ぺんぺん丸のインタビューコーナー        (Vol.12〜Vol.22)

高橋孝公式ファンサイト管理人・ぺんぺん丸(名付け親・高橋孝さん、趣味・孝さん観察)が折に触れ、高橋孝さんにインタビューして参ります        ↓ 枠内の数字クリックで各インタビューへ (カーソルを乗せるとタイトルがPOPします)

 

Vol.22  津軽三味線  2day's

ページトップに戻る    
6月25日、二回目の「二代目藤田淳一ライブ」チケットはソールドアウト!大反響、大盛況、大好評の中開催されました! そして翌日の6月26日には「みゆき綴り ページ3」に三味線と唄でゲスト出演されました。この二日間を振り返って、孝さんに色々とお聞きしました!
ぺんぺん丸: 今回の衣装はスーツでしたが、衣装選びのポイントは?
孝さん: 今回は特に意味はなくて。前回と同じように“サムエ”にしようかな〜と思ったけれども、何か違う方がイイかな〜って。“サムエ”じゃないとしたら・・まあ・・スーツかな〜!って(笑)思って。
ぺんぺん丸: ソックス姿を拝見するのは初めてでした
孝さん: あ〜 あ〜 あ〜 あ〜・・うん!うん!
ぺんぺん丸: “サムエ”の時は足袋で?
孝さん: うん!足袋!
ぺんぺん丸: 皆さんともお話しましたが、妙に新鮮な感じでした!
孝さん: アッ!そうか!靴履いてないもんね!・・あそこは履物禁止だからね〜・・うん。ソックスの場合は気を付けないといけないことがあってね! エレキ三味線のON・OFFスイッチとかペダルとか踏むときに、靴の時よりも滑るから“ツルッ!”って踏み間違えちゃいけないみたいな!
ぺんぺん丸: は〜は〜
孝さん: 踏み間違えちゃいけないって言うか、しっかり踏まなきゃって意識しないと、踏んだつもりが踏んでなかったりするから・・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 靴の時より、リアルに触っている感じはちゃんとあるけど、滑るんだよね!スタンディングだったらそうでもないんだけど、座ってるから足をこういうふうに・・トントン(足を伸ばして実演)・・置き場を左側にすれば良かったんだけど、そうも行かず・・・だから右足を前に出して弾かなきゃいけなかったりとかして・・うん。
ぺんぺん丸: そんなご苦労もあったんですね!
孝さん: うん!
ぺんぺん丸: オープニングは「津軽よされ節」でした。“よされ”の解説をされていましたが・・
孝さん: 昔の「津軽よされ節」の説って色々あるけれども、貧しかった時代・・今みたいに何でも手に入るような時代じゃない頃の・・そういう「世は去れ、世は去れ・・よされ節」っていうふうに聞いて来たけれども、でも実際我々はその時代を知らない訳でしょ!話だけは聞いていても。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 今回、震災の復興とかが早く進んで欲しい、全部が早く良くなって欲しいって強く思った。36年間生きてきた中で、大規模に自分がそう思うことってのは、今まで無かったんだと思うね。そういう事件も無かったしね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 「阪神淡路大震災」の時も思ったけれども、今回は「原発」とかの問題も含めると、それ以上に大事件だと思った。「こういう世は去って欲しいな!」っていう思いを「よされ節」とリンクさせてみたら・・・「よされ節」って・・う〜〜〜ん・・今までの感覚とは、また違う感覚になったね!
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 言葉だけじゃなくて、リアルに自分が思っていることを“音”にするっていうか・・これを言葉で説明するのはなかなか難しいんだけれど・・。それで今回は「津軽よされ節」を最初に弾こうかなって思った!・・うん。
ぺんぺん丸: (フ〜ム・・)続いて嫁いびりの唄という紹介が!
孝さん: 「弥三郎節」ね!・・これは全然深い意味は無くて、五大民謡じゃなくて三下り調で弾ける曲が良いな〜と思って「弥三郎節」と「津軽音頭」にしたという。
ぺんぺん丸: 続いて自己紹介と「初代」とのエピソードをご紹介されましたが、「二代目」のライブでは「初代」のお話はやはり!
孝さん: うん!やっぱり出てくるね〜・・う〜ん。「初代」が居たから「二代目」が居るわけで、「二代目」が居るって事は「初代」が居たって事だからね〜・・う〜ん。そこは、こういう人が居たんだよって事を、知らない人がいたら知ってもらいたいな〜って!
ぺんぺん丸: はい
孝さん: ただ三味線だけを説明するんであれば、“本当に素晴らしい!”の一言で完結してしまうんだけど、そうじゃないところが有ったからこそ、あんなに素晴らしい三味線が弾けたんだろうって俺は思っているから。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 凄〜くピュアな心の持ち主で、わがままで子供みたいな感じのところも有るんだけど、そういうところが有るからこそ、素晴らしい・誰にも真似出来ないような演奏が出来るんだって俺は思ってるからね!だからソコを伝えたい。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: でも、わがままであろうが何であろうが、皆からもの凄い好かれた人だからね!イヤ〜なわがままじゃ無いんだよね(笑)・・うん。そういう思い出をちょこちょこっと語ることによって、「師匠」が蘇って来る感じっていうのを、自分の中で期待しているんだろうね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 自分が喋る事によって・・自分が生きてる限りは「初代」のことは忘れられないように、更に健在だった頃の事を知ってる人は皆、「藤田淳一」って絶対知ってるんだけど、知らない人達にはこういう人が居たんだよって事を伝えて行くのが、俺の役割じゃないのかな〜と思う・・う〜ん・・で、ちょこっと話したの。
ぺんぺん丸: 皆さんも楽しんでお話を聞かれていたと思います!
孝さん: あ〜あ〜 そうかねぇ(微笑)・・う〜ん。
ぺんぺん丸: 「初代」のエピソードは、いっぱいあるんでしょうね!
孝さん: ある! ある! これは本当にライブの回数で言ったら、凄い数だと思うよ!ライブ毎に一個ずつ言っていくとしたら、もの凄い数になると思う。言える事と言えない事もあるからね!(笑)・・いくら知って欲しいって思っても、言えない事もあるからね!全部含めちゃったらもの凄い数になるよね!・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: それだけ刻み込んでってんだから、凄いよね!
ぺんぺん丸: 10年位の間に
孝さん: そう! 凄い“密”だったからね!・・内容は濃かったから・・稽古は本当に3分・5分とか(笑)・・う〜ん・・始まったと思ったら、もう終わりですか?!みたいな(笑)。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: でも、その他の話や普通の会話を通して、俺の中では凄い教わった事が多かったから・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 稽古ってのは、10分とか15分。人間本当に集中出来るのは15分位が限界だと思うんだよ!自分が習っているっていう側で言ったら、これどうやってやるんだろう!?って、パニックになっちゃうでしょ!
ぺんぺん丸: はい
孝さん: その位が限界で、それから先、いくら長くやってもらっても、あまり頭に入ってこないし身体に入ってこない。5分、10分!・・・この5分、10分が、もの凄く内容が濃いんだよね!アッという間に終わっちゃうんだけど・・うん。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: だから、稽古に行くのが凄い楽しみだったね〜・・いつも何時も(笑顔)。 どんなふうなのが聴けるかな〜今日は!って。自分が練習しに行くよりも、師匠の三味線が聴きたくて行くんだから!
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: 師匠が三味線を弾いてるのを聴くだけで、もう満足出来るっていうか・・う〜ん・・普通は目の前で・こんなに間近で、バンバン!バンバン!やってるところを聴けないからね! それだけでも楽しみだったね〜。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 師匠が晩年の頃、俺、稽古行くのに三味線持ってって無かったし・・うん。師匠の三味線を聴かせてもらうだけで良い!・・ジ〜〜ッ!と聴いて、自分の耳を整える。師匠が弾いてるのを聴いて「ありがとうございました!」って感じで・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 後半はず〜っと三味線を持ってって無かった。
ぺんぺん丸: 初めてお聴きしました
孝さん: うん!・・持ってって無かった。ただ顔を見に行って・・・やっぱり顔を見ないと気が済まないから!・・師匠に会って、顔を見て、演奏を聴いて・・うん。自分は稽古付けてもらわなくてもね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: その時にはある程度仕上がってたからね。だから自分を整えるために、自分の耳を整えるために行ってたね。
ぺんぺん丸: 素晴らしいお話を聴かせて頂きました・・
孝さん: う〜ん・・フフフ・・・。
ぺんぺん丸: 「初代」のお話の後、藤田流の音色で「津軽じょんから節」の「旧節と新旧節」を演奏されました
孝さん: 三味線って「旧節」とか、古いものに圧倒的な良さがあるんだよね!・・うん。そこが何とも言えず魅力的なんだよね!
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 「旧節」とか、世間一般で言ったら“マニアック”って言うのかな!そういうふうなところは藤田流の得意な、家の師匠のお得意なところだよね!・・やっぱり古いものは良いな〜って、つくづく感じさせられたよね〜。
ぺんぺん丸: う〜ん はい
孝さん: 新しいものがダメって訳じゃないよ!・・古いものの、音数がそんなに多くなくて、余韻が何とも言えなくて・・って言うところが、藤田流の特徴だよね。そこで上げたのが「旧節」。だから「津軽よされ節」も「旧節」から入ったし、今回は出来る限り「旧節系」を入れようかなと思ってた。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: で、「旧節と新旧節」をやって・・家の師匠は「旧節」と「新旧節」が好きだったってのがあって、今回はそれをやった。
ぺんぺん丸: 演奏の後、三味線のレクチャーを
孝さん: 今回レクチャーはやってもやらなくても良いかな〜って思ってたんだけど、一応初めての人も居るかも知れないな〜って思って、ザックリとしかやらなかったんだけど。
ぺんぺん丸: こういうお話を聴けるのも楽しみです
孝さん: そういうのも含めてステージだからね。でも・・・(笑)・・・俺がね〜・・前にも言ったけど・・フフフ・・一回、全く喋らないコンサートをって(笑)。
ぺんぺん丸: (笑)・・出来るものなら・・やってください(笑)・・もしや玉置さん?
孝さん: イヤ! 色んな人がやってるよ!・・俺が見に行った〜・・誰だったかちょっと思い出せないんだけどさぁ・・玉置浩二じゃない時とか。本当に喋んないんだな〜(笑)・・全然喋んないんだな〜!・・・挨拶程度。
ぺんぺん丸: 喋らないステージも確かにありますが、孝さんには喋って頂きたいです
孝さん: イヤ〜 基本的に俺、喋るのが好きじゃないからね!
ぺんぺん丸: えっ?!
孝さん: 基本的にMCっていうところは好きじゃないからね!・・(笑み)あの〜・・一人で喋ってなきゃいけないから・・フフフ。
ぺんぺん丸: まあそうですが、結構突っ込みも入ったり
孝さん: ライブハウスの場合はね、そういうのも聞えたりするけど、ホールになると聞えないからね〜(笑)。
ぺんぺん丸: これからもMCを楽しみにしています! ここで浜ちゃんが登場して、更なるMCで「高橋孝さん」をゲストにお招きしたことについてのお話しがありました
孝さん: あぁ〜・・俺が高橋孝だっていうことを、知らない人がいるかも知れないから、一応言っておこうかな!って思って(笑)。
ぺんぺん丸: そして、ゲストの歌声で「月はどこだ」、イントロは口笛を吹かれて
孝さん: フフフ・・ゲスト自分!(笑)・・口笛とかも取り敢えずやらざるを得ないというか・・二人しか居ないからね〜・・人力で兎に角、二人で出来る事をやろう!って。口笛も出なかったらどうしよう?!って。でも、それならそれで良いか〜って気持ちもあったけど・・兎に角やるしかない!って。
ぺんぺん丸: 口笛も綺麗に響いていました! 続いて「光線」
孝さん: うん!・・「光線」はもうお馴染みになってるからね。
ぺんぺん丸: そして「津軽小原節」は「旧節」から
孝さん: そう! 「旧節〜中節〜新節」と三つ続けてね。
ぺんぺん丸: 「津軽あいや節」は曲想を変えて
孝さん: 前半は母親の気持ち、後半は父親の気持ちで・・。
ぺんぺん丸: 「初代」のお話を交えて「津軽三下り」を
孝さん: 「三下りの淳ちゃん」ね!
ぺんぺん丸: MCで、三味線はインストのイメージを持っている人が多いと思うけど、というお話をされていました
孝さん: 伴奏楽器! 間違いなく伴奏楽器だから。縁の下の力持ちで、歌い手さんとの目に見えないキャッチボール!良い緊張感と楽しさがあって、今日はどんなふうに歌ってくるのかな〜とかって・・やっぱり楽しいよね!そういうのが。
ぺんぺん丸: 伴奏楽器としての唄付けの演奏が、翌日のステージで繰り広げられ、実際に体験することが出来ました!
孝さん: あ〜あ〜 (笑顔) はいはい!
ぺんぺん丸: MCで伺ったお話を次の日に行った皆さんは、確認出来たり、感動したり
孝さん: アハハハハ〜・・。
ぺんぺん丸: 皆さんは本当に嬉しかったと、喜んで楽しまれていました!この二日間は、繋がるべくして繋がっていたのでしょうか?
孝さん: そうだね! 多分ね!・・う〜ん。
ぺんぺん丸: そして「津軽じょんから節」
孝さん: そうだね!「じょんから」やって、フィニッシュ!
ぺんぺん丸: 何か・・和音の響きが毎回違って、今回も新しい響きにワクワクしました!
孝さん: フフッ・・・ハハハハハ〜・・聴いたこと無い!みたいな! 聴いたことないってことはないんだろうけど、ちょっと変形させたりとか、その時の気分で・・。
ぺんぺん丸: ライブやコンサートで聴いて感じた、その時の感覚や記憶に頼るしか無いのですが、“色”が変わった瞬間みたいな・・例えば、紫色の響きから黄色に変わった瞬間!・・アッ!新しい響きが入ってるって!
孝さん: う〜ん!うん!うん! まあ、やってることはさほど変わってないんだけどね!最後のフィニッシュに持っていく、持って行き方が違うかな〜。
ぺんぺん丸: 感動しました! そして、アンコールの「流されはしなかった」にメッセージを添えられて
孝さん: う〜ん・・震災の津波で色々なものが、沢山の大切なものが流されてしまったことを思うと、「流されはしなかった」は言葉的にどうなんだろうという思いもあるけど・・。そことは別次元で、別次元で歌いたかったっていうね! やっぱり好きな歌なんだよね・・うん。
ぺんぺん丸: インストの新曲「まほろば列車(トレイン)」・・・「まほろば」とは?
孝さん: 美しい場所だったり、住みよい場所みたいな意味があるんだよ。
ぺんぺん丸: どのような想いで作曲されたのですか?
孝さん: 例えば、ライブハウスであったりとか、ホールでも良いんだけど、そこに居る人たちが「まほろば列車(トレイン)」という曲に乗っかって、一時でも良いから、美しいところに一緒に行ったっていう気分になってもらいたいな〜って・・一緒に乗りませんか!っていう想い・・うん。
ぺんぺん丸: 会場の皆さんも聴き入っていました
孝さん: 皆さんがどういう感想を持ったのかは、一回しかやってないから分からないけれども。これは震災以降に作った曲で、美しい所を探して、住みよい場所を求めて・・仮にそこが何処なのかは分からないにしても。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 今回被災された方々が怖い思いをされても、やっぱりその地を離れたくないって人も居れば、どこか他に住みよい場所を探して行く人もいればって、色んな人が居ると思うんだよね。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: それぞれの人たちが、自分の思っている住み良い所、美しい所、心地の良い所っていうのがある筈だと思うんだよね! だから、それをイメージしながら。それは、行き先は何処ではなくて、それぞれの「まほろば」を一緒に探しに行こうよ!・・その列車に乗って!(微笑)って・・そんなイメージで作った。
ぺんぺん丸: 皆さんと一緒に何度も何度も乗せて頂きたいですね!
孝さん: まあ そう思ってくれればね! 良いんだけどね(笑顔)。
ぺんぺん丸: そしてオーラスは「ゆびきり」を人力で! イントロはハミングを
孝さん: そう!人力で!(笑)・・。
ぺんぺん丸: 沢山の感動を頂いたライブでした!
孝さん: ・・(笑顔)・・。
ぺんぺん丸: 続けて翌日の「みゆき綴り ページ3」では、紋付袴姿で最初から登場されて
孝さん: 最初から出てたね! 三人で三味線の合奏がオープニングだったからね。
ぺんぺん丸: 今回初めて合流したファンの皆さんもご一緒に、ワクワクしながら声を掛けさせて頂きましたが、予想はされていましたか?
孝さん: う〜〜〜ん・・予想は〜〜・・イヤイヤ!・・正直言って予想はしてなかったんだけど・・う〜ん・・この間より慣れたかな!「淳ちゃ〜ん!」って、言われたのかな!
ぺんぺん丸: そうです!そうです!
孝さん: (笑)・・この間は凄〜い妙〜〜な感じだな〜、この「淳ちゃん!」っていうのがって思ったけど、少し慣れたかな。
ぺんぺん丸: 意外に驚いていらっしゃらなかったので
孝さん: 前の日が「二代目藤田淳一」っていうライブをやってるからってのもあるからね! 自分が「二代目藤田淳一」になってる状態の中でだったからね。
ぺんぺん丸: この日は「八戸小唄、外山節、さんさ時雨、大漁唄い込み、南部餅つき唄、津軽三下り、津軽よされ節」と沢山の唄付け演奏、また「津軽三味線競演」では曲弾きをお聴かせ頂き、更には「高橋孝(二代目藤田淳一)の世界」という、スペシャルなコーナーがありました!
孝さん: ねぇ〜! これは、最初に依頼を受けたときに、無くてイイって言ったんだけど・・イイ〜って(笑)・・うん。
ぺんぺん丸: 私たちからしてみれば、このコーナーは本当に嬉しかったです!
孝さん: う〜ん。応援してくれてる人たちからしてみたら、こういうのがあった方がイイんだろうね!
ぺんぺん丸: 久しぶりに「まいどカード音頭」も聴けましたし
孝さん: あ〜あ〜あ〜 めったに歌わないよ!・・あんなふうに歌うこと無いもん(笑)。
ぺんぺん丸: 民謡をたっぷり・じっくり聴くことが出来て、皆さんが楽しかったと仰っていました!
孝さん: 今回は発表会じゃなくて、みゆきさんのショーだったから・・ズ〜ッとみゆきさんが唄うって言う状況だったから、見応えがあったと思うね!
ぺんぺん丸: はい!
孝さん: 民謡でここまで唄い切るって事は、相当大変な事だから・・う〜ん・・良く唄い切ったな〜みゆきさん!
ぺんぺん丸: みゆきさんの意気込みが伝わってきて、本当に感動を頂いた素晴らしいステージでした! そして二日続けて「二代目」の三味線を聴くことが出来て、沢山の感動を頂いた、嬉しい・楽しい2day'sでした!
孝さん: 楽しんでもらえれば良かったと思うし・・うん。たまたま三味線のライブっていうことで、次の日にサポートする側で「にぎわい座」があって二日間続いたんだけど、曲弾きは曲弾きの良さがあるんだけど、やっぱり唄付けって言う伴奏楽器としての三味線は楽しいね!・・うん。
ぺんぺん丸: はい!
孝さん: 曲弾きがダメだとかそういう事は思わないけど、曲弾きよりかやっぱり唄があって、それに唄付けをしている方が凄く自分は好きなんだね!
ぺんぺん丸: 曲弾きは一人の世界なんですね
孝さん: うん! 一人の世界!
ぺんぺん丸: 民謡歌手がいて、太鼓が入って、三味線が伴奏をして一つの曲を演じる
孝さん: そう!ソコがやっぱり面白いよね!イイよね〜!
ぺんぺん丸: はい
孝さん: “芸”というものは受け継がれていくものなんだよね! だから「初代」が俺にバトンタッチをして、で、俺が誰にバトンタッチをするのかっていうのは分からないけど・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: やっぱりバトンタッチ出来るだけの技量も無ければいけないのと、技量があっても人間性がダメだったら、やっぱりバトンタッチ出来ないからね! 全部が揃わないとなかなかバトンタッチって出来ないから。師匠の名前を汚す事になってしまうから・・う〜ん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 俺は稽古の中でもそうだけど、三味線の技術と同時に、俺の人生観って言うか自分の中で・・これはこうした方が良いんだろうと思うような事とか・・う〜ん・・“心の中の開拓”って言うのかな! そういうものも同時にやって来てるつもりなんだけどね!
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 受け継ぐ人に限らず、藤田の名前で外に出たときに、藤田の人達はやっぱりキチッとしているな!とか、しっかりしているな!って。演奏の腕は兎も角としても、こういう人達にまたお願いしたいな!って、思ってもらえるような人間性になってもらいたい。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: それが、一指導者として、自分が心掛けていることだから・・うん。お弟子さん達は俺と同世代っていうより、どっちかって言ったら上の人が多いでしょ! そういう人達に講釈を述べてる訳だから(笑)・・・アハハ。
ぺんぺん丸: ありがたいことでございます!
孝さん: でも、自分の立場的に仕方の無い事であって、言わなければいけないし。また、俺がお弟子さん達に気が付かされる事もあるしね!・・う〜ん。色々だよね!そういうのって、自然に持ちつ持たれつの関係になってるのかも知れないね!
ぺんぺん丸: う〜ん はい
孝さん: 三味線で言えば“師匠と弟子”、でも人生で言ったらやっぱり自分よりか大先輩、“先人”だよね!ソコから学ぶ事は凄く多いよね!・・うん。そういうのも含めて、教わるばかりが勉強じゃなくて、教える事も勉強なんだよね!
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 人に教える事によって、自分が気が付いて無かったところを、改めて気付かされる事がいっぱいあるからね! だから、そういうことを忘れないで自分がやってかなきゃいけないな!ってのはあるよね!・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: あれっ!・・・何だか、どっぷり「二代目藤田淳一」になっちゃったね!・・・ハハハハ・・・。
ぺんぺん丸: ありがたいことでございます!    ありがとうございました!
「唄付けっていう伴奏楽器としての三味線は楽しいね! 唄付けをしている方が凄く自分は好きなんだ ね! 面白いよね! イイよね〜!」と話される笑顔の孝さん。また、「初代」から受け継いだ「二代目」 としての思いを語られる、引き締まった表情の孝さん。その対照的な表情は、どちらもとっても素敵でし た!
ページトップに戻る    

 

Vol.21  平成歌謡ライブ

ページトップに戻る    
2011年2月26日に浅草の「二天門シアター」に於いて「高橋孝 平成歌謡を歌う」が開催されました!
ライブで歌われた楽曲への想いや取り組み、またライブを振り返って、皆さんからお寄せ頂きました「インタビュー」を交えながら、孝さんに色々お聞きしました!
高橋孝さんからのメッセージです

