日付は 新しい日記 が下に続いていく構成です
■めざすぞレトロ銭湯
【2007.1.7】
今年もめざすぞレトロ銭湯、ということで、ここだけは入っておきたい未踏の東京レトロ銭湯をリストアップしてみることにした。
●新宿区:
松の湯〜早稲田通り沿いの大型銭湯。玄関に飾ってある木彫りの懸魚が印象的。
●文京区:
君の湯〜屋台骨は風情があり、和風に綺麗に改装されている。
●台東区:
梅の湯
〜梅のような彩りの2重の千鳥破風が印象的。
●墨田区:
田中湯〜平屋のような小さな平入り瓦葺銭湯で、可愛らしい。
松の湯〜立派な唐破風・木彫り懸魚のある威風堂々の銭湯。
●江東区:
天神湯〜亀戸天神の裏、二重のむくり破風が美しい。
富山湯〜緑のトタン張り、山小屋風、何となく惹かれる。
●品川区:
万年湯〜普通の民家のよう。早く行っておきたい。
松の湯〜威風堂々、風呂が充実していて人気の銭湯。
花の湯〜平入りだが背が高くて立派なレトロ銭湯。
●目黒区:
大黒湯〜松ノ木が中庭から高く伸び、大きな千鳥破風の立派な銭湯。
富士の湯〜飾り気がなくシンプルなところが美しい。
●大田区:
末広湯〜大きな破風、昔ながらの銭湯だ。
一の湯〜とにかく美しい玄関周り、白くて大きな千鳥破風。
小松湯〜平入り・2階部分のように見える、高い脱衣場の天井が印象的。
第二松の湯〜旧東海道沿いの絵に描いたようなレトロ銭湯。改装もされていてきれい。
●世田谷区:
弘善湯〜玄関周りの石造りが重厚な感じ。
栄湯〜大きな千鳥破風の下に見事な唐破風、松も生い茂る威風堂々・申し分のない外観の銭湯。
弦巻湯〜なぜか惹かれるコンパクトな平入りの住宅風
●中野区:
大黒湯〜静かな住宅街の一角にあり、看板が見事でどっしりとしている。
●北区:
港湯〜青いヨットの帆のような日除け?が可愛らしい。どうして港?というのも惹かれる理由。
豊島浴場〜ここもシンプルでトタンの山小屋風。お隣の豊島湯こそ見事な唐破風銭湯なのだが(両方行きたい)。
●荒川区:
竹の湯〜玄関回りがあまりにも渋い。旅館の入り口のようだ。
玉の湯〜野崎浴場の渋いが、まずは玉の湯?薄茶に塗られた柱や引き戸が印象的。花道も立派。
●豊島区:
新月湯〜ここも旅館風、長く伸びた石塀がゴージャス。
●板橋区:
宝湯〜第二宝湯もレトロだが、この花道から奥に引っ込んだ平入りの宝湯は、レトロ度が高そう。
●足立区:
いこい湯〜二重千鳥の典型的レトロ銭湯。
あたみ湯〜平入り高天井で、風情の溢れるレトロ銭湯。
富士見湯〜大きな白い千鳥破風に鶴の絵が印象的。
一の湯〜やはり大きく伸び伸びとした屋根が見事です(トタン葺き?)
●葛飾区:
吉の湯〜京都の銭湯のようでかわいいレトロ。
星乃湯〜高速下の荒野の一軒家銭湯。早く行っときたい。
末広湯〜申し分のない外観の典型的レトロ銭湯。
第四富士の湯〜平入りで小ぶり、屋根瓦の鯱が忘れられない。
成弘湯〜背が高い平入り、なんか寂しそう。
不動湯〜場末に燦然と輝く堂々の威風。
竜の湯〜
●江戸川区:
長寿湯〜ピンクのビニール庇や白い瀟洒な屋根が美しい。
吉野湯〜完璧です。背の高い堂々のレトロ銭湯。
新月湯〜昭和レトロの美しい外観。外に描かれたペンキ絵は心に残っている。
●調布市:
緑湯〜小ぶりだけど町の昔ながらの銭湯という感じ。
●稲城市:
玉城湯〜威風堂々、稲城のこんな場所に。まるでお城のようだ。
●町田市:
龍の湯〜畑の裏、何とも温かみのある必見の銭湯。真っ先に駆けつけたいところなんだが。

