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専門知識に基づく個人ホームページを作ってみようかなと思いついたものの躊躇する原因になりそうな、こまごました疑問について書いています。まったく私の個人的な考えでしかありません。
ホームページを開設すると、更新がたいへんではないか(2003/12/28)
長い間更新されず放置されたサイトになってしまうのでは(2003/12/28)
一人でできることはたかが知れている(2003/12/28)
私は自分にとって益がなければ更新しない。(個人ページ開設者は誰でもそうだと思う。)「他にもやりたいことがあるけれど、それよりもこの本を読みきって何か書こう」というような無理はすることがあるけれど、これは自分の勉強の励みにしているということだ。書く内容があるときだけ更新するようにしている。このサイトの場合、仕事として読みに来る人が多いらしい。更新が目的や義務感になって内容の薄いことを書いたら訪問者の貴重な時間を無駄にするわけで、それよりは書かないほうがよいと思っている。
専門用語の多いページは検索での訪問が多く、更新日時の古い情報でもそれなりに役に立つ。放置すれば自然にリンクが減り、ファイルの日付が古くなって、検索順位が下がるから、公開主が気を使わなくても自動的にフェードアウトして行ける。だいたい個人が提供出来る情報量には限りがあり、余裕時間にもムラがあるものだ。個人のページは打ち上げ花火か変光星のように、一瞬だけ輝いたり光度が変わったりして当たり前だと思う。私のサイトも、ほとんど更新しない状態を将来の定常状態と考えている。ただし設置者が管理を忘れているわけでないことを示すために、冒頭の「ふとした言葉」だけは1週間から1ヶ月に1回の更新を続けていくつもりだ。(ここが変わらなくなったら、本当に管理を忘れている。)
労力的にも時間的にも無理をしないで個人が作る小さなサイトにどの程度の意味があるのか。私は、自分の作成したページが類似した専門性のページ群の一部になって、全体として一つのサイトになっているような形をイメージしている。だから、リンクは各記事にダイレクトに張るのを基本にしたい。よく「リンクは必ずトップページへ」と要求しているサイトがある。自分という人物や特定の団体を知ってもらうためのサイトの場合は理解できるが、情報を提供して役立ててもらうのが主旨のサイトなら、リンクは個々の記事に張るほうがよいと思う。ただし、URL変更などに備えて、トップページへのリンクも併記しておくのが安全だろうけど。「全体として一つのサイト」の実現には、今広がり始めているウェブログ(blog)が大きな可能性を秘めていそうだ。専門性のある議論もできる場になるのか、興味深い。
管理者:津村ゆかり yukari.tsumura@nifty.com