寒い時代
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2006/12/19(Tue)
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まったくもって昨日は大変な一日でした。
わたくしこのプログラマという商売を既に十年はやっとりますが、そのプログラマ人生において不動のワーストワンであると断言できるような、そんなソースをメンテナンスすることになりました。
具体的にどうワーストワンなのかを説明しますと、およそプログラマに必要な論理的思考と、プログラマとしての職業倫理、それらが完全に欠落したソースなのです。
車に例えるなら、ハンドルとブレーキがない、という状態になります。
いやそれどころかシートもバックミラーも指示器もない、言うたらエンジンとタイヤのみというのがもっとも正確なところでしょうか。
おかげさんで昨日一日で、他の人の三年分は「こらあかんわ」を言わされるハメになりました。
で、さんざんっぱら疲れ果てたところへ、お客さんへの機材搬入ですよ。
まあモノ運んでつないで動作確認というのが主な作業なんですが、こういう時に限って妙なトラブルが発生する。なんかサービスパックあたってなくて動かないなんてこともある。
それだけならまだ想定の範囲内ですよ。誰が言ったか、「ユーザは我々の予想の斜め上を行く」
なんかね、お客さんね、ネット繋がったからっていろんなとこ見に行っとるんですわ。
で、出張だかなんだか知りませんがね、ホテルの予約とかしてるんですよ。
あのな、そのマシンの設定とか見たいねんて。
おまけにですね、お客さん言うたらド素人やないですか。
もうね、傍で見ててキータッチのまどろっこしいことまどろっこしいこと。
指、全部使おうよ。
なんで市町村名入れるのに、「まつやま」変換「し」変換、なんて打ち方すんのよ。「まつやまし」でええやん。
ああもう、変換は親指でやれよこのボンクラ。
…お前、間違えたから言うてブラウザ閉じる奴があるか。「前に戻る」てあったやないか。
そんなこんなで十時ですよ。
さらにここで障害事象です。
土曜日ですが、ごいぞう邸にて「ギャッ! パピヨンだらけの暴れ忘年会」が執り行われまして、久方ぶりに良識のネジを取っ払って大騒ぎしたんですよ。
ええもう、最後の方なんか記憶もあやふやです。今日になって携帯のメールの履歴見たら、なんか送信した覚えもない(きっつい内容の)メールが数通あったりしたぐらいですから。
そんな有様ですから、昨今厳重に注意されております「自転車でも飲酒運転は適用されるからお前ら自重しろ」なんて言葉を思い出すよりも前に、「もし、あなた、このままでは死にます」と本能が囁いてくるのです。
で、ちょうどJR松山駅に差し掛かりましたんで、そこへ一旦駐輪しておいてタクシーで帰宅したわけです。
さて説明したかどうかちょっと記憶にないので改めて述べますと、わたくし、自転車以外の移動手段を持ち合わせておりません。通勤については先にも述べましたとおり電車を利用すればいいのですが、コンビニにでかけるなどといった場合には、とてつもない不便を強いられます。
また、自転車タンの身柄も心配でしたので、無理を押して駅に向かうことにしました。
松山市はそんなに治安が悪いわけではありませんが、駅近くにゲーセンもあるし、やはり夜中になると眉をひそめるような輩が湧いてくるわけで、実際にその目にするまで、自転車タンの安否を心配しておりました。
いたよ! 傷一つ無く、ボクのことを待っててくれたんだ!
