日記過去ログ - 200609

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隣り合わせの… 2006/09/29(Fri)
 ウィザードリィといえばその独特のドライな雰囲気と単純ながら奥深いシステム故にいまだに根強いファンの多いゲームです。なにせ#1発売から20年も経つというのにいまだに様々なプラットフォームに移植され、また新作も続々開発されているという代物です。

 かく言うわたくしもウィズとの付き合いは十五年近くになり、今でも暇を見つけてはPS版のリルガミンサーガを引っ張り出してきては迷宮に潜り込んでおります。
 さて、わたくしが携帯電話を買い換えたことは既に述べましたが、こいつをいろいろといじっているうちにゴリゴリとiアプリが動かせるということに気が付きました。
 さらにここ最近、かつてファミコン等でリリースされていたソフトが続々移植されていると聞き及び、またその中にはあのウィズもあるというじゃないですか。これはもうインストールするほかありません。

 というわけで、ウィザードリィオリジナル#1をインストール、プレイしてみました。

 まず立ち上げてから最初にすることといえば、キャラクターの作成です。
 通常ならば種族、属性の選択を行った後に特性値の割り振りを行います。
 特性値とは、力、知恵、信仰心、生命力、すばやさ、運の各パラメータのことで、選択した種族ごとに基本値が決まっており、そこへ特性値ボーナスを割り振ります。
 特性値はそのキャラクターの性能を示すパラメータであることはもちろん、この値によって就くことのできる職業が決まってきます。それ故、より大きな特性値ボーナスを得るために何度も何度もメイキングをやり直すというのが、これまでのスタイルでした。

 ところがこのiアプリ版では、その逆を行っているのです。
 つまり特性値を決めてから職業を選択するのではなく、職業を選択した時点で特性値が決まるのです。

 このアレンジには少々物足りなさを感じたのですが、携帯電話上で動かすアプリケーションである以上、本来のプレイ時間以外のところで時間を食うのはあまりよくないという判断したのでしょう。わたくしはまあこれはこれでありかと思います。
 もちろん中にはキャラメイクもプレイの一環としてこのアレンジに異を唱える方もいるでしょうけど。

 さてキャラクターも一通り作成しましたので、お城に参ります。
 お城といっても単なる城ではなく設定では城塞都市で、ここには各施設がそろってます。
 まずは冒険者たちが集うギルガメッシュの酒場。ここではパーティの変成やステータスの確認ができます。あと、本来ならば所持金を山分けすることが出来るのですが、どうしたわけかこのiアプリ版ではできません。まあ確かにお金なんて冒険の初期においては重要ですが、中盤以降は特に意味をなさないので省いてしまっても構わないといえば構わないかも知れません。
 しかしパーティのメンバーが死亡した際に復活するためにお金が必要な場合、所持金に偏りがあったり、あるいはすべての所持金を死亡したメンバーが所持していたといったケースにおいては、いったん死亡メンバーをパーティに引き入れてからお金を集めるといった手間がかかるため、あまりよろしくないアレンジであると思います。
 つか、気持ち悪いんですよ、みんなで山分けできないと。

 お次はボルタック商店。ここでは各アイテムの購入および売却、鑑定、そして呪われたアイテムを装備してしまった場合には解呪も行っております。
 あとここでしかできないことに、お金を集めるということがあります。おかげで先に述べたようなケースの場合、一旦ギルガメッシュの酒場に入ったあとでボルタック商店に入店しなければならないという煩雑さです。

 そしてカント寺院。麻痺あるいは死亡したメンバーを回復させます。

 さて、宿屋がありません。
 このiアプリ版では、迷宮から帰還した際に自動的に宿屋に泊まったことになり、HPならびにMPは全回復されるというアレンジが施されています。
 まあ今までみたいにずっと馬小屋暮らしさせるよりははるかにマシでしょう。