「3月11日の未曾有の東日本大震災には、単に東日本の問題だけではなく、国全体の災害・困難と思っています。それだけに、万感胸に迫り、言葉として出てきません。ただ、報道・TV画面に映される、災害を受けられた方々の、明るく建設的な不屈の精神には、感動させられています。そして、自分は何をすべきであろうかと、常に考えさせられている日々です。」
ぺんぺん丸: 今回はファンの皆さんからお寄せ頂きましたインタビューを交えながら、お伺いしたいと思います。宜しくお願いします!
孝さん: はい!(笑顔)
ぺんぺん丸: 今回のライブは、ジーンズ・Tシャツ・カーディガン・スニーカー姿で登場されましたが、「平成歌謡」をイメージして選ばれたのですか?
孝さん: あ〜・・少し軽めな、カジュアルな感じで。これといって特別な意味はないんだけども・・「平成歌謡」のセットリストが決まっていく中で、意外な曲目ばっかしだったから、今回はカジュアルな感じで行こうかなって。特別な意味は無いながらも、そういう意識はあったかも・・うん。
ぺんぺん丸: スーツやジャケット姿が多かったので、何時もと感じが違って見えましたが、今回の衣装はご自身で選ばれたのですか?
孝さん: 衣装というのはねぇ・・有るものの中から(笑)選ぶんだけどね。着てるのは大体決まってるんだけどね。衣装って自分の持ち物じゃ無いし私服じゃ無いから、その中からチョイスするんだけど・・。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: カジュアルな衣装って1,2回位は着てると思うんだけど、黒のカーディガンって来た事あったかな〜?って思って。で、白の長Tシャツとカーディガン、ジーンズ!これでイイかな〜と思ってあの衣装に!
ぺんぺん丸: 茶の間で寛ぐような衣装の孝さんでしたが・・(笑)
孝さん: え〜〜っ!・・・ハハハハハ・・・(笑)
ぺんぺん丸: その日の衣装によって、歌に入り込む気持ちや込める感情に違いがありますか?
孝さん: (笑)・・・ムッフフフフ・・。まあ厳密に、無いと言ったら・・う〜ん・・どうだろうな〜?・・嘘になるだろうけど。例えばねぇ、着物を着るときの心構えとかあるときは、自分の姿かたちにリンクさせるものがあるから。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: だから、無い!と言ったら嘘になると思うけど、かと言って、思いっきり有るか!って言ったらそうでは無いんだけども・・衣装に関してはね。・・でも多少は有るかも知れない・・うん。
ぺんぺん丸: 皆さん衣装には関心がありました
孝さん: 特に拘りって物がある訳では無いんだよ! どっちかって言ったらカチッとした系が好きなんだと思う。衣装のレパートリーがそんなに多い訳じゃ無いけど、その衣装の中からチョイスするのは自分の好みで大体決まってくるねぇ。
ぺんぺん丸: う〜ん うん
孝さん: 衣装選びの時に、これって毎回着てるような気がするな〜って。キャンペーンの時とかは、なるべく統一して行くようにしてるけど。そうじゃない時はある程度自由なんだけども。自由と言っても私服を着る訳じゃないから、事務所の持ち物の中から今回どれを着ますか?って感じで選ぶ。で、回数重ねて行く毎に(笑)どういうの着ますか?って言われても、その中からのチョイスだから(笑)もうチョイスも尽きてきたねぇってのもあるけど。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: そんな中で決まってくるのは、大体スーツだったりする事が多い中で、「平成歌謡」の時には思いっきりカジュアルにした自分が居た・・うん。何だろね〜・・カジュアルにしたい気分だったんだね〜。
ぺんぺん丸: お似合いでした
孝さん: フフ・・ありがとうございます!(微笑)
ぺんぺん丸: 今回の歌の中で難しいと思われた曲はありましたか?
孝さん: う〜ん・・難しいな〜と思ったのはねぇ・・「はなみずき」とか「三都物語」かな〜・・あと〜「春よ、来い」も。
ぺんぺん丸: その理由もお聴きかせ頂けますか?
孝さん: 自分の歌以外、基本的に難しいっていうのは全曲に当てはまるんだけど・・如何に自分らしく自分の表現で歌うかって言う事と、他人の歌の場合はその歌をお手本にして聴いているから、その歌のイメージが強いよね!それに優る事は出来ないよね!オリジナルだから!・・でも、ソコに近づく。で、近づいたところが、ちょっとその人とは違う匂いのする歌になっていれば良いな〜と思うんだけども。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: そうだねぇ・・明らかに高橋孝が歌っても、これは原曲に近い感じで歌った方が良いなって思った時には、無理に何かをして歌おうとしなくても良いかな〜って思ったね。特に「平成歌謡」を歌ったときに思ったんだけど、それは“こぶし”とかを無理に入れなくても、歌っている声とかタッチが違うから、“こぶし”を当てはめる必要は無いかな〜って。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 極力素直に、勝手に回っちゃった位が丁度良いのかな〜って思った。そんな中で今回表現しやすいような歌だと思ってたんだけれども、難しかったのが「三都物語」だった。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 全曲に言えることなんだけど、その時の”情景“みたいなもの、自分が思い浮かべられる範囲の中での“情景”。「三都物語」とかは京都に行ったときの風景、碁盤の目の方を歩いているときの自分はどんな感じだったのかな〜とか。
ぺんぺん丸: う〜ん うん
孝さん: なんか美しいんだよ!京都の町並みって。実際目にして美しいんだよね!・・確か歌詞が・・「ああ〜 何て街それぞれ美しいの  ああ〜 何て人それぞれ生きているの」だったかな!・・本当にそうだよな〜って思って。「ああ〜 何て・・」って言うのがね、もうねぇソコは自分が京都に行ったときに思ったことを、そのままリンクさせたの・・うん・・うん・・。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: だからあそこはね、歌うと言うよりも語りたい位の気持ちだったかな〜!・・語った方が良いと思ったけど、メロディーが無いといけないから・・そんなに伸ばさないでこの位で良いかな〜とか・・もう自分の気持ちに従っただけというか。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 従っただけなんだけれども、歌として成立させるのはどの曲も大変だった!やっぱり・・うん。
ぺんぺん丸: ファンの皆さんにお気に入りの曲をお聞きしたところ「三都物語」が多かったのですが、この曲を歌っていてしっくりハマッタのでしょうか?
孝さん: う〜ん・・そうだねぇ・・やっぱりハマッタんじゃないかな〜・・うん!・・ハマッタと思う・・あの曲は・・うん。
ぺんぺん丸: 「千の風になって」が良かったという方もいらっしゃいました
孝さん: 「千の風になって」は秋川さんのイメージが強いでしょ! で、あれに関しては自分らしさっていうのは、少し“こぶし”を入れてメロをいじった方が良いかな〜と・・。でも、歌っててシックリ来たのは「三都物語」だったね〜。
ぺんぺん丸: はい!感動しました! どの曲もオリジナルのように聴こえ心地良かったのですが、 歌うときはどのような情景を思い浮かべて、またどのようなお気持ちで歌われているのですか?
孝さん: 必ずしも歌詞と連動させている訳では無い・・自分の気持ちの問題だから・・大枠で・・例えば〜 その日のコンセプトが“空”だったとしたら、ちょっと爽やかな感じだったり、“曇り空”だったりとか“夜空”だったりとか、“星空”だったりとかっていうふうな感じに。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: ちょっとコンセプトがあって、それと歌詞とが上手く混ざり合う感じ。後は・・悲しい曲だったりとか楽しい曲だったりとかあると思うんだけど。悲しい曲だからと言って、凄く悲しく歌っているかって言ったらそうではない。楽しい曲だからと言って、楽しく歌っているかって言ったら必ずしもそうではない。その日の気持ちだったりとか、その日のコンセプトによって歌がガラリと変わるね。
ぺんぺん丸: 深いですね〜・・・。物真似は得意分野ですか?
孝さん: フフフ・・・物真似に関しては、俺がやったからって似てるっていうふうには思ってもいないんだけど、何となく特徴はこんな感じかな〜っていうふうな事ね。
ぺんぺん丸: 女性が男性の真似をするのは難しいのでしょうか?
孝さん: 例えば陽水さんの歌を女性が真似しようとしたとき、女性であっても声が低い人であったら、その特徴が出来ればその歌い方に近づけるようになると思うよ。声のトーンの問題だと思うから・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 物真似って難しいか難しくないかって言ったら、やっぱり難しいよね!・・うん。でも、どうやって出してるんだろうな〜?そういう声を!っていうふうに思うと、何となく似てないながらも真似てみようかな〜って思うと、こんな感じなのかな〜っていうふうになったり。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 声に特徴がある人。特に陽水さんは言葉が独特じゃない!「なー なー なーつがすぎ・・」ハッキリ「なー」って言うんじゃなくて「ンなーつンがー・・」みたいな感じなの!・・言葉で説明するのは難しいんだけどね。
ぺんぺん丸: 文字にするのも難しいですぅ・・唇を閉じない?
孝さん: あんまり閉じないかもね!? 合ってるかは分からないけどね。不思議とねぇ、小椋さんも特徴があるでしょ!声に!凄い魅力的な声で!・・で、こ〜んだけ身近に居て、こ〜んだけ一緒にやってて会ってるのに、小椋さんの声の真似出来ないの! って言うのは俺の声の高さと小椋さんの声の高さが、明らかに違い過ぎるから。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 小椋さんはもの凄い音域が広いから・・うん。下の声も音にしちゃうから・・う〜ん。簡単じゃ無いよね、物真似ってね。
ぺんぺん丸: 物真似のレパートリーは何人位?
孝さん: そんなに(笑)・・いないよ。物真似って言うより、その人の特徴を捉えるとこんな感じだよね〜っていう感じかな〜。レパートリーって言うほど有るわけじゃないね。何か声をガラガラにしたら、サザンの桑田佳祐になるか!?みたいな・・特徴のある人の方がね・・うん。
ぺんぺん丸: 分かりやすいですね
孝さん: レパートリー自体はそんなに有る訳じゃないけど、知らず知らずの内にその人の歌い方に近づくって習性はあるよね! やっぱり、それを聴いてるから!・・う〜ん。でも、そんなにいっぱい無いもん。
ぺんぺん丸: ライブで物真似や特徴を披露されたとき、皆さんとっても喜んでいました!
孝さん: フフフ・・(微笑)・・
ぺんぺん丸: またお聴かせ頂ける機会を楽しみにしています
孝さん: う〜ん・・(笑)・・分かんないけどね(笑)。
ぺんぺん丸: ご自身で今回のライブで歌いたいと選曲された「ごめんね」について、その理由とかいきさつなどがありますか?
孝さん: 特にこれといった理由は無いな。昔ねぇ 玉置浩二さんと高橋真梨子さんのデュエット曲があったんだよね。それで高橋真梨子さんの曲を聴いていた時があって。たまたま小椋さんやメンバーの皆さんと飲みに行ったことがあって、その時俺がカラオケで「ごめんね」を歌ったんだよね。
ぺんぺん丸: は〜は〜
孝さん: そしたら小椋さんから「この歌、孝ちゃんに合ってるね〜」って言われた事があって。それで一回歌ってみても良いかな〜って思ったんだよね。この歌は何かで耳にして知ってる歌だった。それこそ昔会社勤めしてた頃だから、この歌を初めて聴いてたのは・・。
ぺんぺん丸: 十何年位前の?
孝さん: う〜ん、そうだよねぇ。だから歌いたいって言うよりも、歌ってみようかな〜って言う方だったかな〜。だから小椋さんにこの歌合ってるねって言われてなければ、歌ってなかったかも知れないしね・・う〜ん。
ぺんぺん丸: 原曲が男性の歌と女性の歌では、歌の捉え方に違いがありますか?
孝さん: キーを変える事で済むならば簡単なことなんだけど、そうじゃない女性独特の表現、女性が歌うからこそ良くなる歌ってあると思うんだけど、そういうのは表現するのが難しいよね。でも「春よ、来い」は松任谷由実さんの原キーで歌ったんじゃないかな〜。向こうが声低いのか、俺が高いのか良く分からないけど。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 女性の歌を歌う時とか、男性の歌を歌う時とかってのは、表現の仕方が難しいってのは一緒なんだけど、何か若干違うものがあるんだよね。何が違うのかな〜ってのは、今定かに答えが言えないんだよね!良く分からなくて・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 歌っていうこと自体で言ったら、どの曲を歌っても、歌心みたいのはやっぱり一緒だからね!自分が上手く歌えているとか、上手く歌えていないとかは別として、そこにちゃんと心が乗っかってるかどうかって事だと思うから・・うん。他人の歌を歌ったときも、自分の持ち歌を歌ったときも一緒だよね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 毎回、その都度思うこと違うからさぁ・・その日のコンディション・体調だとか、その日の気持ちが大部分を占めるからね。良く分かんないんだけど、朝起きたときに・・今日は何かしっとり系だな〜 とか、爽やかだな〜 とかみたいなのって、朝起きたときにあるでしょ!
ぺんぺん丸: はい
孝さん: そういう“爽やかだな〜”っていう余韻をライブ会場に持ち込んで行くと、爽やかな感じが歌に反映されたり(笑)・・とか。それがさっき言った、悲しい歌を歌っているからといって、必ずしも悲しくなってるかって言ったらそうでは無い・・うん・・って言うふうな事。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 言葉としては、悲しみだったり喜びだったりを語っているよ! でも心は、悲しい歌をドップリ悲しんで歌うと、全然違うことに(笑)なっちゃったりするから、その辺は難しいと思う。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: ただ単に“字面”でそこを表現しようと思ったら、難しいよね〜。それと同じ事を体験してるのかっていったら、そうではなかったりする場合のほうが多い訳だから。だから・・・う〜ん・・・何だろうな〜・・・やっぱり自分の心の持ち方が違うと、歌が変わってくるよね!・・心の持ち方で。これは不思議だね!
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 後は自分の中で常に思い描いているもの・・“もの”・・うん。 「流されはしなかった」の歌の時、”手“を上に上げて行くけど、その先に自分の思い浮かべている映像っていうのがあって、それが自分の”夢“。”夢“って言うほどカッコイイものじゃないのかも知れない、でも自分の思い浮かべている映像があるんだよね!
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: だけども、その映像が何なのかっていうふうに質問されると、残念ながらお答え出来ません。・・お答え出来ないのは、毎回その映像が違うから・・だから自分の指先の向こうには“映像”があるの!・・フフフ・・。で、その“映像”を消える前に自分のところに持ってくる訳(胸に手を当てて)・・・うん。
ぺんぺん丸: 今までは、皆さんも一緒にステージに向かって手を上げていたのですが、今回は手を上げられないまま聴き入っていました
孝さん: 皆さんが一緒にやってくれてるってのは、残念ながら分かってないんだけど・・自分の世界に入っちゃってるから、毎回決まって手を上げてるっていうのは、カッコつけっていうのじゃなくて、自分の中で“ソコ”にあるんだ!っていう“映像”を、俺は取ろうとしている・・。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: だから余計に皆さんがやってくれてるのが分からないんだね。見えてないんだね!自分も上を向いちゃってるから。
ぺんぺん丸: 秘話ですね・・演出ではなく自然に
孝さん: そう!そう! 実は小椋さんもやるんだよ! 小椋さんの場合はこういうふうな感じで(指の高さを頬の位置にして)。 最初に小椋さんの「流されはしなかった」の指の姿を見たときに、ソコに俺の“絵”が浮かんできたの! 俺が思ってる“絵”が浮かんできて“あっ!”っと思ったの!
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: で、小椋さんに最後の“指”でやるのを、僕もやっていいですか?って聞いたら、「どうぞどうぞ」って、「そんなことしてたっけ?」って(笑)・・。だから歌い手って、無意識の内に身振り手振りが出てるんだね。資料映像とか見てても、こんなに動いてんのって思うときがあるもん。
ぺんぺん丸: うん うん
孝さん: 前の話だけど、千葉文化会館でコンサートやったときに、小椋さんがゲストで来てくれたときのリハーサルで「孝ちゃんは左手が良く動くね〜」って(笑)言われた事があって、俺全然気が付かなくて「そうですか〜?」って(笑)。無意識なんだよね!無意識の内に勝手に動いちゃってるんだよね!
ぺんぺん丸: バランスを取っているんでしょうね!・・心と・・その〜
孝さん: バランス!・・何かそうなのかねぇ・・気持ちと歌と身体とのバランスを取ってるのかも知れないね〜!・・うん。 そうすると!・・東海林太郎って居たでしょ!直立不動の!
ぺんぺん丸: ハハハハ・・・良くご存知で!・・(笑)・・
孝さん: 昔の映像とかでさぁ 直立不動で歌うさぁ。あの人のバランスは“コレ”なんだ!って(笑)。まあ、人それぞれスタイルがあって歌いやすさがあって。俺はなんか自分が安心できるのは、自分のどっかしらを触ってるよね!胸だったり、お腹だったり、ベルトの辺りだったり、どっか触ってる・・安心出来るんだね!・・自分が・・多分・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん うん
孝さん: 今回「平成歌謡」をやってみて気づいたことがあったんだけど・・。昨年喉を壊して歌えない日々が続いて、今また何とか辛うじて歌えるようになって。かと言って完治してる訳じゃなくて、喉に障害が残っちゃってるんだよね。その中で歌っているっていうのがあるから・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 病気したからこそ分かったことなのかも知れないけど、歌えなかった状況があった訳でしょ!歌えるだけでも・・仮に、思うように“こぶし”が回らないとか、思うように声が出ないとか、色々な障害が出てしまった。でも、歌えるだけで幸せなんだな〜ってことが分かった。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: で、更に言うと、“こぶし”をくどくない、サラッと回す位で意外と良いのかな〜 とかって発見があったね! 勿論“こぶし”と融合させるんだけど、思いっきり当てはめてやるってことじゃなくて、その歌には必要とされないな〜ってのは、素直にそのまま歌った方が良いのかな〜っていうふうなことを発見した。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 勿論 聴く人、スタッフ、色々な人が居ると思うんだけど、賛否両論だと思うんだよね。でも、歌は自分だからね!自分が思ったことが必ずしも良いとは限らないんだけど、取り敢えず今は完全ではなくても歌えるようになっただけでも幸せなんだから、そういう中で気が付いた事があるんであれば、自分がそれに従って自分が思ったように歌ってみるっていうのは、アリなのかもな〜って・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 「平成歌謡」のMCの時にもチョロッと言ったと思うんだけど、“こぶし”をあえて入れなくても良いかな〜って思ったってこと。無理して入れて成立するような歌じゃないかもな〜って思った。全部抜いて歌うのもアリかな〜って。でもそれだと何かが物足りないと思ったら、チョロッと入れる位で調度良いのかな〜って。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 色々な事を思ったからね!色々な事を思うことになったライブだったね!ライブ当日になるまで色々考えて。これで喉を壊さないで絶好調がズッーと続いてたら、そういうふうには思わなかったよね。だから分かんないよね!何処でどういうふうになるかなんて。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 出来る事をやるしかない!ってことだよね!・・うん。
ぺんぺん丸: 4月29日にライブが開催されますね
孝さん: 自分が出来る事を極力やって行きたいと思う。震災から復興して行く為には、周りの人たちが元気でなければ難しいと思うから、そろそろ皆が普通のモードに戻って行く事によって、本当の復興が始まって行くのかな〜って思うし。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: やっぱり、俺の場合は歌とか音楽なんだけど、皆でちょっとの思いとか心が繋がる事で大きな力になって行く訳だから、そういうふうな事を皆が心に持って、通常の生活を送って行くことが良いんじゃないかな〜って思い始めているし・・。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: だから俺は、ライブは勿論、自分の出来る事を頑張ってやって行きたい!と思ってるね・・うん。
ぺんぺん丸: はい! ありがとうございました!
「出来る事をやるしかない! 自分の出来る事を頑張ってやって行きたい!」とおっしゃる孝さんの横顔 は、とてもキリッ!と見えました。
ページトップに戻る    

 

