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2012年08月06日
宿から約30分。登山口の山部自然公園に6:20過ぎ着。
宿の主人に旧道は手入れされていないので新道が良いとの情報を得ていたので新道に回り、6:30前に駐車場着。
天候が怪しく、雨対策と、朝露対策で合羽の重装備。
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写真右はKTさん撮影
登山口6:37出発標高320m地点。鹿除けのフェンスを抜け、樹林帯の上り坂はすぐにむれむれで暑く、上のシャツを脱いでその上から合羽を羽織る。
7:32「呻吟(しんぎん?、うめくうたう)坂序曲」なる看板のある坂道着。7:50「呻吟坂 負けるな」看板通過。
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写真右はKTさん撮影
出発地の登山案内看板に「見晴台標高620m」があったので、そこで休むつもりで声をかけ登るがなかなか着かず。
ときどきパラパラと雨が来るが、着てても暑いので脱いでしまう輩も出てくる。
8:16結局着いたのは「見晴台」の看板がぶら下がった白一色の世界。登山口の看板上に書かれていたコースタイムは1:40なので大体あっているが、Nさんの高度計は800m超。620mではなくて820mの間違い?
8:48、ウグイスがさえずる1100mの鶯谷につく。ここから旧登山コースのユーレフ小屋に下る道があるが、結構笹に覆われている。ここいらでやっと雨が上がった感じとなる。
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一休みして、狭めの尾根上の急登を登り、9:50木の3mほど上に半面山の看板を見て山頂着1377m。小さな鐘もあった。(写真右の右手方向にある白樺の木にぶら下がっていた。))
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10分ほど休み、下り道を進み熊の沼という湿原地帯を抜け、再び登りになる。
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写真左:熊の沼はこの池塘のずっと奥、写真中:足元に生える花の残骸を眺め(写真はKTさん撮影)、写真右:撮る。
ガスは少しずつ晴れてきて、道の向こうにある屏風岩が見え始める。足元の道は所々水吐け用の溝が縦方向に20−40cmほど切ってあるが、道の底はそれよりもさらに30−50cm深くえぐられていて全く役に立っていない。
やがて道はトラバースして雲峰山に登り始める。眼下には熊の沼が見え始める。
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写真左:雲峰山への上り道、 写真中:途中からの屏風岩、 写真右:途中からの熊の沼湿原を俯瞰。
10:46雲峰山ピーク1560mに登り切ると山頂近くがちらと見えたが、すぐにガスで全く見えなくなってしまう。
30mほど下り、また上り返すと水平道が現れる。進むに連れガスが上がり、登りにかかる頃にはかなり見通しが良くなってきた。
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写真左:10:50雲峰山から見た西方向の水平道の尾根筋。山頂はガスの中。
写真右:11:20水平道を通過し、山頂直下のお花畑から東方向を振り返って見た水平道。後方に雲峰山、最右端に半面山。
11:20頃、ここでNさんの左靴底が剥がれかかっているのに気付き、テーピング用のテープでぐるぐる巻きにする。
このあたりから山頂までは広めのお花畑が続く。チシマフウロ、しおがま。 うさぎぎくには「ヒオドシ」チョウ付き。
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背景と四つ葉しおがまはKTさん撮影
トンガリ帽子の山頂ゆえか?、すぐそこのはずの頂はまったく判らず。足元にはチドリ、あざみ、キリンソウ・・・・・も。
写真左:お花畑から仰ぎ見る山頂方向。 写真右:そこを登る筆者&Nさん。 (KTさん撮影)。
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最後の急登を登る三人三様を俯瞰。左から順に11時31分37秒、 11H31M46S、 11:32:18
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11:27急な登りを進み、11:34山頂着。
