LIVEが行われ…その初日、2日目に、「ACE&大橋隆志(敬称略)」というLIVEが実現したわけ。
(ちなみに、3月5日は“ACE・大橋”と出順が変わったのみ、6日はJET IN BOOTSのLIVE)
キャパは、ギューギューに詰めても50名ちょいらしいハコ…ダメ元で予約E-mailを送ったら…ななななんという僥倖か、チケットを確保出来ました次第。

LiveSpace ZERO 4th Anniversary SPECIAL LIVE!
“大橋隆志・ACE”@福岡LiveSpace ZERO


      

まず最初に登場したのは大橋さん&JET ROCKのボーカリスト・カワタコージさん。
このおふたり、コンビ名を“Hypnotic Twins”で、「催眠術にかかった双子」もしくは「催眠術にかける双子」という意味とのこと。
テーマは、大橋さん曰く「アコースティックギターでどこまでロックが出来るか。」、だそうで。
1曲目こそエリック・クラプトンのカヴァー「Lay Down Sally」だったけど、後は、大橋さんのソロ(Takashi O'hashi名義)、JET IN BOOTS、CATS IN BOOTS、JET ROCK…と“セルフカヴァー”でLIVEは構成されておりました。
カワタさんのロックテイストあふれるボーカルに、大橋さんのギター…格好いいっす!
…かと思えば、トークの内容は、お笑いの話であったり、壊れかけでやたら首を振るので「ヘドバン君」と命名された扇風機の話であったり…ゆるゆるのぐだぐだ。(笑)
「INCURIOUS BLUES」のみ大橋さんボーカルで、カワタさんはブルースハープ。
この曲、詞は地球温暖化をテーマにしていて、最後にカウントダウンが入るのだけど…
大「♪8…7…6…7(あれっ?・笑)」
その後も、2から3に行ったりでカウントがアップしたり、ダウンしたり。(笑)
汗がポタポタ垂れたのに気を取られたら、カウントがわやになってしまったのだそうで。
最後の何曲かは、「シャッチョさん」と大橋さんが呼んでいた、お店のオーナー・山本さんがベースで参加。
最後の曲が、CATS IN BOTSの代表曲「SHOTGUN SALLY」…なるほど「SALLY」で始まり、「SALLY」で終わるという趣向か!…っていうのは、ちょっと考えすぎかな?

おふたりに代わって、続いてはACEさん登場。
アコギで弾き語りという、いつもの「単独犯」スタイルですね。
いつもより、気持ち緊張気味に見えるACEさん…インスト曲「花吹雪」〜「桜」という、この季節ならではのコンボ「桜組曲」でもってLIVEスタート。
トークの内容は、福岡についての話題中心。
女性が話す博多弁が好きで…「何しとーと?(何をしてるの?)」なんて言われると「勘弁してください。」「萌え〜。」となるとか。
博多の男性も、また男らしくて…ということで、聖飢魔II時代、屋台で飲んでいたときのエピソードを披露。
スキンヘッドで強面で、明らかにそちら方面の男のひとが、女のひと達を連れて飲みに来て。
屋台の大将が「このひとが…」なんて言っちゃったものだから、女のひとたちから、ハンカチなんかにサインを求められて。
で、強面のお兄さんにも「俺はハンカチなんて持ってないから。」と言ってもろ肌脱いだらば、そこには見事なペインティング。(爆)
「書けませんよー。」なんて言いつつ、いろいろとお話した後、そのお兄さん、ACEさんの分までお会計をしてくれたそうで。
A「「それは申し訳ないですよー。」って言ったら「祭りタイ。」
ちょうど山笠祭りの最中だったそうで…格好いい!!と、九州の男のひとにも惚れてしまった…とのことです。

曲のほうはというと、「ON THE WING」とか「ESCAPER」とか…最近の「単独犯」では演ってなかった曲を何曲か聴けたのが嬉しかったな。
前日のLIVEに行ったひとから伺ったのだけど、全12曲中、3分の2の8曲が5日、6日で違うとか。
このあたりの心遣いみたいなものは、さすがはACE兄さんですね。

