2012年08月03日 16時過ぎ、増毛着。車で少し進んだ町中のコンビニで明日の食糧類を調達後、今宵の宿に着。風呂は1〜2人用。さっさと入り、先ほどの町中散策。 留萌駅、映画の撮影場所、酒屋、灯台を眺め、宿近くの自販機に貼り付けた「オロロンマップ」を見て帰宿。 海産物しか出さない宿の主張通りの夕食。ただ、ボリュウム大。最初に並んでいた出し物でお腹一杯。途中から「ソイ」の煮付けが出てくるが、みなさんお腹一杯で手が出ず・・・・、で一人食すがノルマ分の1/4のみ消化がやっと。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 オロロンマップはここでGET お腹をさすりさすり、明日の好天を期待して寝る。 8月4日 朝食用のおにぎりをまずは食す。本来山中で食べるはずなのだがお茶もあるし・・・・ということで。 出発してまずは登山口とは逆方向に進み、Oさんの煙草を買う。国道をグルーと回ってJR留萌線と交差する手前で右折し、山に向かって進み、登山道の標識の有るところを左に折れ、舗装道をひたすら高度を上げる。 やがて前方に暑寒別の山並みが見え、6:31林道終点の30台は停まれそうな駐車場に着く。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 駐車場の横には避難小屋がある。水は小屋の下の沢(写真中の左手側)らしいがそこまで下る道は藪(写真上右が下る道)。ちょっと調査はパス。中は綺麗で、燃料の石炭(太平洋石炭販売輸送(株)製)も。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 身支度を整えて6:43出発。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 最初は水平に近い道を上下しつつ、虫の多さに虫除けをスプレーしつつ登る。雪の成せる変形木が続く。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真右:KTさん提供) 7:20 一合目につく。ここで朝食。近くの木には熊の爪痕が2mぐらいの所に付いている(写真左参照)。そこから少し進むと樹間に山頂近くが見えてきた。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 (写真右:KTさん提供) 足元には名も知らぬ花が現れ始める。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 7:54二合目着。 8:22三合目通過。 8:39四合目通過。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 8:56五合目着。およそ標高差100m毎に合目がつけられているのがNさんの腕時計(G−ショック)で判る。 9:23六合目通過。この辺りからそろそろ森林限界。笹の原を抜けると草原に出る。足元にはオトギリソウやフウロ(チシマ?)が見え始める。 9:49みんなから遅れて七合目着。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 (写真右:Nさん提供) ひとしきり腹を膨らまし、撮れるだけ撮る。七合目からのパノラマ ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 いろんな花が沢山現れる。10分後出発。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 トンボのとまったヨツバシオガマ、ハクサン(チシマ?)フウロ、シナノ(エゾ?)キンバイ、ミツガシワ、セリの仲間、オトギリソウ。キリンソウらしい花。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 (写真中:Nさん提供) 通常は5枚の花びらのオトギリソウ。が、ここには6枚や7枚もある。一番右の花びら5枚がハイ(這い)オトギリらしいが、写真中と写真左は???。ひょっとして固有種のマシケオトギリ??北海道だけで10数種固有種が有るようだが、図書館通いで調べたが、3万5千円する本にも見分け方の記述無し。 七合目からの急めな坂にはトリカブト、とあざみ。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 登り切った平坦地にはミヤマナデシコ・・・・これがナデシコ?サッカーのナデシコ?などと会話が弾む。 10:13八合目通過、ここから少し急な登り。このコース上の見晴らしは良いが、東側の支庁界尾根にはガスがかかり全く見えない。10分ほどで一つの肩を越し、少し下って再び登り。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 足元にはマシケゲンゲらしい豆科の葉っぱとクリーム色の実が着いている(写真左上)。 濃黄と白のチングルマがぽつんと。ピンクのタカネナデシコ&トウヒレン、青の桔梗&リンドウ。 坂の途中にある九合目10:31通過。 10:40暑寒コースとの合流点に着く。3−4人がいる。なんでも朝にはここらに熊がいたようである。 マシケゲンゲの花を知らないかと尋ねてみると「六月の花はもう終わっている。今年は八月に入ったばかりだがトリカブトやアキノキリンソウなど秋の花が盛り」なんだそうである。 一週間前の北アルプスでは雪解けが遅く、開花がまだの花が多くあったのだが・・・・・。 少々休憩し、先行者を追いかける。足元には色々花が咲いているが、チングルマの実に混じってここにも白−黄色の染め分け花が咲くが、これは狂い咲きなのかも。 山頂近くのお花畑にはいろいろ咲いている。