2003年8月下旬
前回の傷心から2ヶ月、オートテラスやカーセンサー、gooなどのHPを毎日チェックしていたある日のこと。関東近辺で見に行けそうな物件を見つけました。
名古屋や福岡などは結構台数が多いのに関東近郊で私の探していたグランプリホワイトは非常に玉数が少なかったのです。
今回見つけた店舗は東村山。我が家から車で1時間半の距離。
これ以上遠いと、手動装置の手続きなどで数回は通うであろうことを考えると、ちょっとキツイように思いました。
また、中古車を購入するのは初めてなので、ディーラー系以外の店舗で買うのは心配でした。
2003年8月31日
東村山の「オートテラス瑞穂」へ実車を見に行きました。
平成11年式 GH−AP1 グランプリホワイト
走行30,000km・赤革シート・DVDナビ・純正トランクスポイラー付き。
これも外装は非常にきれいで、バンパーに目立たない傷がある以外はピカピカ。
内装は走行距離相当のヤレ具合。タバコ臭がキツイのが気になりました。
私が最初に声を掛けたのが店長代理のEさんでした。
Eさんの話では以前のオーナーは彼の担当したお客さんで3000kmごとにオイル交換するなど、非常に丁寧に乗っていらしたとのこと。
私もこちらの状況を説明し、グイドシンプレックスやその後見つけたツインモードクラッチについて話し、店内のPCでこれらが紹介されているHPを見せました。
当然のように、Eさんは手動装置等の存在を初めて知ったそうです。
車は4年落ちでしたが、Eさんの「中身は保障します!」との言葉を信じて、もう気持ちは決まっていました。が、やはりこちらも名古屋の方と商談が進んでいるとのこと。またしてもその結果を待つことに。
2003年9月6日
グイドシンプレックスの代理店(株)GSTの本社に電話で問い合わせ。
S2000への取付は可能との答え。
ただ、メインでグイドを扱っていたGST大阪が9月いっぱいで閉鎖になり、グイドの輸入を担当していた(株)SPKが撤退するとのこと。このため国内に在庫の無いオートクラッチ(932シンクロドライブ)はいつ入荷するか全くわからないとのこと。ただ手動装置(906A/907プッシュタイプメカニカルアクセルリング&ブレーキレバー)は在庫があるそうです。
次に日本ウェア・ハウス(株)に電話。こちらもオートクラッチ(ツインモードクラッチ)を扱っています。
しかし、こちらは休日で担当の方がいないとのことでした。
そのあとオートテラスEさんに電話で商談結果を確認。
まだ先方が迷っているとの事。私が購入権を得るためにはどうしたらいいのか尋ねると、成約するしかないと言われました。
そこで私は即決。「明日契約しに行きます!」
また別の店で1から手動装置について説明するのが面倒だったし、CR−Vの3回目の車検が11月に迫っていることもありました。そしてなにより一緒に一生懸命考えていただいたEさんの姿勢を気に入っていました。
2003年9月7日
ついにS2000成約。
手付金10万円をお支払いしました。
そしてEさんにGSTにご連絡していただくよう依頼。
話の内容は昨日私が聞いたこととほぼ同じ。ただ、取付に関してはGSTグループのシトロエン東名横浜で引き継いでいただけるとのことでした。
オートクラッチ(932シンクロドライブ)の入荷は不透明。しかし、テンキーによる入力で数値によるセッティングのできる点、グイド手動装置とのマッチングを重視し、現段階では状況が好転するのを待つことにしました。
その後、初めての試乗。
実は試乗もせずに契約したのでした。(^^;
もちろん自分で運転は出来ないので、Eさんのドライブで私は助手席に。
バックレストに背中が押し付けられ、腰の辺りをグイグイ押される様な加速。
軽く恐怖を感じるほど・・・。
風の巻き込みの驚くほど少ないキャビン。
硬いけれどゴツゴツしているわけではない足回り。
昔プレリュード(BB4)に乗ってた頃の記憶がフラッシュバックします。
でもプレとはやはり違う。
これがS2000なのか・・・。
2003年9月8日
契約翌日から金策に走り回ります。
入金しないことには改造が始められないのです。
もう目の前のS2000に舞い上がって、すべての事が後手後手に。
この遅れによって、約2週間のインターバルが空いてしまいました。
その間にオートテラスでは、納車前点検が実施され、ピカピカに磨き上げられます。
そして数日後、ひとつの決断が下されます。
グイドシンプレックスシンクロドライブの導入をあきらめ、ツインモードクラッチの搭載を決めました。
グイドの入荷の状況に進展が見られないこと、CR−Vの車検が刻一刻と迫っていること。
日本ウェアハウス株式会社(ツインモードクラッチの東日本代理店)に問い合わせをした際、営業のOさんのお話では、フィーリング重視のセッティングを行っているとのこと。とくにS2000のような車でフィーリングがよくないってのはいただけませんからね。
またセッティングの幅はグイドより狭そうですが、大きなトラブルは報告されていないという信頼性の面も決め手になりました。
これでS2000プロジェクトも大きく前へ動き出します。
2003年9月22日
S2000がウェアハウスに搬送されました。
工期は約1週間とのこと。
私にとっても未知な装置なので、うまくつくか非常に不安です。