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『 花 』






【杏桜】 の恭極杏子 様が、『雪』に続き なんと!
こちらのイラストにも素敵なお話を付けてくださいました!!
しっとり泰明×永泉チックなSSでございますvv
こちらからどうぞv






遥か1の玄武でございます。
遥か2・3のイラストとともに、『雪月花』という同タイトルで描きました。
これはそのうちの、『花』をモチーフに描いたイラストです。

毎度のことながら ふたりの表情部分のアップ画像です。(49kb+59kb)




「スクロールしてもいいから、もっと大きな画像で細部まで見たい!」という方はこちら。
重たくて申し訳ないのですが、大きめの全体絵を用意いたしました。
127kbですが、よろしければどうぞ。




日本では古来より「花」といえば「桜」。なので、『雪月花』の花も桜にしました。
桜の花は 色を出すのが難しいですね〜; 淡紅色でもないし、白でもない。
淡紅色をベッタリ塗ってしまうと 儚さが表現できないし、
かといって白くしすぎると 華やかさが表現できないし…。
でも、その両方が表現できてこその「桜」なんですよね、きっと。(^^;
もっとも平安時代の桜といえば 山桜が一般的だったそうなので、これよりも
もっと紅の濃い花弁で、どちらかというと華やかさを意味する花だったのかもしれません。
春一番に野山を彩るさまは生命力を感じさせますし、
和歌とかでも"恋"に喩えられたりしますよね。
対照的に、現代の染井吉野やゲームにも出てくる墨染の桜のように白い桜は、
花の咲いている期間が短いことやその色から、散る花、死を意味する花に
喩えられることが多いように感じます。

実は、桜と 遥か1玄武を組み合わせようと思ったのは、
生と死という対照的な意味を持つものとしての共通項があったからです。
泰明殿は人ではないですが、生きることへの憧れがあり、
永泉様は人間だけど、生きることへの諦めと仏の道への憧れがある。
お互いに「理解できない」と思いつつ不器用ながらも、気遣い合い支え合い…。
遥かシリーズの中でも、これほど対照的でありながらも 表裏一体なキャラクターは
いないのではないでしょうか。 まぁ、そんなところが萌えなのですがvv(爆

『雪月花』のなかでもいちばん華やかになるはずが、なんだかシンプルな絵に
なってしまいましたが、なんか この二人を描いていると、余分なものは必要ないような
気がしてきまして…。3枚並べると迫力に欠くのですが、あえて ここで筆を止めました。
いまさらですが、1玄武ペアのみの絵を描くのって もしかして初めて?(驚;
遥か1しか発売されてない頃からの玄武ファンなんですけどね。(^^ゞ
1玄武には想い入れも深いですし、これからもまた違ったテーマで
二人の絵を描いていきたいですvv