Vol.20  新年初ライブ

ページトップに戻る    
2011年1月23日に上野の「Qui」で新年初ライブが大反響・大盛況の中、開催されました!
ライブに掛ける思いやライブを振り返って、また、2011年の取り組み等について、孝さんに色々お聞きしました!
ぺんぺん丸: 新年初ライブ、お疲れ様でした
孝さん: 「Qui」でやる単独ライブは、去年の10月30日以来だからちょっと間が空いていて、緊張感もあったね〜・・それまでの間に“歌談の会”やオーチャードホールの“シンフォニックコンサート”もあって・・何れもアコースティックなステージじゃ無いから、アコースティックが久しぶりだった。
ぺんぺん丸: うん うん
孝さん: お客さんが凄い近いでしょ! 前に比べたら少し慣れてきたけど、久しぶりだからお客さんが随分近いな〜って改めて思ったね(笑)。
ぺんぺん丸: う〜ん うん
孝さん: 後は 新年一発目のライブだって思うと、気合入れて力いっぱいやるぞ!っていう意気込みはありながらも、空回りにならないように、どっかで冷静なところもなければいけないっていうふうな事を思って・・今年最初のライブは緊張感を持って臨んだけど。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 今回久しぶりに歌った“雪の暖かさ”ね! このシーズンにしか合ってないみたいな〜・・(笑)・・久しぶりに“雪の暖かさ”歌ったな〜・・。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 思い出したね〜「KOKONOE」を! 元々「KOKONOE」のインストで作った曲を少し変えて詩を付けてって言う曲だからね〜・・。
ぺんぺん丸: この日ベストマッチな一曲でしたね
孝さん: うん。
ぺんぺん丸: 「高橋孝に歌わせたい曲 1・2・3」の企画がありましたが、ご自身はこんな曲が来るかな〜と、予想されたりしましたか?
孝さん: 予想は〜・・してたね! 一曲くらいは“安全地帯”が来るかな〜って・・う〜ん。
ぺんぺん丸: “安全地帯”のファンでもいらっしゃる
孝さん: そう。昔っからね!
ぺんぺん丸: カラオケで歌われることも
孝さん: ある!
ぺんぺん丸: お好きな曲は?
孝さん: 色んな曲が好きだね〜“安全地帯”。 ただねぇ・・メジャーどころって言うのかな〜有名楽曲より、逆に俺の場合はアルバムの中の一曲みたいな・・タイトルチューンみたいなんじゃなくて・・そういうのが結構好きだったりしたかもね・・うん。
ぺんぺん丸: あ〜あ〜 うん
孝さん: “安全地帯”に関しては、いっぱい好きな曲があるね〜。ライブの時にも話したんだけど、今回“ワインレッドの心”が3位だったでしょ! この曲は超好きって訳でもなくて嫌いって訳でもなくてっていう曲だったけどね・・有名楽曲だしね。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: ライブでも話したけども、星勝さんと初めて会ったときに緊張しながらしゃべったんだけど・・星さんが「“ワインレッドの心”なんかどう?」とかって色々聞かれたときに、「そんなに好きじゃないんです」って答えちゃったんだよね。
ぺんぺん丸: うん
孝さん: で、後でクレジットを見てみたら、星さんがアレンジしてるし・・(笑)ヤバイこと言っちゃったな〜って思ったけど。 だからと言って何が起きたとか全然問題無いんだけどね! 
ぺんぺん丸: う〜ん うん
孝さん: 有名どころって言ったら“ワインレッドの心”とか“恋の予感”とかねぇ。その辺あたりが来るのかな〜っていう予想はしてたかな〜・・。結果的に、3位はワインレッドの心、2位は函館山から、1位は逢いたくて。
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: やっぱり“逢いたくて”が1位であったって言うのが嬉しかったかな〜・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん うん
孝さん: 今回の企画で、ひょっとしたら自分の曲以外の曲が“ダ〜ッ!”って来るのかな〜って思ってたんだよね!最初。 自分の曲って言うか、普段あまり歌ってない曲が来るかな〜って。
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: で、1位と2位の曲は・・“逢いたくて”は自分の曲で歌ってるでしょ! “函館山から”も歌ってた曲だからね! “逢いたくて”は仮に1位に入って無かったとしても、ライブで歌ってたかも知れないからね!
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: だから不思議だったんだね!俺の中で。「歌わせたい曲」って事だったから、全然違う曲・普段聴けないような曲が1,2,3で来るかな〜と思ってたからね。でも、“逢いたくて”が1位だったから・・嬉しかったな〜・・それだけ“逢いたくて”が聴きたいって思って貰えて・・う〜ん・・嬉しかったね〜(笑顔)・・。
ぺんぺん丸: 感激ですね〜・・そして同票3位が
孝さん: うん! “また君に恋してる”・・いい歌だね〜・・アレ!
ぺんぺん丸: 曲紹介があったとき、会場からどよめきが
孝さん: リアクションがね! まさか最近の歌を歌うとは思っていなかったからね〜(笑顔)。坂本冬美さんが歌って・・勿論ビリー・バンバンも歌ってるけど・・やっぱりあの歌聴くと“いいちこ”が出てくるもんね(笑)!CMソングだから。あの歌イイね〜、あの曲〜・・うん。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: ライブでも話したと思うんだけど、今回はねぇ“ワインレッドの心”にして、“また君に恋してる”はやらない方向にしようかって。 リハの時にejiちゃんとか麻理ちゃんとかが「メルマガの会員のアレですよね〜」って言って、「私も一票入れます!」って(笑)・・で、結局歌うことになったんだけど。
ぺんぺん丸: そんな一幕があったんですね! リクエストが寄せられた中で、意外な曲はありましたか?
孝さん: 意外な曲〜?!・・う〜ん・・知らない曲だったり、ちょっと分からないな〜って曲だったり・・それは一票ずつとか(笑)・・。みんなそれぞれに思うところが違うんだろうね!一票ずつってのは。その中で“逢いたくて”と“函館山から”は、群を抜いてたからね。
ぺんぺん丸: フ〜ム また今回のような企画はあるのでしょうか?
孝さん: どうなのかね〜 分からないけどねぇ。
ぺんぺん丸: どなたの歌でもご自身の歌にされてしまわれるので、ジャンルを超えて、新たな魅力を発見するための意味合いもあったのでしょうか?
孝さん: さあ〜 どうなのかな〜 そういうのを決めてるのは自分じゃないからねぇ・・(笑)・・だから、何とも言えないんだけども・・色んな歌を〜・・実験的って言ったらあれなんだけど、そういうのあるかも知れないしね〜・・ハッキリとしたことは分からないけども。
ぺんぺん丸: ライブステージにファンの皆さんの意見や想いが反映されて、皆さん楽しまれていました
孝さん: アッ! そういうのは今回初めてだったからね! 楽しかったって思って貰えればね〜(笑顔)。
ぺんぺん丸: 色々考えたんですが、マイナー(短調)な曲ばかり思い浮かんで・・
孝さん: それはねぇ マイナーの方が身体に入って来るからね。民謡自体が結構マイナーだからね〜・・だから寂しく切ないとか・・歌っててマイナーの方が、歌としては表現しやすいのかな〜・・俺も好きな歌はマイナーの方が多いから・・う〜ん。
ぺんぺん丸: フムフム・・メジャー(長調)な曲は?
孝さん: どうなんだろう・・分かんないねぇ・・う〜ん・・意外と俺が歌ったらメジャーな曲って、あんまり似合わないかも知れないしって(笑)・・ソコは分からないね〜・・うん。ただ聴いてくれてる人達が良いな〜って思ってくれるような感じでは居たいけど。
ぺんぺん丸: 「高橋孝が歌いたい曲 ベスト?」は?
孝さん: 自分の歌で?
ぺんぺん丸: オールジャンルで
孝さん: う゛〜ん・・・あ゛〜ぁ〜っ(苦渋)・・・難しいねぇ・・・自分の楽曲だったら、それぞれに思いがあるし、どれとはなかなか選びにくい・・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: う〜ん・・・でもねぇ CDとかにはなってないけど“忘れられない”は、歌いたいって思う曲だねぇ・・。後になってどう言う訳だか“流されはしなかった”って歌だね〜 自分の中では。・・う〜ん・・好きだねぇ〜・・。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 他にも良い曲だと思う曲があるんだけどさぁ・・まだ世に出ていないものとか。出てない数の方がはるかに多いからね〜 勿論。まあ 良い曲は〜・・無条件に良いんだよね!やっぱりね〜。
ぺんぺん丸: うん うん
孝さん: 今回のライブなんだけど、(笑)・・一部に小椋さんが見に来てたから、違う意味での緊張感があって・・これは不思議なんだよね! 小椋さんの歌談の会とかステージで、ゲストで出るときの緊張感と、自分のライブを小椋さんが見に来て居るっていう緊張感! 自分のライブなのに(笑)・・何でこんなに緊張するんだろなって。
ぺんぺん丸: 種類が違う
孝さん: 違う! だって、小椋さんのステージで歌わせて貰ってるとき、小椋さんは袖の方で聴いてて、その時はそんなに意識はしないけど、小椋さんが見に来た俺のステージってのは、全曲緊張する! 全部意識するかって言ったら、そうじゃないけど・・時折“ハッ!”って(笑)・・うん。歌に影響あるとかって事じゃないけどね!
ぺんぺん丸: 二部の前に小椋さんは帰られて
孝さん: うん(小声で)・・(笑)。若干ホッとするって言うんじゃなくて・・う〜ん・・居ても居なくても、そこに対する緊張は同じだけどね。ただ“ふ”としたときの・・「あ!居たんだ!」って言う感じの(笑)・・うん。そういうのは二部では無かったけども。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 面白かったな〜・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぺんぺん丸: ・・・・・・・・・・???・・・・・・・・・・・
孝さん: ・・・・フフフ・・・・今、勝手にあのときの余韻に浸っちゃってんだけど・・・ハハハ・・・うん!
ぺんぺん丸: (ホッ!)・・・前回のインタビューを頂いたのがライブの2日前で、ほとんど今と同じようなナチュラルヘアーでしたので、ライブ当日ゴージャスなヘアースタイルで登場されたとき、何処をどうすればああいうヘアースタイルになるのかな〜?と、先ずそこに興味が湧きました
孝さん: ハハハハ・・・いやいや!・・セットしただけだけど・・(笑)・・。
ぺんぺん丸: (笑)う〜ん・・・正面から見る限り、オンザ眉毛な感じで・・・
孝さん: フッフフッ・・そうかな〜・・(鏡で確認)・・あ〜あ〜あ〜・・・ハッハハハ・・・(笑)。
ぺんぺん丸: ヘヘヘ・・それが、あの爆発的なヘアースタイルで曲弾きの調弦をされている間、そのことばかり・・・
孝さん: あれは(笑)もう、普通にワックスやってスプレーで固めるんだけど。髪の毛を立たせるためには、少し髪をすかないといけないからね! 重たいと立たないから・・うん。
ぺんぺん丸: あ〜 あ〜・・う〜ん・・3〜4倍のボリュームに見えたので・・
孝さん: あ〜あ〜・・そうかもね! 去年あたりは短めだったんだけど、少し長くなってきたかな〜・・。
ぺんぺん丸: そこに目が釘付けに・・フフフ・・
孝さん: ハハハ〜・・昔ね、お弟子さんがステージを見に来た事があったの。 お弟子さんの大半は俺の素性を知らないで入って来たりしてるから、ただそこら辺にいる先生みたいな。
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: ステージ見に来たときに、その後「折角だからご飯でも食べて行くか」って言って、食べて帰った事があったんだよ。そしたらねぇ、注文したのが出てきてるのに“ジ〜〜〜〜ッ!”っと俺の顔を見てるの(笑)・・「何?」って聴いたら、「本当に先生ですか?!」って・・(笑)。
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: “ジ〜〜〜ッ!”と見てるから・・「何で?!」って聞いたら、「違いすぎます!」って(笑)・・お稽古の時は・・プフッ!・・いつも髪の毛が寝癖だったりとか(笑)、ジャージだったりとか(笑)、髭ボウボウだったりとかみたいな感じだけど、全然違うし、「ステージ見てる時も、先生だと思えませんでした!」って感じで言われて・・(笑)。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: イヤ〜 同じだけど!って。 ただ、ONとOFFがハッキリしてるかも知れないね〜って(笑)言ったの!・・うん。それは言われた事ある!
ぺんぺん丸: そのお弟子さんの気持ちは経験しました・・(笑)・・今回はヘアースタイルでしたが
孝さん: やっぱり髪型で変わるよね! 
ぺんぺん丸: ナチュラルヘアーもゴージャスセットも、どちらもお似合いです!
孝さん: あ〜ん・・だからぁ・・何もセットしない状態の髪型だと、ちょっと変って言うか〜・・。
ぺんぺん丸: アッ! そうか! セットすることを前提にしたカットなんですね!
孝さん: そうだよ! うん! セットする事を前提だから、普通の時だとブローとかしないとね。・・でも髪型ってその時の気分だからね〜・・セット出来る分だけまだイイよね〜・・(笑)・・選択肢の余地無しって感じになっちゃったら、どうしようもないんだろうけど。まだイイよね。
ぺんぺん丸: はい!
孝さん: 髪型はその日の気分! 今日はかなり爆発的な感じにしようかな〜とか。・・いつも爆発になってるけど(笑)・・と思ってるかな〜。
ぺんぺん丸: 左様でございますか! 新年初の握手会はいかがでしたか?
孝さん: 今回のライブは初めて来ましたっていうお客さんが多かったね〜 ありがたいね〜・・うん。どういう経緯で来たのかは分からないけど、嬉しい感じだったね。
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: 握手会のあるライブとかは、良く来てくれるファンの皆さんの顔と名前とかが大分一致して来たというか・・・昔はね〜・・・CDとかにサインするとき、顔は分かってるんだけど名前が「アッ!出てこない!」って。要するに顔と名前が一致しないってヤツだよね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: インストアーやライブとかやって、毎回応援しに来てくれる皆さんの名前が、大分インプットされて・・うん。以前BBSをやっていた頃のハンドルネームだったりとか、そうじゃない人の場合はCDにサイン書いた時に“何々さん”って。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: この人が“何々さん”でって言うように、自分なりに“覚えよう!覚えよう!”って思いがあったりとかするでしょ!・・フフフ・・でも人間だから“ど忘れ”ってあるでしょ!・・顔は充分って言うか普通に分かってるんだけど、名前だけが出てこないって時とかあったんんだけども。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 最近は少なくなったかな〜・・うん・・大分一致するようになって。勿論のこと、初めての方とかってちょっと分からないし、名乗って貰わないとね。今自分の頭の中の要領が、どの位まで覚えられるかってね(笑)。やっぱり頻繁に来てくれる人達は覚えてるし、忘れないかな〜。
ぺんぺん丸: 以前、ここは何県だっけ?と思われることがあると、おっしゃっていましたね
孝さん: 言ってた・言ってた〜 う〜ん!。ビックリして・・たまに本当に分からなくなる時があって・・ここ何処だっけ〜?!って。みんな凄い色んな所に来てくれてありがたいな〜って・・思うよね〜。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: そんな時いつも、自分が皆さんの住んでる各地に行けるような感じに成りたいな〜って思う。今は自分の行く所に皆さんが来てくれるって、凄く嬉しいし励みにもなるんだけど。例えば自分のライブハウスツアーが、東京・大阪・名古屋とかの、ちっちゃいライブハウスで出来たら良いな〜って、思ったりするな〜・・う〜ん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 「Qui」の時の握手会は初めての人が多かったから、流石に名乗ってくれないと分からないけれども、良く応援に来てくれるファンの皆さんの名前と顔は“パッ!”っと一致する。
ぺんぺん丸: うん うん
孝さん: 嬉しいよね〜(笑顔) 凄く・凄く・・嬉しいよ!・・来てくれるってさあ!・・そう簡単に来られるもんじゃないよ!なかなか。・・来たくたって来られないっていう人も居るだろうし、本当は来られないのに無理して来てくれてる人も居るだろうし・・ねぇ。
ぺんぺん丸: う〜ん うん
孝さん: それぞれ皆さん諸事情を抱えながら生活してる訳だからねぇ・・その中で、たった70分位の為に来てくれたりする訳だから、嬉しいよね〜・・う〜ん。だから頑張んなきゃ〜って思う。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 前回のインタビューで“新年の抱負”でも言ったけど、今年は自分を取り戻すって事もしないといけないから、ソコに向けて自分の事もやりつつ、応援に来てくれた人達と、本当に“一時”だけど、その“一時”が楽しい時間になれば良いかな〜って思うね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: その為には、ただ頑張るだけじゃいけないから、自分を見つめ直しつつ頑張って行くって事だね〜。一月のライブが終わってから思ったもんねぇ。・・今年の一発目のライブが終演しました!その後に今年はどういう年になるのか分からないけど、どういう年になるのかを考えるのを止めようかな〜って。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: どんな年になったのかっていうのは、2012年になった時に振り返ろうと!・・その年を。今までは2012年に向けてああしなきゃ・こうしなきゃとか、ああなりたい・こうなりたいとかって・・それは先を見る目標とか夢とかっていう意味ではあっても良いんだけど。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 現実に動くことによってその日その日をやって行く。・・先のことを考えていたら自分を取り戻すことは難しいと思うんだよね。だから寝る前に今日はどんな日だったとか、こんな日だったとかっていうふうな感じで、先をあんまり考えずにその日を振り返る。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 一ヶ月・二ヶ月先を考えると、どっかで追い込んで行く感じになるような気がするんだよね! 追い込みも必要な時もあるんだよ! でも今の自分は追い込むというよりも、近年自分では進んでいるつもりがどっかで立ち止まっていて、時間が進んでいて現在があるとしたら、止まっている自分を今に戻してこなきゃいけないって思ってんだよね!
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 容易な事ではないと思うけど、それが何時なのか!っていう事を今探してる訳・・うん。何時なんだろう?・・それは過去の音資料とかを聴いてみたり・・もう・・遡る事(笑)・・10年位前のところから音を聴いてみて・・。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: グァ〜ッ! 声が若いな〜 俺! 喋ってる声が1トーン上なんだけど〜 みたいな! とか、この頃は本当に若かったんだな〜って感じたり。自分の持っている音資料とかを聴き・・あ〜 この頃辺りからなんかちょっと〜 あれかな〜 とか見つけ出してる訳・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: その頃の音を聴いたり、映像を見たりして・・自分の心を一度その頃に戻して、歌っている自分と当てはめて・・どういう感覚で歌ってたのかな〜みたいな事を、最近凄い振り返ってる。歌とか演奏に関してね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 過去の俺の歌とか演奏をもう一回見直したいの!・・うん。 たまたま年末年始に掛けて音源整理とかして・・懐かしいのが出て来るんだ!これが! ビックリ!ビックリ!みたいのが。こういうのがあったんだ〜!って・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 何回も繰り返して行くうちに、歌ってた頃の気持ちとか、三味線修行してた頃の気持ちとかにフラッシュバックするじゃない! アッ!これって凄い大切な事かも知れないって! 過去は振り返らないとかそういう事じゃなく、そういうのはカッコ付けないで!
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 自分を見直すっていう意味で、今まで辿ってきた足跡をもう一回振り返ってみるっていうのは、良い事かも知れないな〜って思う。それで何か取り戻せるかどうかは、やってみないと分からないけどね〜。
ぺんぺん丸: 今日に至るまで夢中で取り組んでいらしたんですね!
孝さん: そう! そうなんだよね!
ぺんぺん丸: だからこそ振り返って
孝さん: 大事なんだと思う。・・警察とかもさぁ、事件現場に何回も足を運ぶでしょ!・・何か見落としてる事があるんじゃないかとか、遣り残してる事があるんじゃないかとかさぁ・・そう考えると面白いって言うかねぇ・・。
ぺんぺん丸: う〜ん 面白いと思います
孝さん: うん・・無我夢中で来てる時には分からなかった。 でも、今の自分だから主観的じゃなくて、客観的にそれを見ることが出来るの! リアルタイムに暴走してないから!
ぺんぺん丸: しかもお若いし
孝さん: そう!・・(笑)・・若いってのはアレだけど・・(笑)。 三味線で言ったら遡ると師匠は生き返って来るんだよね。その時の師匠との会話とかも思い出したし・・あの時には良く分からなかった事が(笑)、今になると分かるな〜とか・・。
ぺんぺん丸: フ〜ム フム
孝さん: 凄い大事だよね!・・うん。 だから「高橋孝」として、ステージに立つ人間として、その都度ライブとか勿論やってくんだけれども。 今までやってきたライブとか・・良いライブもあれば、そうでもないライブもあっただろうと思うよ、過去にはいっぱい。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 自分が看板じゃ無くて、バックで三味線弾いてサポートしているのが当たり前だった頃、ステージの真ん中に立つ人の重圧って言うものが、今ほど分からなかった。 だからそれが・・色んな事が分かってくると、何かね〜・・自分を取り戻せそうな気がする。・・“そうな”・・気がする。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: やってみることが大事だな〜って思う。 仮にそれで取り戻せなかったら、違う方法もあるんだろうし。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: アッ! パン!(手を叩いて) 話が戻るけど、今回のライブで“わたしは北国津軽の子”はチェロだけで始まって・・みんな何の曲だろう?って、チェロを聴いただけでは多分分からなかったと思うけど。チェロ一本だけで歌ってみようかな〜って思って、1コーラス目だけだけど、初めてチェロアレンジをしました〜!(笑顔)。
ぺんぺん丸: ワォ! そうだったんですか〜!
孝さん: うん! でね、今回のライブは今までのライブと雰囲気がちょっと違ったんだよね! それはPianoのejiちゃんも言ってた。 初めてのお客さんが多かったって言うのもあって“シ〜ン”とした感じだったのかな〜。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: で、その時に限って、特にMCで話すような事もあまり無くてさぁ・・だったら歌を歌って。結局やってるうちにポンポンポンポン進んじゃって(笑)、70分なんだけど時間が余っちゃうから、本当に曲を入れてもイイかな〜って感じだった。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: それを考えると普段いかに話が長いかと思っちゃったね〜。 全く喋らないでライブやったらどうかな〜とか。 「こんばんは!高橋孝です!」って言って、メンバー紹介だけして、後はズ〜〜ッと歌って・・.。「それでは最後の曲です!」とかって、最後まで喋らないみたいな!
ぺんぺん丸: えっ! キャッチボールは?
孝さん: ・・う〜ん・・・。
ぺんぺん丸: ・・・出来るものなら・・やってみてください・・(笑)・・
孝さん: ウッハハハハハハハ〜〜(大爆笑!)・・・・・
ぺんぺん丸: ハハハハ・・(汗アセ)・・・・・・
孝さん: イヤ〜! そういうのがひょっとして有るかも知れない! ライブハウスでは難しいけど、コンサートホールだと有るかもね! 最初っから最後まで必要事項以外喋らないで、「ありがとう〜!」って言って、最後の曲やってサアッ〜と引くみたいな〜。一回やってみたいな〜(笑)。
ぺんぺん丸: その発想は何処から?
孝さん: 前にそういうコンサートを観たことがあってねぇ、何のコンサートかはど忘れしちゃったんだけど。全然喋らないのは、これは一つありだなって!・・何の曲が出てくるのかが分からない。次は何の曲だろう?何が出てくるんだろう?って思ったことがあったの!
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: いきなりイントロが流れてきて、「あ〜あ〜! この曲か〜!」って。そういう楽しみもあってイイかな〜って。 歌う側からしたら大変だよ!休み無く歌う訳だから。 でも一回位、そういうのがあってもイイかな〜って思う。
ぺんぺん丸: 楽しみにしています
孝さん: 何だか話が膨らんじゃったんだけど(笑)・・・ゴメン・・ハハハ・・。
ぺんぺん丸: 2011年も素晴らしい歌声と演奏で、楽しませていただきます!
孝さん: ねぇ そう頑張りたいね〜。
ぺんぺん丸: ありがとうございました!
「応援に来てくれた人達と、本当に“一時”だけど、その“一時”が楽しい時間になれば良いかな〜って思うね!」と話される孝さん! 柔らかな優しい表情が印象的でした。
ページトップに戻る    

 

Vol.19  2011年の初めに

ページトップに戻る    
輝かしく2011年がスタートしました!年の初めに今年に掛ける思いについて、孝さんに色々お聞きしました!
ぺんぺん丸: お正月はどのように過ごされましたか?
孝さん: 31日から1日に掛けて、今回は大ちゃんとファミレスでしゃべってたね〜・・うん。5日位から新年会があったから、飲んで食べて・飲んで食べてみたいなのが多かったな〜(笑)。
ぺんぺん丸: 初詣は何時頃行かれたのですか?
孝さん: 年が明けて零時過ぎてから。ここのところお寺が多かったから、今年は神社に行こう!って思って、神社に行き、おみくじを引き、“中吉”で“万歳!”みたいな・・・(笑)。
ぺんぺん丸: めでたし目出度しですね!
孝さん: ハハハ・・・(笑)。
ぺんぺん丸: 「ファンズ ミーティングルームBBS」に「孝さんブログの御来光の綺麗な写真は感動的でしたね♪雲ひとつないクリアな空に飛行機雲が一筋・・・丁度太陽から出て来ているようなアングルで不思議な一枚。」と書き込みが寄せられました。元旦の写真は何処で撮影されたんですか?
孝さん: (笑顔)・・あれは〜・・橋の上! 太陽こそは見えてないんだけども、バーって明るくなってきて“やばい!やばい!やばい!”って思って、どっかで車止めないと太陽が見えてきちゃうぞ!って。
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: 急いで止められるところに車を止めて、降りて、橋から撮影したんだよね。
ぺんぺん丸: 千葉寄りですか?
孝さん: 千葉だね!・・高速走っててナビで「こっから千葉県」みたいな。
ぺんぺん丸: 「ピーン!千葉県に入りました!」
孝さん: みたいな感じの!・・「千葉県に入りました!」の時には、もう陽が出て来ちゃう感じだったから、兎に角急いで高速降りなきゃって。高速だと陽は見えないし、止めるトコも無いしって状況だから・・うん。
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: だから何処!って感じで決めてなくて、兎に角見える場所!・・だから“初日の出”って言えば、陽が昇って来るところを撮るみたいな感じだけど、その日初めて見る太陽を撮れれば良いなって。
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: 今回はちょっと出遅れた感はあるんだけど、でも撮ろうと思って撮って!・・・う〜ん・・・たまたまそういうアングルになって。
ぺんぺん丸: 狙って撮れるものではないですね
孝さん: なかなかねぇ(笑顔)・・・不思議な飛行機雲だったんだよな〜・・。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: そこにもう一人日の出を見ていた小父さんが居て、「今年は良い日の出だな〜!」って話しかけてきて・・「あ〜 そうですね〜 良い日の出ですよね〜!」って話をして・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 暫く太陽を見て光を浴びて、目を瞑ったりしながら・・ひたすら太陽に向かって・・フフフ・・「今年は良い事ありますように!(笑)良い事ありますように!」って・・ハハハ・・。そう思いながら太陽見てたね・・。
ぺんぺん丸: 今年新たに挑戦してみたいことはありますか?
孝さん: 今のところコレって言うのは無いかな!・・去年ね、思ったような感じに自分が動けなかったからね・・・自分の中で去年の分を今年取り戻せれば良いな〜っていうふうな事は思ってる。取り戻したいな〜って思っていて・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: だから新たに何かをって事は〜・・・突然何かが閃く可能性もあるんだけど、今は自分を取り戻す事に専念しなきゃなっていうね。
ぺんぺん丸: バチウタのご挨拶でも書かれていましたね
孝さん: 何でも経験しないと分からないし、去年経験したから・・・余波みたいなのが未だに残っている訳だよね。そういうのも綺麗サッパリと忘れちゃう位な、自分を取り戻せたら良いなって思うしね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 2011年!新年を迎えて、去年をあまり引っ張っていたくないから、“去年は去年、今年は今年!”
・・(笑)・・引き続き自分と闘うことは闘うんだけど、去年を引きずるような感じではなくて、前に前に行けるように自分と闘うかな〜・・。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 自分との闘いってのが一番厳しいね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: うん!・・うん!・・自分に甘えみたいなものとかがあっても、そんな甘えがあっちゃいけないなって思ったりするし、かと言って甘えが無いとちょっとキツイな〜って思うような事だってあるでしょ!・・ソコが自分自身の心と葛藤してる訳じゃない!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: だから自分自身との闘いってのは、凄い大変だな!って、ここ一年位ズッ〜と思ってるかな!・・ただ前向きに闘わないとね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: うん・・。
ぺんぺん丸: ご自身との闘いについて、もう少し深いところをお聞きしても宜しいですか?
孝さん: う〜ん・・・自分を取り戻すってことで言うと・・・今はしゃべれるようにもなって、ある程度歌えるようにもなって・・・だけども、良い時を覚えているんだよね!自分の身体は!・・歌ってても自分のコロ良い歌い具合とか、その頃を覚えているんだよね。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: その当時出来ていた事が、声が出なくなってから突然出来なくなってる事とか、いっぱいあるんだよね!・・なかなか言う事を聞いてくれないとか、コントロールが出来ないとか。そこはやっぱり自分自身の闘いだよね! だから何時も車の中とかお風呂の中とか、何かの時に口ずさんで・・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 今までだったらここら辺でこぶしが回せたけど、自分が思い描いているこぶしが回らないな〜とか・・・何で?!何でだろう?!何でこんなに喉が言う事聞いてくれないんだろうなあ?!・・とか。そこに対して自分が一生懸命取り戻そうとしてるんだよね!・・う〜ん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 声が出なくなった事だけが原因かどうかは分からないけど・・人間てさぁ 若いとか年配とか関係無しに、フェアーにみんな年を取って行くよね!一年一年。いくら若いって言っても年を積み重ねて行くと、やっぱり疲れが取れにくくなったとか風邪を引きやすくなったな〜とか、今まで自分が心配していなかったような事が起こるよねぇ。
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: 30歳になったとき、あんまり変化無いな〜って思ってたら・・・あのねぇ・・・今までだったら一日二日寝たら治ってたんだけど、風邪をちょっと引いても治るのが遅かったり疲れを感じたりって。それが30歳の時で、これって節目なのかな〜って事も思って・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 今35歳でしょ!やっぱり節目ってあるのかな〜って感じるかな〜・・。まだまだ35歳じゃ若いって言われるかも知れないけど、人間は間違いなく全員平等に年を取って行くからさぁ、その時になってみないと分からないけど・・その人の体質もあるだろうし何とも言えないけど、節目ってあんのかな〜って。
ぺんぺん丸: そうですね、体力を加味しても節目はあると思いますね
孝さん: きっとあるんだよね! それと、やっていることの違いもあるけどね。
ぺんぺん丸: 状況が変わると
孝さん: そう! 状況が変わるとね! 一つ事が起こるじゃない! そうすると、また何時なるか分からないって言うねぇ・・・それって多分“トラウマ”って言葉が当てはまるんじゃないかと思うけど、そういうのとの闘いとかもあるんだよね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 面倒なのは誰かと闘うんじゃなくて、自分自身と自分の過去とも闘ってるから・・自分の良いときを自分の身体が覚えている、でもその身体が思うように行かないっていう闘い! で、歳だからって済ませちゃいけないな!とか・・・その歳相応のものになっているって言ったら、それまでなのかも知れないな〜?とかさぁ。
ぺんぺん丸: う〜ん うん
孝さん: プラスの事を考えてみれば、ちょっとマイナスの事も考えてみて、マイナスの事を考えたら“エ〜ッ イカン!イカン!イカン!”って思ってプラスの事を考えてみたりとかね! それの繰り返しだったりして。でも、まあまあポジティブな方だから前向きな感じで、何とかなるだろう!何とかなるだろう!って。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 前にも言ったことがあったかも知れないけど・・何かが起きたとき“時”が解決してくれるって言うけど、自分が思ってるのは“時”が解決するんじゃなくて、時を掛けて自分が解決する!
ぺんぺん丸: う〜ん うん
孝さん: “時”が解決するって言うと、気が付いたら解決したかのようにみえるんだけど、そこまでの間に自分が解決させるために動いているんだよね! 正に今、解決する方法を自分の中で見つけ出しているのかも知れない・・うん・・うん・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 今年はねぇ、自分を取り戻すって言うよりも、取り戻したいな〜 取り戻せたらイイな〜って思うかな!
ぺんぺん丸: “大吉”から“中吉”にバトンタッチして・・
孝さん: 去年、年の初めに“大吉”引いて、ヤッタ−! いい感じじゃん!って思ってたのに、去年に関しては悪い事ばかりだったから・・・“大吉”だったのにな〜って・・・別におみくじが全てって言うわけじゃないけどね。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 後半年まだあるからって思ってたけど、結局“大吉”めいた事があまり無いまま、いよいよ大晦日か〜(笑)・・みたいな感じになるでしょ!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 一年間を振り返って考えた時に、悪い事って目立つよね! だからそこだけがピックアップされちゃうんだよね!・・・声帯炎・車の盗難・親の足骨折みたいなのとかさあ・・・悪い事ばっかしピックアップされて、しかも全部大物だったりするからさあ(笑)。
ぺんぺん丸: う〜ん うん うん
孝さん: そのときにはリアルタイムで思えなかったけど、今振り返って何が“大吉”だったのかな〜って逆に考えてみると、自分や自分の身の回りに色んな事件が起こった時に、周りで支えてくれてる人達が居た!って言うことが“大吉”だったのかも知れないね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: これさ〜 放っぽられっぱなしでさ〜(笑)・・色んな事件が起こってても、そのまんま「へ〜ッ・・・」みたいな感じじゃアレだけど、周りの皆が凄い助けてくれたりして・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん うん
孝さん: そう言う意味では、今まで以上に人のありがたさを感じた一年だったからね。ひょっとすると人間的に“大吉”になってるのかも知れないね! 色んな人の気持ちを知るって言う意味で! それは全く起こってる事とは逆でね!
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: “中吉”引いたときに薄っすら思ったんだけど・・何が“大吉”だったんだろうな〜?って、悪い事じゃなくて良い事取り上げてみようと思って考えたんだよね。そしたら周りに助けられた一年だったような気がするから・・・もの凄くね! 人との“縁”とかいったものは“大吉”だったと思う。
ぺんぺん丸: うん うん
孝さん: 今年“中吉”でしょ! そう考えると“中吉”ってどんな感じなんだろうなって思うよね!
ぺんぺん丸: ああ ええ
孝さん: それは〜 次の元旦にならないと振り返れないけど・・。先ずは“中吉“を引きました! 自分が活動する中で色々な出来事がありました!・・まあ去年みたいな事はそうそう無いとは思うけど、その出来事に対して”中吉“だからそれなりな一年だったかなと思うか、”中吉“だった割には良い年だったな〜と思えるか。
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: 来年の元旦に、仮に今年が少し去年より良い年だったとして振り返るとしたら・・・俺は〜・・ 皆に助けてもらったありがたさを知った自分が居た訳でしょ! それを知った上での一年をやってみたら、今度は自分が皆にありがたいって思って貰えるような人であったかどうかって、多分考えるだろうね。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: でっかい事をするつもりも無いんだけど、本当に細かい事でも・・・う〜ん。でもその前に俺にはやらなきゃいけない事がある!・・フフフ・・それは自分自身との闘いに勝たなければいけないから、そこに“打ち勝つ!”・・うん!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 今年は前向きに闘おう! 今年はさぁ(剣を高く構えるポーズ)・・「お主にわしが打てるかな〜!」って言う位の年にしたい!・・・去年の場合だとさぁ(剣を低めに構えて)・・(笑)・・「わしはお主を打てるかな〜?」みたいな・・ハハハハ〜・・何となく・・うん。
ぺんぺん丸: う〜んうん
孝さん: 何か逆! 「掛かって来なさい!」じゃなくて自分がたじろいじゃう、ちょっと引いちゃう感じだったんだけど、今年は前に行けるような「打てるもんなら打ってみなさい!」位な気持ちで前向きに!
ぺんぺん丸: うんうん
孝さん: 去年は完全に「俺が・・お前のこと打てるかな〜?」って、気持ちが少しマイナス方向になってるところもあったからね〜。今年はそう言うのを“パァーッ! ”っとすっ飛ばして“ポジティブに行こう!”っていう気持ちでやって、一年を過ごして行こうかな〜と思うけど・・うん。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: アッ! もう一つ思い出した! 今年はねぇ、物事に取り組むときに主観的ではなく“客観的”に自分を見れるようになりたいな〜って。ライブやったときに自分の歌とか演奏とかを”客観的“に聴くことが出来るように。今までもそうしてるつもりなんだけど、よりそういうふうにやってみようかな〜って思う年だね!
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 新たな試みじゃ無いけど、そういうことをやってみようかなと!・・うん。
ぺんぺん丸: 2011年、ご自身との闘いに勝たれてください・・
孝さん: うん! 負けは俺の中には無い!(笑い) 負けは無い!と信じて。“勝つ!”っていうことを前提に闘う! 負けることも考えていたら、やっぱり相手にって言うか、自分自身に申し訳ないからね。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 兎に角、自分と闘うんだよ!(笑)
ぺんぺん丸: うんだよ?!(笑)
孝さん: (笑)闘うんだよ!・・・ハハハ・・・それしかない!!
ぺんぺん丸: 心より祈念させて頂きます! ありがとうございました!
孝さんからのメッセージです!「2011年、みんなで頑張ろう! みんなで頑張ろう!!(両手を挙げて、最高の笑顔で)    万歳(バンザ〜イ)!!」
ページトップに戻る    