 さあ、準備ができたところで迷宮に潜りましょう。

 迷宮内ではさすがに従来どおりのコマンドは一通り実行できます。
 ただドアに向かって直進すると勝手に開いて突入してしまうため、ダークゾーン内では耳をすましていないと現在位置を見失いそうになります。
 あと気になったのは決定ボタンとキャンセルボタンの割り振り。はい・いいえの選択肢が出た場合にキャンセルボタンを押せば自動的にいいえを選択するのはよいのですが、友好的なモンスターが出現した際に「立ち去る」を選択しようとした場合には、わざわざカーソルを動かして選択しないとなりません。これまでのバージョンではキャンセル=立ち去るであったので、これは明らかに不便です。ただでさえ携帯電話というインタフェースはゲームには適していないのに、これはいけません。
 おかげで指が吊りそうです。なんせこのバージョン、下手をすると十回エンカウントしたら全部友好的だったりしますから。そんなにアラインメントチェンジさせたいか。

 で、つらつらとプレイを進めていたのですが、戦闘時になにやら違和感を覚えました。
 不確定名があるのに不確定グラフィックがありません。
 ウィズにおいてはモンスターの正体は通常では不明で、魔法による識別か、確立によってしか判明しません。その判明しない状態でのモンスターの名称を不確定名と呼び、また正体が判然としませんのでグラフィックは不確定グラフィックが表示されます。
 しかし、不確定グラフィックがありません。
 というより、グラフィックそのものの種類が恐ろしいほどに少ないです。個々のモンスターにではなく、モンスターの種別ごとにしかありません。

 これも容量などの問題上しかたがないといえば仕方がないのですが、しかし、僧侶系ということでプリーステス(女性の僧侶。たいてい美女に描かれる)までひとくくりにしているものですから、どう見てもキモイおっさんなのにプリーステスという酷い状態になるわけです。
 また、ニンジャとサムライもひとくくりにされているため、お前らどっちだよと一瞬悩みます。まして下層に潜っていくとどうしたわけかこの系統のグラフィックが「ローブをまとった男」になってしまうため、もはやこいつらが何者なのか、わけがわからなくなります。

 あと余計なことながら、グラフィックのセンスが二昔前なのはちょっといただけない。いわゆる動物系統は「とんでもなく大味な動物」でしかないし、僧侶系は「キモイおっさん」だし、巨人系にいたっては「全裸のひと」にしか見えません。
 わたくしはなんとか脳内補正をかけてやりすごしてますが、もうちょっとだけがんばって欲しかったと思います。

 ゲームを進めていくうちに、かなり大胆かつ合理的なアレンジを発見しました。
 #1の迷宮は十階層なのですが、ゲーム攻略に必要な階層は1、2、4、9、10ぐらいです。あとの5〜8はおまけでしかなく、各プラットフォームに移植される際にはたいていそれぞれオリジナルの構造になってたりします。
 そういったわけでそのおまけ部分、ばっさりカットしちゃってます。
 最初見たときはかなり驚きましたよ。通常、4階から9階まで直通エレベータで行くのですが、回数表示を見ると、なんと5階までしかありません。どうしたものかととりあえず潜ってみますと、ついた先の配置はどうみても9階です。
 その意図に気づいたときには「うん、よくやった」と感心したものです。

 ただ、デュマピックなどで座標確認する際に多少混乱しちゃいますが。

 といった具合で、独自のアレンジを前に戸惑いつつも、今日も元気に迷宮に潜っていくのでした、と締めようかと思ってましたら、予想外の出来事が。

 最下層の六階でひとしきり戦闘も終えさて帰ろうかと方向転換した途端、ランダムエンカウントでマスターニンジャが現れました。しかも具合の悪いことに先制攻撃です。
 さてウィズにおけるニンジャというのは殺人マシーンそのものでして、特殊能力としてクリティカルヒットを備えております。このクリティカルヒット、食らってしまえばダメージに関係なく首を飛ばされ即死してしまうというとてつもなく恐ろしい能力なのです(故にいくら相手が低レベルのニンジャであっても、直接攻撃+その時点での最強のグループ攻撃魔法で臨むことになる)。
 で、あっという間に前衛三人の首が宙に舞いました。
 ひゃあああ、と情けない声を上げながらなんとか逃走に成功したと思ったら、またしてもエンカウントです。逃走を試みましたが、ダメでした。
 しかも連中、レベル10メイジです。魔法使いです。

