チューニングの道しるべ??

< 上級編 >


     <   その 1   >

さて、いきなり行きます。
やはり、イージーにパワーを上げるなら
禁断のボアアップに限ります。

私はキタコ製のボアアップキットをチョイスしました。
造りは雑ですが、価格が魅力的です。

せっかく、シリンダーに手を入れるのですから、
ポート加工や焼き付き対策をきっちりやりたい所です。

しかしながら、簡単にパワーが得られる代償に
メンテナンスにはさまざまな部分に気を使う必要が出てきます。

また、駆動系やキャブレターの調整等、しっかり身につけて
おかないと、ノーマル排気量車にチギられたり、
最悪は大事な愛車を故障に追い込んでしまう可能性もあります。


     <   その 2   >

点火系にもテコ入れです。

イグニッションコイルを大きいものに交換して、
点火力を増強します。

物は、HRC RS‐125用イグニションコイル

レーサーの血を持つ問答無用の点火力は
過激の一言。
出費に見合うパワー感が得られます。

     <   その 3   >

ウェイトローラーも加工です。
市販や流用で賄えない重量を
最重量であるノーマルウェイトローラーを切削加工することで、
任意の重さを作り出して絶妙なセッティングを可能にします。


     <   その 4   >

セカンダリープーリーも突き詰めます。

コレは、センタースプリングとトルクカムの間に入れるベアリング。

私は
センタースプリングシートベアリング
と呼んでいます。

トルクカムのツイストする抵抗を軽減。

センタースプリングの効きをスムーズにします。
特に、社外のトルクカムを装着した車体には
効果覿面で、高レスポンスな変速を得る事が出来ます。


     <   その 5   >

ココまで来るとクラッチが持ちません。 多分・・。
トルクに負け気味になり、急激なミート時等は
アウターに食いつかずオーバーシュートしてしまいます。

シュー面積の大きいV100クラッチを使い、少しでも
食いつくように試みます。

      <   その 6   >

もはや、この状態ですと、アクセルを開けるのが楽しくてたまりません。
気が付くとメーターは「ぬわわ超え」があたりまえ。

こうなると、それを抑えるストッピングパワーが無いと
危険そのもの・・・。

キャリパーサポートを作成し、
NSR50のローターで制動力を大幅に向上させます。


     <   その 7   >

キャブレターも更に巨大化です。

写真は京浜製PWK36φ型キャブ。

おそらく、強大なパワーを得ることが出来ると思うのですが
残念ながら、私も試行錯誤中。。。





< インプレ >
ここまでやってしまうと、もう後には戻れません。(笑)
既に信号GPではピンクナンバーは相手にするまでも無く、
照準はBIGスクーターや4スト250シングルのミッション車に
なってきます。

心ゆくまで下克上の世界を官能しましょう。


さて、気になるこの先。コレは未だ未知数です。
更に過激な世界を今後も追求できるのでしょうか?
お楽しみといった所です。