EXPO'70 タイムスリップグリコ |
02:お祭り広場 |
≪現在・調和の世界≫ |
大阪万国博の中心はシンボルゾーン。シンボルゾーンにはお祭り広場、テーマ館をはじめ、万国博ホール・万国博美術館・水上ステージ・国際バザール・展望塔などが集められており、会場全体の幹になっている。シンボルゾーンは幅150m、長さ900mの帯状に伸びた一画を占め、基幹施設・丹下健三氏、テーマ展示・岡本太郎氏、催し物・伊藤邦輔氏、美術展示プロデューサー・富永惣一氏ら日本の頭脳を集結して建築・演出された。 このシンボルゾーンは大阪国際万博で初めて採用され大きな特徴となっている。テーマ館は“太陽の塔”を中心に地下・地上・空中の3つの空間からなりたっている。ここはテーマ≪人類の進歩と調和≫が具体的に展示され、それは人類の過去・現在・未来を感動深くかたりかけている。 お祭り広場は地上の展示で、太陽の塔を中心に、左に“母の塔”、右に“青春の塔”が配置されている。“母の塔”は母のようにやさしい、おだやかな姿。高さ6.5m、テラスは広さが約500u。“青春の塔”は若さの喜び、躍動する生命力をあらわしている。高さ23m。お祭り広場は世界の人々が心と心をふれあって、和やかに交わるところ。 大屋根:お祭り広場をすっぽりおおって、幅108m、長さ292m、国立競技場がとれるほどの屋根(重量4800トン)が、地上30mにかぶさっている。屋根は鉄パイプの骨に半透明のポリエステル・フィルムをかぶせて、天空の光がふりそそぐようにし、また屋根の内側には、四つの空中展示部門のほか、巨大な劇場をコンピューターで自在に操るコントロール室も組み込まれている。 |
会場図 |
太陽の塔 | お祭り広場 |
みどり館 | 富士グループ・パビリオン |
日立グループ館 | ガスパビリオン |
ソ連館 | アメリカ館 |
松下館 | サンヨー館 |
電気通信館 | 三波春夫 |
ホステス | 太陽の塔(2005) |