9/7/2015/MON
本棚の10冊で自分を表現する -文庫本-
「本棚の10冊で自分を表現する」というタグがTwitterのタイムラインに流れてきた。
面白そうなのでやってみようと本棚をいじってはみたものの、10冊選ぶのは難しい。
好きな本や音楽のベストテンを選ぶのはとても難しい。
ブクログの「お気に入りベスト3」も定期的に変更している。今日時点で掲示している3点は、森山啓『谷間の女たち』、福永武彦『草の花』、それから、島崎藤村『破戒』。少し偏っているので、そろそろ変える。
ひとまず10冊並べて写真に撮り、ツイートした。この書棚はベッドの頭の上にある。家具店の人は「宮付きベッド」と呼んでいた。
愛読書を披露するのは、なんとなく恥ずかしい。裸体を見られているような気になる。
ツイートをしてしまってから山口瞳が2冊入っていることに気づいた。こういう仕事をいつもしくじる。一回で済んだためしがない。慎重さが足りない。
山口瞳の『諸君!、この人生、大変なんだ』を残し、『酒呑みの自己弁護』は外した。それから、もう一冊を探しはじめた。
手持ちの文庫本を見回し、『烏兎の庭』にはこれがなければ、という一冊を見つけた。ルソー『孤独な散歩者の夢想』。
大学で国際関係論を勉強するつもりだったのに、政治思想史を学ぶことになった。政治思想史のなかでも、ルソーはいちばん文学に近い。もともと私の志向は、社会科学系より人文系に向いていたのかもしれない。
ほとんどの本は、『庭』のなかに感想文を書いている。
- 森有正エッセー集成、森有正
- 諸君!、この人生、大変なんだ、山口瞳
- 石原吉郎詩文集、石原吉郎
- 西田幾多郎随筆集、西田幾多郎
- 藤村随筆集、島崎藤村、十川信介編、
- 総員玉砕せよ!、水木しげる
- 草の花、福永武彦、
- 孤独な散歩者の夢想、ルソー
- ルバイヤート (Rubā`iyāt)、オマル・ハイヤーム (Omar Khayyám)、小川亮作訳
- 人はなんで生きるか (What Men Live By) 、トルストイ (Lev Tolstoy)、中村白葉訳