 

Vol.18  2010年

ページトップに戻る    
高橋孝公式ファンサイト「KO’S CLUB」のSCHEDULE「和」でご紹介した「民謡の発表会」について、また2010年を振り返って孝さんに色々お聞きしました!
ぺんぺん丸: SCHEDULE「和」でご紹介する際「長時間にわたり開催されます」とお知らせしましたが、民謡の発表会の特徴と一般のライブやコンサートとの違いをご紹介ください
孝さん: 明らかに違うのは長さ!・・大体1時間30分〜3時間位で終わるのがコンサート。で、民謡の発表会ってお弟子さんたちが発表する場だから、コンサートを見に来る感覚で初めて民謡の発表会を見たとしたら、多分驚きなんじゃないかなと・・うん。
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: 例えば朝の10時とか11時が開演で、終わるのが夜の6時とか7時とかね! その位長時間の催し物。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 何故長時間かって言うと、お弟子さん達の発表が前半にあって、後半の方でゲストコーナーが1時間位あるのが発表会。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: だからコンサート感覚で見に来ると・・・あれ?何だろう?っていうふうになる。
ぺんぺん丸: それを気遣われて長時間にと
孝さん: うん、そうだねぇ。
ぺんぺん丸: 民謡に携わる方々には当たり前の長さですか
孝さん: そう!当たり前の感覚だと思う・・・全員がそうとは言い切れないけれども・・うん。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 基本的にリハーサルっていうものは無い・・だからぶっつけ本番! 楽屋でちょっと声出し程度っていうふうな感じのものだよね。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: だから自分がゲストで呼ばれた発表会とかで言ったら、プログラムを見て自分の出番が例えば1時半過ぎだったら、そこに間に合うように一時間位前に入る。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 発表会とか催し物が開催されている最中にね。それは遅刻でもなんでも無い(笑)・・うん。入り時間が指定されて無い場合ね。
ぺんぺん丸: 初めて民謡の会を見たときに、休憩が無かったり左右の舞台袖から次の出番の方々が準備の為登場して来る様子に驚いた覚えがありますが
孝さん: それは完全にステージの進行上の問題ね!・・プロの人達がやる場合でも上下(かみしも)で分かれてっていう場合もあるんだけど、基本的に発表会っていうのは上下で準備していないと、それこそ時間がどんどん・どんどん長くなっちゃうからね。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 順序良く上下に分かれて効率を良くする為に・・うん。
ぺんぺん丸: 民謡の楽しみ方は
孝さん: 発表会は主催している方のお弟子さんとかだから、プロではなくて習っている人達が一年に一度発表する場だから・・上手いとか下手とかそういう事じゃなくて、頑張ってる姿を見て貰う。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 後は伴奏している三味線とか尺八とか太鼓とかお囃子とかを見て・・伴奏しているのはプロの人では無いから、伴奏の勉強にもなる場でもあるから、そういうところを楽しんで見て貰えたら良いんじゃないかな〜。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: それで、休憩が無いから出入り自由な訳でしょ! どこでトイレに行ってもどこでご飯を食べても構わないし、お客さんも自由に決められる。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: でもコンサートの場合はそうは行かないよね。だから楽な感じで見て、椅子に座りすぎてお尻が痛くなっちゃったとか背中伸ばしたいな〜とか思ったら、ちょっとロビーに出て身体伸ばしたりとかも出来ちゃうし。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: (笑)・・朝からズッ〜とその席に座っていたら本当に大変な事だから・・うん。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: コンサートみたいに席が決まってるって事はあまり無いから、席もパラパラ・パラパラ空いてるし、何処に座っても良いし。
ぺんぺん丸: 今回は民謡の発表会についてお伺いしていますが、津軽民謡唄祭りや津軽三味線コンクール等のゲストとして出演される時と、ご自身のライブやコンサートの時と何か違いがありますか?
孝さん: 自分自身は一人だから同じなんだけど、気持ち事態は違うよ。色んなものがあるよね!・・自分のライブ・民謡の発表会・どっかのイベント・インストアーライブ・例えば何周年記念のイベントとか、小椋さんのステージとか・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: それぞれに自分の立ち位置が違う。“立場”が違う。全部精一杯やるってことは変わりなしで。自分のライブは自分が看板だから、もうソコに向けての気持ちはどんどん自分で盛り上げて行く!
ぺんぺん丸: ええ  ええ
孝さん: 発表会のゲストで呼ばれた場合には、あくまで看板は主催者であるその会の会主さん。その会が繁栄してくれるように、また“呼んでくれてありがとうございました”って言うような気持ちも込めて、自分の立ち位置をソコに置くし。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: イベントの場合も同様で、○○市の○○周年記念イベントとかだったら、その市の為になれればイイな〜とか。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 小椋さんのステージの場合は、小椋さんのファンの人達がお客さん。で、小椋さんが「高橋孝君です」って・・何者なのか分からない人がいっぱい居ると思う。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: それで出てきて・・・「え〜 小椋佳さんを聴きに来てるのに」って思ってる人達がやっぱり多い。ソコは自分のライブとは全く違う! 歌う曲は一緒であっても全く違う。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: そこで歌わせて貰ってても、自分の立場って言うのはあくまでも紹介して頂いている立場。だからと言って自分が遠慮してるかとかって言ったら、遠慮する事はもの凄く失礼な事だから、自分の精一杯を出す。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 後は、小椋さんが紹介してくれてるから・・なんだ〜紹介してる割には大した事無いな〜って(笑)・・ならないように頑張らなきゃな!って。だけど人間だから失敗する時もあれば、調子良くない時もあれば・・って言うのもある。これはやむを得ない。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: でもそこに一生懸命やったっていう事が・・出来たか出来なかったかって言うのが置き所。それはどこに当てはめてもソコは変わらない。で、立場と立ち位置は明らかに違うかな!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 自分をフルに全開で出すって言うのは、自分が看板になってる時ね! 自分のライブ。三味線でも二代目藤田淳一ライブ。そういうふうな時は自分を中心としているから、自分が立ってる位置が“ど真ん中”だから・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: その他、サポーターとして伴奏する場合は、歌う人より前に出ないようにサポートに徹する。そういうふうな加減かな!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 気持ちの切り替えかとか・・自動的に切り替わるんだけどね。ただ、一生懸命取り組むっていう精神は一緒。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: うん!
ぺんぺん丸: 今回の発表会では7曲の唄付けをされて、プログラムには無かったのですが、最後の方で五人の曲弾きがありました
孝さん: これはねぇ 中盤位の時に主催者から「時間があったら、せっかく三味線弾きが揃っているから、曲弾きを入れても良いかな〜」って言われて、やることになったんだけども。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: あれは良かったんじゃないのかな〜。何故かって言うと、全員違う流派だったからね! 一人ひとりの三味線がこれだけ違うのかって。
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: 民謡に携わっている人達は分かっていたかも知れないけども、知らないで見に来ていた人達にとっては、同じ三味線でも流派によっても弾く人によっても、こういうふうに違うんだなって事が、凄い分かりやすかったんじゃないのかな〜って思う。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 五人は五人の中での、楽屋裏とは全く違う表舞台に立ったときのステージ上の競演ね!・・言葉は悪いかも知れないけど“戦い”ね。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: それは面白かったんじゃないのかな〜。俺も面白かったし・・うん。
ぺんぺん丸: 最初に弾く人と、後半に弾く人では違いが?
孝さん: ある!ある!ある! これは後半に弾く人の方が辛いから。・・う〜ん・・ボクシングとかに例えるとしたら、チャレンジャーとチャンピオンって感じ!
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: チャレンジャーっていうのは必死に向かって行く。負けても悔いの無いように兎に角行く。チャレンジ精神ね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: でも後に弾く人達、例えばチャンピオン。周りからしたら勝って当たり前だなって目で見られる感じってあるでしょ!
ぺんぺん丸: う〜ん うん
孝さん: そういうのにちょっと似てるのかも知れない。後半に行けば行くほど、実績があって・上手くって・キャリアがあるって人が“トリ”の方になって行くから、後で弾く人の方が大変だよ!
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: うん・・大変だよ!
ぺんぺん丸: ファンの皆さんも曲弾きの競演を見たり・聴いたりしたのは初めてだったかと
孝さん: う〜ん そうかもね きっとね。
ぺんぺん丸: あの〜・・掛け声は!?
孝さん: 聞えた聞えた!「淳ちゃん」コールでしょ!(微笑)
ぺんぺん丸: その瞬間は?
孝さん: フッフフ・・いや〜「淳ちゃん」って言うのは〜・・三味線ってなれば確かに「淳ちゃん」だけども、「淳ちゃん」って言うのは家の師匠の愛称だったから、自分っていうより家の師匠を想い出したっていうか・・。
ぺんぺん丸: は〜は〜
孝さん: でも自分も「淳ちゃん」だし・・(笑)・・まあイイか〜って・・ハハハ・・。「孝ちゃ〜ん」って呼ばれる事はあるけど・・(笑)・・「淳ちゃ〜ん」て呼ばれることはあまりないから・・(笑)・・まあ 新鮮は新鮮だったけど・・フフフ・・。
ぺんぺん丸: ビックリした?
孝さん: (笑)ビックリした!・・ビックリした!・・ハハハ・・・う〜ん(笑)・・。
ぺんぺん丸: 皆さんと練習して・・
孝さん: アハハハハ・・・・。
ぺんぺん丸: ヘヘヘ・・・
孝さん: 三味線の曲弾きの場面の事だけ言うと、曲弾きをやった人達の中で、あの人の知り合いこの人の知り合いとか・・民謡関係者が多かっただろうから、あの人のファンなんだとかこの人の三味線が好きなんだって言うような事とかあると思う。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: でも、俺は〜・・それはそれで凄く良くて・・・どちらかと言うと我が道を進むタイプだから(笑)・・・周りがこういう演奏してる、ああいう演奏してるって、目を瞑りながら聴いてて・・。
ぺんぺん丸: うんうん
孝さん: そういう演奏してるからって、そういう演奏に寄る訳でもないし・・それこそ本当に自分は自分の演奏をするっていう、それに尽きるね!・・う〜ん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 例えば仮に、前の人が良い演奏をした。それは良い意味での影響はあるかもしれない。でも影響される事によって、自分が自分の気持ちと意図しない事が起こる場合があって・・良い方向に転がる場合は良いんだけど、悪い方向に転がる場合もあるよね・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 自分の気持ちと違うふうな感じになっちゃった場合には、明らかに自分という者がそこに居なくなって流されちゃってる訳だから、やっぱり自分は自分!・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 自分が“トリ”じゃなかったから、そこまで気を張り詰めてとかっていう事でもなかったけど、仮に俺が“トリ”だったとしても・・「自分の三味線を弾く! 以上! 終了!」みたいな感じの。気持ちの上ではね・・自分を出す!
ぺんぺん丸: 曲弾きの最後の“和音奏”は独特の音楽表現ですよね!
孝さん: う〜ん・・純粋なる津軽で言ったらちょっと邪道なのかも知れない。だけど、音楽として捉えたときに、自分の手がこういうふうに行きたいなって思ってるのに、そこに反した演奏しても良いものは出ないんだよね!・・だから、やる!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: ・・・・う〜ん・・・・うん・・・・
ぺんぺん丸: 二代目の名前を聞いた時に、“あの和音奏の〜”って思い浮かぶ位、独特の世界ではないかと
孝さん: う〜ん・・どうなんだろう!?・・自分が最近、民謡界とか三味線界の方のステージに立つ機会は少ないんだけど・・ああいうふうな事やってるのあんまり見かけた事無いかな〜・・。
ぺんぺん丸: ステージ上の四人が四人、和音奏が始まったとたん・・オゥ〜ッ!と声が聞えそうな位、二代目の三味線と顔に、視線と聴覚が行ったり来たりして、お互いの顔を見合わせて凄い事が始まってる!と言うような表情で、皆さんワクワク・ニコニコされていました。
孝さん: ・・・・(微笑)・・・・
ぺんぺん丸: 誰か和音奏を演奏する人がいて、あ〜あ〜あれか!と思ったら、あれ程振り向いたり・ジッ〜と見つめたりはしないと・・・やはり独特の世界では
孝さん: う〜ん・・そうかも知れないね〜・・。ただ、弾いてる自分からしてみると、周りがどうだったのかとか・・ねえ!・・周りの演奏人が俺の事見てるとかって分からないから・・(笑)・・自分は集中しちゃってるから。
ぺんぺん丸: ファンの皆さんは、本当に感動されていました
孝さん: そう思って貰えると、嬉しいし・ありがたいし・・。自分のファンの人達が見て・・まあ ひいき目ってやっぱりあるじゃない!・・だから良いな〜と思って貰えて純粋に嬉しいけど・・津軽三味線っていう楽器、津軽三味線の演奏ってものが良いな〜って。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 誰々が良いとかじゃなくて、こういう演奏って良いな〜って思って貰えたら、三味線を演奏してる人間からしてみるとさぁ・・うん!・・そこは流派とかを飛び越えて、良いな〜って思って貰えるってのは、良い事だと思うよね・・う〜ん。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 例えば藤田流の自分のお弟子さんが、他の三味線を聴いてあの人の良いな〜と思ったとして・・まあ、それはそれで良い。ただ、それが良いからといって、それをやったら、それが合うかどうは全然違う話になっちゃうんだけど。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: でも、やっぱり 良いな〜って思えるっていうこと自体が良いな〜って思う訳。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 俺の事を応援して見に来てくれてるファンの人達とかが、三味線だけに限らず他の民謡をね・・一生懸命唄ってるな〜とか、こういうふうな感じなんだな〜とか、何かしらを感じてくれて・・良いな〜って思ってくれてれば、良いな〜って思うよね〜。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: で、凄い長丁場なんだけど・・(笑)・・だからこんなに長い時間なんだって。民謡のショーも・・・仮に「高橋孝 民謡ショー」があったとした時に、最初に何曲かを唄って、後はゲストで来てくれる人達に何曲か繋いで貰って、また中盤にポツッと出てきて、またゲストの人が出てきて、最後にまた自分が出てきてっていう。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: ズッ〜と自分が出っ放しって言う事は、あんまり無いのよ。で、民謡には司会の人が居てっていうね。だから普通のコンサートっていう感覚とはまたちょっと違うよね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: だから一番気になったって言うのは、時間的に凄い長いし・・・13時30分以降に出演するけども、それ以降のどこに出るんだろうかって言うのは、結局時間が分からない訳で・・13時30分以降ずっと出てるかって言ったらそうではないから・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: そういう仕組みみたいなものが分かって貰えると・・・コンサートとは別次元にあるんだな〜っていうふうに思って貰えれば。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: うん。
ぺんぺん丸: 今年を振り返って
孝さん: 今年〜・・今年を振り返ってね〜・・そう! オーチャードホールでもね、小椋さんがMCで言ってたんだけども、忘年会とかのシーズン!あれは考えてみたら可笑しい、年を忘れるって書いて忘年会! そんなに嫌な事ばっかしがあったのか?そんなに忘れたい事ばっかしがあったのか?って・・(笑)・・取れちゃうよねって、冗談っぽく言ってたんだけど。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 今回、自分がMCを聞きながら思ったのは・・忘れてはいけない事なんだけども・・(笑)・・忘年会っていうふうな事で言ったら、今年あった出来事っていうのは、出来れば忘れたいな〜って思う事が結構多かったからね・・う〜ん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 今年の2月から始まり・・今年の締めくくりだから、本当に再三言うようで恐縮なんだけど、自分の声が出なくなってしまった・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 色んな事があった・・家の親の車が盗まれてしまったとか・・親の足が折れてしまったとかね・・・今までに無い位、あんまり良くない事が続いて来た。だから、今年は一体何なんだったんだろうな〜?って思う年だったって言うのが正直なところ・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: うん・・ある!・・自分の気持ちの中ではそれがあるんだよね。だから、来年は良い年になってくれれば良いな〜、自分の声も元の感じになってくれれば良いな〜って思いながら来年を迎えるんだろうけど。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: そういう悪い事だけに限らず、今年は単独でやるこじんまりとしたライブだけれども、回数はひょっとしたら今までで一番多い位な感じであったと思うんだよね。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 皆さんが応援しに来てくれるっていう事で言うと・・・昔っから思ってた事ではあるんだけど・・前のインタビューで「ありがたい」っていう言葉の重さが、その都度違うって言った事があると思うんだよね。やっぱり「ありがたい」って言うのは、回数が重なると共に深みも出てくるのかな〜・・う〜ん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 調子良い「高橋孝」の時でも、調子悪い「高橋孝」の時でも、応援しに来てくれるっていうのはありがたいし、それにプラス嬉しいよね〜・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 調子悪くってどうしようもなかったら、あいつ見に行ってもしょうがないって思われても仕方ないって思うんだよね。でも、見に来てくれる、そして励ましてくれる・・ありがたいよね・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 本当に「ありがたい」の言葉に深みが出てくるよね・・自分の心の中に深みがね〜・・。そう言う事を知る為に、ひょっとしたら声が出なくなっちゃったのかも知れないしって、プラスに考えるしか自分の心の置き場所が無かったりもするけれども。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 自分が出来る事って限られちゃうんだけど、出来る範囲で自分の出来る事を・・演奏とか歌とか、握手会でも何でも、自分の出来る範囲で「ありがたかったな〜」って思うことに対して、何かの形でちょっとでも皆さんに喜んで貰えるような事の出来る人間になりたいな〜って、今年は特に思った年だからね〜。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 自分の出来る事って限られちゃうからねぇ・・精々一人の人間がやる事なんていうのは。一人では生きられないし、一人では何も出来ない。でも、せめて、何か自分の出来る事はないだろうかって探す事も、一人の人間としてやらなくちゃいけない事なんじゃないのかな〜って思ったりもする。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 今年は自分の中で思い始めた年でもあるよねぇ。だから、皆さんに恩返し出来るような事って言うのは・・良い音楽が出来て、良い歌が歌えて、良い演奏が出来てっていう事が一番の恩返しになるかも知れない・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 現段階ではなかなかねぇ・・次のCDが何時出るとかって決まってる訳じゃないし、ライブで何かをやるって事しかないんだけれども。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 昔っからマイナスな事はプラスになるって思ってる人なの。言葉では簡単に言えるけど、自分がマイナスを経験してないとプラスに変えることは出来ない。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 自分の声が出なくなったのは、もの凄いマイナスな事であって、身内で車盗まれちゃったとか骨折しちゃったとかもマイナス!・・このマイナスをプラスに変えるのは容易な事じゃないと思う。一年や二年とかでは解決しない事かも知れない・・ひょっとしたらね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: でも、時間掛かってでもプラスに変えるって言う意気込みを持って、今年は締めくくって、年明けたらおみくじ引いて・・大吉じゃ無ければイイな〜って(笑)・・大吉引くと良い事無いかも知れないっていうね!・・ハハハ・・今年大吉だったから(笑)。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 大吉じゃなくて、中間が一番良いのかな〜って凄い思う。今年は自分のマイナスを色々知る上では良い年だったかも知れないし、そのマイナスは今までに経験が無かったから、その経験をプラスにするには相当大変なんだろうな・・・。だから俺がもっと色んな事を知る上で、今回の身体とか回りに色んな現象が起きてしまったんじゃないかな〜と思う。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 今年は大っきいマイナスを経験させて貰いました!!!っていう感じかな。いつかそれがプラスになる年が来るんだろうと信じて・・。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: ・・・う〜ん・・・。
ぺんぺん丸: 今年は「高橋孝グッズ」が発売されて、ファンの皆さんにとっても嬉しい年でした
孝さん: うん!・・そうだねぇ(微笑)・・・ストラップのサインが消えて行くっていうねぇ(笑)・・あれはねぇ・・申し訳ないなぁって・・(笑)・・俺が謝る事じゃ無いけど・・申し訳ないないな〜って。
ぺんぺん丸: いえいえ
孝さん: 来年ねぇ 高橋孝ってどういうふうな感じになるのかな〜って思ってくれてる人も多いと思うんだけど、必ずしも応えられるかどうかは保障出来ないけども、自分の出来る事を頑張って行くしかないから・・頑張ろうかな〜と思う。
ぺんぺん丸: 来年は年男!
孝さん: そうだよ!来年は年男なんだよ!・・年男らしい年になればねぇ・・なんつったって12年に一回だから、来年逃すと12年後になっちゃうから(笑)・・ねぇ。
ぺんぺん丸: 沢山の福を呼び込んで
孝さん: 来年はどういう年になるのか、自分もファンの皆さんも含めて、リアルタイムに・・(笑)・・その場その場で経験して行くと! 自分でも分かんないんだもん・・どうなるのかってね。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 個人的には、今年はライブとかもあったけど、正直に良い事ばかりがでは無かった年だった。前半は闘病生活みたいな感じで、悔しい思いだったり苦しい思いだったりがあった。完全じゃないまでも、何とか歌えるようにもなった。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 振り返るっていうよりも、気が付いたら今年最後になっちゃってたんだよね!もう(笑)。・・あ〜あぁ 今年って自分自身の心や目に見えないことを、もの凄い色々考えさせられる年だった。だからそこをマイナスとして捉えるんじゃなくて、成るべくしてなってしまったんだと・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: それを自分の中でちゃんと受け止めて、今年は終わりにして、来年からは徐々にプラスに変えられるように動いて行こうと思っている。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: カッコ良い言葉で飾りたいところだけど、この暮れに来て決して良い年だったとカッコ良く飾れる自分は居ない。でも、自分自身と向き合って、起きた事に対してマイナスをプラスに変えるようにして行こうっていう気持ちでいるのは間違いないから。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 今年の締めくくりの言葉として「2010年、カッコ良い言葉だけで飾れない年もある!」・・・う〜ん・・・。
ぺんぺん丸: フ〜ム・・・・なるほど・・・・・・・・
孝さん: 2011年も、皆さん宜しくお願い致します!
ぺんぺん丸: ありがとうございました!
孝さんは「来年はみ〜んな全員! 良い年になればイイな〜!」と、笑顔でおっしゃっていました!
ページトップに戻る    

 

Vol.17  スタート!