というわけで、10軒ぐらいリストアップするつもりが、あれもこれもと止まらない。このほかにもまだまだ行きたい銭湯で溢れているのだ。それ自体嬉しいことなのだが、無くなってしまったらと思う気持ちが焦らせるのだ。まあ、1軒づつ、ゆっくり回りことにしよう。
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■浅見光彦に魅せられた
【2007.7.7】
「浅見光彦」といって、知る人は良く知っているし、知らない人は全然しらず、中間は存在しないと思う。内田康夫という作家の書いた(書いている)シリーズものの推理小説に登場する名探偵の名前だ。このシリーズの最大の魅力はこの主人公のひととなりで、もちろん推理小説における「推理するおもしろさ」は欠かせない要素なのだけれども、ことこの小説に限っては二の次かもしれない。

では、浅見光彦がどんな人物かというと、「長身でハンサムな清廉潔白な独身青年(アニメの主人公と同じように何年経っても年とらない33歳)で、理知的で物腰は優しいが、女性にはやや奥手」という絵に描いたような好青年だ。それでいて事件に対する洞察力はずば抜けていて、難事件を次から次へと解決していく。被害者の身内や親しい人の中に必ずといっていいほどチャーミングな若い女性がいて、浅見とともに事件を追いながら浅見に淡い恋心を抱くようになる。一方の浅見の方もまんざらではないのだが、事件が解決した途端、あっさりと身を引いてたち去っていくというのが定番となっている。事件解決に向けてどんどん引き込まれていくのと同時進行して、出会ってから別れるまで時々刻々と変化していく心の機微が面白い。冷たいわけではないのだが、ハードボイルドなところがかっこいい。また、この推理小説には生々しい事件現場の描写もなければ、けばけばしい男女の描写もないところがいい。

そして浅見は、「いいところのお坊ちゃんという設定で、お手伝いさんがいる実家で兄夫婦・堅実な母親とともに暮らす気ままな居候であり、仕事の方もこれまた気ままなフリーの雑誌ルポライターといううらやましい(ヒーローはうらやましい存在でなくてはならない)環境にあり、極めつけは年の離れた兄が警察庁刑事局長という地位にあるということだ。浅見はそのような自分の身分を隠して行動するのだが、事件が核心に近づくにすれて毎回必ず事件担当刑事・警察署長にばれてしまい、彼らの扱いが一変する。その瞬間が水戸黄門の紋所を見せられた時のようで痛快なのである。

そんなわけで、推理小説というのは殺人事件とかがあってとかく陰惨で暗くて重たい話になりがちでありながら、ちょっとコミカルな要素もあって、軽やかに晴れ晴れと読み進むことができる。それでいて、推理小説としてのストーリー展開や真犯人の意外性などに関しては期待を裏切ることはなく、決して読み手を飽きさせない。

ということで、すっかり浅見光彦シリーズにはまってしまって、現在早くも20冊目を読み始めたところ。嬉しいことにすでに浅見シリーズだけでも100作を越えている(このほかに内田の作品には岡部警部シリーズなどもある)ということだから、当分品切れになる心配もなく、安心してこの居心地のいい空間に身を委ね続けていられるのが嬉しい。で、作ってしまったのが、内田康夫作品リストと読書歴というわけ。
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■mixiの銭湯関連コミュには?
【2008.1.14】
今まではあまりmixiを見ていなかったのだけれども、年末の銭湯入浴会&忘年会でmixi経由で参加した人が多かったので、改めてmixiの銭湯コミュニティーを調べてみることにした。