ウメバチソウ、トラノオの仲間?、ハクサンボウフウ?、キリンソウ。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 その中で、ウメバチソウが・・・・違う種類であることが判明。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 写真左は七号目で見たエゾウメバチソウ、右は山頂近くのコウメバチソウ。 見分け方は偽の雄しべの分岐数で、エゾウメバチソウは10−11、コウメバチソウは7−8(ちなみに本物の雄しべは5本ある太めの白い茎)。 本によって偽の雄しべの分岐数が違うが、。 コウメバチソウは 分岐数が 7−8 または 7−9本、 エゾウメバチソウは 分岐数が9−13 または 9−14本、 普通のウメバチソウは 分岐数が12−22 または 15−22または16−20本なのだそう。 結局どうでも良い話ではある。 10:59 一等三角点の山頂に着く。ここは一等三角点百名山の一つで84座目。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 残念ながら主たる山にはガスが舞い、群別岳(写真左)らしいのはかろうじて判る。後ろの支庁界尾根もガスの下。 そのうち北西に伸びる尾根(写真右)上に人影が。どうも分岐点から先に進んだ先行者のよう。仲間から「何かを探しに登ってきた」とのこと。なにかはなにかはわからない。熊?高山植物?昆虫? ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 足元にはハハコグサの仲間、こけものの実があるし、少し下った所にはハンノキハムシの藍色が艶やか。 11:30 色々眺めているうちに無数のトンボが飛び交い始め、そろそろと山頂を後にする。 ヤナギの綿帽子や、一花だけ咲いていたキバナシャクナゲを撮りつつ、道々咲き終わった花痕を眺めつつ、もと来た道を下る。アズマギクの花はもう枯れかかっているし、シナノキンバイは花びらの先が虫に食われているし・・・・。途中からガスの中に突入し、白っぽい道を下る。 ↓青枠線の絵はクリックすると拡大可 八合目12:03通過、七合目12:15着、六合目12:39通過、五合目13:03着。三合目13:31通過、一合目14:21着。KTさんが「リスがいる」とのことであったが既に隠れ家の中でさっぱり判らない。朝と違って少なくはなった虫の道をひたすら下り、14:50登山口帰着。 本日の歩程32400歩。 一休みして今宵の宿に向けて出発。 林道(ふるさと林道箸別線というのだそうな)を下り、国道に向かう途中サクランボの販売所。4−5才ぐらいの子が自転車の前籠に乗せたサクランボを食べつつ乗り回している。これを見て一パック調達。4−5分で完食。 あとでオロロンマップを調べてみると増毛には26箇所の果樹園のマークが着いている。最初はリンゴが始まりらしい。 途中から留萌に向かう国道を離れ、道道を進み滝川市に直行する。道は広く真っ直ぐで車も少ないためあっという間に制限時速オーバー。 一発免停にならないよう速度制限して進む。峠を越え、谷間をくだると一面のソバの畑が続く。 滝川市内に入らないよう迂回路を通り、カーナビ上の表示では「共和209」交差点を左折して国道38号線に乗る。 ただ、現地の表示看板は「共和199」・・・・・どっちが正しいのだろう。 この道道564号線と国道38号線の交点、WEBで見る地図には色々。縮小倍率によってもいろいろ。 大きく中堅派の「共和209」、大多数派の「共和234」、少数派の「共和199」の三派に分けられる。 「共和209」派 (1)「マップファン」は、 1/6250〜1/10万の5つの倍率で「共和209」、 (2)「NAVITIME」は、 交差点名が表示される最大拡大から3段階広域までの全てで「共和209」と その次から2段階広域までが「共和221」 「共和234」派 (1)「YAHOO!ロコ」、「エキサイト地図」、「biglobe地図」は、 交差点名が表示される最大拡大から6段階広域までの全てで「共和234」 (2)「google地図」は、 交差点名が表示される最大拡大から4段階広域までの全てで「共和234」 (3)「いつもNAVI」は、 交差点名が表示される最大拡大から3段階広域までの全てで「共和234」 (4)「goo地図」は、 交差点名が表示される最大拡大から2段階広域までの全てで「共和234」 (5)「@nifty地図」は、 広告案内のマークが重なって不明(たぶん共和234) 「共和199」派 (1)「livedoor地図情報」は、 1/1500〜1/8000の3つの倍率で「共和199」だが、1/21000で「共和234」 ともあれ、国道38号線の1本で道なりに進む。芦別市の観音様を眺め、途中にサクランボ狩りの看板がいくつかあり、場所によっては8月初めまで狩りが可能なようである。以外と多いのに一同驚きつつ・・・。 18時ごろようやく富良野駅前の宿に着く。一番に風呂に入り、汗を流して一心地。明日の天気にがっかりしつつ夕食。 登るかのぼらないか・・・・雨音を聞きつつ結局雨中行軍することにして眠りにつく。 コースタイム 予定(=WEBデータから)、実績(=休み含む) 予定:箸別小屋−5号目−山頂−5号目−箸別小屋=1:50+1:40+1:30+1:30=6:10 実績:箸別小屋−5号目−山頂−5号目−箸別小屋=2:13+2:03+2:04+1:47=8:04(うち休憩1:30) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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