ページトップに戻る    
高橋孝オフィシャルメールマガジン「バチウタ!!」、高橋孝オフィシャルブログ、そして高橋孝公式ファンサイト「KO’S CLUB」がこの秋スタートしました!それぞれのスタートについて孝さんの深い思いをお聞きしました!
ぺんぺん丸: 毎日ブログを楽しみに拝見しています!
孝さん: そう!・・結局、BBSに自分が携わらなくなって・・でぇ・・自分はブログを一方通行で発信しているだけなんだけども、システムが変更になってからまだ間もないから、自分もこうやればイイのかな?!ああやればいいのかな?!って。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 機械いじるのがそんなに得意じゃない方だから、でも意外と自分の中ではまあまあ色んな事やってみてるつもりなんだけど。
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: 気が付いたら、今のところ今までに無い更新振りというか(笑)・・そんな感じだけど・・それはそれで自分自身がそっちに専念するようにっていうふうな事でそうなってるんだと思う。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 今までブログも書いて、BBSもやってっていうと、どっちかに偏りがちになっちゃったりとかって言うのがあったけど・・まあそれは良いとか悪いとかそんな事じゃなくて・・・。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 実際には変わるかどうか分からないけども、何か区切りみたいなものとして“再スタート!”って感じのものがあると思うんだよね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 今までのファンサイトって、元々は自分の公式サイトだったからねぇ・・振り返って見れば自分の公式サイトって、本当に分からないながらも、ちっぽけなのを作ってた訳だけどね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: そのちっぽけなホームページが、色んな人に協力して貰いながら現在まで来たけども、最初のホームページを見たら多分みんな「なんじゃこりゃ〜!」って思うようなものだったの!・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: そっけないって言うか、超シンプルって言うか、そのくらいしか出来なかったんだよね・・で、BBSとかやってても大げさな話じゃなくて、誰も書いてくれる人も居なければ(笑)・・ねぇ・・このホームページって見てくれる人って居るんだろうか?どうだろうか?って(笑)・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 今のようなBBSとかブログとかと違って、何かぁ〜 例えばスケジュールとか更新するような事とか、自分が本当に機械苦手ときてるから、それすらがもの凄い大変な作業な訳。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: これは〜・・機械が苦手だっていう人には分かって貰えると思うんだけど(笑)。これってどうやったっけ?とかの連続だったんだよね。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: そのうち、更新もあまりしていない、ただ存在してるだけのページになってしまって。・・でもBBSはあった訳だけど・・たま〜にチョロッと書いてくれる人が居たりして・・う〜ん・・書くのが自分の知り合いだったり音楽仲間だったりね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 「チョロッと遊びに来たよ〜!」みたいな感じで書いてくれて、それに対して「ああ!どうも〜!」みたいな感じで返すくらいだったんだよね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 今みたいなBBSじゃ無かった事は間違いない・・うん。BBSってそれなりに賑わって来た時もあったし・・そうなればなったで良い事もあれば悪い事もあれば、色んな事があるんだけど、今考えてみると自分自身が成長する為のものだったと思うんだよね!・・きっと。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: だから良かったしね!・・じゃあ 良かったのに何で無くなるのかって言うふうな事もあると思うんだけど、それはやっぱりソコにはそれなりの諸事情があって、ズ〜ッと同じように出来ないって言うのが現状としてあってね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: だから今回の総入れ替えみたいな感じになったんだけど。
ぺんぺん丸: うん
孝さん: ファンサイトを見てるか見てないかっていうと・・これはねぇ習慣。習慣ってのがあるからねぇ・・ついつい見るよね!・・ついつい見るっていうか、インターネットエクスプローラーを押すと、いきなり出てくるように設定してあるのね。
ぺんぺん丸: (やったー・・)
孝さん: で、どうやったら違うようにするのか分からないから、そのまんの状態なんだけど(笑)・・だから必ず目にするよね!・・どういうふうな事書いてあるのかな〜とか見たり、ヒストリーとか・・うん。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: もうそこから先は・・なんて言うのかな〜・・今まで自分が知っていた領域じゃ無くなった部分があるから・・うん・・お任せしたって言う事だから。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 今まではソコに更新される事は自分が把握している中での事が多かったけども、今度はそうじゃないから・・ねぇ・・ある意味どんな事が書いてあるのかな〜とか(笑)・・そういった意味で客観的にファンサイトを見るっていうのかな!
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 自分のファンサイトなんだって事じゃなくて、客観的にどんな事書いてあるのかな〜??みたいな感じで見たりするよね。だから面白いね・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 自分は自分でブログのほうをやって・・今までやってたブログと違って色んなものがあって、これどうしたらイイのかな〜?とか、こうやったらどうなるのかな〜?(笑い)とか、やりながら覚えて行くっていうか。
ぺんぺん丸: う〜んうん
孝さん: 時に・・確か〜これでアップされる筈なんだけど出てこないな〜?おかしいな〜?って・・ハハハ・・いう時もあるし・・何だろうって?って時もあるし・・まだ駆け出しだからそのうち慣れてくるんだろうけど。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 今はねぇ 両方とも変わって間もないから、そんなに実感ていう実感はまだね。・・今までBBSに自分が書いていたのが当たり前だった日常だったからねぇ・・でもそうじゃなくなったっていう部分は、まあ実感としてはあるね。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 自分は書いてないし・・あの〜・・何か〜 アレ!これに対して書くんだっけ!っていう習性みたいなものが、身体が勝手に反応するみたいなのがあるんだけども・・あ〜ん 違う!違う!違う!って・・うん。自分で思ってみたりとか・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: だったら書きなさいよ!っていう声が聞えて来そうだけど(笑)・・でもそこはそう言う訳にも行かないからね!そう言う訳に行かないから、こういう形になった訳で、そういう訳に行くんだったら、こういう形にしてなかったと思うんだよね・・うん。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: だからそこは皆さんのご理解を頂いて、公式ファンサイトは自分の下から離れてるけれども・・やっぱり人間だから悪い方向より良い方向に行って貰った方が、そりゃ嬉しいよねぇ、率直に!・・う〜ん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: だから ソコには何があるとか、ここがこうだからって事ではなくて、基本がね!俺の中での精神として、皆が仲良くしてくれると良いな〜っていうのは昔っからあって、そういう場になってくれれば良いなって思っているのは変わらないから。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: だから、ファンサイトに高橋孝が直接関わらなくなったからって言って、あんまり見に行かないよってなってもらっちゃっても、ちょっと淋しいなって気にもなるしね・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: ファンの皆さんが一体となれるような、同じような気持ちになってその場で楽しめるようなものが出来てくれればイイな〜って。そうなってくれればイイな〜って思うよね。だから思う事っていっぱいあるよねぇ・・う〜ん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 自分はブログを書いて・・まあ 何となく・・う〜ん・・大した事は書いてないけど・・そのブログを読んでくれてる人達も少なからず居る訳だから・・その〜・・自分の記事を見て貰うっていうね。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 誰々さんのコメントに対して何かを返事するとかってでは無くて、自分の書いたものを見て貰うって事に現時点では集中している方が良いのかな〜って思ったりするよね。
ぺんぺん丸: 動画のブログは感動的でした!
孝さん: あ〜 あ〜
ぺんぺん丸: 三味線の棹に対する拘り
孝さん: あれは もう! 職人対職人みたいなもんだから! 向こうは作る側の職人!、こっちは奏でる側の職人だから・・もうあの場になると、アーティストとかプレイヤーとかじゃなくて“職人対職人”のやり取りみたいな感じだよね〜・・うん。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: たまたま写真にも撮ったし、動画にも撮ったけど・・あれねぇ めったに見れるものじゃ無いんだよね〜・・長年三味線演奏して来てるけど、ああいうふうにリアルに削って作業してる最中を見たのが初めてだから・・。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: だから動画撮らして貰おうかなと思って、チョコッと撮って・・うん・・で、せっかく撮ったからこれねぇ・・。棹師さんがね、棹を作る職人さんが本当に少ないのよ! 今は機械で出来ちゃう時代だから。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: でもねぇ機械で作るって言うのと、手で作るって言うのは本当に違うんだよね!・・機械って正確に作れるんだろうと思う。でもねぇ その正確性っていうものと、手でやってくれている本当にちょっとの・・髪の毛で言うと一本二本位の世界なんだけど、そういう世界をやるには機械じゃなくて手なんだよね〜・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: “職人技”あれをどの位見てくれてるか分かんないけども、こういう人は貴重な存在なんだよ〜っていうのを分かって貰いたいなっていう思いもあってね・・う〜ん。
ぺんぺん丸: 傍で見つめている時はどんなお気持ちでしたか?
孝さん: もう!兎に角そこにズ〜ッと“釘付け”状態になるよねぇ。それでね!長年三味線を弾いていると、自分の手は“モノサシ”みたいなもんだから、自分の左手が「こういうふうなのがイイ!」ってちゃんと答えを出してくれるから、それを信じてるから・・自分は。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: だから、職人さんが削っているのを見てるとねぇ・・・本当に一般の人が見たら全然分かんないと思うんだけど・・ズ〜っと見てると、あそこをもうちょっといってくれるとイイかな〜とか思うけど、でも触ってみないと分からないから・・ねぇ。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 渡してもらうと、そこの部分がやっぱり思った通りなんだよね!・・も〜う〜ちょっといってもらった方がイイな〜とか・・でも削りすぎると危ないな〜ってのがあるから・・そこはやっぱり職人さんとのやり取りで・・「どうですかねぇ、気分的には・・」って。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 削ってる段階で持つのと、磨きを掛けた時点で・・磨きを掛けるともうちょっと削れた状態になるから、それも計算しながらだから難しいんだけどねぇ、兎に角あの“技”凄いなあって思ったね!
ぺんぺん丸: う〜んうん
孝さん: 家を建てる大工さんとかね!そういう人達も凄いんだろうと思う。きっと凄いんだと思うけど・・・あの棹を削っているのを見て・・自分の三味線の棹でしょ!(笑)ねぇ!・・ガギーガギーガギーガギー・・・って削る音!動画で聞えたと思うけども。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: あそこはザックリ削って行く訳だから・・あぁ〜 棹が無くなって行く・無くなって行く・・。でも、無くなって行くって言うよりも、自分のしっくりいく感じでもっと削った方が良い。でも、三味線の木の質を考えると、削っちゃもったいない“木”なんだよね・・持ってる木は。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: その棹はねぇ・・本当に重くて硬い木なんだよね! だから、職人さんとしては削るのはもったいないんじゃないかっていうふうになるんだけども・・でも、イヤ〜 自分の手はやっぱりこれを要求してないってなるから・・う〜ん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: そこが俺の拘り! で後は、この木はもったいないから削らない方がイイっていう職人さんの拘りがあるでしょ! ソコとソコがぶつかり合うかな〜って思ってたんだけど、いざ作業に入ってるのをズ〜っと見て、自分が手に持って色々・・う〜ん、ここはもうちょっと削った方がイイかな〜って。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 職人さんも俺の姿を見てるから、やっぱりねぇ職人さんと対面してやって貰うのって凄い大事だと思った・・うん・・本当に大事だと思った。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: それは何故かと言うと、見えないところで意思の疎通って難しいよね!・・うん。
ぺんぺん丸: うんうん
孝さん: 実際に自分がこうして欲しいって思いが目の前に居ると伝わるし、これはもう〜あんまり取りすぎても〜っていう職人さんの思いも分かるから・・なるほど〜って思いながらも自分の意見を織り交ぜて行く。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: だから共同作業になって行くんだけど・・う〜ん。色々ああだこうだ言ったけども、あれを見て凄いな〜!って、もう感動だよね!・・ただただ感動してるって感じだったね!
ぺんぺん丸: ブログではもう少し時間が掛かると
孝さん: うん!うん!・・で、何時もステージでメインで使っている“愛ジャミ”は、ちょっと歪みがねぇ 三と四のツボの横が、使う頻度も凄かったからってのもあるかも知れないけど、減ってきちゃって角が完全に歪んでたのね。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 一般に勘減りって言っても分かんないだろうけど勘減りとは違うから、横の部分のところの歪みが目視出来る程っていうのは、結構いっちゃてるんだよねぇ(笑)・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: それはあのガリガリガリガリ・・ってやっていた作業とはまた違って、棹の表面ね!面の部分をカンナで・・カンナって言っても大工さんが使うような大げさなものじゃなくて、ひとなめス〜ッとやる程度で済んだから良かったよ!・・本当に何厘の世界だから難しいよね。
ぺんぺん丸: 想像を絶する世界なんですね
孝さん: そうかも知れないね。だから今回動画をアップしたんだけどね!
ぺんぺん丸: ファンサイトの感想をお聞きしても宜しいですか?
孝さん: イヤ〜! イイと思うけど!・・うん!うん!・・前のページより良いんじゃないかな〜。リニューアル前のページよりか、何か良いと思うけど・・うん。
ぺんぺん丸: (・・ホッ・・)和的な・・
孝さん: そうだねぇ・・で、スケジュール「和」って、定期的に何かがある訳じゃないからね!そこは本当に見逃してしまうとっていうのはあるけど・・ただ一年に何回あるかって(笑)問題だよね!でもソコは仕方ないよね。和的なスケジュールが入ってるか入ってないかの問題だから。
ぺんぺん丸: 足跡は残せないと思いますが、ちょくちょく
孝さん: ちょくちょくは見てるよ!・・うん(笑顔)。
ぺんぺん丸: ありがとうございます
孝さん: 本当に栄えてくれてらイイな〜って思うよね・・うん・・ファン同士の交流の場になってくれたら嬉しいな〜って思うよね。今は客観的に見てそう思うよねぇ。
ぺんぺん丸: 色々とスタートして
孝さん: メルマガも始まり、ブログも新しくなって、ファンサイトもリニューアルしたって事で・・まあ何かねぇ 時期的に言ったらもの凄い中途半端な時期かも知れないけど(笑)・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: ・・う〜〜ん・・何だろうな〜・・あの〜・・常に何かにあたると気持ちを入れ替えるんだけど・・そうだな〜・・・・。
ぺんぺん丸: ・・・・・
孝さん: ・・・まあ・・何て言うのかな〜・・・これで三つの塔が並んだって言うのかな〜・・。「バチウタ」っていうのはメルマガのスタッフがやっていて、ブログは自分がやっていて、ファンサイトはファンサイトの方でやっていて・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 塔が三つ出来て・・そこにそれぞれの色が出ればイイな〜って思うね。内容的に重なっちゃう部分は勿論あるよね!・・そりゃ〜そうだよね!だって一番の根本にある発信下は「高橋孝」だから(笑)・・。
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: 「高橋孝」が3人居る訳じゃないから・・ハハハ・・だから そういうのはあるにしても、それぞれに“色”があるとね!イイな〜っていうふうに思うから。イイ感じなんじゃないのかな〜。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 極端に大きく羽ばたくって言う事ではなくて、ちっちゃく細々とでも別に良くて、一人でも二人でも、読んでくれる人が良いなって思って貰えるようなものを発信出来ればイイな〜って思うね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 後は自分がライブをやったりとかするだろうけども、ライブに向けて文章とは違うライブならではのものを発表すると。何か色々なものが増えてきてるんだけども、根本!一番の根っ子は変わらず一つで、そこから枝分かれになっているんだよっていう事かな・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: もっと大きく言えば・・木で例えるとしたらさぁ、自分が一本の木だね!で、その根っ子となっているのが「高橋孝」で、そこから枝になっているのが事務所のメルマガであったりとか、ファンサイトであったりとか、レコード会社であったりとか。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: で、更に大きく言うと、そこに・・木と枝だけでは淋しいから葉っぱも生い茂って欲しい。それは応援してくれる皆が居れば、一本の木として大きくなれる。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: いっぱい葉っぱもあれば・いっぱい枝もあればって、一本の木になれるんじゃないのかな〜。その一本の木を目指して・・その木を見て“あぁ!イイ木だな〜”って思えるようになれば良いね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: その為には、自分たちだけが頑張るってだけじゃなくて、ファンの人達が喜んでくれるようなものが出来ればな!とかね。使命感としてやるんじゃなくて、気が付いたらそうなってたっていうのが一番・・理想かな〜・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: ライブやったって、満員になってくれる時もあれば、そうじゃない時だってあれば・・でも、俺の中ではお客さんが一人であろうと二人であろうと、やることは変わりない。その精神は変わりないから、自分が調子良かろうと悪かろうと、やることに対する精神は変わらないから。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: だから、自分の未熟なところも、皆が応援してくれて・育ててくれてっていうふうなね。一人じゃ何も出来ないから・・ライブやるにもギターが居てピアノが居て、色々バックのメンバーがいて、サポートしてくれるから歌が歌える。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 更に、見に来てくれる人達が居るからそのライブがある訳であって。だから全部だね!
ぺんぺん丸: はい
孝さん: それが本当に“大きな木”になればイイね〜(笑顔)・・う〜ん。それが目指す一歩だろうね!これは!・・やっと枝が出来てっていうふうな感じなんだとろうと思う。
ぺんぺん丸: う〜んうん
孝さん: そこをこう〜・・皆に温かく見守って貰えたらイイな〜って、応援して貰えたら嬉しいな〜って思うね・・うん。
ぺんぺん丸: ファンサイトも良い枝振りになれたらイイですね
孝さん: そうなんだよ!・・ファンサイトって、正に自分が立ち上げたでしょ!一番最初に。あれは種を蒔いたに過ぎないから、そこから芽が出て、だんだんだんだんと十何年も掛かって、何となく少し“木”っぽくなって来たかな〜って感じなんだけど・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 今は色々なものが混ざってきて、一つの大木になりたい感じなんだろうね・・大木を目指して頑張って行きたいね!
ぺんぺん丸: ありがとうございました!
この日の孝さんは、時には声を弾ませて、時にはゆったりと、そして温かく・優しく・明るく・柔らかな 表情でお話しして下さいました。
ページトップに戻る    

 

