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ウィーン旅日記(2)

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6/03(火) ブダペスト 13:10  国境の駅 14:30  ウィーンオペラ座前 17:10
ホテル着 18時

 

 
 朝早くおきて、写真撮りのために王宮、くさり橋、昨日,時間切れで買い物できなかった中央市場を早足で訪れる。
 中央市場で刺繍レースとフォアグラを、前日に見つけておいたヴァーツィ通りの店でトカイワイン3本を買い求める。
 うわ〜また荷物が重くなっちゃった。
 
 
えっつ!列車がウィーンまで行かないんだって

 ウィーンへの列車はブタペスト南駅発13:10の特急でウィーン着15:50の筈だった。
駅に着いたらすでに列車がホームに入っている。
 が,どうもおかしい。 行き先がミュンヘンであるはずなのに表示板には聞いたことも無い地名が書いてあるんだ。
 ホームの端にいた駅員らしき人に聞いたら「この列車はウィーンには行かないよ。ボーダーがストライキ」だと言う。イミグレーションがストライキをしているのだろうか? 列車は国境までしか行かないらしい。
うわーまいった!(>_<)

 インフォメーションで「国境越えられないのか?」と聞いても「I don't know」一点張りでそっけないこと夥しい。別の窓口で聞いて、飛行機はいけるらしいが、空きがあるかどうかは空港に行ってみないと分からない、判断に迷うところだ。
とりあえず払い戻しのための裏書きをして貰うことにした。
 現地人らしい人は「明日の列車にするよ」と言って去っていった。
 
 そうこうしている内にひとりの日本人(一見学者風,後に商社マンと分かる)がやってきた、彼もストライキのことは知らなかったらしい。彼が窓口と話している,船はどうか?飛行機はどうか?と聞いている。結局タクシーなら国境を越えられるということが分かった。彼は明朝、トルコへ飛ぶのでどうしても今日中にウィーンへ入りたいと言って、とにかく国境の駅まで行ってみると言う。そこでタクシーが見つかるかどうかは分からないが!
 われわれも同行することとした。だが彼はあまりつきまとわって欲しくないみたいで「あんまり話しかけないでください、僕もここの人間で無いんだから」と言ってそっけなく,別の車両に乗り込んでいった。
 
 この時点で気がついたのだが,オーストリア側国鉄がストライキで国際列車はハンガリーの国境の駅までしか運行しないのだと分かった。出入国審査がストライキなんて変だなと思ってはいたのだが,わたしのヒアリング能力が低いことをあらためて自覚する。
 
 今回はパスポートも金も無事、この前のプラハ駅でのスリ事件と比べれば大したことないない。 出たとこ勝負だと気を落ち着かせて席に着く。
 女性の車掌が回って来て
     「この列車ウィーンに行かないの知ってるか?」
     「知ってるよ」
 国境警察官二人がやってきて,パスポートを見せろといってなにやらメモしている、最後に「good luck」と言って去っていった。こちとらは先がどうなるか分からんで落ち着かないのに,奴等は気楽なもんだ。

        
渡りに船のおたすけマン現る!

 そのうちオーストリア人らしき年配の方が「ウィーンへ行くのか?いまマイクロバスを頼んでいる、一緒に行くやつを探している、料金は頭割り、ひとり40〜50ユーロ位だ」と言ってきた。携帯電話でウィーンと連絡をとっている様だ。
 渡りに船とはこういうこった! 「もう一人日本人がいるが彼に聞いてみて一緒するといったらOKか?」, 「ウェルカムだ」。

 結局オーストリア人旅行客夫婦二組と日本人3名で7人、一人当たり半端切り上げで42ユーロで,列車より1時間遅れで無事ウィーン着。
 あとで聞いたのだが、オーストリアの交通労働者が時間切れでストライキに入ったとのことだった。支援ストなのかトラックのみを対象として出入国審査もストップされたらしく,国境前後の高速道路上はトラックの列が延々5〜6キロ続いていた。それにしても迷惑千万なストライキではあった。
 オペラ座前で一行と別れ,タクシーで(トラムも地下鉄もストライキであった)ホテルへ無事到着。 上々の上の出来であった。
  
 ユーロが残り少なくなったので,金を下ろそうとしてウィーン西駅構内のATMを操作する。最初の画面がドイツ語で選択ボタンが二つあり、迷っていると「Can I help you」とやってきた。
 やばいやばい!こうゆう手合いにカードと暗証番号を持っていかれた話を聞いている。
すかさず「ノーサンキュー」とやりすごす。
 次回、もう少し安全な場所で、自分の円預金口座から外貨を下ろすという便利なシステムにトライすることとする。


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6/04(水) ウィーン市内観光
 晴れ

 ANAに電話して、妻の忘れ物を捜してもらうよう依頼する。
オーストリア航空の運行便なのでちょっと手間取るかもしれないとのことで,結果はあとで電話して貰うことにした。

 
 昨年駆け足で見学したシェーンブルン宮殿を今回は、ゆっくり1日かけて丘の上にあるグロリエッテまで足を延ばした。

 
シェーンブルン宮殿には事実上ハプスブルグ家の最後の皇帝となったフランツ・ヨーゼフと王妃エリザベートの公的,私的生活の場が展示されている。待合室、謁見の間、皇帝執務室・居間、エリザベートの居間、家族用食事室、モーツアルトが6歳のとき初演奏したと云われる鏡の間、うるしの間、マリアテレジアの寝室、中国の間、巨万の間、式典の間、圧巻はやはり大広間、ここで、たまにコンサートが開かれると言う。
 
 日本語オーディオガイドもあり日本人観光客も必ずやってくるところ。でも今回は、すくなかった、本当に信じられないくらい少ない。気軽にカメラのシャッターを押してもらえないのがちょっと不便だ。
  
 今日も暑い!宮殿の裏庭を隔てて丘の上にある神殿風パビリオン、グロリエッテまでおよそ1kmくらいあるか?この暑さの中、かなりしんどいので止めようかと思ったが、妻が行くと言う。日陰を選んで林の中を迂回しながらゆっくり進む。

 
シェーンブルン宮殿の奥にあるグロリエッテからの

   眺めは最高だよ〜!