心躍らせて自転車タンにライドオンするや、早速家路につきます。しかしながら折悪しく、この寒空に手袋を忘れるという失態を犯してしまったので、途中でファミマに寄って購入することといたしました。
目的の品はすぐに見つかりましたのでレジへ参りますと、まだ歳若い店員が対応に出てきました。
この店員、見た目に似合わずしっかりと教育が行き届いているようで、なにも言わないうちに手袋についていたタグやらなにやらを鋏で切り取り、手渡ししてくれるではないですか。
物理的にも精神的にも暖かいものをその手に受け取り、再び家路を急ぎます。
あの、これ、すごくツルツルするんですけど。
画像をご覧頂きたい。
と、このようにどうも滑り止めらしき加工が施してあるのですが、どういうわけか自転車タンのグリップとは相性が悪いらしく、やたらツルツル滑るのです。
普通に握ってるだけでずるりとなるのですから、段差などにさしかかって御覧なさい、あっという間にハンドルがあらぬ方向へすっぽ抜けてしまいそうになります。
しかしこの寒さでは素手にて仕るわけにも参りませんし、仕方なく「寒空の下ロデオなの!? 寒空の下ロデオなの!?」とつぶやきつつ、あらん限りの力でグリッピングすることで、どうにか凌ぐことができました。
おかげさんで、腕全体が筋肉痛ですよ。
あのですね、なんで手袋ごときで命の危険にさらされにゃならんのですか。
おまけに筋肉痛とか肩こりとかひでえもんですし。
って、この流れはひょっとして…
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シュレディンガー
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2006/12/14(Thu)
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どう考えても通常では起こりえないようなアクシデントがありましたが、本日、無事に届きました。
A4横で、片面印刷ながら厚さが約3センチあまりと、下手な都市の電話帳ぐらいのサイズです。
このサイズだけにその情報量は凄まじいものがあり、公式サイドから提供された情報はほぼすべて収録されています。まず公式ブログはもとより、スタッフ全員の打ち上げ旅行の模様から、なんとテレビマガジンに掲載された記事までも収録されているのです!
いまだかつて、幼年誌への提供素材まで収録したムックがあったでしょうか。
これはもう編集スタッフの桁外れなまでの胸の炎のなせる業としか、言い様がありません。
あと、OPの絵コンテや各話の原画が収録されているのですが、思わず溜息が漏れてしまうぐらい、素晴らしいものばかりでした。
ネタバレ含みなのでまだ全部には目を通していませんが、この一年余り追いかけつづけてきて本当に良かったと思いました。
さて。
冒頭の、「通常では起こりえないようなアクシデント」については昨日の分を読んでいただくとして、どうしてこうもヘンなことばかり起こるのでしょうか。
冗談めかして「これもきっと女神様のご褒美です!」なんて言ってはみたものの、本心は静かに暮らしたいのですよ。
つか、今回もアレですか。
うまいこと言ったつもりか。
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君もその名を胸に刻め!
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2006/12/13(Wed)
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かれこれ一月まえほどにですね、ガイキング─LEGEND OF DAIKUMARYU─公式ファンブック「炎 COMPLETE BOOK」を予約しておりまして、本日の18時〜20時の間に届くことになっていたのですよ。
で、終業のチャイムも鳴り終わらぬうちに職場を辞して部屋でwktkしてたのですが、インターホンが来訪を告げようとしません。
ふと気が付けば到着予定時刻を一時間もオーバー、さすがに業を煮やしたわたくし、クロネコの配送センターに問い合わせてみることにしました。
この後、信じられない出来事が。
わたくしが愛媛在住であることは皆も承知のことと思います。
愛媛です。
公式ファンブック、福岡の集配所にいるそうですよ。仕分けミスだとかで。
結局明日届くそうなんですが、胸の炎が消えちゃいそうです。
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全治一週間
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2006/12/12(Tue)
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※何があったかは昨日の分を読め
そういうわけで病院行ってきたんですが、傷はそんなに深くなかったので傷口をテープで固定して一週間様子見、ということになりました。
しかし左手を使えないということには変わりなく、いろいろと不便を強いられることとなっております。現にこの文章を打つのにも、変換のためにスペース押そうにも親指使えないんで人差し指を使用するハメに陥っております。もうね、やりにくいったらありゃしない。
おまけに、絶対に水に濡らしちゃダメ、だそうで。なんでも使用しているテープが特殊なものらしく、濡れるといろいろと面倒なことになるそうで、これまた不便な話です。
洗い物などはゴム手袋買ってきたんでなんとかなりそうですが、問題は風呂ですよ。
右手だけじゃ洗えないじゃないですか。左手は濡らさないようにビニール袋で保護しますから、多分普段の倍の時間がかかると思います。
それが一週間。もうね、なんなのよこれ。
たまにその気になって包丁握るとこれだ。いったいなにがどうしたというのですか。
…ひょっとして、お前らの仕業か。
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キーうちにくい
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2006/12/11(Mon)
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ついさっきのことですが、大根おろしを作ろうと大根の皮を剥こうとしたらですね、こう、スバーとなりまして。
左手の親指の爪が半分なくなり、付け根に二センチほどの傷が。
ティッシュで押さえようがなにしようがドバドバと血は止まらず、あわててカットバンを探したのですが、影も形も見当たりません。
どんどん真っ赤になっていくティッシュを見ていると、ふと思い出しました。
そうだ、俺、カットバン持ってるよ!