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写真左:KTさん撮影 写真右:Nさん撮影
ここから西側の旧道の道と隣の1690mのピークはガス間にちらちら見えるがその先の旧道尾根は全く見えない。
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東側はガスが舞っているが半面山あたりまで時々見える程度。薄日が射してきたので濡れたシャツを干して乾かす。Nさんの靴も紐で結わえてテープで押さえて・・・・。
エネルギー補給中、旧道から単独行がやってきた。笹が多く閉口したとのこと。明日は仲間と合流してニセイカウシュッペの沢を詰めるのだとか・・・・・とっても健脚。
約30−40分たむろ。ガスがかかりだしたので下山を始める。雨が時々ぱらつく。お花畑&水平道は雨が降ったり止んだり。ユウレフ谷本谷はよく見えた。
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写真左:12:21お花畑からの水平道&雲峰山、
写真中:12:34水平道からのユウレフ谷本谷、
写真右:12:47熊の沼湿原を俯瞰。
雨は降るがまだ視界は有る。朝の眺めよりも遠くが見渡せた。
雲峰山の下りからは熊の沼や先行する2人を見つつ、屏風岩の下部ではモグラを撮りつつ、降りてきた道を見上げつつ(=写真左)、13:10頃三面山に着く。ここから2−30分下ると雨が強くなってきた。
13:45頃鶯谷着。雨が一時弱まる。Nさんの左足の靴底が完全に剥がれずれているので再び修理(=写真中&右)。終えてからKTさんがぽつり・・・・「右足は??」。言われてみれば靴底が無い・・・・。一同大笑い。
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写真左:13:02沼から雲峰山を見上げる、
写真中:13:50頃、鶯谷で修理、
写真右:13:55その成果(写真はKTさん撮影)。
14:30過ぎ見晴台に着くが相変わらずの白一色。すぐに下る。途中雨が再び強くなり、登山道が川になる。なにせ水の逃げ場が作られていないため、雨が集まったまま道を流れる。しばらくばしゃばしゃと下る。
ストックの先で所々道の外に水を流す溝を作りつつ下る。おかげで、ストックの先の石突きゴムを無くしてしまう羽目に。
ほぼノンストップで下り、15:46駐車場に帰り着く。
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写真左:見晴台からの眺め。 写真右:登山口の眺め(写真はKTさん撮影)
本日の歩程32100歩
汚れた合羽とスパッツを洗い、パンツ以外全て着替えて車中に。16:15頃出発。
ここから38号線に乗り東へ、237号線に乗り南へ、金山トンネルを潜り、占冠ICから道東自動車道に乗り西へ進み、夕張に出る。452号線を北へ進み、翌日用の調査のため、予定の宿を過ぎて夕張市街に入る。映画の看板の並ぶ町中を見て宿に向け南進する。途中、街路樹に沿って「黄色いハンカチ」が数百m並ぶ。18:00ようやく宿着。
すっかり寂れた宿で、濡物を乾かす乾燥場はないが、「室内に干したら?」の宿のかみさんの弁で干す。靴も大量の新聞紙を提供してくれて、ぎゅうぎゅう詰め込む。「お茶以外の飲み物はそこのコンビニか酒屋で買ってきて」とか「明日の林道途中に鍵がかかってないか」を調べてくれたり。
デザートの夕張メロン、美味しいのでどこで買ったの?と聞くと「明日の夕方5時ぐらいにくれば紹介してあげる」。
という1泊2食5000円の宿。
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写真左:黄色いハンカチが並ぶ町中 写真右:今宵の夕食。メロンが旨くて良い。
Nさん&Oさんの買出しによるビールで乾杯し、隣のグループ持参の「北海道」という銘柄の真露焼酎を肴に過ごす。
明日の天気は今日より良さそうとのことで期待して寝る。ただ、KTさん夜中に蚊におそわれ、苦情の声で一応目覚めるが、気にせず寝る。
コースタイム 予定(=WEBデータから)、実績(=休み含む)
予定:新道登山口−鶯谷−山頂−鶯谷−新道登山口=2:00+2:20+1:20+1:50=7:30
実績:新道登山口−鶯谷−山頂−鶯谷−新道登山口=2:13+2:45+2:20+2:00=9:23(うち休憩1:20)
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