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ザルツブルグ旅日記

[PHOTO]

6/06(金) ウィーン 08:30   デュルンシュタイン,ドナウクルーズ,シュピーツ,メルク経由 ザルツブルグ 18:00
 晴れ

 JALユーロエキスプレスで観光しながらザルツブルグへ。

 今日も乗客は8人だけ。
 先日行った国連都市を右に見てドナウを渡りウイーンとお別れ、
クロスターノイブルグ修道院を遠望。
 ガイドさん(ウィーン→ブダペストと同じ人でした)のオーストリア、ザルツブルグの歴史話を聞きながら
デュルンシュタイン10時着。

 船が出るまでのわずかな時間、小さな町を散策し,途中でホイリゲワイン3本とアプリコットジャムを買い込む。これでワインが5本だ。

     
またまたワインを買ってしまった
         帰りの荷物が重くなるぞ〜


 ここからシュピッツまでおよそ1時間の
ドナウクルーズ
 水は青褐色,そんなにきれいではないが、ゴミは一つも浮かんでいない(おもわず中国の長江のゴミの渦と比較してしまった)。
 かなりの急流である。
 この辺りも昨夏の洪水で水位が上がり被害にあったそうだ。

 船上からのヴァイセンキルヘン、サンクトミヒャエルの要塞教会、ぶどう畑が美しい。
 この辺り,古城が無いことを除けばフランクフルト〜デュッセルドルフ間のライン川とよく似ている。

 11:30シュピッツで下船。
 ここは
ヴァッハウ渓谷の中心地、緩やかな斜面にぶどう畑が広がる。
再びバスに乗り,12時過ぎメルク着。

 他の客と別れて町をブラブラしながら,またTシャツを1着買い、店先にパラソルを並べたレストランで昼食。
 今日も暑い!コンビニでミネラルウォーターのリッター瓶を買う。
 
 丘の上の
メルク修道院を見学する。
10世紀の建造、18世紀に改造されたと言う。ヨーロッパ最大の僧院で,現在はパブリックの神学校にもなっているそうだ。
 テラスからの市街、ドナウの眺めも素晴らしい。

 あれー、ドナウ川にダムがあるぞ〜、高さはさほどでもないが堤長が大きい、シップゲートも付いている。今でもドナウ川を使った船運が盛んなことが分かる。

 午後3時半、一路ザルツブルグへ向けて出発、高速道路からリンツ市街、ザルツカンマーグートを遠望し、途中、サービスエーリアでケーキとコーヒー兼トイレ休憩をとり,モーツアルトの曲を聴きながら市内へ。
 最初にわたし達の泊まるホテルに停車してくれ予定より早くホテルインできた。

 今日は、日本人ガイド、日本人観光客とずっと一緒で、ゆったりした気分の1日であった

 

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6/07(土) ザルツブルグ市内観光
ザルツカンマーグート観光

くもり

 遅い朝食をとっていると、隣りテーブルのフランス人夫婦二組が話しかけてきた。

      「日本人か?どこから来たの?」
      「東京」
      「東京はきれいな街だ」 「ホンダのバイクは素晴らしい」
 
 ほめてくれるとやはり嬉しいもんだ。
 一組はパリに住んでいる、レーサーをやっていたと言う。もう一組はタヒチに住んでいて東京にも行ったことがあるという。
 わたし達と同じくリタイヤーしてのんびり夫婦旅行しているらしい。

 午前中、ミラベル宮殿と庭園、モーツアルトの家を見学。

 今日は日がよろしいのか
ミラベル宮殿は結婚式のラッシュ、次から次へとカップルがやってくる。
 この宮殿の大理石の間で式を挙げ、庭園で写真を撮り、ザルカンマーグートのホテルで披露宴をするのが人気のコースとか。

 宮殿内は
天使の階段のみ見学可能。
庭園は映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台にもなった,花々が美しき咲き乱れ、沢山の観光客で賑わっていた。

 今晩、大理石の間でコンサートがあるというビラが貼られている、早速チケットを購入。

 庭園を出た広場の向かい側の「
モーツアルトの家」に入る、今は、モーツアルト博物館となっている。日本語オーディオガイドもあり必見。

 午後は昨日予約した日本語ガイドつきザルツカンマーグートミニツアーに出かける。

 ザルツブルグの東に広がる標高500〜800mの丘に氷河が退いて出来た大小多数の湖が点在する景勝地。
 ここもサウンドオブュージックの舞台だ。
 
 ミニツアーはデュッセルドルフ在住のお子さん二人づれの若夫婦一家と一緒になった。
まあちゃんより1歳くらい大きい娘さんがすっかりなついてきて妻も楽しそう。

 ツアーはものすごく早口の説明と駆け回るようなスピードで

             
フィッシュル湖
             
ザンクトギルゲン(モーツアルトの母の生家がある)
             
ザンクトウォルフガング湖クルーズ
             オペレッタの舞台で有名な
白馬亭
             ゴシック様式の祭壇が残る
聖ミカエル教会
             1棟ごとに壁色の異なる美しい町並みの
モントゼー

 を巡る。

 一帯には、小さなホテルが沢山あって多くの観光客で賑わっていた。
湖岸では甲羅干しをする人、中には泳いでいる人も(水温は上がっても22〜3℃それも表層1m程度だけとだか,日本人にはとても泳げる水温ではなさそう),キャンピングカーで1週間くらいのんびり過ごす人達もいるそうだ。

 夜,ミラベル宮殿大理石の間でのコンサートに出かける。
 プログラムは

          モーツアルト,シューベルト,ドボルザーク,ブラームスの
          ヴァイオリンとピアノの為のソナタ4曲

 ハンガリー出身の女性ピアニスト,ザルツブルグ出身でザルツブルグシュロス交響楽団の指揮者をしている男性ヴァイオリンニストの素晴らしい演奏に聞きほれました。

 遅い夕食をホテルの小レストランで簡単に(もちろんビール付)済ます。


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6/08(日) ザルツブルグ市内観光
 快晴

 1日バス券を買って,まずザルツァッハ川対岸の旧市街地へ出かける。

 ザルツブルグ音楽祭のメイン会場となるという
祝祭劇場フランツスカイナー教会ザンクトペーター教会大聖堂司教レジデンツをまわって,モーツアルト広場へ。

  今日もまた暑い!

