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十勝岳バッジ
3-2 十勝岳

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イソツツジ
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冬山 残雪期 登山適期 冬山
高山植物

コース 銀瑛荘(泊)→望岳台→避難小屋→尾根→十勝岳→尾根→避難小屋→望岳台→銀瑛荘(入浴)
ポイント 山の案内
・登山開始から暴雨禹、登るべきか中止すべきか、回復を期待しての登山開始だったが・・・

・中止による下山開始は少々遅かったが、何とか無事下山。こんな時は早々に中止すべきだった。

高山植物
イワブクロ、イソツツジなど。

・標  高・・・・・・・2077m
・標高差・・・・・・・m

・登山レベル・・・・中級者向け
・コースタイム・・・6時間
・コース距離・・・・5km


・地図・・・・・・・・・1/25000図 
山行日記 雨と風の忘れられない十勝岳庫  山行日:1999年6月25日 暴風雨 メンバー6名
  (らんぼうさんと登る北海道の山パート2)
 昨日からの強い風雨はやむ様子もないが、午後の回復を期待して白金温泉「銀瑛荘」を早朝6時出発。望岳台から雨と風に備えた完全装備で登山開始。
 登り出すと、いきなりお目当てのイソツツジの群生が満開で大歓迎、そして所々にイワブクロが少し咲き始めていた。イワブクロは雨で葉が生き生きとして、その鮮やかさに植物の生命観と感動が伝わってくるようだ。
 右側(南西)から吹く横なぐりの強烈な風雨は、登るほどだんだん強まり、その風雨と戦いながら予定通り最初の休憩地「十勝避難小屋」に到着した。避難小屋は最初、戸が閉まっており閉鎖かなと思ったが、念のためトントンと戸を叩いてみたら中から返事があった。中にいたのは九州と関西から来たという、男性のハイカーが5〜6名昨夜から避難していた。らんぼうさんが入っていくと、そのハイカーがジロジロ見ている。休憩中に、小池さんが「らんぼうさんお茶にする、それともコーヒーにする?」 それを聞いていたハイカーが「アッ、やっぱりらんぼうさん?」 らんぼうさん「そうです」 「ヤッター大感激!一緒に写真お願いします。」 らんぼうさん「いいですよ」となって、みんなで表に出て集合写真をパチリ。有名人は何処にいてもわかるものだ。避難小屋を出てから、らんぼうさんが「次回から他人がいる時は、らんちゃんでいいよ」 小池さん「らんちゃんはおかしいよ?」 らんぼうさん「うーんやっぱりダメか?」有名人の嬉しい悲鳴を見たようだ。
 風は益々強まりザックカバーが各自の背中で旗のようにひらめいている。尾根までたどり着いて真空地帯のような反斜面で一休みした後、さあ頂上まであと1時間半、現在地は高度1800m、今から尾根歩きという段階で、リーダーのらんぼうさんが立ち止まり「これで引き返しましょう」の一言で勇気ある撤退。この時、視界は50〜60メートル、登山方向は一旦下りになって、その様は雲の地獄にでも堕ちていくような光景だった。でも良くここまで頑張ったものだ。
 下山決心後、すざましい強風と叩きつける雨の中、カメラマンの佐藤さんが風上の方向に20メートル程サッと下り、尾根上のパーティを記念撮影。こんな過酷な条件下でよくこの様に迅速な行動が取れるもんだ。ここにプロカメラマンの意地を見た。流石にプロは違う。
 脱帽である。
 らんぼうさんはこの様な力強い陰の支えがあって、本当に幸せなスターだと思う。
 らんぼうさんをワープロで漢字変換したら「乱暴山」こんな山歩きにならなくて良かった。

アクセス

公共交通 : 往復 レンタカー利用
     
マイカー  : 登山口に無料駐車場あり。

山の情報 : かみふらの十勝岳観光協会
http://www.kamifurano.jp/tokachidake/index.html                2012年8月作成