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移動日2 7−8日目に戻る

斑尾山 

08月16日 晴れ ただしもやあり

5:36高田駅発の長野行き快速妙高2号に乗り、妙高高原駅に向かう。
昨夏停車したスイッチバック駅(二本木)には、快速ゆえに残念ながら停まらずスルー。
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写真左:5:33お城風の明り取り窓の高田駅   中:5:34旧特急車両の快速電車 右:5:40北陸新幹線に朝が来た

6:04妙高高原着。駅前のタクシー詰め所に大物荷物を預け、670mの菅川(すげかわ)バス停までタクシーで移動。6:27着。このバス停、駅発は16〜18時台に各1時間に1本づつ。駅行きは06時台に2本があるのみ。地元民が早朝に駅に向かい、夕方に戻ってこれるダイヤ。登山客としては使いづらい。
ここから山頂まで3.6km。車で小型タクシーでは中腹にある横断林道まで行けるみたいだが、「今日は予約で満杯(妙高行きの客)」とかでそそくさと帰ってしまう。
集落の中を上り、家が途切れると田んぼと畑。眼下に野尻湖が現れ始める。6:37
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写真左:登山口 バス時刻表 民家にある花々   写真中:6:35頭の黒いネズミ除け(農薬まみれ)の露地栽培
写真右:6:37野尻湖と黒姫山とショッカー4300U。こっちはイノシシ、鹿、猿除け用

道はやがて樹林地帯に入る。その手前で湖を眺めながら餌補給6:41〜50。
しばらく簡易舗装道路に従って登っていたが、未舗装の道に登山道の標識があるので切り替え6:59。
足元にはナデシコ、葛の花が咲き、しばらく山道を進むと小鳥の峯の看板が木に刺さっていたりする7:14。
そこを下ると再び舗装道へ飛び出す7:15。足元のツリガネニンジンを眺めつつ林道をのぼると横断林道にたどりつき、看板群に逢う7:28。信越トレイルと名付けられた斑尾〜天水山間の縦走路(約36時間要)の案内看板。
すぐ脇には数台の駐車スペースも。そこに信越トレイルの案内矢印7:38があり、ここから先、足元にはきのこが並び始める。7:40タマゴタケを一つ失敬する。
少し登って菅川への看板と緩くなった道を進めば標高1020mの釜石山の分岐点に着く7:58。
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写真上段左から:登山道の標識、ナデシコ、葛の花、小鳥の峯、舗装道合流、つりがねにんじん 
写真下段左から:横断林道の看板、林道からの登山口と矢印、菅川への看板、上り坂、釜石山の分岐点:

少し登って蟻のと渡り8:10。特にナイフリッジでもないのだが、どこが「と渡り?」  ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
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写真左:8:10と渡りの看板         写真中:登る方向の図          写真右:8:11登ってきた方向の図

結構な急坂・岩山をゆっくり上り、着いた大明神岳8:41、1350m。八方睨みといわれる処らしいが、樹木がじゃましてよく見えず。左手側に飯縄山、その向こうに戸隠が見えるはずだがもやが強くてはっきりしない。手前の野尻湖、その向こうに白雲のかかった黒姫山はよく見えるが、残念なことに妙高山は木陰に隠れていたりする。

撮った画を画像強調すると何となく見える程度に。下記写真中〜右         ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
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写真左:大明神岳8:41−45 写真中〜右:左手側にもやっと見える飯縄山、右手に黒姫山。手前は野尻湖。

大明神からは緩やかな道を山頂まで進む。山頂広場の50−60cm下に十二体(十三体?)の薬師様が入った石祠。

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写真左:8:49緩やかな道     写真中左右:8:56薬師様の有る風景と謂われ        写真右:8:58石祠の中

9:00、1382m一等三角点の山頂は結構広めだが、見晴らしは良くない。2人連れが別の登山口から上がってきた。とりあえず腹を膨らませる。北に少し下った所から東側が眺められるがぱっとしない。
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写真左:9:00山頂の看板類        写真中:山頂広場の眺め         写真右:9:26少し下った所からの眺め

北側に有る「北の峯」のピークまで足を伸ばす。ここでも2人連れとすれ違い、ピーク着9:30。ピークには見晴らし看板が有るが、周りは樹木で役に立たず。設置した頃はこのように見えたのだろう。ここから道は北と東に別れる。後者の道を下るとすぐにスキー場のリフトが現れる。9:38 北〜東側の見晴らしが良い。
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写真左:9:30見晴らし看板              写真中〜写真右:9:38〜40リフトの左のピークが袴山

日当たりが良いので、夏〜秋の花が咲いている。ゲレンデにはヤナギランの赤紫が艶やかに。
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写真:スキー場の花々、ゲレンデ、ヤナギラン

リフト終点当たりにはブルドーザのつけた道があり、これをたどってピークから北(万坂峠)に向かう尾根筋の登山道に回る。そこから妙高山が見通せるはずだったがすっかりガスの中。黒姫&野尻はいい眺め。9:43
もちろん、斑尾山頂と大明神岳のスカイラインも。
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写真左:9:43黒姫&野尻の図     写真中:9:44斑尾山頂と大明神岳 写真右:10:12大明神岳の「古海」案内板

北の峯、斑尾山頂経由で大明神岳に戻り着く10:12。すれ違った計4人がたむろ。ひとしきり談笑の後10:30古海への道を取る。道は結構急降下。あまり手入れされておらず草が生え始めていたりする。初めのうちは花を撮る余裕があったが、両足小指のまめ潰しの部分が靴にあたり、痛みが現れ始めるとただただ下るのみに。
樹林帯に入り、足元の草は少なくなったが急降下は相変わらず。所々きのこが生えていたりするので撮りつつ一本取る。
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写真左:途中であった花          写真中:10:38下り初めの草の有る急坂   右:10:53樹林帯の急坂 

横断林道に降り立ち一休み11:05−15。ここでも信越トレイルの看板に逢う。↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
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写真左:11:07横断林道に降りてきた登山道  写真中:11:15信越トレイルの看板と登山道(下山口)入口
写真右:10:53フウロ草の仲間:ゲンノショウコだとすると毛が無いし・・・。ミツバフウロ? 