Vol.16  二代目藤田淳一ライブ

ページトップに戻る    
9月18日、初の「二代目藤田淳一ライブ」が大反響、大盛況、大好評の中開催されました!このライブを通して、孝さんの伝えたかった“想い”や“大切にしている事”等々、色々とお聞きしました!
ぺんぺん丸: 今回のライブは「二代目藤田淳一」を襲名されて、初めてのライブとお聞きしましたが
孝さん: そう!そう!・・・「二代目藤田淳一」という名義でやったのは初めて・・うん。
ぺんぺん丸: 「二代目藤田淳一」というお名前でライブをすることについて、何か特別な想いはありましたか?
孝さん: やっぱりねぇ・・「二代目藤田淳一」っていう名前でやるっていうことは・・・まっ!いつも真剣勝負でやっているんだけどね!・・・“三味線”がメインになってるライブな訳だから「藤田流」の三味線とは、どこが藤田流の持っている特色なのかっていうふうな事を意識しながらやったライブだったな!
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 特に“津軽じょんから節”の“旧節”あたりとかを・・・あまり弾かないようなね!“旧節”の中でも特に“間”の使い方とか、やっぱりそこは・・家の師匠は“師匠独特”の“間”の持ち主だったから・・・その“間”を生かせるようなライブにしようと思ってた。
ぺんぺん丸: 初代のエピソードもお話されていましたね
孝さん: 初代とはねぇ 関係で言ったら特殊だったねぇ・・誰も俺たちの間に入り込めないっていうか・・う〜ん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 勿論!俺も師匠を尊敬してたし、絶対だったし、師匠も凄い可愛がってくれたから・・本当に我が子のように可愛がってくれて、それこそ自分のお子さんでさえ入り込めなかったんじゃないかな〜 その当時。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 師匠の奥さんでさえ(フフフ・・)間に入ってこれなかったくらいだから・・う〜ん。だから、ある意味“必然的”なものがあったんだろうかね・・関係性で言ったらね・・うん。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 不思議な事を言ったんだよね・・弟子入りしたときに「今日からお世話になります!宜しくお願いします!」って挨拶して・・その後の会話でね・・・・。
ぺんぺん丸: ・・・・
孝さん: 師匠が「俺がプロに育てるのは、孝ちゃんで最後だろうな〜」って言ったんだよ。そのとき家の師匠は、まだ四十代半ばだったかなぁ・・その若さで「最後だよ」って言ったこと自体、もう俺クエスチョンマークで、「えっ??」って言ったんだけど・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: でも実際そうなっちゃったよねぇ・・だから・・なんかそこから・・俺と師匠との関係は、普通のお弟子さんより、もっと密接でもっと濃かったのかな・・内容は凄い濃かったねぇ。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 実際に三味線を持って稽古する時間は短かいんだよ!でもそれ以外の時間がもの凄い長いんだけど、今考えるとそれ以外の時間がもの凄くありがたいって言うか、勉強になったんだよね・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: その当時俺は会社勤めしてたから、朝早い訳だよね。大体昼過ぎ1時か2時頃稽古場に着いて・・他にもお弟子さんが居て、そのお弟子さん達にどんどんどんどんお稽古やって、俺はず〜〜っと待ってる状態で・・それで俺には最後にちょこっと稽古やって、「じゃあ飲みに行くか!」って感じで。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: で、家の師匠はねぇ 俺を帰してくれない訳。午後の2時頃行って、それこそ夜中の2時位まで。
ぺんぺん丸: 丸々半日位?
孝さん: そう!(笑)・・・うん!・・「まだ大丈夫だろう、まだ大丈夫だろう」ってなかなか帰してくれない状況が続いて・・その位師匠とは濃い感じだったねぇ・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 良いところも悪いところも、目の当たりにしてきたかな〜。でも、それも含めて全部が俺の中で良い存在だったからね〜。
ぺんぺん丸: 今回のライブで伝えたかったことは?
孝さん: 三味線ってものを伝えたかったって言うのは勿論あるんだけれども、初代の“生”の演奏を見て聴いて貰いたかったな〜って。本当に天才的な人だったから・・・何て言うかな〜・・例えるとね〜・・自分が客席に居るとね〜・・・。
ぺんぺん丸: フムフムフム
孝さん: ちょっと例えが変なんだけど・・その〜・・掃除機に吸い込まれて行く感じ!“ピュ〜〜〜”って。そう言う“間”の持ち主だったんだよ!音の出ていないところで“ヒュ〜ッ”っと吸い込まれるような!
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 勿論!音の出てるところも素晴らしいんだけど・・・あれはねぇ・・やっぱり“生”で体感出来た自分は凄く幸せ者だけど・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 「初代藤田淳一」っていう人は凄かった!っていうのは伝えたかったし、残念ながら他界されてもう居ないから・・うん・・自分がこう〜・・本当は初代の足元にも及ばないんだけども、“心意気”とか初代の残してくれた“藤田の香り”を、微力ながらも伝えたい思いがあるね。
ぺんぺん丸: 一番伝えたかったことは
孝さん: そうだねぇ・・三味線の良さっていうものは勿論なんだけど、それ以外の・・「藤田淳一」っていう初代が居たから、今二代目として自分が居るっていうところかな〜・・・そこは伝えたかったねぇ・・うん。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: うん。
ぺんぺん丸: 三味線の奏法についてのMCがあって、とても好評でした
孝さん: 津軽三味線は知ってても、アレはいったいどうやって弾いてるんだろう?って、津軽三味線の弾き方が分からないって人が多かったんじゃないかなって・・うん。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 三味線界、民謡界に携わっているような人達ばっかりだったら、そこでレクチャーとかしなくてもイイんだけども。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 何となく“基本の基本”のところ位しか触ってないけども・・・「ああ なるほど!こういうふうになってるんだ」って、ちょっと分かって聴くと“聴こえ方”や“見え方”が違うかなって思って・・うん。
ぺんぺん丸: 弾き方の話などを聞かせていただくと、演奏を聴いた後、心に残る残り方が違って来ますね
孝さん: う〜ん・・そう・・だねぇ・・ソコは全然違うと思うね!・・聞いてないと「これは“津軽じょんから節”です、“津軽あいや節”です、“津軽よされ節”です!」って言って弾いても・・多分なんだけど、みんな同じように聴こえちゃう?!
ぺんぺん丸: う〜んうん
孝さん: まぁ それでも別にイイんだけども・・う〜ん・・何ていうかな〜・・・曲自体が何なのか分からないなりに、ああいう音も・こういう音も出てるんだけども、さっきのレクチャーの弾き方が基本になってるんだな〜ってチョット分かると、聴いてくれてる人達も違う感じがすると思わない!
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 三味線って実際難しいんだけども、基本て言うのは、撥は“タタク・スクウ”、左手の指は“ハジク・スル”とかね!・・このくらいの中でやってるんですよ!って・・後はそれを広げていって応用してるんですよ!って。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: だから思っているより、取っ掛かりの部分が凄く難しいとかいう事じゃ無くて、仕組み的にはそんなに難しいことでは無いっていう事が、皆さんに少し分かって貰えたらな!って・・うん・・そんな感じだったね。
ぺんぺん丸: (フ〜ム)この日に着ていらした衣装が素敵でした!
孝さん: (微笑)・・サムエね!
ぺんぺん丸: あれはご自身で選ばれたんですか?
孝さん: 自分も含めてスタッフと一緒に選んで。
ぺんぺん丸: 綺麗でしたね!フワ〜っと浮き上がって
孝さん: (笑顔)花柄がね!
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: ライブハウスだから“紋付・袴”っていうふうな感じでかしこまるっていうよりも、少しラフな感じで。でも、演奏はキチッ!としますっていうね。
ぺんぺん丸: ええ    ええ
孝さん: そんな感じだったんだけどね!
ぺんぺん丸: ギターも登場して
孝さん: (笑)そう!そう!そう!そう!
ぺんぺん丸: 弾き語りをされて
孝さん: あれはねぇ 三味線だけでやってると、演奏する方も集中して弾いて、お客さんも集中して聴いてるでしょ!だからあそこは気分転換する場所って事で。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 全然完成されてない“ギターの弾き語り”だよね!そういう部分があってもね!やっぱり人間なんだよ!って。
ぺんぺん丸: いえいえ どうしてどうして
孝さん: 自分が完成されてるかされて無いかっていうと、まだ完成されてるとは思ってないんだけど・・あの〜・・まだ全然完成の“か”の字も出てないような感じのところも、たまにこう〜・・たまにじゃなく、初めてだけどね!・・うん(笑)・・アレやったのは!・・自分でも良くやったなぁと・・・ハハハ・・。
ぺんぺん丸: ほのぼのとするひと時でした
孝さん: そう!そこでね!聴いてくれてるお客さんも、“ホッ”っと一息吐いてくれたらイイかなって思って・・うん。
ぺんぺん丸: そして、ギタリストの
孝さん: 浜ちゃん!・・浜ちゃんが遊びに来てくれてね!・・そこはもう完全に「高橋孝」に!
ぺんぺん丸: スイッチ切り替えて
孝さん: 実はねぇ このスイッチ切り替えるのって意外と大変でねぇ・・ハハハ・・。その日は最初っから「二代目藤田淳一」モードだったから、「高橋孝」モードに自分を切り替えるってねぇ、そんなに大変かって思われるかも知れないけど、“テンション”の持ってき場所が違うから。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 「二代目藤田淳一」と「高橋孝」の“テンション”の場所が違うから、“テンション”を自分が移動させるからね。
ぺんぺん丸: “テンション”移動後に、“道南口説”、“落陽”を歌われて
孝さん: いつもの感じとちょっと違う気がするっていうか・・・移動しきれてないっていうか(笑)・・・でもいつもと違う感じの歌になってたかもね。
ぺんぺん丸: そして、再び二代目に
孝さん: うん!そうだね。
ぺんぺん丸: 津軽三味線の曲目を紹介するときに、“津軽三下り”は、強さの中にわびしさや淋しさがあるという曲調のお話や調弦のお話し、“津軽あいや節”は、おめでたい時に演奏され、前半は母親の気持〜後半は父親の気持ちに・・等々、一曲毎に色々な説明をして下さったのが凄く良かったです
孝さん: あ〜〜〜・・そうだねぇ・・さっきのレクチャーじゃないけど、ちょっと言っておくと、普段三味線に接することが無くて、ただ曲を聴くっていうよりも、あぁ そういう感じなんだって思って聴くのとまた違うからねぇ。
ぺんぺん丸: どれも同じに聴こえなくなる
孝さん: 昔、自分がそうだったの!何聴いても「アレ?これは何節?」とか。三味線をあまり知らない頃ね。で、自分が曲を弾けるようになると分かってくるんだけど。
ぺんぺん丸: こんなに違うのに、何で同じように聴こえていたの?
孝さん: そう!・・うん!・・不思議だねぇ。自分が弾けるから当然皆も知ってるだろうって思ってたら本当に大間違いで、三味線っていう楽器はギターとかと違って、そうそう頻繁に耳にするようなものでも無いと思うし、だから説明とかがあったほうがイイと思ってね。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 何回も聴いていれば説明とか要らなくなるけど、一回目だしね!「二代目藤田淳一ライブ」っていうのは。自分も昔の三味線だけのライブをやってた頃を思い出しながら、やってた感じがあったね!
ぺんぺん丸: 津軽じょんから節曲弾き、津軽よされ節と続き
孝さん: “じょんから節”をやって、“よされ節”をやってないことに気が付いちゃってさぁ・・・“よされ節”を弾いたつもりでいたんだよね!・・良く考えたら弾いてないなって!
ぺんぺん丸: 素晴らしい曲弾きが続けて聴けて!
孝さん: ハハハハハ・・・・。
ぺんぺん丸: アンコールでこれが(背中をトントン!)あった時に、サムエを着られたもう一つの訳が
孝さん: あ〜 あれね!(微笑)
ぺんぺん丸: Tシャツとサムエのパンツが良くお似合いでした
孝さん: あっ!・・そう?!・・。
ぺんぺん丸: 白文字が浮き上がって綺麗ですね
孝さん: あっ!・・本当?!・・残念ながら自分じゃ全然見えないし、後ろだからねぇ、前にワンポイントあれば違ったんだろうけど・・うん。
ぺんぺん丸: 名札を背中に付けて
孝さん: あ〜 そうだねぇ そうだねぇ(笑)。あれって自分がステージに座ってしまったら、お客さんには見えないからね!せっかく着てるんだから、ソコは見てもらわないとね!
ぺんぺん丸: 大ウケでしたね! そしてアンコールは“光線”と“はなむけに”
孝さん: ねえ・・うん!“光線”と“はなむけに”ね!。浜ちゃんが来てくれるってことで“光線”をやろうかって。
ぺんぺん丸: “はなむけに”は、その場で決められて
孝さん: 浜ちゃんは譜面があればどれでも弾けるんだけど、譜面を持って来てないから・・会場から色々リクエストとかあったけど、ひょっとしたら譜面が無いと困るかな〜って思って。これはもう浜ちゃんに決めて貰おう!と。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: “はなむけに”・・・“はなむけに”で来たか〜!って思いながら・・フフフ・・。ギター一本で“はなむけに”歌ったのは初めてだから・・・。イントロがギターだけだから・・あっ!ギター一本だから、じゃあ俺、口で何か楽器の代わりしてあげなきゃいけないな!って思って。
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: 歌う前に♪トゥ〜ル トゥ〜トゥ〜 トゥ〜トゥルゥ〜 ♪って、自然と出たんだけど・・・アレもまぁ面白かったけどね!
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: 自分の中でも面白いライブだったかな〜・・浜ちゃんも楽しんでくれてたし。
ぺんぺん丸: 良い音を出す方ですね〜
孝さん: 彼はイイよねぇ・・勿論完璧な人っていないから、自分も完璧じゃないし完璧を求める必要は全然無いんだけど、イイな〜って思えるような人と出来るって言うのは・・イイよね!・・うん。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: うん。
ぺんぺん丸: 「二代目藤田淳一」ライブはファンの皆さんにとっても初めてで
孝さん: うん!そうだね!
ぺんぺん丸: たっぷり三味線を聴く事が出来て、盛り沢山な内容で楽しめるライブでした
孝さん: 結果的にそういうふうになってくれて良かったけど・・いつもどのライブをやってもそうなんだけど、蓋を開けてみなければ分からない・終わってみなければ分からないっていう。本当にこれで良かったのかも実は分からない。
ぺんぺん丸: フ〜ム でも、聴いている方は楽しかった!
孝さん: そう!そう!そう! 楽しいと思って貰える、また、良かったな〜って思って貰えるライブが出来ればイイな〜というふうには、いつも思ってるけど。時には・・あ〜 今日アレやらなかったな〜とか、何か期待はずれだったな〜とかっていうふうな事もあるかも知れない。でもそれは仕方のない事だよね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 蓋を開けてみなければ分からない事だし・・うん。
ぺんぺん丸: 最後はお楽しみ“握手会”
孝さん: 久しぶりな“握手会・サイン会”だったね!・・・今年、前半はステージに立てる状態じゃなかったから・・・・う〜ん・・・ だからステージに立てるだけまだねぇ・・・うん・・・暫く“浦島太郎”みたいな感じになってたから・・・。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: サイン会”とか“握手会”ってどうだったっけ〜?!とかさ。久々な感じだったねぇ。
ぺんぺん丸: 皆さん素敵な笑顔でした
孝さん: ありがたい・・・ありがたいよね・・・その時によってありがたみが違うって、前にも言ったと思うけど・・・あの〜〜・・毎回“ありがたさ”の思いがねぇ・・一個一個の“ありがとう”の感覚が違う。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: だから人間って進化してるんだなぁって・・・進化してるんだか、退化してんだか分からないけど(笑)・・進化してるんじゃないのかな〜って思うね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 純粋に“ありがとう”って思える自分が居るっていうのは、自分の中での“救い”でもあるし、そういう気持ちで居られる自分が居るのがね。それは当たり前だよって思っちゃったら、もう自分の中ではおしまいだって思うから・・うん。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: いつも“ありがとうございました!”って思う気持ちは、その時の感情や重みが一回一回違うにしても、本当に“ありがとう”って感じてるからねぇ・・。
ぺんぺん丸: その思いが伝わって来るから、またステージがあったら行きたいと
孝さん: そう思って・・また皆さんが来てくれていたら・・嬉しいね〜。
ぺんぺん丸: 「皆さん!ありがとう!」、「孝さん!感動をありがとう!」のキャッチボール
孝さん: うん!いつも思うことは、一方的ってのはないんだよね!常に“お互い様”だから。“お互い様”で成り立ってるんじゃないのかな〜“持ちつ持たれつ”・・・ねぇ!“お互い様”・・“相乗効果”・・っていうね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: それはお客さんとステージに立っている側のキャッチボールでもあるし、ステージ側で言ったらステージに立っている「高橋孝」とサポートしてくれてるギターとかピアノとかのキャッチボール。
ぺんぺん丸: うん
孝さん: 先ず、ここでのキャッチボールをしていないと、なかなか伝わらないっていうかね・・・。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 一番イイのは、全員が、ステージに立ってる側もお客さんも皆“一体感”ってヤツね! ライブハウスって凄い身近に感じられるけど、ホールはチョット遠いでしょ!遠いから、誰かが何か言った事に反応するって事はあんまり無いんだけども、でもホールはホールなりにやっぱり“一体感”って言うものがあって。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: どこでやるにしても“一体感”・・・うん。投げる人が居たら、取ってくれる人が居て、またそれを投げ返してって・・・キャッチボールはイイよね!必要だよね!・・うん。
ぺんぺん丸: また二代目のライブがあることを願って
孝さん: ねぇ あればねぇ その時はその時で。三味線の曲弾きとか、“曲”って“歌”と違って、何かを変えてって事はそんなに無いんだけど、何回も聴く事によって、あっ!これが“よされ節”なんだ!“あいや節”なんだ!とか、分かるようになってきたりとかするだろうしね!
ぺんぺん丸: 三味線を習われているファンの方々もいらして
孝さん: うん!うん! やりたいな〜って思ってくれる人が居るって良い事だし・・イイな〜って思わなければやらないしね・・不思議な音楽パワーだよ!
ぺんぺん丸: はい
孝さん: ・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぺんぺん丸: ・・・・・・・・(ドキドキ)・・・・
孝さん: ・・・・・・・・・・・・うっ・・・
ぺんぺん丸: ・・・・・・・・・・・・・・・・・
孝さん: ・・・・う〜ん・・・・三味線の“間”と言うものは・・・・。
ぺんぺん丸: はい!
孝さん: ・・・・・やっぱり凄い“間”を大事にしている理由ってのがさぁ、俺の中にあって・・“間”に引き込まれて行くってのも勿論有るから・・。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 間”を大事にする!で、三味線だけに限らず“間”って言うのは絶対に大事だと思うんだよね。三味線で言う“間”ってのは音の出ていないところ、で、日常生活でもそうだけども・・・何か フッ!と言い掛けたんだけども、やっぱり言うの止めとこうって思うのは、自分の中でちゃんとそこを抑えて“間”を溜めてる訳でしょ!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: でも、溜め切れなかった時には、イマイチ説得力が無い感じになっちゃうんだよね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 自分の中の言葉として一言何か残すとしたら・・・“間”!・・”間“とは”音の出てないところ“、これを人に置き換えると”言葉にしていないところ“・・・で”モノ“は語られているって事だよね。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 無言になった時に、本当に自分が一番言いたい事を心の中で喋ってるんだよね!・・・だから、無言になった瞬間とか、音になっていないところが一番大事なんだって事!
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: が、俺が言いたい事かな!・・うん。“一番大切なところは音にはならないものなんだ!”って言うのが俺の持論!・・“音にも出来ない”ものなのかも知れない。
ぺんぺん丸: フ〜ムフム・・・哲学的な感じがしますね〜
孝さん: フフフ・・・そうなのかねぇ・・・ハハハハ〜〜・・。
ぺんぺん丸: 深いです
孝さん: でも、そうなるんだよ!俺は!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 怒ってる時とかさぁ“グァ〜〜〜!”って凄い喧嘩してて、言ってる時とか言われてる時とかって、言葉が出てるからそれに対して対応するけど、本当に怒っている時ってしゃべんないからねぇ。しゃべんない時程怖いものはないからさぁ・・うん。
ぺんぺん丸: あ〜ぁ〜
孝さん: だから、それも一つの“間”だと思う。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 文字としても“人間”って言うのは“人の間”だからさぁ・・・やっぱり“間”なんだよねぇ・・うん!
ぺんぺん丸: フム
孝さん: 曲の良さって勿論有るんだけど、それとは別で、曲の中の音の出てないところが・・実は、メロディーじゃ無くて語ってる部分が“間”だったりするんだよね!
ぺんぺん丸: ありがとうございました!
“間”が大切!と仰る孝さん!・・絶妙な“間”をとりながらインタビューにお答え下さいました!
ページトップに戻る    

 

Vol.15  !?!?

