■銭湯マップ、涙のゲット
【2002.8.10】 |
東京銭湯マップ2002を手に入れるのは容易なことではなかった。先週、板橋の沢の湯に行って散歩の後の汗を流したが、その日のつかささんのホームページの掲示板を見て狼狽した。「やっと銭湯マップを手に入れました」と掲示板に書き込みしている人がいる。「なに〜?もう銭湯マップの配布が始まっていたのか!」実はこのところの何回かは地下鉄の駅で組合の機関紙1010をゲットし続けることができていたので、もうそろそろと思ってちゃんと目を光らせていたのだ。それなのにこれはいったいどういうことなのか。さらにくじけたのは、その人は板橋区の銭湯で銭湯マップをゲットしたらしく、おまけに板橋区は穴場であるかのようなコメントを書いているのだ。「今日、板橋区の銭湯に行ったのに、どうして???」と泣きが入った。
あわてて翌日、いつも1010を置いてくれている近所の梅月湯に駆け込んだところ、ない!「おばさん、銭湯マップは?」と血相をかえて尋ねると、「銭湯マップ?これはもう手に入らないよ。」と言って、ごそごそと番台の脇からマップらしきものを出してきた。目の前が真っ白になりつつ、それをよく眺めるとA4版のぼろぼろの冊子ではないか!「おばちゃん、違う、違う。それじゃなくて最新版の1010だよ。いつも置いてくれている・・・」と言うと、おばちゃんは、「あれにマップなんか出てないよ。」。で、わたし、「さ、さいしんばんは、最新版はないんですか?!」。すると、おばん「そういえば家の方に届いていたけど、まだ出してなかった。」だって。その後の顛末はというと、家の方に電話をしてくれて、おじさんが箱ごと番台まで届けてくれて、めでたく銭湯マップを1冊ゲットすることができたのでした。やれやれ、ふー。
ところでそばにいた常連客のおじいさん達が、やおらそのマップを手にし、しばし眺めてから曰く、「こんなもの、いらねえよな。地元で聞けばわかるじゃねえか。」。で、わたし、目が点になりつつ、「そ、そうですよね〜。」と答えるのがやっとだった。もう1冊欲しくてさらに翌日、西荻の天徳湯に足を運ぶもマップらしきものの形跡なし。1冊手に入れたのだから満足しなきゃ、と自分に言い聞かせた。というわけで銭湯マップ、涙の1冊ゲットであった。 |
a |