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会津駒ヶ岳バッジ
 会津駒ヶ岳

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冬山 残雪期 登山適期 冬山
高山植物

コース 檜枝岐村登山口 → 水場 → 駒ノ小屋 → 駒ヶ岳 → 中門岳 → 駒ノ小屋 → 水場 → 檜枝岐村登山口 
ポイント(みどころ) 山のガイド

会津駒ヶ岳は尾瀬の北東にそびえ、頂上付近に高層湿原を有し、「山上の庭園」とも呼ばれる美しい景観で知られる。

中門岳に至る木道は心地よい展望と、夏にはハクサンコザクラやチングルマなどの可憐な花が咲き競い、ハイカーを十分に楽しませてくれる。 

高山植物
ハクサンコザクラ、イワイチョウ、キンコウカ、チングルマ、ミヤマリンドウなど。

・標  高・・・・・・・2133m
・標高差・・・・・・・1377m
・登山レベル・・・・中級者向け
・コースタイム・・・6時間00分
・コース距離・・・・12.0km


・地図・・・・・・・・・1/25000図 檜枝岐/会津駒ヶ岳
山行日記  温泉民宿一泊付の忘れられない山旅 山行日:1998年9月20日 晴  メンバー4名  
  東武鉄道を利用しての会津高原駅までのコースは、片道約6時間(特急利用でも短縮時間は10分程度)、往復の移動時間が一寸長い。その為、一泊コースが手頃である。
  会津駒ガ岳は山名のイメージでは、いかにもごつごつとした感じを受けたが、登って見たら全く逆だった。丸味のある山で、危険な所が少なくて体力さえあれば初心者でも安心して登れる山だった。特に頂上付近は広々とした湿原地帯で片道約3Kmに及ぶ中門岳へのコースはすべて木道の尾根歩きで、開放感に浸り伸び伸びとした快適なハイキングが楽しめる。

  今日は特に天気も良く、視界が開け、近くの燧ガ岳を始め、遠くは富士山までのパノラマが満喫できた。
  ゲスト参加のFさんも、我々と行動を共にした宿泊山行は、過去2回途中下山という因縁ツキ、今回三度目にしてやっと頂上まで達し、しかも天気、コース、気候、メンバー共に良いことずくめで大成功、本当に良かった。

 深田久弥の日本百名山の解説によれば、駒ガ岳という名は方々にあるが、会津駒ガ岳の由来は『新編会津風土記』には「五峰アリ、東北二綿延スルコト八里余、残雪駒様ヲ成ス」とある。それは残雪の一部が駒の形になるのか、残雪の山全体を駒の走る勢いに見たのか、ハッキリしないが、実際に登ってみるとどうも後者の方らしい。

  前日は民宿の「えちごや」に泊まった。ここ桧枝岐村は平家の末裔という伝説もあり、僻村の風情を持つ秘湯(源泉は62度Cの湯)で、翌日の山歩き前に十分な英気を養え、有り難かった。そして下山後も又温泉入浴が楽しめ、人それぞれとは云え、中高年の山歩きとしては最も理想的な山行プランではないだろうか? 楽しい山歩きの思い出が、又一つ増えた。
 願わくば、紅葉の時期に再度挑戦をしてみたい山である。紅葉を見ながらの露天風呂は最高だろうな?

  メンバーには、猫とのおつきあいでこの山行に参加できなかったSさん、「こんな素敵な山行のチャンスを逃して残念でしたね」と参加メンバーの誰かが言っていた。
  ここは流石に東北の地、ハイカーの面々がズーズー弁のオンパレード、その為、何となく親しみの持てる、ほのかな気持ちを抱いた山行だった。
アクセス

公共交通 : 往復 野岩鉄道会津高原駅 会津バス1時間10分  \1680 檜枝岐村。
        ※野岩鉄道(会津鬼怒川線)は、東京方面から東武鉄道(日光線・鬼怒川線)が相互乗入れ運行で、
         浅草駅から特急きぬ、急行南会津が利用できる。  
        ※会津バス田島営業所 電話0241-62-0134

マイカー  : 東北道西部那須塩原ICから国道400号・121号・252号経由で約89km。
        駒ヶ岳登山口の約2km手前、村営テニスコート前に登山者用無料駐車場あり。
        
山の情報 : 檜枝岐村役場産業観光課 施設係 電話0241-75-2503       2004年4月作成