ページトップに戻る    
4月24日に「高橋孝の夕べ」が大反響の中、開催されました!
突然声が出なくなった“急性声帯炎”と向き合いながら、ライブを迎えるまでのお話や感動のライブについて色々とお聞きしました!
因みにインタビューのタイトルは孝さんご自身のご要望です。「!?!?」←「何時!何が起こるか分からないマーク!(爆笑)」・・と言う思いを、そのマークに託されたそうです。
ぺんぺん丸: 「高橋孝の夕べ」チケットは即日完売!と、反響も大きく、本当に素晴らしい沢山の感動を頂いたライブでした!お疲れ様でした!
孝さん: ありがとうございます!
ぺんぺん丸: ブログに書かれたり、ライブのMCでもお話されていましたが“急性声帯炎”とは、どのような?
孝さん: 全く声が出ない!出てくるのは“空気”だけで声にならない・・うん。今までに経験した事無い・・風邪で喉が痛いとか声が嗄れてるって言う次元じゃ無くて、突然声がパタッ!と出なくなって言葉が音になってくれない!・・こんな言い方でしか表現の仕方が無いんだけれども・・。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 兎に角、出てくるのは“空気”ばっかし・・ヒソヒソ話っぽくなっちゃうって言うか・・うん・・そういう状態がず〜っと続いて。全部が真っ赤っ赤に腫れ上がっている状態だった。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: “急性声帯炎”って言われた時に・・どうしようかな〜!って、自分が意識して声を出そうとしても出ないから・・まあ何日かしたら出てくるだろうって思っても、何日経っても出てこないでしょう・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: だんだん不安めいたものが自分の中に込み上げてきて・・このままず〜っとしゃべれなくなる可能性があるのかな〜って事を考え始めたり・・大丈夫かな〜みたいな。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 一週間経ち、二週間経ち・・それでも全然声が出ない・・日が経てば経つ程これはどうなっちゃってるんだろうって!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 明日は声が出るかな〜?・・明日は声が出るかな〜?!・・明日朝起きたら「おはよう!」って言葉が言えるかな〜とか、色んな事考えて・・で、朝起きて一発目「あ〜〜」って言ってみるんだけどやっぱり声が出ないね「(は〜〜・・)」・・今日も駄目だったかって思って。そっから一日が始まる。・・毎朝声が出なかったか!って確認して一日が始まるみたいなね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: でもそれが全部悪かったかって言うと・・う〜ん・・知らず知らずの間に何かしらの無理をしていたが為に、ちょっと休みなさいとか自分の身体が悲鳴を上げたのかな〜って思うと、ちょっとここは思い切って休むしかないな〜って。声が出てくれない事にはどうしようも無いもんね!・・う〜ん。
ぺんぺん丸: ライブでもおっしゃっていましたが、原因は?
孝さん: 原因って言う原因はね〜・・・あのね〜・・う〜ん・・。
ぺんぺん丸: ニンニクって訳では?
孝さん: ニンニク(笑)・・あれはね!こう言うのって原因が分からないから、冗談半分もあってね!。たまたまニンニク丸々一個サービスして貰って・・ニンニク焼きを食べて・・それから一時間位したらパタッ!と声が出なくなっちゃった。
ぺんぺん丸: う〜〜ん
孝さん: だから、ひょっとしたらソレかな〜?って思ったりもしたけど、まさかねぇそんな事は無いだろうと。他にも原因はあるんだろうけど、特定できるような原因は未だ分かってなくて。
ぺんぺん丸: 声が出るようになる時期については?
孝さん: うん・・何時頃なら大丈夫って事は無い。仮に声が出始めたとして、一ヶ月先にライブを控えていますと言っても、今声が出て来ているから大丈夫でしょうとは言い切れない。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: “急性声帯炎”・・突然なるから急性って事で、今声が出ているから一ヵ月後は大丈夫でしょうとは言い切れないですからねって言われて・・う〜ん・・ライブの一週間前とか何日前とかに突然声が出なくなるって事も無くは無いよって。だから大丈夫だって言う保障は出来ないよって。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: それはそうだよね!病院としては。保障できるような事は言わないだろうし・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: でも、ず〜っと治療とかに専念する期間でもあったから、病院とも親戚付き合いみたいな感じになっちゃって(苦笑)・・通い詰めてね。
ぺんぺん丸: 色々なケアをされたそうですが・・
孝さん: う〜ん・・そうだね〜・・想像つかないようなところに原因があったりするから、声が出なくなっちゃったからってソコだけに原因があるんじゃなくて、他も悪いから喉にきちゃったって事もちゃんと考えなきゃいけないな!って思うし。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 全部やっぱり繋がっているんだよね!身体の中の仕組みって・・うん!・・だから声が出ないからって喉だけが悪いのでは無いって事が良く分かった!・・ハハハ・・うん。
ぺんぺん丸: 声が出るようになる為の努力をされて
孝さん: うん!・・いや〜 そんなんで出るようになるのかなって最初思ったけど、凄く良い事だってやり始めたのが“足湯”。
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: 自分が心地良いなって思う温度より熱くして、10分〜15分くらい足を入れて・・足湯から上がって両足を見たときに両足の色が同じであればOK!。で、片足の色がチョット違うな〜って思ったら、片足だけ同じ位の色になるようにバランスを取る。
ぺんぺん丸: 温まっているか?
孝さん: そう!・・右と左の赤みが違ったりする時は、どっちかのバランスが悪いが為にこっちの方が冷えてるとかね!そう言うのがあるんだよね。
ぺんぺん丸: フ〜〜ム
孝さん: それはず〜っと“足湯”やりながら観察してたんだけども・・うん。他にも身体を整えるって言う意味で、良いだろうって思うことは兎に角やったね!って言うか、現在進行形でやってるね。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: やっぱりねぇ その位しなさい!って言う“合図”なんだよね・・多分。歌手にとって声が出なくなるって致命傷だからね・・うん。
ぺんぺん丸: 声が出ない時のコミュニケーションは難しかった?
孝さん: う〜〜ん  難しい!難しい! かなり難しい!・・相手に声が聞えないし・・誰も居ない所でヒソヒソってしゃべるのは聞えるけど、どっかのレストランとかで打ち合わせとかすると、周りの音で自分の声が全部消されちゃう。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: ヒソヒソしゃべってる声が全然相手に伝わらない・・喉が痛いもんだから、結局紙に書いたりして・・。・・(笑)・・漢字は書けないし・・参ったな〜!って思いながら・・ハハハ・・どうだったっけ〜?!って・・(笑)・・。
ぺんぺん丸: 声が出始めてからライブ当日を迎えるまではどのように?
孝さん: 先ず〜・・ライブに向けては兎に角“声を出さない”。しゃべれるようになっても、歌えるようにはなって無かったから声は出さない。で、ひたすらイメージトレーニング!・・自分がステージに立っている・歌っているって。しょうがないよね!声が出せないんだから・・。
ぺんぺん丸: う〜ん うん
孝さん: そのイメージトレーニングをひたすらやって、ライブ当日に声が出てくれる事をひたすら祈り・・フフフ・・。
ぺんぺん丸: 湯治にも行かれて
孝さん: うん・・良かれと思う事は兎に角やって、それで駄目ならまだ治るような時期じゃ無いなって、やるだけの事をやってソレならば仕方ないなって。何もやらないで、ただ出られませんじゃあ自分としても嫌だからね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 元気な時も一生懸命色んな事に取り組むんだけど、元気じゃ無くても一生懸命取り組んでるんだね!だから共通してるんだね!精一杯の事をやるってね・・俺の中でだけれども。治療をするのもソコに専念する。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: まぁでも、不安要素を抱えていなかったって言ったら絶対嘘になっちゃうから・・うん・・勿論の事色んな葛藤はあるけれども・・本番近くになって完全とは言えないけど、徐々に徐々に歌が歌えるようになって良かったな〜って思った。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 今終わってみて良かったな〜って・・うん。ただ、ここで油断しちゃいけないのは、また何時どうなるか分からないから・・でもあの時は「無事に終わって良かった〜!」って。
ぺんぺん丸: 久しぶりのライブで会場の皆さんも喜ばれていましたね!
孝さん: うん!うん!うん!!
ぺんぺん丸: 第一声を聴いた時に「声が出てる〜!」って・・本当に喜ばれて・・
孝さん: う〜ん・・・。
ぺんぺん丸: ファンの皆さんも心配されていましたから・・
孝さん: ねぇ・・皆さんに心配掛けちゃって申し訳ないな〜って思いつつも、風邪とは違って声が出ないって言う事実は、遅かれ早かれブログを通じてお知らせするべきだなって思ってたから。普段ちょっと具合が悪いとかなら、そんなのは全然自分の中で解消できるけどね。
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: でも目処が立たない・・何時声が出るのか分からない状態の中で、皆さんに知って貰う事によって治るのが早くなるんじゃないかって、色んな事考えたりするね・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 結局原因が何かが分からないから、病院に行って点滴を打っても声が出ないし・・。これは大きな経験をしたなと思うけど・・うん・・・・。
ぺんぺん丸: ライブは大盛況でしたね!
孝さん: う〜ん・・まあ・・お蔭様で何とかね・・。
ぺんぺん丸: ピアノとチェロでのライブは?
孝さん: 初めての組み合わせだから・・ピアノとチェロだけって言うのはね!どっちかって言うとクラシカルな感じかな〜とも思うけど、いざリハーサルとかやって行くうちに「これもイイな〜」って思ったかな〜。この編成でライブをやるって事自体考え付かなかったけれど「アリだよな〜」って、逆に面白いかも知れないって・・うん。
ぺんぺん丸: 盛り沢山な内容でしたね
孝さん: う〜ん・・そうだね〜。今回はいつもとは違う感じの「童神」とかね!ああ言うのも織り交ぜながらやったり。今回のライブでは、本当に久しぶりに「忘れられない」を歌って・・うん!・・「忘れられない」を久しぶりに歌えて良かったな〜って思った。
ぺんぺん丸: イントロを聴きながら何の曲が始まるの〜?
孝さん: あれ〜・・イントロを聴いただけで分かる人?どうなのかねぇ・・結局CDになってない歌だから・・後はあの唄を知らない人達も居ただろうしねぇ・・。だからその人達からしてみれば「何?・・この歌は何??」って感じだったかも知れないしね。
ぺんぺん丸: いえいえ!会場の皆さん、感動されていましたよ!
孝さん: う〜ん・・歌える機会があったらまた歌いたいね。
ぺんぺん丸: 是非お聴きしたいですね〜。・・休憩時間に喉のケアはされたんですか?
孝さん: うがいして、飴なめたねぇ・・。あのね!
ぺんぺん丸: はい!
孝さん: ライブだと〜・・普通は後半になるにつれて声が欠けて行くんだけど、不思議とね〜 後半になるにつれて声が出てきたんだよねぇ・・あの日!。「初恋草」あたりから何かアレ!って思うような感じで声が出てくれて・・良かったな〜と。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: で・・「はなむけに」を歌い終わったときに・・あ〜 声が全部出てくれた〜!って言う気持ちと、皆に「ありがとう!」って気持ちとね! 瞬間に色んなものがドーン!と押し寄せて来るのね!
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 久しぶりのライブだったから・・うん。そのライブが・・まあ〜・・・あぁ〜!・・久しぶりのライブにしては、お客さんがちょっと目の前過ぎるなって(笑)・・もの凄い近い所にお客さんが居たじゃない!・・おお〜〜!近いな〜〜!!って・・ハハハ・・思った。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: でも、演奏時も含めてねぇ ステージ場の3人も凄〜くイイ雰囲気で纏まってたから・・うん。皆さんに応援して貰いながら、ミュージシャンにサポートして貰いながらって言う事で、皆が一つになれた瞬間だったような気もするけどね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: ステージ場も会場に居るお客さんも、何か一つになれた瞬間があったような気がする。
ぺんぺん丸: 以前のインタビューでも、会場の皆さんと一緒に作り上げるライブを目指したいとおっしゃっていましたね
孝さん: そう!・・何か感じる物が一体になったライブだったんじゃないかな〜って気がするけど・・今回特に握手会があった訳でも何があった訳でも無いかったけど・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: ライブの中で何かを感じた・・何か一つになってる感!を感じたから、楽しいライブだったかな〜・・うん。
ぺんぺん丸: グッズが紹介されましたが、グッズはどのような思いで作られて?
孝さん: う〜〜ん・・カッコイイ物になってくれればイイな〜とか、買ってくれる人達が居るとイイな〜とかね!・・何でもイイな〜 イイな〜・・そう言うふうになってくれればイイな〜って。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 皆もカッコイイって思ってくれればイイな〜とか、Tシャツだったら着たいな〜、ストラップだったら付けたいな〜、タオル使いたいな〜とか思って貰えればイイな〜って。
ぺんぺん丸: Tシャツの“書”に込められた思いは?
孝さん: あれはねぇ 声が出ないときに一生懸命書いたんだよね!・・うん・・筆でさぁ!。とは言っても書道家じゃないからね。字は決して上手いとか何とかじゃ無くて・・あくまでもサインだからね。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 前のインタビューで“天才書道家”の話をした事があったと思うけど、その時の事を思い出したんだよね!・・筆で書いた時に。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 生きてる“字”を書きたいって!・・自分は生きてるんだ!って言う“字”を書きたかったかな〜あの時は。自分が納得するまで書いたから・・フフフ・・。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 自分自身、声が出ていない状況で書いてるから、そんな中でも自分は生きているんだ〜!“高橋孝”は生きているんだ〜!って思いを”字“で表すって言うね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: そこで 一言付け加えるとしたら、全然書道家でもなくてその道のプロでも何でも無い。でもソコに自分の意気込みとかが“字”に表われていればイイな〜って。
ぺんぺん丸: やっぱりご本人が書かれた文字は嬉しいですよね!ライブでも皆さん着ていらっしゃいましたし
孝さん: あれねぇ だから・・後ろの席の方は分かったと思うんだけど・・高橋孝・高橋孝・高橋孝って!サインが見えてたんだろうけど・・会場の皆さんから「着てるよ〜!」って言われるまで、全部真っ黒だからまさか着てると思ってなくて・・あれは前にも何かがあったら分かったんだろけど・・ねぇ。
ぺんぺん丸: ポイントとか
孝さん: うん!・・ワンポイントとかが欲しいなって感じだったねぇ・・あの時は皆が着てくれて嬉しかったけど・・言われるまではステージからは気が付かなかった・・見えないし(笑)。
ぺんぺん丸: ライブ終了後、会場の皆さんはTシャツを綺麗に畳んで大切に仕舞われていました・・
孝さん: う〜ん・・ありがたい・・本当に・・あ〜〜ん・・ライブの時もそうだし・・振り返ってみればって事で“声”の話になって恐縮だけど、自分がそう言う状況になるとねぇ・・改めて再認識する・・応援してくれる人達が居てくれる事のありがたさをねぇ・・本当にありがたいって言う気持ちが凄く出てくるね〜・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 暫〜く、何をしているやらって状態が続いて、特に表に出て来ない。・・でも、ライブがあれば皆さんが来てくれるってね!応援してくれてるってね!・・これがねぇ本当にありがたい!・・だから自分も頑張らなくちゃいけないな!って気持ちになるしね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 「ありがとう」って言う気持ちはねぇ・・う〜ん・・その都度その都度いつも「ありがたい」って思うんだけども、「ありがとう」とか「ありがたい」の意味合いや度合いがその都度違うんだな〜って。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 「ありがとう」って、文字にして書いたりすればいつも通りに見えるんだけど、もうねぇ 気持ちの上では「ありがとう」の度合いが毎回違うのね!
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 今回の場合はやっぱりねぇ 皆さんに心配掛けちゃって本当に申し訳ないなって思っているけど、皆さんから「大丈夫ですか?ずっと応援してますから・・」ってメッセージを貰ったりとか・・今までやってきて良かった!また、応援してくれる人が居てくれて良かった!って思える瞬間なんだよね〜。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 何時もいつも「ありがたい」って思ってるけど、今回の場合は意味合いが違うかな〜。皆さんに助けられて・・うん・・応援してくれてるって言う気持ちが嬉しくて、それに対して本当に「ありがとう」って言いたい。そういう気持ちが強いね!・・う〜ん。
ぺんぺん丸: やっぱりライブは楽しい!
孝さん: やっぱり楽しいね〜!・・振り返ってみて、自分自身の今の精一杯は出したって言う気持ちでいるから、だから楽しかったライブだし最後まで歌いきれて良かったって言う気持ちと・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 考えてみるといつも思うんだよね! 何かをやる度・・ステージでもライブでも!やる度、その都度その都度・その日がその日が出発点!。その日その日に出発してるんだな〜って気がするんだよね〜。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: もっと言ってしまうと、旅の途中って言う事じゃなくて・・いつも旅が始まったかのように見えて・・旅の途中で何処かに立ち寄って再出発って事じゃなくて・・旅が始まっているんだけども、また始まりに戻って・・(笑)・・さっきから言ってる事が支離滅裂だねぇ・・でも何だか、いつもまたスタート地点に戻っているような気がするんだよね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: スタート地点に戻って、また出発して・また出発してって言うね・・旅の・・う〜ん・・途中とも言えるのかな〜?・・分かんないな〜?・・でも何かねぇ いつも新たなスタートみたいな感じがするんだよね・・う〜ん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 千葉文化会館で初めてコンサートをやった「今日という日を」、そこが出発!・・二回目の千葉文もそういう気持ちになったし、やっぱり三回目もそうなんだよねぇ。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: もっと前の事を言うと、上野の「Qui」でね「高橋孝と小椋佳の夕べ」って言うライブをやったんだけれども・・そこなんか正しくそうなんだけど「逢いたくて」のアルバムを出してからの出発点みたいなもんだから・・あそこの場所はね!。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: そこでまた今回やるようになったって言うのもね・・何かあの出発を思い出すような感じなんだよね〜・・う〜ん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: だから、不思議な感覚に陥る・・(微笑)。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: さっきの旅の話しだけどさぁ・・旅の始まりの大元はどっかに有るんだよね!・・でも今は旅の途中なんだね。旅の途中なんだけどもその都度新しい発見をしてるから、スタート地点に戻って再出発してるように思えるんだね!。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 一回一回が新しいスタート地点に立ってるんだなって認識すればイイんだね。旅の途中で色んな人に出会うみたいなもんだからね・・うん。
ぺんぺん丸: 今の体調は?
孝さん: 今は〜・・う〜ん・・平行線な感じ。前に比べて治療の頻度は大分減ってるけど、それをやりながら・・。声が出てしゃべれるようになった時点で、大分普通のことが出来るようになったからね。
ぺんぺん丸: 良い経験とも
孝さん: そう・・そう!・・色んな意味で“合図”だよねぇ。兎に角焦っても仕方がない事だし、焦らず気長に治していくのとプラスして、活動としても色々と動き出してるしね。
ぺんぺん丸: はい!
孝さん: 暫〜く治療に専念して・・その時は自分の身体を治す事が仕事だったからね。声が出るようになって、今まで当たり前にやってた仕事が“浦島太郎”状態になっちゃって「あれ〜 こんな感じだったっけか?!・あんな感じだったっけか?!・・??」って、暫く身体が付いて行かないみたいなね(笑)。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: でも今は大分通常に近い状態になって来てるから・・うん。次のライブに向けて頑張ろうかな!って思ってます!。
ぺんぺん丸: ありがとうございました!
「何事にも一生懸命なんだよね!」と話される孝さん。一言一言噛み締めるように「ありがたい」・「ありがとう」の思いを話される孝さん。その表情はとっても魅力的でした。
ページトップに戻る    

 

Vol.14  フルコース料理と音楽、そして・・・

ページトップに戻る    
孝さんの“食と音楽”の関わりや2009年を振り返って、また感動した事等など・・・色々とお聞きしました!
ぺんぺん丸: 「ダントツNo,1」のインタビューで色々お話をお聞きした際にも感じましたが、孝さんの“味覚”はかなり・・!
孝さん: 自分じゃあ分かんないです!(笑)・・ある意味で言ったら“味覚”って自己満足だから、自分が美味しいと思っても他の人が美味しいかどうかは分からない・・でも自分が美味しいと思えばそれでイイ。
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: 自分で食べ方が変わってるな!とか、そう言う拘りはあるんだけど、自分の味覚が正しいかどうかはクエスチョンマーク?!・・うん。
ぺんぺん丸: 分析したりしますか?
孝さん: する!する!する!・・この中に何が入っているのか?とか、この味になるまでにどう言う工程が行われているのか?とか、そう言うのが結構気になる。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 例えば〜・・ラーメンだったらスープとか!・・良くあるじゃない!看板に“当店自慢の手打ち麺です!”とか謳ってある店!・・手打ち麺はイイんだけど、麺に拘っている割に何でスープがこんなにいただけないんだろう?!って、ギャップがある店があるんだよね〜・・全国を回ったりすると。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: スープと麺の差がありすぎて・・う〜ん!麺に力を入れている半分位はスープに力を入れた方がイイんじゃないかな〜って思いながら食べる事あるな〜。
ぺんぺん丸: 調味料等の微妙な違いがお分かりに?
孝さん: う〜ん・・うん!・・何が足りないんだろうな〜?とか、何が多くてこんな強烈にこの味だけが際立っちゃてるんだろうな〜?とか、食べ終わるまで考たりする時がある。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 使ってる材料とかじゃなくて、何でこの味になるのかな〜?何が強くてこうなるのかな〜?って。物足りなさの場合も、何かが足りないんだけど何が足りないのか分かんないな〜?って・・自分は作れないけど、何かが足りないのは分かる訳!でも、何が足りないのかって言うのが分からないから、何を足したらイイのか分からない。
ぺんぺん丸: けれども・・(笑)
孝さん: (笑)・・けれども・・何かを足したいんだよね!・・ラーメンで例えたら、酢でもコショウでもラー油でも何でも無い訳!・・煮干とかじゃなくて、ひょっとしたらトビウオを使うべきなんじゃないかな〜!とか・・大げさな話だけどね(笑)。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: そうすると味がもっと・・シツコクは無いけども充分な含みがある濃さが出て!みたいな・・でも作れないからね〜。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 店側にしたら「これがイイ!」って思って出してくれる訳だから、それでイイんだと思う。でもそこが個人の味覚の違いで、俺が何か物足りないと思っても他の人達は「イイじゃん!美味いじゃん!」って思ってる人もいるだろうし、何かが多いって思ってる人もいるかも知れないし。
ぺんぺん丸: “食”への拘りと“音楽”への拘り・・合い通じるものはありますか?
孝さん: あ〜〜・・日本料理とかコースで頼んだとき、食前酒があって前菜があってメインがあってデザートでしょ! あれは非常に良い流れになってるんだよね!考えられている流れ。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: ある時“フッ!”っと思ったの! メインを食べた後にもう一つメインが来られちゃったら、この料理台無しになるだろうな〜!って。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: そんな事を三味線の演奏と比べて、三味線の曲弾きが3分間のドラマだとしたら・・“で出し”と“中盤”、あと“終盤”・・これは料理で言う“前菜〜メイン〜デザート”みたいな感じで、こういう風に上手く流れて行くとしたら、美味しい“メイン”である“聴き所”は、いっぱいありすぎちゃいけないんだ!って思った事がある。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: だから三味線も音が鳴り始めた瞬間から“コース”なんだって!音合わせの時点からね!・・もうソコから曲に入っていて、料理に例えると料理が出始めたってトコだよね・・うん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: そういう風に曲と結び付けているところはある。
ぺんぺん丸: 孝さんの曲弾きを“フレンチのフルコース”に例えられる方がいらっしゃいますが・・
孝さん: う〜ん・・それは多分“味覚”が違うのと一緒で、聴こえ方も違うんだと思う・・“和”を感じる人もいるだろうし“フレンチ”を感じる人もetc.・・ってなるのかも知れないけど、人それぞれが聴いた感想だから。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: フルコースの中で濃いのばっかしが続いちゃったら、もうこれ以上食べれません!ってなっちゃう。・・で、腹八分目にしておくのが後に「あ〜美味しかったな〜!」って。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 同じ料理を十二分位食べちゃったとすると「お腹が苦しい〜!」ってなちゃって「美味しかったな〜!」って言うのが印象に残らなくなっちゃう。
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: 曲弾きは別なんだけど、唄付けをする時の前弾き(前奏)は、腹いっぱいにしちゃ〜いけない。歌い手さんがそろそろ歌いたくなるな〜っていう頃、その頃合いが凄く大事で、自分の前弾きで凄い長く弾いちゃったら、聴いてる人が唄に行く前にお腹いっぱいになっちゃうよね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: そうじゃないように曲を弾きたいし、三味線弾きとしては歌い手さんの補佐をしたいって思う。・・また自分が唄う立場だったらそうあって欲しいと思うよね。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 中には長く弾いて欲しいって求めている歌い手さんもいる。前弾きを聴きながら自分のテンションを上げて行くって言うね!・・そういう人の場合は長めに弾いたりするけれども、基本的には“長くも無く、短くも無く”・・うん。
ぺんぺん丸: それが八分な感じ
孝さん: そうだね〜・・う〜ん・・イイんだよ!お腹いっぱいにしちゃっても!・・イイんだけど、お腹いっぱいが連続になっちゃうとまずい。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: フルコース料理の場合は順番に出て来て終わるよね!でもコンサートの場合は一曲がコースだとしたら、それが10数曲出てくる訳じゃない!その都度お腹いっぱいになる感じだと思うんだよね・・そう言う判断の仕方する人って中々いないと思うけど・・。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 最終的に全部聴いた時に・・「あ〜今日は満腹感が凄いな〜!」とか・・「何か今日はちょっと物足りないな〜」とかさぁ・・あると思うんだよね。・・俺の場合は“食事”と通ずるところがあったりする。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 料理ってねぇ・・凄く音楽に繋がる部分もあるんだよね〜・・それは料理がどうのこうのって事じゃ無くて・・例えば〜・・俺が大好きな“トンカツ”を食べに行く(笑顔)!・・で、食べに行く手前ってのは、テンション上がってる!
ぺんぺん丸: うんうん
孝さん: その時に自分がやっている音楽作業ってのは、ちょっとテンションが高めな感じになっている。これをやり終えて“トンカツ”食べに行くんだ〜!ってね(満面の笑み)。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: で、食べに行く用事とかが無く、一区切り無しに何かの作業が続いたりするって時は、テンションが上がり過ぎない・下がり過ぎないように維持する。・・でも“トンカツ”って聞いただけでテンションが上がっているんだよね!テンション上った時の作業って何かが違うんだよね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: それは人によって“食事”じゃ無いかも知れない・・でも俺の場合は「この後何を食べる!」って言うのは結構大きいかもね!・・うん。
ぺんぺん丸: 2009年はどのような一年でしたか?
孝さん: 去年と今年はキャンペーンとかで、歌談の会以外の仕事も多かったから・・・気が付いたら今年が終わっちゃう感じだし・・う〜ん・・結構充実した一年だったと思う。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 「風を掴め」が出て、ライブが一回しか無かったんだけども、自分ではあの一回がもの凄い楽しかったんだよ!・・あれ一回だから楽しかったのかも知れないね!
ぺんぺん丸: う〜んうん
孝さん: 「後にも先にもこの一回しか無いぞっ!」って思ってたから「この一回を全力で行くんだ!」って言う気持ちでいたからね。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 俺野球やってたじゃない!・・もう9回の裏でツーアウト満塁みたいなもんで、0対0!“一打”打たれて抜ければ“サヨナラ!”位の状況で、ピッチャーが投げる“一球”な感じ!
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 俺はキャッチャーやってたから、ピッチャーにサインを出すよね!・・そのサインも、もの凄い考える訳!・・一応バッターの顔を見て・・「あ〜〜 この顔だったらカーブ打てなさそうだな!」とかさぁ・・(笑)・・顔で判断する訳じゃないんだけど、高校生だったからその位しかね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: さっきストレート打たれたからカーブで攻めるしか無いかな!・・でも、もう一球ストレートで行ってみるかな!みたいな心の葛藤がある訳!・・マスクかぶりながらね!
ぺんぺん丸: はい
孝さん: で、サインを出した後にピッチャーが上手〜くソコにその通りに来てくれたら、このバッターは打ち取れる!って、どっかに確信的なものを感じたりする時がある訳・・そう言う場面に立たされた時にね!
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 何かね〜 それに近いワクワク感とドキドキ感があるねぇ・・あの一回だけのライブって。・・だからと言って何回もライブがあったら緊張感が無いか?って、そんな事では無いんだよ!ちゃんとあるんだけどね!
ぺんぺん丸: うんうん
孝さん: 後にも先にもワンマンでやるライブって今年は一回だって分かっていたから・・「うん!よし!」って、気合いの入り方も凄かったし・・うん。
ぺんぺん丸: ライブは楽しいですね!
孝さん: そうだね〜・・う〜ん・・楽しいね〜・・。来年はどうなるのかね。ライブがあると良いね!!
ぺんぺん丸: はい
孝さん: ちょっと話は逸れるけど・・。
ぺんぺん丸: ハイ!(・・来た!来た!来た〜!)
孝さん: 俺って、何つったって“地道〜〜”に行くのが好きな人だから。・・遠くを振り返ってみると“地道〜〜”にやって来てるな〜ってのがある訳・・ちっちゃい頃からそうだったね。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 三味線も師匠に弟子入りしてから、気が付いたら凄い年数が経っていて・・習い始めの頃には、自分がまさか「二代目藤田淳一」になってる事なんて想像し難いよね!
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: その時は知らず知らずの間に湧いてきた“気合い”が言葉に出ちゃったんだろうね〜・・初対面の師匠の前で「やるからには“二代目藤田淳一”に成るつもりで頑張ります!」って宣言したんだよね・・ハハハ・・全然弾けもしないのに(笑)・・。
ぺんぺん丸: その時点で目標が!
孝さん: あった!・・そう!あったんだけど・・(笑)・・それはあくまでも“目標”であって、自分が成りたいからって言っても、師匠が決めて師匠に認められなければ成れるもんじゃ無いからね。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 約10年後に自分が「二代目藤田淳一」に成ってるとは思わなかったよね〜・・気持ちはず〜っと持ち続けていたけどね。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 振り返って考えてみると・・凄い地道〜にやって来てたよな〜って思う・・修行とかもね〜・・う〜ん・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 一つ一つの積み重ねってのが凄い大事だよなぁって思う・・修行時代を経験して来て凄い良かったな〜って。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 修行してる頃だから勿論厳しさは有るよね!でも今は”楽しかった“って事しか残って無いんだよね!・・あの頃は良かったな〜って”懐かしさ“と”嬉しさ“ばっかりが残っているんだよね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 今自分が色々やっている事を、5年先10年先に振り返った時に、想像していない自分に成っているのか?・・地道にやって行く事でそうなってたら良いな〜って。・・「こうならなければいけない!」って言う義務感じゃ無くて、「やってたらこうなっていました!」って言うのがイイな〜。
ぺんぺん丸: 努力を積み重ねられて沢山の結果を・・
孝さん: 結局そうなんだろうけど、自分では何一つ変わったとは思って無いんだよね!・・変わったって思うのは“名前が増えた”・・“周りに居る人達が増えた”・・でも自分自身の何が変わったのかは分からない・・そのまんまでず〜っと継続して毎日来てるからね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 今日も気合い入れて精一杯頑張ろう!って何時も思ってる・・本当に思っているからブログにもそう言う言葉がいっぱい書かれてると思うんだ。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: それが毎日・・何年って振り返っても日にちって続いているんだよね!・・ただ何回寝たかって・・師匠が亡くなってから何回寝て・・遡れば自分が生まれてから・・それの繰り返しで。
ぺんぺん丸: ええ
孝さん: 周りから見えている部分で何かは変わっているかも知れないけど、自分の性格とかはあまり変わっていないと思う・・普通でありたい自分が居るんだよね。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 何事に対しても驕る事無く、謙虚な気持ちを持ち続けたいと思うよね。
ぺんぺん丸: “夢”は何ですか?
孝さん: “夢”はねぇ・・・言わないようにしていて“夢”が叶ってから「これが夢だった!」と言いたいかな!・・そして次の“夢”が出て来るんだよね。
ぺんぺん丸: これまでに多くの“夢”を叶えていらした孝さんから“夢”に向かって頑張っている方々へのアドバイスを!
孝さん: えっ!・・アドバイスするなんて事自体、自分にはおこがましいけど・・う〜ん・・ただ、俺なんかの言葉で頑張れるって思って貰えるんであれば・・。
ぺんぺん丸: うんうん
孝さん: 自分の思ったことはやり続ける事!・・継続は力なり!なんだよね。自分が嫌だなって思う事って絶対有ると思うし、人があまりやりたくないような事とかを自ら買って出てやって行くと、色々な事が見えてくるんだよね。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 良く“上から目線”とかって言うよね!・・でもそうじゃなくて常に“同じ目線”や“それ以下の目線”で居る。・・そうしないと回りが見えて来なくなる。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 自分に出来る事をやれば良い!・・自分に出来ない事は無理してやる必要は無い!・・キャパシティーを超えると潰れるから、自分のキャパシティー内だったら全力でやれば良い!・・もしもキャパシティーを超えるようだったら、自分のキャパシティー内に納めるように頑張れば良い!
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 兎に角、自分が出来る事を頑張る!・・そうすると、いつか自分の向かっている事が出来るようになると思う。・・俺が言えることはその位かな〜・・うん。
ぺんぺん丸: では2010年もコツコツと?
孝さん: そう!俺はどんな風になろうと“コツコツ”と!
ぺんぺん丸: はい
孝さん: ”コツコツ”と、時には多分“イソイソ”とって言うのもあるかも知れないけど・・・ハハハ・・。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: やっぱり“コツコツ”と行く方が絶対にイイ!マイペースで!・・許されるなら“コツコツ”と!
ぺんぺん丸: “イソイソ”と!
孝さん: (笑)・・うん!そうだね〜  それぞれ皆違う仕事を持ち、自分の人生を持っている訳で、その人生は自分の物!でも、自分の人生だから何してもイイって事じゃ無くて、自身が上手くコントロールして行ける人って言うのは、周りの人達に凄い影響を与えられる人だったりするよね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 一般人とか芸能人とか全く関係なくて・・家庭だったら“大黒柱”が居て、奥さんが居て子供が居て、しっかりとした“大黒柱”が存在する事で家庭が成り立って行くし・・会社だったら“組織”があって、その“組織の軸”が崩れない限りは存続して行く・・キチットなって行く。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 皆それぞれに役割を持って生まれて来る!役割を持たずに生まれて来る人はいないよね!・・何日か前テレビでね「ダウン症の少女 天才書道家」を観たんだけど、素晴らしかったね!・・涙が流れたね・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: あの“字”がね!・・“しょうこちゃん”って言ったかな〜?!その子の名前・・大筆の“書”を観たんだけどね、先ず!素晴らしかった!“字”が生きてたね!・・「ワ〜〜ッ!こんなに“生きてる字”凄い!」って思った。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: この子は、この“字”を書く為に産まれて来たみたいなもんだ!って思った。・・感動したね〜 俺は! デカイ四文字を観たときに、もうたまげたね!・・ハ〜〜ッ!活き活きとした文字に“生命”が宿ってるんだよ!・・うん。衝撃だったね!久々衝撃だったね!
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: ハ〜〜ッ・・こう言う文字を書く人・・・やっぱ純粋な心を持った人の“字”だよって。拍手しちゃったもん!画面の前で・・。
ぺんぺん丸: ええええ
孝さん: 一生懸命何かに向かってやって行く事って“素晴らしい!”って俺は信じてる。・・だから俺も周りの人に何かしらの影響を与えられればイイな〜って思うのと、自分も誰かから力を貰って影響を受けて、それを更に自分の力にして、また第三者に力を受け取って貰えるように出来たらなって!
ぺんぺん丸: はい
孝さん: これはもう“持ちつ持たれつの世界!”だと思うんだよね!その気持ちを大切にして、これからも頑張って行こうと思う。・・2010年も・・11年も・・12年もね・・(笑顔)・・。 
ぺんぺん丸: ありがとうございました!
孝さんの横顔”は、時にはあどけなく・時には優しく・時には明るく・時には凛々しく・時には目を輝かせながらインタビューにお答え下さいました!
ページトップに戻る    