 
 やはり汗かいただけのことはある。
シェーブルン宮殿の背景にウィーン市外が遠望できる、ウィーンのシンボルと言われる聖シュテファン大聖堂もくっきり,遠くにはウィーンの森も見える、心地よい風を受けながらランチwith beer。

 ウィーンに6泊もするのに,同じホテルばかりでは能が無い。すこし中心部に近いホテルに替わることとする。
 重いトランクを運ぶのでエレベーターのある地下鉄駅とトラムを利用できる経路を選択して移動。
 新しいホテルは四星ながら建物が重厚でやや高級感あり、ボーイが荷物を部屋まで運んでくれる。トイレ・バスが二つずつ附いていて値段の割りに室内もやや高級ホテルの風情あり。しかし朝食は前のホテルのほうが断然良かった。

 話が変わるが妻の忘れ物の件だが、オーストリア航空に自分で電話してくれとのことである。

       
忘れ物は結局戻らず
  
 英語で電話するのは、わが得意の身振り手振りイングリッシュが通用せず、ちと荷が重い。
 意を決して空港の「LOST & FOUND」に電話を入れる。 が,やっぱり”カーディガン”がうまく通じずに「あんた、何語しゃべってんの?イタリー語か?スペイン語か?」などとからかわれる。そこで負けずに「ジャパニーズイングリッシュだよ〜」と返答してやった。
 「どんな色か?」と聞いてきたのでやっとく分かってくれたらしい。
 しばらく間をおいて「nothing」と来た。薄手の荷物なので気づかれずにそのまま次のフライトでどこかへ飛んでいってしまったんだろう。 気がつくのが遅いんだよう全く!

 そろそろ日本食が恋しくしくなる頃、夕食はオペラ座近くにある「てんま屋」で寿司をつまみにオーストリアビール。
 ここも日本人観光客が激減の影響で,客の入りは最低、席はがらがらの状態であった。

                                              
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6/05(木) ウィーン市内観光
  晴れ
  
今日はウィーンの森の片隅を散策することにする。地下鉄4号線の終点ハイリゲンシュタット駅に降り立つ。
 駅構内のATMで再度、預金引き出しを試みる、英語ヴァージョンに切り替え今度は上手くいった。100ユーロ紙幣がすうっーと出てきたときには、すげぇ〜と感心してしまった。
ふと後ろを振り返るとわたしから2mくらい間隔を置いて二人が順番待ちをしている。これが普通のオーストリア市民、ウィーン市民なんだと感激した。

 
ウィーンの森とベートーベンの散歩道をのんびり歩く

 バスに乗ってカーレンブルグの丘へ,そこから林道を約20分くらい歩き、またバスを拾ってレオポルズの丘へ、ドナウとウィーンの町が一望の下に見渡せる、ただ靄がかかっていて写真はうまく写らないだろう。ここからドナウまで下る1時間程度の森の中の散策路があるが、今日も暑い、(36℃あったとか)今晩はオペラ座のバレー観劇もあるので引き返すこととする。
 バスを途中下車してベートーベンが「田園」を構想したと言う
「ベートーベンの散歩道」「ベートーベンハウス」「ベートーベン遺書の家」を見学。遺書の家では、お昼休みにもかかわらず受付の初老のおばあさんが丁寧に応対してくれた。

 いったんホテルに戻り昼寝。昼食はホテルの近くのちっちゃなコンビニレストランで簡単に済ます。

 3時ごろから

          美術史美術館を再訪

、昨秋、東京芸大美術館でお目にかかったレンブラントの自画像、レーベンスの宗教画、デューラーのベニスの女、ベラスケスの赤い服を着たマルガリータら巨匠の絵画に再会。
 日本語版のオーディオガイドが無いのが残念、英語版はフリーだと言うので借りる、絵の構成・構図の説明が多くほとんど理解できない、ま、無いよりましと言った程度か!

 3階のコインコレクション展示コーナーは,蒸し風呂状態!そうそうに引き上げた。

        オペラ座でバレーを楽しむ!

8時から
オペラ座バレー公演、席は2階正面最前列、かなりいい席である(ちなみにチケット代金は91ユーロ)。
 結構着飾った人がいるが、観光客の中にはラフな格好の人もいる、そんなに気にしなくてもよさそうだ。
 出し物は「WOLFGANG AMADE」モーツアルトの人生の諸相をバレーで表現したもの。
 演奏はウィーンフィルのメンバーによるもので演奏もすばらしいが、歌も素晴らしかった,名前が分からないが観客から最大の喝采を受けていたので彼女はかなりの名歌手なのだろう。
 また,バレーでこんなふうにいろんなことをうまく表現できるのかと感心した。
 ここにも立見席がある、先日の楽友会館もそうだが立見席はわずか5〜600円程度で入れるそうだ。さすが音楽の都!!


                                               
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