当たり前かもしれないけれどもmixiをあまり知らない人のために・・・ SNS(Social Networking Service)というネット上のコミュニティーの一つで、数ある中の最大手のもの、会員からの紹介がないと入れない。
http://mixi.jp/

2チャンネルでいうところの板-スレッドに当たるものが、コミュニティー−トピックで、mixiという全体のコミュニティーのなかに星の数ほどの個々のコミュニティーが存在する。 で、キーワード「銭湯」でコミュニティー(以下コミュと略す)を検索すると、211のコミュが検索された。リストを見ただけでも1ページに30づつのコミュが列挙されているので、全部で8ページにも及ぶ(新しい順なので、古いコミュ、大きいコミュは後ろの方に載っている)。

2004年4月の登録第1号の銭湯関連コミュは、銭湯民族(71)。括弧の中はそのコミュの参加者だから、コミュの大きさを表すことになる。多くのものはコミュ参加人数が10人以下で、立ち上げてまだ早期かあまり賛同を得られていないものということになる。

1000人以上が参加している巨大コミュは5つだけ・・・

関西のスーパー銭湯・温泉(5954)
スーパー銭湯好きのゲイ(4220)
スーパー銭湯(3282)
銭湯(2367)
そうだ、銭湯行こう。神奈川編(1398)

スーパー銭湯が上位を占めているのだが、
銭湯に絞ってさらに大きいもの(参加者100人以上)を列挙すると・・・

北摂の銭湯、温泉好きの人コミュ(715)
Ilove銭湯・温泉・お風呂in北陸(669)
愛知県 銭湯・お風呂の会(487)
とにかく銭湯(373)
銭湯・温泉・岩盤浴in北九州(296)
東京の銭湯・サウナ・温泉(239)
銭湯は人生の一部です[名古屋](223)
東京23区「430円温泉銭湯」(182)
新潟県の銭湯・温泉(176)
ビバ!銭湯in京都(166)

さらに中小の銭湯関連コミュを列挙すると・・・

温泉銭湯サウナが大好き!(86)
東京銭湯ナイト!10月10日(79)
金沢銭湯部(76)
富山&高岡銭湯隊!☆(75)
愛媛の温泉&銭湯(62)
☆銭湯は最高だ 銭湯愛好家☆(62)
銭湯お遍路巡礼☆(45)
関西銭湯部(44)
高円寺銭湯倶楽部(42)
銭湯〜せんとう〜@福岡(32)
(そのほか、広島、岡山、釧路、福岡、奈良、西宮、静岡、岐阜、伊勢、石川、八戸、大阪市付近、札幌、札幌市内、札幌中央区が含まれる銭湯関連コミュあり)

参加者は少ないけれどもユニークなコミュ・・・

銭湯経営者(5)
実家が銭湯の人(27)
海外銭湯友の会(2)
銭湯ランナー(3)
駅前銭湯友の会(12)
変わった風呂屋(銭湯/温泉)(19)
東京学芸大学 軟式銭湯部(7)

このなかで、近隣の人達が参加されていると思われるコミュは「銭湯」、「東京の銭湯・サウナ・温泉」、「東京銭湯ナイト!10月10日」、「高円寺銭湯倶楽部」あたりだろうか?

コミュ「銭湯」の中のトピックとしては・・・

ひとっぷろ浴びたら書く(180)
廃湯(63)
銭湯のちょっとイイ話(7)
変わった銭湯(6)

トピックとは別にイベントと言うのもあって・・・

銭湯入浴会&忘年会(廿世紀浴場)

コミュに参加表明すると書き込みが許されるほか、新しい書き込みがあったときに教えてくれるというメリットがあるわけで、興味のある方はどうぞ。
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■全国の公衆浴場の数は?
【2008.1.15】
実はけっこう統計オタクなのです。 というわけで、何年ぶりかで全国の銭湯数統計を見てみることにした。 (確か数年前にも紹介したけれども・・・) 確実ではないけれども普通浴場にあたるのが一応銭湯です。 統計は最新のものなのですが、平成18年度末時点のものです。 (厚生労働省労働統計システムから衛生行報告例(平成18年)の公表データ:文末に文献)

全国の普通浴場数はずばり、
5903+419(私営+公営)=6122軒です!!