明日病院行きます。
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変形できねえよ
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2006/12/11(Mon)
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指痛くて変形とかできないからレビューはもう少し待ってね
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来たぜ、カワイコちゃんが
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2006/12/10(Sun)
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レビューはまた後日。
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メメクラゲ
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2006/12/07(Thu)
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雨の日はそんなに嫌いじゃない。
墨を引いたような外の景色をぼんやりと眺めながら、雨音に耳を済ませるのなら、という条件付になるのだが。
といいますかね、自転車通勤であるわたくしにとっては雨降りは鬼門でしかなく、合羽のおかげで蒸すわ足元はぐしょぐしょになるわ天パなんで頭が陰毛みたいになるわと、どうにも悪い印象しかありません。
ハメハメハ大王よろしく会社をお休みしたいところではありますが腐っても社会人、日頃の行いが今後の生活を左右します。垂れ込める雲の下、ファックファック言いながら自転車で乗り出したのが今朝の話。
相変わらずトロトロと並走する学生どもにやはりファックファックいいながらペダルを踏みしめておりますと、なにやら一定のリズムでカツンカツンと金属音がいたします。
どうやら音は前輪かららしい。小石か何かを踏んだのかとひょいと見ますと、ぴかぴか光るなにかがタイヤにへばりついているようです。
と、金属音をかき消すように今度はズゴバババと音をたてはじめ、ハンドルが右へ左へとぶれるではないですか。前輪、ぺちゃんこになってます。
折りよく信号が赤になりましたので身を乗り出して前輪を見ますと、先ほどのぴかぴか光るなにかの正体が判明しました。
ネジ、刺さってます。
ただでさえ気が重い雨の日の朝だというのに、今度はパンクですか。会社までまだまだしばらくかかるというのに。
しょうがないので両手に力をこめ、慎重にハンドルを操りながらどうにかこうにか会社に辿り着くことができました。さすがに最後の100メートルは自転車押しましたが。
さて困りました。自転車がないと身動きとれません。
通勤については昨日述べたとおり電車を利用すればよいのですが、買い物などはそうはいきません。なんせ自宅から直近のスーパーまでは軽く1キロはあります。コンビニまでならその半分で済みますが、余計な出費はごめんこうむりたい。
ふと思い出しました。会社のすぐ近くに自転車屋があることを。
そこで、昼休みのチャイムも鳴り終わらないうちからダッシュで駆けつけました。
シャッター下りてますやん。
失意のうちに会社に舞い戻ったわたくしは、得意のインターネットでもって近所に他の自転車屋があるかどうか検索してみました。どうにか一件、多少離れたところにあるのを発見し、今度は定時のチャイムが鳴り終わらないうちに土砂降りの中、自転車押して向かいました。
明かりは点いてるんですよ。しかし、人の気配がありません。
幾度となく訪いを入れてみましたがなしのつぶてです。
このクソバエが。
もうすっかり気力も萎えたまま、とりあえず会社の駐輪場に自転車を置くために元来た道を戻ります。頭の中で明日の出勤についての算段をしつつふと顔を上げますと、信じられないものが目に入りました。
お前、昼間シャッター下ろしとったやないか。
そうです。昼に訪ねた自転車屋、どういうわけか開店しております。よし、チャンスだ! と、信号が変わるのももどかしく店に飛び込み、訪いを入れてみます。
呼べども呼べども出てきません。
どうも店の奥の家屋には明かりが灯ってますので人はいるようなんですが、バカみたいにすいませんすいませんと連呼しても、一向に人が出てきません。
このクソバエが。
そもそもお前が真面目に昼から働かないから雨ん中ひぃひぃ言いながら自転車押すことになったんじゃねえか。しかも人いねえしよ。
その上この仕打ちか。ふざけやがって。お前このまま無事にこの街で生きていけると思ったら大間違いだぞ。
皆殺しだ。
皆殺しにしてやる。
「はいはーい」
グルグル目で黒い思考に身を委ねていたところへ、不意に声をかけられぎょっと顔を上げますと、人のよさそうなおじいちゃんが。おお、ご主人、待ってたんですよ!
