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『平清盛』終了。

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去年は『江』のバームクーヘンとクッキー(写真はこちら)、
今年は宮島で清盛のチョコ大福を買ってきたうちの母


平清盛、最終回でした。
個人的感想は前回の記事で書いたんだけど、最後まで印象は変わらなかったかな。
制作サイドのやりたかったことは解るんだけど、作り手がやりたいことと視聴者が観たかったものがズレてしまったのが残念な感じでした。
色々と惜しいというか…

大河ドラマでは珍しいアンチヒーローものということで、『龍馬伝』での異常な龍馬マンセーや『江』でのご都合主義の主人公補正が苦手だった私としては、アンチヒーロー大歓迎だったのですが。
ちょっと、予想以上の主人公アンチっぷりに若干引き気味でした(笑)
と云うか、脚本家、絶対源氏贔屓だろ!
もう少し世間一般のイメージを覆すような清盛像を期待していたんですけどね。

良かった点は頼朝&政子夫妻が魅力的に描かれていた事。
私、個人的に頼朝と政子の夫婦が好きなんです(笑)でもこの二人も今まで世間的に「義経を追放した冷酷な兄」や「日本の三大悪女の一人」みたいな悪いイメージが強かったんだけど、今回の大河ではちょっとヘタレな御曹司と気の強い肉食系女子といった今時のカップルみたいな描かれ方をされていて面白かったです。
ただ、清盛が主役のドラマでこの二人がイメージアップされるというあたりが皮肉ですが^^;
何度も思ったんだけど、ホント、頼朝を主役にすれば納得できたかもしれない。
実質、頼朝が主役みたいなものだったし、それだったら松ケンの清盛も「主役を喰う勢いの怪演技」みたいな、別の評価があったかもしれないんですけどねぇ。


何にしろ、今までの大河ドラマにはない挑戦的なドラマだったことは確かです。コアなファンもいそうだし、2、3年後には再評価されてるかも知れない(笑)
来年は綾瀬はるか主演の『八重の桜』で一気に時代も雰囲気も変わりますが、また篤姫ブームに便乗した、「普段大河を見ない女性層」をターゲットにした作品になるんでしょうか。
『江』みたいな学芸会ドラマにさえならなければいいんですけど。
あと、今回の清盛の失敗(?)を反映して、時代設定など解りやすく配慮した脚本になるかも知れないけど、「これ『ヒストリア』で良くね?」みたいな展開になってしまうと少々残念なので、大河ドラマ特有の重厚さは残してくれると有難いです。

色々と偉そうなこと云ってますが、長年大河ドラマファンやってる身としては低視聴率が~とかマスコミで大河が叩かれるとちょっこし辛かったりする(笑)ので、これからも魅力的な大河ドラマ作って貰いたいのです。


『平清盛』スタッフとキャストの皆さん、1年間お疲れ様でした!