東京都:964+1(私営+公営)=965 軒
大阪府:1050+53(私営+公営)=1103軒

大阪の公営については良くわからないのですが、公営の福祉風呂がけっこうあるのでは?ポイントは私営に限っても、とうとう大阪にトップの座を奪われたということ

ちなみにベスト5は、 北海道441+61=507、青森県284+65=349、鹿児島県280+57=337 と続くのですが、私営に限れば、なんと兵庫県281+1=284が第5位です。 これは意外や意外。

ところでこのうちの公営の普通浴場はほとんどの県ではわずかしかないのですが、 大分県70、青森県65、北海道61、鹿児島県57、大阪府53、奈良県30、京都府11 と関西圏を除けば温泉施設がほとんどだと思われます。

逆に危機に瀕しているワースト5は 佐賀県4+0(私営+公営)、島根県5+0、山形県5+0、茨城県10+0、沖縄県10+1 ここでのポイントは47都道府県で0の県はまだないということ。これらの普通浴場が銭湯かどうかはわかりませんが、とにかくこの統計の時点では普通浴場が存在しているようです。

ところでこれは公衆浴場の統計から普通浴場を抜粋しているのですが、ほかにどういうものが含まれるかというと、東京の場合の数字を入れて紹介すると、

総数2701、普通浴場965、個室付き浴場224、ヘルスセンター50、サウナ風呂321、スポーツ施設294、その他847

この「その他」にスーパー銭湯が含まれるのでしょうか?それにしても800もないはずだけど(あとは岩盤浴とかはまさか含まれない?それともホテルの大風呂?)

最後に特筆しておきたいデータ、それはこの1年間の東京の営業許可軒数が330件(全国では2667件)で、営業廃止件数の207(全国1595)を大きく上回っていることです。これはここ数年ずっと見られる傾向です。普通浴場は減少の一途だから当然、「その他」あたりが増えているわけです。そう、公衆浴場は全体としては増え続けているのです。

ちなみにに指定都市・中核都市の絶滅危機に瀕しているベスト5(普通浴場)は、 川越市1、豊田市1、宮崎市1、静岡市3、秋田市3、いわき市3 です。やはり0のところはまだありません(もちろん小都市は含まれません)。

最後に直接、統計表を見たい人のためにアクセスルートを示します。 厚生労働省のホームページを開く。
http://www.mhlw.go.jp/
→右上の「サイトマップ」をクリックする。
http://www.mhlw.go.jp/new-info/map.html
→右上の「統計調査結果」の項目の「厚生労働省統計表データベース」をクリック。 http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/index.html
→下の方へ目をずらすと、統計表データベースの検索機能選択という表があって、 この表の一番上の「厚生労働省統計表データベースシステム」をクリック。 http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/IPPAN/ippan/
scm_o_NinshouNyuuryoku

→さらに表があって、この中の3段目の「統計表検索」をクリックする。
→これでやっと検索画面にたどり着いた。ここで キーワードに「公衆浴場数」と入力して、表下の検索ボタンをクリック。 (そのほかの項目は白紙でよい)。

これで10年間の見たい表が出てきているはず。 今回、紹介したのは一番上の平成18年のデータ(第24表)です。
http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/data/130/2006/
toukeihyou/0006097/t0135921/HAR0240_001.html


付録: 公衆浴場を新たに開業するための手引き
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/
nisitama/soudan/shigoto01/todokede/files/kouyoku-tebiki.pdf


東京都には生活文化スポーツ局の中の消費生活部生活安全課に「公衆浴場係」と言うのがあるのです(初めて知りました)。
http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/k_joho/koyoku/
この中の「東京の公衆浴場の現況」に東京の銭湯数が出ています。これは面白い。
http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/
k_joho/koyoku/kouyoku2.html
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