【北向観音】(北向き観音)
西暦825年の創建。1182年木曽義仲の戦乱により焼失し,その後源頼朝の命により復興,1252年塩田陸奥守北条氏により再々興されたが1713年に焼けてしまい8年後の享保6年に再建され,その後いく度か改修されて現在に至っているという。
本堂が北に向いてるのは全国でも珍しいそうだ。南向きに建てられている善光寺で「未来往生」を,北向観音で「現世利益」を願う,すなわち両方にお参りしなければ片参詣りになってしまうと言われている。われわれは明日,善光寺に詣でるのでOK! |
【愛染かつら】
観音堂の境内に樹齢1200年とされる大木のカツラがある。高さ22m,目通り5.5m枝張り14m,信越線いまは信濃鉄道の車窓からも望見できるという。川口松太郎の名作「愛染かつら」はこの木からヒントを得たという説あり。ただし映画「愛染かつら」では池上本門寺のイチョウの木が使われたそうだ。
境内にはこのほか崖に張り付いたように建てられている薬師堂など数多くのお堂や鐘楼などが建ち,句碑(芭蕉,花柳章太郎)・歌碑(夕焼け小焼け・北原白秋)・燈籠などが立ち並んでいる。 |