― houin ―

『 芳陰 』







完成までにずいぶん時間がかかってしまった、遙か2玄武萌画です〜。
3ヶ月ごとに眠りの時期と活動の時期が訪れる、実年齢(?)90歳の謎の陰陽師、
泰継殿が住まう庵を描いてみたい!…と、思ったものの、どんな部屋なのか、
また 何があるのか、何がいる(式神とか?)のか想像を掻き立てられすぎて、
全体的なテーマが見えるまで放置させた時間がかなり長かったですね。(^^ゞ

結局、3ヶ月の眠りに入る直前、もしくは3ヶ月の眠りから覚めたばかりの泰継殿と
それを甲斐甲斐しくお世話をする泉水ちゃん…という設定に落ち着いたので、
式神は却下、部屋の中には書物くらいしかないだろう、という結論に至りました。
また、"人ではない不安定な存在である泰継殿"ということで、「ちゃんと目覚めることが
できるのか」、「起きた時に泉水は傍にいてくれるだろうか」という不安感も表現したかった
ので、壁にひび割れを描いて ちょっとだけ廃墟風にしてみました。
でも床はピカピカに磨かれております。(笑
泰継殿が穢れを祓うために磨いたものか、泉水ちゃんが来て磨いたものかについては
ご想像にお任せいたしますv


毎度のことですが、大きな画像を用意しました☆
重い画像で申し訳ありませんが、大きな画像でご覧になりたい方は↓からどうぞ。
1024 x 768の画面ではスクロールすることになります。(スミマセン;;)



今回のタイトルはわりと早くに決めておりました。
あ、『芳陰』=よい匂いの花の下…という意味なんですけれど、ウチのサイトでいう
「花」とは天玄武ちゃん'Sのことですから!!(力説
泉水ちゃんには泰継殿の好きな菊花香を持たせておりますが、香などよりも
泉水ちゃんのほうが清浄しい、いい香りがするような気がしたので、こんなタイトルに
してみました。
で、泉水ちゃんの好きな花は"菊"。
狩衣の色は泰継殿が好きな山吹の色、というわけで、全体的に菊っぽい色を
香の薫りと一緒に散らしてみました。
廃墟のような庵も、泉水ちゃんがいると花やぐ様子が表現できていれば幸いですv