とちょっと長くなりそうなので「後編」に続く…。

2010年03月06日「後編」
(「前編」から先に御覧下さい。)

ACEさんが、最後に「wind archiver II」を歌い上げて、拍手拍手。
A「ひとりの重圧に耐えてきましたが、ここからは気楽に・・・そうでもないんですけどね。(笑)」
そうでもない…そうでしょうともさ。
むしろ、これからのほうがはるかに緊張するはず。

そして…
A「・・大橋隆志ーー!!」
と、大橋さんを呼び込み、大橋さん、再びステージへ。
上手にACEさん、下手に大橋さん、それぞれ腰掛け、ギターのセッティング。
ああ、もうなんかこの瞬間だけで、感無量だなぁ…。
大橋さんとACEさん、ふたりでLiveSpaceZERO の4周年お祝いできてよかったと。
そして、今回のLIVEに協力してくれた福岡の仲間たちや、来てくれたFANへ「有り難う。」と謝意を述べる。

1曲目はThe Monkeysのカヴァーで「Daydream Believer」(メインVo.ACEさん)
2曲目は、The Beatlesの「ノルウェーの森」(メインVo.大橋さん)
そもそも、2006年8月、東岡崎CAM HALLでおふたり初顔合わせ。(悪魔のときを除く。)
そのときは全員のセッションZZ TOP「Tush」でおふたりが並んだのですが。
その翌年2月のPカンLIVEというイベントライブがあり、そこで『ふたりだけ』で初めて共演し、演奏したのがこの曲。
2005年の期間限定再集結聖飢魔IIのミサ@最終日・国際フォーラム。
大橋さんが楽屋でこの曲を弾き始めたところ、それにACEさんが入ってきて「出来るね。」「やろうか。」ということになったとのこと。
大「そのとき横ではゾッドが、大騒ぎして。興奮してたね。」
A「そうそう。(笑)」
で、今年も再集結があるけど…
大「この場を借りて・・(長官の)代わりが務まるとは思ってないけど、精一杯やりますので。」
A「よろしくお願いします。」
大「(客に向って。聖飢魔IIを)応援してあげてください。」(拍手)
「あげてください。」という物言いが、いかにも大橋さんぽいな。(笑)

大橋さん、現在25周年記念アルバムを製作中…大橋さんが曲を書き、そこに由縁のあるミュージシャンが詞をつけ、歌う…というコンセプトアルバム。
このアルバムにACEさんも参加…それが続けての曲「CATS IN THE CELLER」
face to aceにない世界観の歌詞だけど、いかにもACEさんらしい詞…と大橋さんも大絶賛。
このアルバム…夏くらいのリリース(大橋さん曰く「出来次第。(笑)」)で、JET IN BOOTS名義の曲も収録されたりするのだけど、ほかにもあっ!と驚くようなアーティスト、ミュージシャンも参加しているので、めっちゃ楽しみ。これを御覧のD宗の方にも、要注目、ですぞv

4曲目にThe Beatlesの「I Saw Her Standing There」(メインVo.ACEさん)のあと、The Beatlesのモノ・ボックスの話や、それ以降に普及したステレオの話などを・・。
大橋さんおススメのモノ・ボックスだけど、ACEさんは「レコードで持ってるから。」いうことで買ってない・・とか、そんな話。
そして、次の曲からは、Hypnotic Twinsに続いて、JET ROCKのカワタさんがボーカルとして参加。
カ「こんな状況、閣下以外ないでしょ?」
左右をACEさんと大橋さんに挟まれ、興奮気味に語るカワタさん。
Rod Stewartの「I Was Only Joking」、そして、T.Rexの「20th Century Boy」と続く。