え、クソバエ? そんなこと言った奴はこのボクがSATSUGAIしてレイプして差し上げますよあははー。
結局、タイヤ丸々交換で3500円でした。
パスポートに引き続き、ちょっぴり痛かったです。つかこの自転車、つい三日前にカゴ新調したばっかりじゃねえか。ちきしょう。
しかしですねえ、なんで今日に限ってこんなことが起こるんでしょう。ネジ刺さるて。
あれですか、ネジっ娘ネジっ娘言うてたから、怒っちゃったんですかね。
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直接ズボン
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2006/12/06(Wed)
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※どうにも音源を探してはみたものの、見つからなかったので今回のネタは松山市在住者にしかわからない仕様となっております
※と、思ったらありました→●
ごいぞうさん、ありがとうございます
引越ししてからこっち、市の中心部に用があるときは伊予鉄の郊外線を利用しておるのですが、松山市駅で乗降する際にちょっと困ったことになっております。
この郊外線、松山市駅のみ発車時にメロディが流れるのですが、このメロディがいけない。なかなか軽快なリズムなんですが、頭の中で勝手に歌詞がついてしまうのです。
その歌詞がいけない。
パンツ盗まれた パンツ盗まれた
パンツ盗まれた パンツ盗まれた
パンツ盗まれた 全部盗まれて
ふ・り・ちん
だってそう聞こえるんだもん、仕方ないじゃない。
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平素は大変お世話になっております
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2006/12/03(Sun)
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例によって前置きはなし。何をしたかは察しろ。
金曜日、仕事中にヘンな声がする
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曰く、「Windowsの標準コントロールをですね…」
↓
「そんな節操もなしにキャラ増やしても収集つかなくなるだけだろ! 帰って母ちゃんのクレバスにでも潜り込んでろ!」
↓
それでも一応試してみたものの、面倒なので廃棄
↓
今日、ふたりはプリキュア スプラッシュ☆スターを視聴、「満、薫、おかえりなさい! オカエリナサイ!」とはしゃぎまくる(もちろん全裸で)
↓
するとまた例の声が
↓
「あのう、もし、先日はすいませんでした」
↓
機嫌がすこぶるいいので、話ぐらいは聞いてみる
↓
「さすがにあれでは取り止めが無さ過ぎると思いましてね、代案を持ってまいりました」
↓
「メッセージボックスのアイコンをですね…」
テンションが高かったので、またしてもそういうアレをやってしまった。
最近こんなことばかりでちょっとどうかと思うが、しかし、思いついたものをカタチにしていけば、きっとなにかが見えるんじゃないかと例の声が言うので従った。
反省などしていない。あとは好きにしろ。
名前:クリット
属性:警告
名前:クェス
属性:問い合わせ
名前:エクス
属性:注意
名前:インフォ
属性:情報
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青い小鳥
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2006/12/02(Sat)
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本日は、スタンプラリーに参加してきました。
なんでも予讃線の松山駅以南の各駅を回ってスタンプを押すとかいう企画だそうで、正直あまり乗り気ではなかったものの、参加することにしました。
実をいいますと、現在の勤務先がこのイベントの協賛らしく、どうにも参加者が集まらないとかで、わたくしにお声がかかったというわけなんですよ。
まあ基本的に暇ですし、たまには表に出るのも悪くないと思いましたので了承しましたところ、こんなありがたいお言葉をいただきました。
「あ、参加費は自腹でお願いします」
そんなわけで微妙にいらだつ気持ちを押さえつつぼんやりと係員の指示を聞いておりますと、なるほど、参加者は両手の指で足りるほどしかいません。
しかも、家族連れなどは微塵も見当たらず、いわゆる「鉄っちゃん」といった趣の人たちばかりです。正直、引き返そうかと思いました。
「それでは、まずスタートの松山駅からスタンプしていただきます」
と、係員の呼びかけに応じてぞろぞろと移動し始めましたので、わたくしもそれにならいます。
さてそのままホームに入り係員についてまいりますと、「さあ、最初のスタンプです」と係員が右手を上げながら声を上げます。
しかし、スタンプ台らしきものはありません。
そこには、年の頃は十歳くらいの、ショートカットに眼鏡、白いセーターと黒のプリーツスカートに同じく黒のタイツを履いた女の子が立っているだけでした。
他に目に付くものといえば、女の子の前に置かれた踏み台くらいです。
「はい、ではあなた、お願いします」
いきなり係員に声をかけられました。仕方なく進み出ますと、「さ、この踏み台に横向きに頭を乗せてください」などと言うではないですか。
わけがわからないままも指示どおりにいたしますと、今度は上から何かを押し付けられるではありませんか。どうにか視線を上に向けますと、なんと女の子がスカートの裾を押さえながら、わたくしの顔を踏んでいるのです。
「あの、上、見ないでください」
その声にあわてて視線を戻しましたが、一体我が身になにが起こっているのかさっぱり理解できません。
…
アッ、これは「スタンプラリー」ならぬ「ストンプラリー」だったのか!
