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赤沢山

05年9月20日 出発前、西鎌尾根を見に行く。 やはりガスが巻き始めている。

硫黄岳の稜線はまだ見えているが三俣蓮華、鷲羽山頂は雲の中、赤沢山も暗い色合い。大天井はまだ見えている。

6:45 槍の肩の小屋から雨交じりの東鎌をゆっくり下る。

水俣乗越まで1:40を2:15かけて下る。途中50段の鉄梯子は参った。なんでも地震でルートが崩れ、新たに
作られた道とか。下の写真の右下方:土が露出している所が鉄梯子。クロマメの木の実:たくさん収穫 

それ以外にも結構な数の階段、梯子があった。


元気な若者*1(スヌーピー君:バンドエイド4枚を提供)、やや元気な若者*1、中年2人2組(エールの交換)
若い目の姉ちゃん2人(スヌーピー君の名付け親:なんでもスヌーピーのシャツを着てたようで)とすれ違う。


9:00 水俣乗越で小休止。3+4人づれとすれ違う。当方の黄色のザックを見て「年期が入ってますね。ミレーのザック
でしょ?」 

 その3人連れが登って行く。



さて登り。 雨の中をひたすら登る。 コースタイム1:20を1:00で。


ヒュッテ西岳でコーヒーを注文。赤沢山の情報を聞くも「行ったことがないので判らない」とか。
赤沢山に行くので「荷物を置いて於いて良いですか」問うと、「持っていってください。遭難されると困るから」の返事。 

ずいぶんとあっさり目の答に当惑しつつ、「そうですか、わかりました」と荷物を持って南下。キャンプ場を通り抜け、
「この先いきどまり」の立て札を見て、最南端の広場に荷物を置き、ナップザックで先を進む。
雨が上がったのが救い。

小屋から赤沢山までのルートは、昨日槍ヶ岳山頂から眺めて、一応判っているつもり。
キャンプ場から一度鞍部に下り、小ピークを越して一度鞍部に降り、赤沢山の稜線まで登り返すと平坦な道のはず


現実には少々違う。WEBで調べたとおり、入口の標識は無い。1−2ヶ所それらしい所を下ったがどうも違う。
最南端の岩の右側に沿って踏み跡がある。ここを進むと踏み跡が続いている。 

写真左:最南端の広場   写真中&右:その先端の岩 と その右横側に沿った踏み跡。

で、どんどん下る。角度は最初30度、すぐに45度。踏み跡はしっかりしているが、這い松が覆っていてわかりにくい。
雨の後でたっぷりの水分、合羽を着ていてもすぐにずぶぬれ。もっとも這い松が無いと転がり落ちてしまうが。

鞍部まで半分ぐらい下ったところに黄色のテープ。マジックで矢印付き。その方向には崩れた1m角サイズの大岩
が木に引っかかっている。ルートはここを乗り越すようだが、岩の上側だとその後が急で続かない。

やむなく、冷や冷やしながらも、大岩の下の乗っかっている木を乗り越え、さらに下り、鞍部に出る。
ここからは踏み跡ながら間違うことなく進める。小ピークを巻き気味に越え、2つ目の鞍部も難なくこなし、今度は急登。
ここは踏み跡しっかり。


   急登のアクセント                アクセントの近くから赤沢山への取っつきの岩を振り返る。

360度に曲がったダケカンバがアクセント。稜線に出て振り返れば、下りの取っつきである「最南端の岩場」がしっかり
見える。帰りも楽勝と思う。 

稜線からは緩やかな道のりで、途中わかりにくくなると、這い松にノコギリ跡があったりして、結構目印は多い。
出発後約30分後の11:32、三等三角点のある山頂に着く。周りは這い松の中にコケモモと黒まめの木のやぶ。

写真左:稜線に着いた地点からの赤沢山の眺め    写真右:赤沢山山頂


槍穂高方面の眺めはいまいちだが、常念、大天井方向はガスが上がってきた。

 槍沢と東鎌尾根。山頂はガスの中 ↓

 上高地方向は雲が上がっている。     振り返ると西岳、手前のザレ場(キャンプ場)と先端の岩が見える。


約20分暇つぶしし、帰途につく。帰りは迷うことなく第1の鞍部まで。登り返しの初っぱなは這い松に覆われて道
がわかりにくいが、踏み跡はしっかりあるし、黄色・赤色テープもよく目に付く。 
 一応 登山道。赤いテープが目印。

35分後最南端の岩に帰り着く。出発時の会話から、今日の終着地だったヒュッテ西岳には泊まる気が失せてしまい、
大天井に向かう。途中西岳をピストン。

 13:04 眼下に西岳小屋と赤沢山。西側には歩いてきた東鎌尾根。50段の梯子の部分が中央に見える。


ほとんど水平道だが結構足に来る喜作新道をよたとたと進む。 所により紅葉良し



15:40 大天井ヒュッテにつくが、明日の天気が良さそうなので大天荘まで足を延ばす。 

16:30ようやく到着。でも結局は正解。
 
飯も良いし、乾燥室でズボンも乾かせたし・・・。食事も和食、洋食から選べるし。当然和食:カレイの唐揚げで。
 

翌日は弁当持って4:40発 みごとな日出を拝む。 



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