次の曲は、大橋さんのソロアルバム収録の「Happy Day To Climb」
カワタさんは後方に下がってタンバリン叩きつつ…大橋さんのボーカルで曲スタート。
途中、再びシャッチョさん・山本さんがステージへ、ベースは持たずセンターの位置に。
山「この日のLIVE、(メール受付開始の)10時ちょうどに200何十通かの応募がありました。狭いハコでゴメンなさい。有り難うございます。」
というような感謝のお言葉がお客さんに。
そして、演奏の音が小さくなり…
山「明々後日…皆様ご存知だと思うけど、清水さん誕生日です!
そう、3月9日は、ACEさんのお誕生日!!
拍手拍手拍手拍手!!!!
♪Happy Birthday〜…の大合唱。
そして、ケーキ(パウンドケーキかな?)が登場、立ってるろうそくの数は…4本でした。(笑)
吹き消すACEさん、大拍手。
山本さんからプレゼントとして「いい焼酎」を手渡されるACEさん、会場中からの「おめでとう〜!」の声に、はにかみながらの照れ笑い…。
※ちなみに、「Happy Day To Climb」から、御誕生日おめでとう〜!という流れ。
一昨年のデーモン閣下のライブツアー「DEMON'S ROCK TOUR√Hakurai」で、バンドメンバーのソロ回しでこの曲が使われ…その流れで♪Happy Birthday〜に移行。
そのときに祝われたのは、アンダースと、大橋さんご自身でございましたw

再び演奏が入って、山本さんの語り…
お店のご近所で火事がありNEWSになったとき、心配して真っ先にE-mailを送ってくれたのがACEさんだった…とか。
聖飢魔II時代のことは良く知らないけど、ふたりともすごいハートがあるひと…とか。
大橋さんが、さっき言ったことをすぐ忘れてしまうひと(笑)…だとか。
カワタさん、きょうが一番格好よかった…とか。
そんな感じで、いろいろと想いを語るやまちゃん。
そして、「お店やめようと思ったこともあたけど、やります!今回のようなLIVEもまたやります。来てくれた皆さん、有り難う!!」と。
そんなLiveSpace ZEROの4周年に、皆で「おめでとう〜!!!」
曲が終わり…
「泣かせるよね。」と口々に言う面々、そこでACEさんが…
A「なんてったって、ここは中洲(泣かす)。」
あ〜あ、そこ親父ギャグで落としちゃいますか〜。(笑)

最後盛り上がっていきましょう…いうことで、The Beatles(オリジナルはLarry Williamsだけど、ビートルズのカヴァーのほうが有名・・・やね?)の「Dizzy Miss Lizzy」
シンプルなロックンロールで会場も客席も大いに盛り上がり、それでもってLIVE終了〜〜。
ACEさんと大橋さんがステージ上でガッチリ握手!!
カワタさん、山本さんとも握手を交わし・・・客席からは拍手拍手…。

という感じで、歴史的LIVEも、その幕を閉じました。
おふたりのセッションは、お互いの曲に入っていく、という「真っ向勝負!」式ではなく、お互いの共通言語であり、音楽的ルーツである洋楽の曲(特に ビートルズ)が中心でしたね。
おふたりが演奏に専念するために、ボーカリストに間に入ってもらって、というのも、またこのおふたりのセッションらしいところでしょうか。

そしてLiveSpace ZERO。
山本さん自身もおっしゃってましたが、「このふたりなら、もっと大きいところで。」…うん、確かにオレもそう思いましたよ。
でも、このハコだからこそ出来た企画、でもあるんだよねー。
もっと大きいハコで、別のスタッフのもとでやったとしたら、おふたりの距離感、客との距離感が、こんなに濃密で気持ちいいものになっていたかどう か…。
でも競争倍率も激しくって、実際に行きたくても行けなかったひとがたくさん居たことを考えると…非常にジレンマですよねー。

ま、その辺はオレが考えることじゃないっか。(笑)
とりあえず、関われた皆様、ご参加された皆様、本当にお疲れ様でした!
行けなかった皆様…次の機会には、ぜひ参加できますように…!