 日曜日のミサから帰る人々,競うように鳴り響く教会の鐘の音を聴きながら日陰で休憩する。

 
モーツアルトの生家を見学(モーツアルトが18歳まで過ごした家,彼が使った楽器,家族の肖像画,自筆の手紙などが展示してある)。

 このあと観光客相手のショップやレストランが並ぶ
ゲトライデ通りを散策する,ここもスリやひったくりの多い所と聞く。  用心!用心!

 昨日の一家にばったり会う,今日デュッセルに帰るとのこと。

 通りの中ほどにあるコンビニレストランで昼食を簡単に済ませていったんホテルに帰って昼寝。
 
 午後,バスで郊外にある
へルンブルグ宮殿へ。
 ここは,水のマジックで有名なバロック式庭園があるところ。
 庭園には水力で動く仕掛けや噴水がある,現在は観光用に係員が圧力弁を操作して動かしている。

 歩いていると思わぬところから水が射出してきて皆キャーキャー。
 デジカメに水が入ってまたパーになったら大変,手提げに入れて防護。

 旧市街に戻り,ケーブルカーで
ホーエンザルツブルグ城へ,かなり広い一つの町の様な感じ,時刻が遅くお城の中は見学出来なかった。
 城砦からは市街の全景が良く見える。
 オーストリアアルプスを眺めながらビールで休憩。

 昼寝しすぎたので
大聖堂に入ることが出来なくなってしまった。まあ〜いいか!

 ホテルザッハー内のレストランでディナー。
 今回の旅行も今晩で終わりだ。
 少し贅沢をして,オーストリア名物料理白アスパラと白ワインボトルを注文しライトアップされたホーエンザルツブルグ城を眺めながら かんぱ〜い!

 ホテル着10:40  直後に夕立,グッドタイミングの帰着でした。
  

                                               
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6/09(月)
6/10(火)
  帰  国
朝方雨のち晴れ
 
 タクシーでザルツブルグ空港へ。
トランクの重量は二つあわせて39.7kg,かろうじて重量オーバーを免れる。 ワイン6本を手荷物のザックに収めておいてよかった。

 ザルツブルグ発11:10,ウィーン発14:00で帰国の途につく。
 帰りもがらがら,エコノミー席3席分に横になってぐっすりとはいかないが程よく楽な夜行便であった。
 翌朝8時成田着。
 京成特急に乗ったらものすごくかび臭いのが気になった! 関東地方も本日梅雨入りとか。

   それにしても
ヨーロッパは暑かった!
 
でも空気は乾燥していて朝晩や日陰に入れば過ごしやすい,
 昨年のワールドカップサッカーでヨーロッパの強豪チームがバタバタと負けていった一因はこのアジアモンスーン地帯の”じめじめ”だったのかもしれない。


  
今回旅行の反省点

  ◎ こんなに暑いとは思わなかった(この5月末から6月はヨーロッパ全体が異常気象だったそうだ),着るものを気温低め状態にシフトして準備したので半そでシャツを1着も持っていかなかった。失敗!失敗!

  ◎ スリ・ひったくりを用心しすぎて貴重品を分散するようにしたが,どこにしまったか自分でも分からなくなってしょっちゅう探し物ばかり。

  ◎ 今回は,ストライキによるトラブルを幸運にもスムースに切り抜けることが出来たが,やはり携帯電話を持って旅行したほうが良い。          
     ヨーロッパに強いある旅行社では,そこにホテルの手配などを依頼すると無料携帯電話を貸し出し,なにかトラブルがあったときに現地で相談に乗ってくれるサービスをしている。

  ◎ もうそんなに若くないのであちこち廻るよりは1〜2箇所程度にしぼりゆっくりした計画にしたほうが良いか?

  ◎ ブダペストのコンサートで発作を起こした老人,王宮の道端で額から血を流していた老婦人。自分の身に起こら無いとは限らない,そんな場合のリスク管理が全然出来ていない。個人旅行卒業の潮時もそろそろ考えなくてはいけないかもしれない。

  ◎ 妻の忘れっぽさが以前よりひどくなってきた。行きの飛行機での忘れ物しかり,家に帰ってから2日もたってからザルツブルグのホテルのセーフティボックスに預けたという指輪とネックレスをどこかに落としたんだろうかとか(この件は家のゴミ籠から見つかって一件落着)。
 
  ◎ デジカメ水浸事件も反省!反省!ちょっとした注意力散漫で大きな出費をしてしまった。やっぱり齢かな〜。
   後日談:修理見積もりをとって海外保険に請求,新規購入代金のうち1万8千円(人間勝手なもんで,こういう場合は,もっと修理代が高いほうがいいんだが!)カバーできた。

  ◎ 反省ではないが,ユーロがものすごく高くなっていた。
   円の価値が去年のドイツ,チェッコ,オーストリア旅行の時より25%くらい下がっている。
   4,5万円くらい両替しても瞬く間になくなってしまう。

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