作品概要 |
★作品について
マイセン陶板画、青いメルヘンシリーズの「狼と七匹の子ヤギ」です。画面右下に現代マイセンの窯印があります。童話の世界を可愛らしく表現した陶板(磁器)作品です。(写真のように七匹の子ヤギと狼、ネズミが立体的に絵付けされています。)作品の状態は良好。(陶板画は絵画と違って、ほとんど劣化しません。割らない限り何百年も美しい状態を保ちます。)額も良好です。詳細・拡大画像をp_prince collection ホームページにアップしていますので作品と額の状態等ご確認下さい。 ご存じのように、マイセンはヨーロッパではじめて磁器を焼成した窯で、現在でも高級磁器のブランドとして愛されています。本作品は、マイセン5大芸術家の一人といわれた、ハインツ・ヴェルナーによるデザインの陶板画(プラーク)です。陶板左下に、H.W.のイニシャルサインも見られます。同作品は、デパート・アンティークショップ等で20万円〜30万円で販売されています。 作品はもちろん真正保証です。最低落札価格は大変お値打ち価格ですし希望価格でご落札されてもお得と存じます。(当ギャラリーご紹介の作品はいずれもお客様よりご好評いただいております。ホームページ掲載の過去のオークション作品もあわせてご覧下さい。) ★マイセン窯・略歴 東洋からもたらされた白磁は、17世紀ごろの西洋社会では憧れの芸術品であった。各国が競ってその製造開発に乗り出し、ザクセン王国のアウグスト強健王も錬金術師ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーを幽閉し、その研究を命じた。ベトガーは物理学者・数学者・哲学者エーレンフリート・ヴァルター・フォン・チルンハウスらの協力を得て、1709年にザクセン・フォークラント地方のアウエ鉱山のカオリンを原料とした白磁の製造に成功し、西洋磁器の歴史の幕を開けた。 翌1710年にドレスデンに「王立ザクセン磁器工場」が設立され、硬質磁器製造の独占権が与えられた。これが現在の「国立マイセン磁器製作所」の始まりである。数ヵ月後に磁器工場は25km離れたエルベ川沿いのマイセン地方・アルブレヒト城の内部に移され、厳重に機密が保持された。また、同年1月23日には「ザクセンでは今や東インドと同等の磁器の製造が可能になった」という布告が出ている。 なお、ベドガーは幽閉を解かれることなく、直ちに染付の複製を命じられた。しかしベドガーはこれを果たすことなく30代で死亡した。 また近年の研究では、チルンハウスは1704年に既に磁器の焼成に成功していたのではないかとも考えられている。 マイセンの発展 マイセンはエルベ川の舟運により材料・製品の輸送が容易であり、また近辺には露天掘りでカオリンを採掘できる鉱山もあり(現在では坑道を掘って採掘)、この立地条件の良さが現在に至る繁栄を支えてきた。 初期のマイセンのデザインは中国の五彩磁器や有田焼の影響を受けているが、1720〜1730年代に招かれた絵付師・ヘロルトらによってヨーロッパ的なロココ調の作品が主流になった。1764年には工場私設の芸術学校が創設され、4年間の訓練・実習と専門課程が設けられている。また、1865年に作られた国立マイセン磁器製作所では、この芸術学校の卒業生が大勢働いている。 贋作防止のため、マイセンの陶磁器には交差した二本の剣のトレードマークが1723年から用いられており、これは現在まで使われているトレードマークの中ではもっとも古くからあるものの一つである。なお、刃や鍔の傾きなどは年代によって変化している。 マイセン陶磁器 ドイツマイセン http://www.meissen.de/ マイセン陶磁器 日本語 サイト http://www.meissen-jp.com/ ハインツ・ヴェルナー(Heinz Werner) 1928年コスヴィク(ザクセン州)に生まれる 1943年よりマイセンで見習い期間を経て絵付け師として働く 1958年より模様デザイン担当 1959〜62年ドレスデン造型美術大学で聴講 1960年発足の芸術家集団に当初より参加。以後、食器セットの絵付けデザイン及びウニカート制作で多大な貢献をする 1967〜71年上記大学で絵画を専攻 1981年ハレ工業造型大学名誉教授に就任する 1994年マイセンを引退。以後フリーランスとして芸術活動に従事 1997年札幌マイセン美術館名誉館長に就任する 2004年札幌マイセン美術館7周年記念プラークをデザイン 2005年札幌マイセン美術館8周年陶板画(2種)デザイン 絵付け師ヴェルナーの果たした偉大な功績は、造型家ツェプナー同様、現代マイセン芸術を語る上で筆頭にあげられます。多くのマイセン・ファンにとってヴェルナーの名は「マイセン磁器」と一体化しているのではないでしょうか。 ヴェルナーの半世紀に及ぶマイセンでの足跡を見るとき、まずその旺盛な創作力と多産性に驚かされます。今日マイセンを代表する食器シリーズ「千夜一夜」「真夏の夜の夢」「アーモンドの木」「ブルオーキッド」「狩の絵」「菊」「花の絵」などの絵付けデザインは、主にヴェルナーによって創案されたものです。さらに、数々のウニカートや多種に及ぶ陶画など、実に多くの分野で創造的な仕事をしています。 ヴェルナーは才能が豊かなだけでなく、たいへん勉強熱心でもあります。すでにマイセンで絵付け師・模様デザイナーとして不動の地位を得たあとでも大学に通って陶画の研鑽を積んだり、フィンランド・フランス・日本・インドなど世界各地へ研究旅行に出かけ見聞を広めました。そして様々な彩色技術に取り組んでいることなどから、ヴェルナーの勤勉さをうかがい知ることができます。 ヴェルナーの作品を見ると、メルヘン、ファンタジー、ロマンティックといった言葉を連想します。それは、躍動感、生命力、創造の喜びにあふれています。ヴェルナーの図案がツェプナーの造型と実に見事に調和しているのも、両者の作風がともに「生命力」に裏付けられているからでしょう。 ヴェルナーの作品はこれまで世界数ヶ国で展示されていますが、この他にもライピチヒ・ハノーファー・フランクフルトなどの国際見本市で高い評価を受けています。 |
作品の詳細他 |
絵画を中心に美術作品を出品していきますので、よろしくお願いいたします。 新品額と表記したもの以外は展示済みです。額のスリ等はご容赦ください。 配送 お客様のご都合を伺った上、ご入金確認後、速やかに発送いたします。 ストア規約に則り、消費税を申し受けます。 ★出品者のその他のオークションも、是非ご覧ください。 Gallery p_prince collection 美術品商 神奈川県公安委員会許可 第451380003610号 |
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