2010年03月09日
St.ACE Day!!
ってこれを書いてるの、その10日後なんだけど…。(汗)

3月9日はACE Day…愛とS◎Xの悪魔・エース清水長官の御発生日。
そして、face to aceのACE兄さんの御誕生日でございます。

さてさて。
この日は火曜日…夜8時から、TBSラジオをきーステーションにデーモン閣下が駒田健吾アナとのWパーソナリティーの「Kakiiin Legend」が放送される日。
そして折りしもこの日の放送は「閣下!電波にしてください!フェスティバル」
「閣下!電波にしてください!」…は、ふつうの番組における「リクエスト曲」…とはいえ、リクエストされた曲をO.A.する=電波にするか否かは、閣下のご判断…独りよがりでもなく、しっかり説得力のあるリクエストが採用されるという、そんなコーナー。

これは…このタイミングは…と思い、ネタ的な気持ちと、それをはるかに上回る本気でもって、『ACE Dayなので、face to aceの「月華抄」を電波にしてほしい』旨E-mailを送ったところが…

まんまとE-mailを読んでもらえたじゃないですか!!!
そして…

閣下「ACE Dayを記念して…電波にしてやらんっ!(ドンガラガッシャーン←SE)
(中略)だって、あざといじゃん。(笑)」

はい、閣下、もうおっしゃるとおりで。(笑)

しかしまぁ、「ACE Dayは“献血をする”“好きな人にパンツを贈る。”だった。→(構成員のもとにも)一生履き切れないほどのパンツが届いたけど、消耗するもので、在庫少ない。(爆)」なんて話が、閣下から聞けましたしw
その後、「Light of Dawn / Annabel」がO.A.されたのにからめて、『エース節』についての、閣下からの音楽的解説も聞けましたし、長官作曲の「CENTURY OF THE RAISING ARMS / 聖飢魔II」もO.A.されたし。

電波にこそしてもらえなかったけど、なんというか…感無量。
3月いっぱいで閣下の出番も終わっちゃうけど、第1回目の放送でE-mail読まれたのと今回とで、『Kakiiin』に思い残すこと、もうないかもv

2010年03月14日
予定はしていなかった山梨県南都留郡忍野村行き。
ひょんなことから行けることになり、行って参りました次第。

夜行バス、富士吉田駅に着いたのが朝の8時過ぎ。
ご丁寧にも忍野村さんのほうから、忍野村を中心とした簡単な地図を送って頂いていて。
それを見たところ、アバウトな感じだけど、富士吉田駅→忍野村までは、2時間も歩けば到着するような距離感?
せっかく初めて訪れる土地だし、お天気も良いし、富士吉田駅から忍野村まで歩いてみよう♪

地図、アバウト過ぎたよ。 _| ̄|○

途中休憩入れたり、コンビニで買い物したりと寄り道しつつではあるけれど、結局3時間以上かけて忍野村に到着。
しかしまぁ、富士吉田駅に到着してから、どこに居てても富士山!見えるし…。

    

富士山レーダードーム館や、忍野八海にもちょこっと寄れたし…。

 

 
 (右下の穴みたいなのは、忍野八海のひとつであります…一応。)

途中、道に迷いかけ「これは富士の樹海に迷い込むフラグか?」とも思われたり、また好天→気温上昇がかえって仇になり寒さ対策(だって最高気温の予想が10度切ってたんだもん!)で着ていたダウンジャケットが「凶器」と化したり、行程ほとんどが登りで体力消耗しましたが、それなり面白い道行きでしたw

さて、忍野村行きの本題。

琵琶絵巻
@山梨県・忍野村民ふれあいセンター


    

ご存知“維新伝心”ことデーモン閣下&二世 友吉鶴心氏、そして鼓に望月左太寿郎を迎えての『琵琶絵巻』
昨年6月に甲府の県立文学館で「琵琶絵巻」がありましたが、その流れを汲むような形…なのかな?
以下、当日配布リーフレットより、演目を転記。(一部改)

