【ウィーンの旅日記 2

ウィーンの写真(2)−1




シェーンブルン宮殿正面
 シェーンブルン(美しい泉)宮殿は、ヨーロッパ有数のバロック宮殿のひとつでハプスブルク家の夏の離宮だった。
 歴代皇帝によって建築が進められ、マリア・テレジア女帝が最終的に完成した。
 1805年と1809年にはナポレオンが、また第二次大戦後はイギリス軍が総司令部を置き、1961年にはケネディ・フルシチョフ会談の舞台となった。
宮殿の後方には広々とした西洋式の大庭園が広がっている。
 彼方の丘の上に立派な門のように見える建物が
グロリエッテと呼ばれる凱旋門だ。
 グロリエッテは門のような奥行きのない建造物で
中に喫茶店やみやげ物売り場がある。
、ここからは庭園を挟んで宮殿全体が眺められ、さらに宮殿の背後にウィーン市街の中心部が広がり
、シュテファン寺院なども見えて、眺望良好。


宮殿のテラスからグロリエッテを望む


グロリエッテからウィーン市街の眺め




壮麗なネオバロック様式の美術史美術館


内部2階に上がったところ
 ウィーンは音楽の都であるとともに,またヨーロッパ有数の美術の都でもある。そのシンボルともいえるのがウィーン美術史美術館。

 ルーヴル美術館がブルボン家の、エルミタージュ美術館がロマノフ家の栄光の歴史であれば、
ウィーン美術史美術館はハプスブルク家の栄光の歴史でもある。コレクションは16世紀に始まり17世紀に本格化し、ルネサンス、バロックの名画の大半は後世ではなくその時代に、"リアルタイム"で集められたものだと言う。ブリューゲル,ベラスケス,ルーベンス,レンブラント,ティツィァーノ,ラファエロなどの作品が収蔵されている。


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