 

Vol.13   2009年上半期

ページトップに戻る    
孝さんの書かれたブログから「孝さんの2009年上半期の出来事」についてお聞きしました。
偶然遭遇した感動の風景や、物事に対する孝さんの思いや取り組み方など、情熱たっぷりにお話ししてくださいました!
ぺんぺん丸: 2009年のスタートは浅草で・・
孝さん: うん!・・初日の出!って言うか・・昇ってから大分時間が経ってるんだけど、自分にとっては新年初の太陽だったから。あまりにも綺麗だったんで写真撮って・・。
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: 太陽って凄い眩しいから、写真撮っても眩しいだけが写るのかな〜?って思ったけど、一応撮ってみたら綺麗だったんで良かったな〜って。
ぺんぺん丸: うんうん
孝さん: イイって言っても“オール”だったから半分以上酔っ払ってたんだけどね・・うん・・でも楽しい年明けだったよね。
ぺんぺん丸: 新しい三味線のその後は?
孝さん: 共木の三味線で、先ず木を選ぶ所から始まって・・その2本が素晴らしくて!重たくて兎に角良い木なんだけど・・
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 共木だから似たような音が出るのかな!?って思ったら全然違う特徴が出て!・・三味線って作りたてとか皮の張りたてって時はどうしても音が良く無くて、馴染んで来るまで時間が掛かる訳。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 今ステージで使ってる三味線も、作って音が整ってくるまでズーっと弾き込んでも一年以上は掛かったんだよね!
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: で、2本弾き比べた時に全然音が違って、判断が難しい三味線だな〜と思って・・皮の厚さを変えれば良いのか?皮の張りを良くしたら良いものなのか?・・これは三味線職人さんに掛かっているところで・・自分は音でしか判断出来ないから。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: その後の展開として、極最近分かった事なんだけど・・弾いていてここから音が鳴らないって所が出てきて・・棹がいよいよ動き始めた訳。遅いんだよ!動き始めるのがって(笑)。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 修理に出しているんだけれども、まだステージで使える段階までは行って無いんだな〜・・うん。
ぺんぺん丸: 棹が動き始めるとは?
孝さん: 自然の物だから、木がまだ落ち着かないって事。・・口で説明するのが難しいんだよね〜・・チョロって動いて胴と棹のバランスが悪くなる訳、だからそれを調整してる。大分良いとこまで行ってるけどまだ調整中。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: さっきステージで使えるまでには・・って言ったものの、ステージで使わないと判断も難しいんで2本とも使ったけど、もうちょっと様子見かな。
ぺんぺん丸: 深いですね〜
孝さん: 深いね〜  ある程度の音を出す迄には・・う〜ん。
ぺんぺん丸: 新しい三味線は一様にそうやって?
孝さん: あのねぇ  人によって違うと思う・・きっと。俺の場合は三味線の音が鳴るまで、納得するまでズーっと弾き込んでみるんだけど、ある程度のトコまで行くと音が整ってくるんだよね!
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: “フケサメ”が激しく無いって言うか・・鳴ったり鳴らなかったりが無いとか、同じような天候なのに昨日鳴ったけど今日鳴らないとかって事を「フケサメが激しい」って言うんだけど、だんだん弾き込んで行くとそれが無くなってくるの。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 弾き込んで行く間に、これ以上音が変わらないなって思う瞬間ってのが分かるんだよね!
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 最初から鳴る三味線に当たる人も居るだろうし・・うん・・人によって判断基準が違うと思うけど、俺の場合は先の先まで見ないと気が済まなくて、その場だけ鳴れば良いってのは嫌で、整うまでキチットやりたい。
ぺんぺん丸: 楽しみですね〜
孝さん: う〜ん 楽しみだね〜・・どう変わって行くかね!・・原木の時点でこれは年数掛かるって言うのは三味線屋さんも自分も分かっていたし、音を出し切るのは大変だって事も分かっていたから・・それはある程度覚悟の上で。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: でも、同じ木から作っているのに、2本がこうも違うとはな〜って未だに思う・・うん。
ぺんぺん丸: 「えんかe-ジャン!」のお話を
孝さん: 和田さんが司会で、自分で自己紹介しますか?とか、楽屋でも結構話してくれて。本番でも自分がしゃべるまでも無いかなって思う位“熱く”語ってくれたから、あの時は嬉しかった・・うん・・嬉しかった・・。
ぺんぺん丸: 表情から伝わって来ました
孝さん: う〜ん・・凄い一生懸命語ってくれて・・。後はカメラの前で遊んでいたのが印象に残ってるかな〜。
ぺんぺん丸: 移動中に素晴らしい景色に偶然出会う
孝さん: あ〜あ〜“新月”ね! あの時は新宿辺りでビルとビルの間の凄い低い位置に見えて・・満月って綺麗だな〜って思うけど、満月より“何て魅惑的な月なんだろう!”って思って。写真撮りたいって思ったけど、撮れなかったんだよね〜・・車運転してたし。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: でその後マネージャーと会って、運転して貰って・・チョット”月“が!って興奮状態で・・どうしてもあの”月“を写真に撮りたい!って言ってたら、マネージャーもあの辺だったらイイかな?この辺だったら?って。
ぺんぺん丸: うんうん
孝さん: 一回その場所に行ったけど見えなくて、しょうがないな〜って言ったら、マネージャーが「まだ諦めるのは早い、もう何箇所かありますよ!」って回ってくれたんだけど、最終的には見えなくて・・。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: あの綺麗な状況を撮りたかったな〜・・凄い綺麗だったの!・・あれは繰り返しだからまた見れる筈なんだよね!・・ただその時にそこに居られるとは限らないじゃん。だから・・あのビルとビルの間から見えてる感じと、あの月自体も濃厚な黄色で凄く綺麗だった・・う〜ん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: それと“虹”ね!何時消えるか分からないような状況じゃない。出てるうちに撮らなきゃって。高速走ってたんだけど、非常電話の所に止めて撮ったの。後で書き込み見て分かったんだけどニュースになったんだってね。
ぺんぺん丸: ええ ええ
孝さん: スッゴイ綺麗だったよ〜!あんなにクッキリ見えて半円を描いてて、更にダブルでしょ!・・見たこと無い!・・うん・・良かったな〜。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 虹”に向かって走ってる感じなの!高速道路のずっと先が“レインボー”なんだよ! 虹が道路から出ていて、その根っこに向かって走ってる感じ・・あれは綺麗だったね〜。
ぺんぺん丸: 「音旅人」のお話を・・
孝さん: 電波の関係で聞ける人しか聞けなかったと思うけど、初めてラジオのパーソナリティーとして半年間・・最初はもの凄い緊張してたし放送でも言ったと思うけど、やりたくないって思ったの・・自分はしゃべり手じゃ無いし気が進まないって言うか、自分じゃ出来ないだろうって思ってた・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: でも、やって行く内にだんだん慣れて来たって言うか楽しくなって来て、色々な楽器を知る事が出来て色々な歌があるって事も。分かっているつもりでいても「あ!こう言う歌があったんだ!」とか、「こう言うバージョンもあったんだ!」とか、色々な発見をしたり勉強になったね。
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: 気が付いたら最終回になってる感じだったから・・やっと「音旅人」って言う感じになって来たな〜ってところで最終回だったね。
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: 楽しかったね〜 う〜ん・・相方のパーソナリティーの渡名喜さんも基本的に面白いし、色んな事を引き出してくれたよね。だから番組としてやって行く事が出来たんだと思うよね〜・・うん。
ぺんぺん丸: 印象に残った国は?
孝さん: インドかな〜・・インドって何だかんだ興味深い国だよ!世界レベルのミュージシャン達も、インドの音楽は聴いてるんだよね〜。
ぺんぺん丸: うんうん
孝さん: インドの音楽って何とも言えない・・インド人じゃ無いのに、何か繋がってるな〜って感じたり、シタールの音もねぇ凄い心地良く聴こえてくるし。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 番組内で弦楽器も色々紹介して来たんだけど、パッと聴いた位じゃ何の楽器か?って聴き分けは出来ないと思うけど、名前も形も違うけど音が似ている楽器だったり・・色んな物を紹介出来たのと同時に、自分も知る事が出来て凄い嬉しかったね〜・・あの番組は。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: また何かの機会があったら、やってみたいと思うけどね・・うん。自分がラジオとかテレビとかの番組に出るとき、司会者じゃないから質問される事に答える程度しかやったことが無かったけど、パーソナリティーって司会進行だから難しいな〜って。
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: 「音旅人」をやってみて、ラジオのパーソナリティーで長い時間一人でしゃべってる人いるじゃない!しかも生だったりしたら大変だな〜って思ったよ。自分の場合は相手が居たから会話的に番組を進められたけどね。
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: 音楽の世界だったらライブのMCみたいな物なんだろうけど、雰囲気違うからね〜・・ヘッドフォンしてマイクに向かって、ディレクターが居て「キュー!」出しして・・「高橋孝の〜音旅人〜」ってやる訳でしょ!
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: 「音旅人」って言い難くくってね!何回噛んだか分からないよ・・「おとた※刀刀E・・」(笑)・・「お と た び び と」・・うん・・意識しないと出来るけど、意識しちゃうとハマルんだよね!でもハマッタまんまだと進まなくなっちゃうからね・・だから・・ハハハ。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 一言で言ったら「音旅人」は楽しかったね!メールも番組宛に送ってくれたりして、結構な数来てたみたいで、構成作家やスタッフの方が選んで紹介して。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 時間的に音楽も紹介しての30分だから、番組内で一通位しか紹介出来なかったけどね。最初はメールを募集しても送ってくれる人が居るのかな〜?って思ってたけど、嬉しい事に送ってくれるんだね〜(微笑)。
ぺんぺん丸: 娯楽の要素もあり、教養番組とも言えるような素晴らしい内容でしたね!
孝さん: う〜ん・・そうだね〜・・内容は勉強になるような番組だったね!やってる自分も凄く勉強になったな〜って思う。番組が終わってから大分経つけど、良い経験になったかな!・・こういう事って経験しないと分からないからね〜。
ぺんぺん丸: 機会があれば新しい事に挑戦したいと?
孝さん: 色んな事を経験してみたいのはある!・・それはあるんだけど、解釈を間違っちゃいけないって思う事は・・何でもチャレンジすればいつかは出来ると思う。だけどもそれを仕事としてやっても良い範囲なのか?・・この程度でやって良いものか?って事。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 今自分がやるべきなのかって!?って事を考えなきゃいけないと思ってる。でも、そういうのを取り除いて自分の中での意識としては、色んな事やってみたいな!と思うね。やってみないと分かんないもんね・・うん。
ぺんぺん丸: はい
孝さん: 「音旅人」もラジオのパーソナリティーってやった事無かったし、それを毎週公共の電波を使って自分の言葉が流れる訳でしょ!・・だから〜 自分がやった事無い事を、やっちゃって良いのかな?って事で、やりたくないって思った。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 自分の心の準備も必要だったし・・きっと自分が人様に聞かせられるレベルじゃないよ!って思ってたんだね。でも、やるって決まったら全力でやる!って。楽しかったから良かったと思う。
ぺんぺん丸: ミニアルバム「風を掴め」について一言
孝さん: 6月24日に発売されます! 皆さん!宜しくお願いします(笑顔)!
ぺんぺん丸: ありがとうございました!
孝さんは、「風を掴め」を聴いて下さる皆さんが、どんな風に感じて頂けるのか、とても楽しみです!と、おっしゃっていました。
ページトップに戻る    

 

Vol.12   ダントツNO.1

ページトップに戻る    
2009年初のインタビューは「孝さんの好きな食べ物」についてお聞きしました。
食に対する孝さんの拘りや孝さん流の召し上がり方等などを、いかにも美味しそうにお話して下さいました!
ぺんぺん丸: 好きな食べ物は何ですか?と聞かれる機会が多いと思いますが・・
孝さん: 以前は・・う〜〜ん??・・アレも好きだしコレも好きだしって、当たり前のように考えちゃっていたんだけどね!
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: でも最近ねぇ 今まで食べた物の中で一番好きなのは“トンカツ”だ!って言うのがハッキリ!・・何が好きですか?(間髪入れず)“トンカツ”です!!!って(笑)。
ぺんぺん丸: 0,2秒で!
孝さん: ハハハハ・・本当にその位の勢いで言える程好き!ここ数年前からね。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: かなり前なんだけどねぇ 週に1回位“トンカツ”を食べてたんだけど、その頃はこれが一番好きだ!とは気付いて無かった。他にも好きな物があったし・・うん。
ぺんぺん丸: 何曜日は何の日!とか?
孝さん: そう!水曜日は“トンカツ”の日!だったね・・昔ね(笑)。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: 大好きなのは“トンカツ”の中でも“ロースカツ”! しかも拘りがあって・・“衣”はパンをその場で下ろして作る荒めの生パン粉で、食べた瞬間にサクッ!っていう歯ざわりが良い事!
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: で、ソースは使わないの!・・揚げ物全般に言えるけど“醤油”!。醤油って“肉”の味とかその物の味が分かる感じがするの。ソースが嫌いな訳じゃないけどね・・味に変化が欲しい時にはちょっと使う。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: ソースって味が甘かったり濃かったりするから、ソースの味しかしないような気がしない?
ぺんぺん丸: う〜〜ん・・そうかも
孝さん: 何処で“トンカツ”食べてもソース使うとソースの味で終わっちゃう感じがするんだよね!だから醤油!それは小学校位からかな〜。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: でねぇ“ロースカツ”があるでしょ!・・(ニッコリ)その真ん中から食べていく・・フフフ・・。
ぺんぺん丸: ハハハ・・
孝さん: うん!真ん中から食べる!・・端の方は油が多いでしょ!・・で、今日はチョット油っこい物がキツイな〜って、食べきれる自信が無い時は端から食べてくの。
ぺんぺん丸: フム
孝さん: いつも食べ終わってから思うんだよ・・だったら“ヒレ”頼めよって(笑)・・ハハハ。
ぺんぺん丸: フフフ・・でも
孝さん: でも!“ロース”が良い訳(笑)。で、真ん中の“肉と油”の美味しさがミックスされた状態のところを、熱いうちに食べたい訳!。口の中で絶妙な感じになるんだよね〜・・別に食べ物評論家じゃ無いけど(笑)・・ハハハ。
ぺんぺん丸: ハハハ
孝さん: 油がキツイとかお腹がいっぱいの時には、ご飯は食べないでキャベツで食べる。しかもキャベツの中にシソがミックスされてるのが美味い!。それと”ロースカツ“を一緒に食べるのがね〜美味い!絶品だね〜・・うん。
ぺんぺん丸: お酒は?
孝さん: “ロースカツ”の時はお酒はいらないかな〜。“ロースカツ”の時は何故か“食べモード”になってんの!だからご飯と味噌汁で定食・・うん。
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: 最近業界の人とかと食べに行くと、食べ物にもお酒にも通な人の意見では「この揚げ物には白ワインが合うよね〜」とかって・・うん。でもお酒に関してはあまり飲めないし、顔も真っ赤になっちゃうし“トンカツ”のように熱くは語れないね(笑)。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: ちょっと話が逸れるんだけど、車で高速を走ってドライブインに入って食事をしたいなって思った時に、迷った挙句いつも“カツカレー”になっちゃうのは何でだろう?!って。
ぺんぺん丸: あ〜あ〜
孝さん: ドライブイン=カツカレー!位な勢いで“カツカレー”の割合が多いんだよね・・うん。朝ご飯とかなら饂飩とか蕎麦とかなんだけど、お昼過ぎると“カツカレー”とかを選択しちゃうよねぇ。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: そこで期待するんだよね〜・・カレーライスにでは無く“カツ”に!。でぇ 良い時も悪い時も「しまった〜!」って思っちゃうの・・俺。
ぺんぺん丸: フム
孝さん: そんなに美味しくないカツの時は「あ〜失敗だったな〜・・」って思う時もある訳・・でもそれは仕方ないよね。で、「あ〜〜!これは〜!・・“カツカレー”じゃ無くて“トンカツ定食”にしとくべきだった〜!・・この“カツ”だったら“トンカツ”で食いたかった〜!」って思う時がある・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: それを何故ドライブインの“カツカレー”で判断しなきゃいけないのか?!って、後でいつも思うんだよね・・う〜ん。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: で、今こんなに熱く語っている自分も、もの凄く滑稽なんだけどね(笑)・・うん・・その位“カツ”好きだねぇ!
ぺんぺん丸: うんうん
孝さん: 自分の中でねぇ これを食べたら暫くそれを食べたいって癖があって・・。
ぺんぺん丸: 鯖の塩焼き!
孝さん: そう!そう!そう! バッカリ病みたいなねぇ・・美味いと思ったら毎日でもイイみたいな事が続いたり・・それはその時の期間があって、もうイイかなって思う時が来るんだけど、“トンカツ”は毎日では無いけど本当に好きなんだね!
ぺんぺん丸: 第2位!は?
孝さん: う〜〜ん・・第2位は・・好きなものが色々あるから・・答えられないな〜。でも第1位は“トンカツ”しかも“ロースカツ”!。拘りって誰にでもあると思うけど、たまたま自分は食べ方と衣の歯ざわりに拘る大好きな食べ物が”ロースカツ“だったって。
ぺんぺん丸: ダントツは!
孝さん: うん!“ロースカツ定食!”。
ぺんぺん丸: アツアツの!
孝さん: そう!でも熱いうちにって言ってる割には、俺って猫舌なんだよね・・ハハハハ・・。
ぺんぺん丸: (笑)・・オーダーしてから運ばれて来るまでの間、期待が膨らむ?
孝さん: 自分が知ってる店は分かってるから良いけど、知り合いに「ここが美味しいよ〜」って紹介されて行ったりすると、どんなのが出てくるのかな〜?って。
ぺんぺん丸: うんうんうん
孝さん: 調理場が見えてる処では作ってる行程が見れるじゃない!その行程をみると「これは美味しいだろうな〜」とか、油の中でジュワジュワジュワ〜ってなって、揚がった状態を見たときに“衣”にサクサク感があるか!?荒いか!?細かいか!?って。
ぺんぺん丸: うんうん
孝さん: “衣”が細かくてベタってなってたりするとちょっとガッカリする。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: でも食べたら美味しかったりするときもあるんだけど・・でも好みは・・♪“衣”は荒めの〜“カツ”がイイ〜〜♪・・(笑)・・。
ぺんぺん丸: フフフ・・期待が
孝さん: それはそうだよ!食べたくて行く訳だからさぁ・・知らないお店に行くと、どんなのが出て来るのかな〜って期待するよね!・・それは“トンカツ”だけには限らないけどね。
ぺんぺん丸: たまに食べたくなるものは?
孝さん: え〜〜・・色々だよ〜・・肉と魚どっちが好き?って聞かれたら魚も好きだけど、どっちかて言ったら肉の方が好きだよね。魚も煮魚より焼き魚の方が好き!
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: 鯖なら味噌煮より塩焼きが好き・・煮魚だったらギンダラが好きかな。基本的にはちょっとしょっぱい系が好きなのかな。
ぺんぺん丸: 苦手な食べ物は?
孝さん: これはハッキリしてる・・それは“牡蠣”!・・カキフライだったら1個がやっと・・美味しそうな顔しないで食べてると思う。
ぺんぺん丸: ダントツ?
孝さん: “牡蠣”はダントツに苦手だねぇ・・だからって貝類が苦手なわけじゃないよ。ただホタテは食べ過ぎたってのもあるんだよな〜(笑)・・全部の料理にホタテが入ってて。良く無い〜? 食べ過ぎて食べられなくなっちゃったって事。
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: 小学校の時に何かの行事があって、お汁粉を調子に乗って食べ過ぎたんだよね・・それからお汁粉食べられないもんね。でも最近味覚が変わって来たからどうなんだろう? ただ食べる機会が無いからね。
ぺんぺん丸: 食べる機会の多いものは?
孝さん: “ラーメン”かな〜・・旅が多いから打ち上げ終わったりすると大体最後“ラーメン”食べようかって、その地方・地方で“ラーメン”食べる回数が多いのね。これも期待しちゃうよね!・・どんな“ラーメン”出て来るのかな〜?って。
ぺんぺん丸: うんうん
孝さん: 夜遅くてもラーメン屋さんは開いてるし、繁華街とかに行くと何軒か固まってあったりして・・どのラーメン屋がイイかな〜?・・こっちの方が美味しそうかな〜?・・って探りを入れる訳。で、ここがイイかな〜って思って期待全開で入って・・あ”ぁ〜〜失敗した〜って。
ぺんぺん丸: え〜え〜
孝さん: 期待大でしかも、もの凄いラーメン食べたいモードになって行く時ってあるじゃない!そんなときのガッカリの仕方って何とも言えないね・・うん。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: 後ねぇ 函館に行ったら絶対に“塩ラーメン”って決まってるの!
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: 今ではあり得ないけど、昔ねぇ・・仲間と九州でラーメン屋をハシゴした事があって・・ここのラーメン屋とあそこのラーメン屋と、どっちが美味しいかな〜って食べ比べしてみた事もある。
ぺんぺん丸: フムフム
孝さん: “ラーメン”って食べる回数が多いね!旅が多いから・・運転もしないしちょっと飲むでしょ!・・で、ちょっと飲んでちょっと酔っ払って・・その後“ラーメン”食べたくなるって何でだろう?
ぺんぺん丸: 何ででしょうね?・・感動した“ラーメン”はありますか?
孝さん: あ〜あ〜・・それは何軒かあるけど・・何処って分からないな〜・・色々行ってるから思い出せないけどあるね〜。
ぺんぺん丸: う〜ん
孝さん: “昔ながらのラーメン”がイイね!・・あっ!そう!そう!そう!・・これにもねぇ判断基準があって・・ラーメン屋に入ると必ず“チャーシューメン”を頼むわけ。チャーシューが美味しいか美味しくないか・・ハハハハ・・やっぱり“豚肉”繋がり(笑)・・。
ぺんぺん丸: フフフ・・
孝さん: チャーシューが美味しいとねぇ「イヤ〜 美味いな〜!」って、チャーシューがハズレたな〜って時は、旅が続いてると「明日の夜に期待しよう!」とか思う・・うん。
ぺんぺん丸: うんうん
孝さん: でも楽しいよ〜 ラーメン屋探すの!行き当たりばったりで、美味しそうかな〜って。
ぺんぺん丸: 旅に行ったら・・
孝さん: 旅に行くと・・やっぱり・・“ラーメン”・・だね!・・うん。
ぺんぺん丸: うんうん
孝さん: でも最近は旅に行っても“ラーメン”を最後に食べる回数が減ったかな〜・・前は毎日“ラーメン”だったり・・。
ぺんぺん丸: フ〜ム
孝さん: けど何が一番好き?って聞かれた時に“ラーメン”!とはならないんだよね。“ラーメン”ってのは何時でも好き!・・でも、ダントツNO,1は“ロースカツ”!だね。
ぺんぺん丸: ありがとうございました
孝さんは「料理評論家でも何でも無いけれど、好きな食べ物には拘りを持つ。“アツアツ”と言いながらも猫舌なんで、実際にすぐ食べられる訳じゃ無いけど、出来上がりの温度はやっぱり重要。そして“空腹は最大の調味料”だね!」ともおっしゃっていました。
ページトップに戻る