作品概要 |
★作品について
池田満寿夫画伯の銅版画(メゾチント)、「捕えられた女」Caught Woman 1971年の作品です。画面下にエディション(EPREUVE D'ARTISTE・仏 保存版)・サインがあります。画伯の版画作品独特の見事なタッチの作品です。(写真では表現しきれないのが残念です。)作品・額の状態は良好。詳細・拡大画像をp_prince collection ホームページにアップしていますので作品と額の状態等ご確認下さい。 画伯は、美術年鑑評価額(作家ごとの1号あたりの評価額)などにこだわらず、実際に画伯の評価額は掲載されていません。しかしながら、画伯の作品は大変人気があります。(日本はもとより、世界的に高い評価を得ています。)版画作品も、オークションで100万円を超えることも少なくありません。 「捕えられた女」は「池田満寿夫全版画作品集」(美術出版社1972)所収の作品です。イメージサイズ18.0×12.5cm、シートサイズ27.2×24.1cm。1000部+非売15部。メゾチント1葉入り特装本の所収作品には、サイン・エデイションがありません。本オークション出品の作品は、サイン・エデイション付の非売15部のうちの1点と思われます。ブックワークに多い単色のメゾチントです。浜口陽三や長谷川潔などとならび、池田満寿夫のメゾチントも大変評価が高いものです。 作品はもちろん真正保証です。この貴重な作品を2万円からの★成り行き出品★(最低落札価格なしの売り切り)とさせていただきます。(当ギャラリーご紹介の作品はいずれもお客様よりご好評いただいております。ホームページ掲載の過去のオークション作品もあわせてご覧下さい。) <メゾチント Mezzotint(メゾティント)> ぼんやりとした陰影によって図柄を描き出すための技法で銅版・金属版(凹版)の一種。ルートヴィヒ・フォン・ジーゲン(1609-80年)によって発明された。まず、先端に多くの細かな歯がついたロッカーという道具で金属板の一面に疵をつける。こうすると板の全面にささくれができ、紙やすりのような状態になる(この段階で印刷すると真っ黒な版画が刷り上がる)。次に明るくしようとする部分のささくれをバーニッシャーという道具でならしてゆくと、黒から白への微妙な階調を得ることが出来る。スクレイパーという道具で完全にささくれを取り除けば、その部分はハイライトとなる。 メゾチントはイタリア語のmezza tinta(中間的なトーン)の意で、別名マニエールノアール(黒の技法)ともいわれる。ビロードのような深みのある黒の微妙な濃淡や明暗の階調を作り出す。メゾチントは、大変精微で時間と手間のかかる技法で、ドライポイントと同様に印刷によってささくれがつぶれてしまうので、多くの枚数を得ることは出来ない。 ★作家概要・略歴 1934年2月23日旧満州に生まれる。1997年3月8日没。画家・版画家・彫刻家・陶芸家・作家・映画監督など、従来の芸術の枠にとどまらず多彩に活躍した芸術家。官能的な作風が多く、いずれの分野の作品も現在でも高い評価を得ている。 19歳で自由美術家協会展に入選。1957年に国際版画ビエンナーレ展に入選。1960年には文部大臣賞を獲得した。1965年には、ニューヨーク近代美術館で日本人として初の個展を開く。1966年には、版画家としては最高権威のヴェネツイア・ビエンナーレ展の国際版画大賞を受賞。1977年には『エーゲ海に捧ぐ』で芥川賞を受賞。この『エーゲ海に捧ぐ』は、絵画・歌・小説・映画とマルチな分野で池田自身の手によって現された(主演はのちにイタリアの国会議員にもなったチッチョリーナことイローナ・スターレル。歌はジュディ・オング『魅せられて』である。)。官能的な女性を描かせたら、当代一といわれる。 |
作品の詳細他 |
絵画を中心に美術作品を出品していきますので、よろしくお願いいたします。 新品額と表記したもの以外は展示済みです。額のスリ等はご容赦ください。 配送 お客様のご都合を伺った上、ご入金確認後、速やかに発送いたします。 ストア規約に則り、消費税を申し受けます。 ★出品者のその他のオークションも、是非ご覧ください。 Gallery p_prince collection 美術品商 神奈川県公安委員会許可 第451380003610号 |
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