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おばあちゃんが言ってたとか言ってなかったとか
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2006/12/01(Fri)
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実のところ番組本編にどうにもついていけなくなってスルーしようかと思ってたのですが、どうも各所で聞かれる「良ゲー」という声と、なによりYouTubeにアップされていた動画にシビレてしまいまして、結局買ってしまいました。
仮面ライダーカブト
もうなんといいますかね。
ものすごくカロリーが高い。
ぱっと見は普通の格闘アクションなんですが、番組本編同様に、「キャストオフ」「クロックアップ」が勝負のカギとなるのです。
メインとなるのはクロックアップです。
番組本編を視聴されている方はご存知の通り、クロックアップとは超々高速で行動することを可能とするモードです。
これがゲーム中でも同様に再現されており、自分がクロックアップすると相対的に相手の動作がスローになり、また相手がクロックアップすれば自分の動作がスローになります。
自分がクロックアップした場合なら思う様相手をボコれますが、相手がクロックアップした場合にはこっちがボコられてしまいます。
ならどうすればいいか。
そう、クロックアップに勝てるのは、クロックアップだけなのです。
そしてこれが曲者です。
まずクロックアップを発動させるには、(一部ライダーに限りますが)キャストオフしてライダーモードにならなければなりません。ライダーモードになるためには相手を攻撃するか、時間の経過を待つなどしてキャストオフゲージを溜める必要があります。
さらに、クロックアップゲージを溜めねばなりません。これも、相手を攻撃するか、時間の経過を待つなどしないとゲージが伸びません。
で、クロックアップ発動となるのですが、ここからがミソです。
クロックアップには、時間制限があります。当然、先に発動させた方が早くクロックオーバーしてしまいます。
となると先に相手に発動させた方が有利と見るかもしれませんが、そうはいきません。
相手が一定の距離を置いているなら話は別ですが、浮かせ技を食らわしたり、あるいはコンボ中の密着状態だったりすると、まず一方的に持っていかれます。そこから慌ててこちらも発動させたところで同じ土俵にやっと上がったに過ぎず、そこから挽回するには一手間かかります。
それでもこれで相手の方が先にクロックオーバーするので、こちらが有利になることは間違いかもしれません。
しかしまたここからが厄介なのです。
先ほど述べましたクロックアップゲージの溜まる条件、これなんです。
クロックアップしてこっちが一方的にボコったとしましょう。しかしその間に、相手のクロックアップゲージが溜まってしまうのです。
そして当然の如くクロックアップには時間制限があり、またクロックオーバーすればクロックアップゲージは空になってしまいます。
ですからこちらがクロックアップ中に止めをさせなかった場合、クロックアップできないまま相手に磨り潰される、なんてことも起こりうるのです。
こうした一連の駆け引きが、このゲームを「良ゲー」と言わしめているのです。
しかしながらわたくしのようなヌルゲーマーからすればしんどいことこの上なく、一戦終えるごとにタバコ吸いながら15分休憩、といった状態に陥ります。コンティニューなんて、何度したかわかりません。
あとですね、必殺技がクロックアップ中にしか発動しないんですよ。
しかも劇中同様、「ワン、ツー、スリー」と三回△ボタンを押した上、もう一回ボタンを押して「ライダー、キック」、さらにもう一回で発動、という手順になっております。
ええもう、この辺のタイミングもまた非常に難しく、幾度となく「あああーッ」と声を上げました。
「良ゲー」という評価に混じって聞こえてきた「こんなの子供向けじゃNeeeeeeee」という悲鳴は、こういうことだったんですね。
えー、どうもこれクリアするごとに使用キャラや特典などが増えるようなのですが、とてもじゃないですが連続でプレイする気にはなれません。もうね、ヘトヘトになりますよ。
もう精根尽き果てたので寝ます。
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