 ・城壁のハムレット/演奏・友吉鶴心
 ・琵琶音楽の歴史と上演曲解説
 ・橋本治作・双調 平家物語栄花の巻より『雨〜刺客』
 ・鼎談 閣下×友吉…ときどき望月(笑)
 ・HAGAKULE(葉隠れ)〜A Spirit of Samurai〜
 ・アンコール…即興俳句読み&演奏「飯田蛇笏&龍太」

えらいひとのご挨拶の後は、友吉さんによる「城壁のハムレット」
これ、「双調 平家物語」の作者でもある橋本治氏が「新たなる古典」を作ろうという試みでもって出来た曲、だそうで。
朗読はいつも「耳なし芳一」ではなく、NEWレパートリーになりつつある「雨」
回を重ねるごとに、この素材も研ぎ澄まされ、凄みを増して来ますね・・。
後の鼎談で閣下も述べられてましたが、「ハムレット」と「雨」で描かれている“乙巳の変”(中大兄皇子らによる蘇我入鹿暗殺事件)は、共通点が多いと…言われてみるとはるほどなぁ。

鼎談…とプログラムにありつつも、実質閣下と友吉さんの対談は…相変わらず、面白すぎて腹痛ぇwww
根底のテーマは、毎度のことながら、日本の伝統文化に対するお二方の想い…はがゆさとか、愚痴とか(苦笑)…そんなこと。
「下手には上手がわからない。」…至言です。

何度聴いても鳥肌モノの「HAGAKULE」…そしてアンコールは山梨が生んだ偉大な俳人・飯田蛇笏・龍太父子の句集から、ぱっ!と開いた頁の句から閣下が選んで詠じ、それに友吉さん・望月さんが即興で 伴奏…という趣向。
まったく打ち合わせなし…という緊張感とグダグダ感と、その両方があるのがまた楽しくって♪
終わってみれば予定時間(90分)をはるかに越える2時間半の公演でしたが、中身は濃くって大満足♪

で。
忍野村→富士吉田駅行きのバス…公演の終わった時刻には終了〜。
結局、タクシーを呼んで駅に向ったわけですが…なんと3320円かかりました!
(相乗りでワリカンでしたが。)
そんだけ分、往路は歩いたのねぇ〜〜…と我ながら呆れ返った次第。

でも、1日中富士山を眺めることが出来た…それだけですっごく贅沢な気分の1日でしたね。
尤も、地元の方に言わせると、春霞でかすんでいる…んだそうですけどね。(←閣下のトークより。)

春霞の忍野富士

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2010年03月18日
映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」
 http://liargame.jp/

   

もともとが週刊ヤンジャンに2005年から不定期連載されているコミックスが原作。
TVドラマとして2007年にSeason1が、昨年Season2がO.A.され、『ファイナル』として今回の映画化。
「ファイナル」とか「完結編」とかを映画で…って、最近多いよね。
で、もともとの原作を読んでたし(立ち読みでだけど・汗)、TV版もそれなりに楽しんで見ていたので、今回の「ザ・ファイナルステージ」も観に行きました次第。

騙し合いなか、勝者が賞金を得、敗者は多額の負債の抱える…という「ライアーゲーム」
ひとくせ、ふたくせある人間のなか、そのゲームに巻き込まれた「バカ正直」な神崎直(演・戸田恵梨香)と、「天才詐欺師」秋山深一(演・松田翔太)のふたりを軸に、計11人による最後のライアーゲーム「エデンの園ゲーム」でマネーを奪い合う…という原作から離れた完全オリジナルストーリー&オリジナルゲーム。
主人公の目標が「赤い林檎を11人そろえる。」とハッキリしているので、今までの経緯がわからなくても、いまいちゲームのルールが理解できてなくても、それなり映画として楽しめるつくりになっておりましたね。
TV版では「ボスキャラ」がハッキリわかっていたけど、映画では「X」として、最終局面まで正体は不明。
そのあたりも今までと趣向が異なっていたかな。そのわりに、割とバレバレな感じだったけどw