信越トレイルの看板の脇にある登山口から急坂 (「おむすびころりんノ坂」というらしい) を下る。その名の通り両足小指にくる。
下りきった所には、8月なのにワラビの新芽が多数。下りつつポキポキと片手一杯。その先に道一杯のワラビの葉っぱが現れ、右手に刈り払われた跡らしきが見えたので疑問ながらもそこを進む。が、50mほどでヤブの中に跡が消える。ヤブコギも考えたが、足元にはミズが生えており、湿気の好きなやつがいるかもと思い、進むのを止めて一旦引き返す。ミズはいちおう4−5本失敬する。疑問箇所にもどると、ワラビの葉の向こうに道らしきがあるように見える。ワラビを蹴散らしつつ、手折りつつ10mほど進むと道を発見。
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写真左:11:16おむすびころりんノ坂上から 中:11:19もうすぐ終了 右:11:21ワラビでふさがれた登山道。

杉の樹林帯を抜け、湿気の多い草藪道を蛇(水浴びの好きなやつ)が居ないか杉の枝で地面をたたきつつおそるおそる歩み、畑の岸跡であろう土手から垂れ下がった草木が頭を覆うほどの道を進み・・・・ようやく明るい田畑の地(跡)に出た。
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写真左:11:34杉の植林帯      写真中:11:41薄暗く湿気の多い藪道  右:12:01畑の跡地から北の峯を見る

少し下った溝の水で泥汚れを落とす。更に下り、収穫作業中の老婦人に声をかける「ワラビいらない?」と。
聞けば、この古海ルートは熊が出没するために手入れがされていない&入る人もないとのこと。そのため樹林帯手前の耕作放棄地に自分地の柿の木が有るのだが、怖くてもう何年も取りに行っていないのだそう。ワラビを婦人のカゴに放り込むと、お礼にと収穫中のうずら豆をくれる。「2−3鞘でいいよ」といったのに10数鞘も。最後には放り込んだワラビさえも戻される始末。親切心なのか?、関わりたくないのか・・・?何とも複雑な気持ち。

12:11古海のバス停でタクシーを待つ。15分ほどで駅へ。タクシ−詰め所でワラビを渡したりして。観光案内所の綺麗目のトイレで汗まみれを着替え、駅前の食堂で瓶ビールと坦々面を腹に詰め、土産物売場で山草を撮り、妙高高原ビールバイツェン330ml入り480円(瓶)を仕入れ、電車に乗る。
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写真左:13:48妙高高原駅からの斑尾山  写真中:13:50土産物売場で山草 写真右:14:01乗った電車


きのこ色々                                           ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可
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写真上左から順に:アシベニイグチ?(毒)の表裏   中:不明   写真右:シロハツの表裏(食?) 
写真下左:タマシロオニタケ(毒)基部の形が玉状。しばしば基部の一部が縦に裂ける、写真下中:タマゴタケ(食べた)
写真下右:あかやまどり(食べた)写真中の大は直径16cm、小は7cm。大の柄にある3つの黒点は虫の入った穴。 
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写真左:7cmの裏面    写真中:7cmとタマゴタケのみそ汁、黄色いのは7cmからでたエキス
写真右:老婦人から頂いたウズラ豆の煮付け 美味しく頂きました。


コースタイム  :3:45
菅川−1:00−釜石山−0:50−大明神岳−0:10−山頂−0:10−北の峯−0:20−大明神岳−0:30−横断林道−0:45−古海
実績(休み含む):5:41(休み:1:30ほど)
菅川−1:28−釜石山−0:43−大明神岳−0:19−山頂−0:30−北の峯−0:42−大明神岳−0:53−横断林道−1:06−古海




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帰路は、妙高高原−長野−松本−大月−で乗り換えて八王子20:46着を予定したのだが・・・・。

乗換駅 着時刻 発時刻 乗換時間 トピックス
高田 5:36 快速妙高2号 旧特急車両利用 長野行き
妙高高原 6:04 14:02 7時間58分 斑尾山往復  
長野 14:47 15:04 17分 予定通りの着発
松本 16:19 16:33 14分 予定通りの着発
塩尻16:58発だが、遅れている特急待ちのため6分遅れの17:04発。
上諏訪17:18着が23分着。発が30分の7分間を利用して改札を出て、たまたま売っていた「峠の釜めし」と「信州諏訪浪漫ビールしらかば」を入手。出発は以外と早く33分と3分遅れに。
日野春で遅れてきた特急待ちで再び6分遅れに。この遅れのまま電車は進む。
19:43頃初狩駅の手前で急ブレーキ。鹿を跳ね飛ばしたとのアナウンス。安全確認のため13分停車。計19分の遅れで大月着20:06
大月 19:47
→20:06
19:54
→20:17

→11分
19:54には間に合わず、20:17発に乗る
(→の前後は、当初予定と変更後を意味する)
八王子 20:46
→21:01
八王子まで直通のはずが高尾20:53着55発、八王子21:01着


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写真左:長野駅にて電車        写真中左右:上諏訪駅にてGET   写真右:鹿を跳ね飛ばした電車先頭(大月)

今日は18切符の第5日目。高田−長野−松本経由で334km乗車。5460円の距離を今回も2300円でと相成った。



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