戸田恵梨香は2007年のTV版のO.A.以来、割と気になっていた女優さんでして。
あれから2年経て、女優さんとしても成長して…最初のO.A.では「バカ正直な女子大生」がピタリはまり役だったのが、今回そう見えなくなっちゃったというのが、なんともはや皮肉というか。(←極私的見え方ですが。)
でも、今にして思えば、2007年のドラマ版のキャストや音楽って、ちょっと「先取り」してたんだなぁ…なんて今さらながら思ってみたりして。

ともあれ、映画としてなかなか楽しめた1本でした。
原作・ドラマをお好きな方、キャストがお好きな方なら、観てみて損はないかな。

なーーんて言って観に行って、騙されても知らないし。
だって「ライアーゲーム」ですからw

2010年03月19日
ちょっと映画づいておるというか、何というか。

映画「シャーロック・ホームズ」
 http://wwws.warnerbros.co.jp/sherlock/

     

言わずと知れたコナン・ドイルが生んだ世界で一番有名な探偵・シャーロック・ホームズと、そしてその盟友・Dr.ワトソン。
今まで何度も映像化されておりますが、個人的に(そしておそらく多くのひとがそうであるように)オレのなかでは、ジェレミー・ブレットがホームズを演じ、露口茂が声をあてたNHKでの英国グラナダTV製作・NHK O.A.版がベストであります。

で、今回のシャーロック・ホームズ。
今までの類型的なホームズが行動的ではあるもののそちらかといえば理知的な点がクローズアップされ、それに見合う描き方やキャスティングがされておったわけですが、今作ではロバート・ダウニー・Jrを配し、行動派…と言うよりは“武闘派”な感じ。
そして、ジュード・ロウ演じるDr.ワトソンともども、走るは格闘するはで、原作のエッセンスの好き勝手なところを抽出して組み立てなおしたアクション映画に仕上がってました。

…ということもさることながら、ホームズ×ワトソン(あるいはワトソン×ホームズ)な疑惑な関係も見え隠れと言うか、隠れてないというか。
まぁ、そのあたりは、パンフレットでオーケンが全部解説しちゃってるので、それ以上書くことないんですけどねw

意外といっては失礼ながら楽しめた映画でした。
続編ありそうな引張り方だし、ちょっとそのあたりにも期待しちゃいたいところです。
オレ的ホームズのベストが『演・ジェレミー・ブレット/声・露口茂』なのはゆるぎないのですけど、ね。

2010年03月20日
face to ace パジャマLIVE Vol.30 in 京都
〜 the 出張パジャマ@Live House 都雅都雅


face to aceのプライベートライブ=パジャマLIVE…その出張Ver.第2弾は京都…過去2度ACEさんが「単独犯」をされたLive House 都雅都雅にてございました。

京都でのワンマンライブ…実は今まで機会がなくって。
たとえば、KYOTO MUSEや法然院では秋人さんと一緒だったし、、円山野音での「Do You KYOTO?」や、かたつむり大作戦(交通安全キャンペーン)はイベントライブ。
元立誠小学校で行われた「木屋町情熱物語」はワンマンだったけど、90分16曲と、フルサイズよりは少し短め。
フルサイズのワンマンというと、一昨年3月のMASTER PLAN 2008"NOSTALGIC WINTER"KYOTO MUSE以来、2度目…とのこと。
A「大阪や神戸と比べて、京都は隙間産業的で。申し訳ありません。」
ただ、4月から、“LIVE PEAKS”が始まり、そちらは熱いライブになること必至。
A「一昨年までみたいに、客席にダイブしたりしますし。…髪の毛立てようかな。(笑)」
ツアーは熱くなるので、パジャマはゆる〜く…それくれいしか、存在意義がない「パジャマ」と。
A「ツアーが始まると、パジャマLIVE出来ないし、東京でやろうにも、KABUTOがなくなったので…現状、パジャマホームレスなんです。(爆 笑)」
…ホームであるハコがないって意味ですから、ね、ね。
海「パジャマ姿のホー◎×スの方、いらっしゃいますよね。」
…海月さんたら。。。(苦笑)
A「きょうは出張パジャマ…デリバリーパジャマ…デリパジャ、Hな感じですね。(笑)」
なぜかそこから、店内であはんなことして摘発された老 舗キャバレーLに話が飛んだりして。
…ってか、あの♪楽しいL、愉快なL…が摘発されたなんてNEWS、ここで初めて知りましたがな!!

ほかにも折りしも3連休初日ということで、大渋滞の高速道路に対するぼやきとか、「そうだ京都行こう」というJR東海のCMのフレーズから、レアな『鉄』話になったりとか…まぁ、そんな感じで、MCこそゆる〜〜〜い感じだったのですが、LIVE自体は終盤には燃焼系の曲が続く『曲雪崩』→ENCORE2では、全員立っての大盛り上がり。
「CARNAVAL」の後・・・
A「きょうはパジャマLIVEということで、そんなに盛り上がることもなかったんですけど(笑)、最後までしんみりと乗ってください。(笑)」
ラスト2曲は…海月さんも「ギタリスト仕様」でギュインギュインに乗りまくり♪でした。
と、まぁそんな感じで、大渋滞にはまりフラストレーションたまっていたと思われるおふたりの…特に海月さんの弾けっぷり・壊れっぷりが楽しかっ た、「デリパジャ(笑)」in 京都でありました。

LIVE後は、パジャマLIVEならではのまったりTIMEがあり、おふたりとイロイロお話される方も多かったようですが、オレは所要もあったので、ご挨拶もせずそそくさと退場。
まぁそんなんはあくまでオマケだし、十二分にLIVEを堪能致しました。
LIVE自体めっちゃ盛り上がってたし、再来週から始まるツアー“LIVE PEAKS”の、いい弾みになったんじゃないでしょうかねぇ…。

2010年03月25日
なんだか映画づいております3月後半…
またまた行って参りましたよ映画館。

映画「時をかける少女」
 http://tokikake.jp/

     

もともとが筒井康隆が1960年代半ばに書いたジュブナイル小説が原作。
何度か映像化もされておりますが、1983年の大林宣彦監督・原田知世主演の映画がいろんな意味でエポックメイキング的なものでしたねぇ。
今回の2010年・仲 里依紗主演版は、原作とも、1983年版…その両方の「時かけ」を受け継ぐ、正当「続編」的な位置づけになりましょうかねぇ。

仲 里依紗演じるは、先の主人公・芳山和子の娘・あかり。
彼女が母の代わりに1972年4月にタイムリープすべきところを、1974年2月に跳んじゃって…てなお話。
1974年を舞台にほわわぁんとした青春群像劇が繰り広げられるんだけど…かなりラストは切ない感じで…。(><)
1983年・原田知世版は「殉恋映画」として名高いそうだけど、その精神をきっちりと受け継いでありますたね…。

というお話よりも何よりも。

仲里依紗がイイっ!!

2006年のアニメ版「時かけ」で主役・紺野真琴(こちらは芳山和子の姪という設定)で声をあててたので、名前くらいは知っておったですが。
なんとも、不思議な魅力にあふれちょりますわ…。

というわけで、「時かけ」観たあと、彼女がゼブラクイーンとしてボンデージな悪役演じる「ゼブラーマン-ゼブラシティの逆襲-」の前売り券即購入w
…原作的にも主演(男)的にもまったく興味の無かった「ヤンキー君とメガネちゃん」も、このままだと間違いなく見てしまいそうだ。(弱)

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