 もう、頭を抱えました。
 なんせ迷宮最深部にて全滅です。死体はそのまま置き去りです。救助に行こうにも、人がいません。セカンドパーティなんてまだまだ先のことです。

 しょうがないので急遽六人でっちあげ、ファーストパーティ救援部隊を促成栽培です(余談ながらパーティメンバー全員女性名になっちゃいました)。

 これがまた本当に手間がかかることかかること。一応ファーストパーティが+2クラスのアイテムを揃えてくれていたおかげで序盤はなんとかなりましたが、問題は9階への侵入です。

 9階までの直通エレベータをしようするためには、ブルーリボンというアイテムが必要です。しかしこのブルーリボンを入手するためには、4階にあるモンスター配備センターにいるレベル7ファイター、レベル7メイジ、ハイプリースト×2、ハイニンジャという屈強の相手を倒さねばなりません。
 露払いとしてのマカニトがなければ、到底勝ち目はありません。しかも折悪しくこちらに魔法使い系といえばビショップしかおりません(マカニトとは、レベル8以下のモンスターを全滅させる呪文。普通なら魔法使いはレベル10前後で覚えるものの、ビショップは僧侶系魔術師系両方の魔法を覚える代わりに成長がとてつもなく遅い上にマカニト覚えるのはレベル15)。

 ギリギリまでがんばってみましたが、いいかげん痺れを切らして「ままよ」とばかりに全員レベル14になったあたりで突入かけました。
 前衛のなつき(サムライ)が首をはねられましたが、なんとかブルーリボンを入手。
 さあ、ファイナルミッションスタートです。

 さて10階に潜ったはいいのですが、死んだ連中がさっぱり見つかりません。
 どうも全滅した位置の記憶が間違っていたようで、仕方がないので一歩歩く毎に「仲間を探す」コマンドを実行していました。

 と。

 気が付くとお城に戻ってます。どうしたことでしょう。

 どうやら「仲間を探す」コマンドを実行しようとして、「冒険を中断する」を選んでしまったようです。いやあ、おばかさんだなあと冒険を再開しようとして、思わず声を上げました。

 中断中のメンバーに、全滅したはずのファーストパーティがいるじゃないですか。

 どうしたものかとメンバーを選択して再開してみますと、みんなピンピンした状態で、かつてその屍を晒した位置にいるじゃないですか。いったいどういう仕様ですか。

 その後になって判明したのですが、どうも一番最初の全滅については、「なかったこと」にしてくれるようです。
 なぜそれがわかったのかというと、ファーストメンバー復帰後に調子付いて潜りまくってましたらウィズモンスター恐怖の代名詞であるグレーターデーモンにわけもなく磨り潰されまして、ああ、二回目はあかんのやねーと途方に暮れたからです。

 おかげでセカンドパーティは見事その最初の目的を果たすことができたのですが、せっかく手に入れた回復の指輪は紛失しちゃいました。もうね、笑うしかありませんよ。


 そんなわけで、今日もおっかなびっくり上級アイテムを求めて潜りつづけてます。セカンドパーティの方がはるかに順調に成長しちゃって持て余し気味ではありますが、ファーストパーティは元気です。

 でも、グレーターデーモンだけはかんべんな。しばらくの間は。

フライミートゥ… 2006/09/25(Mon)
 今週のジャンプの表紙を見て「?! KIMちーさん?」と声をあげてしまったちんたです。

 さてスクールウォーズにイソップという登場人物がおりましたが、これがキリギリスが元だったからよいものの、「あの葡萄はすっぱいにちがいない」だとかが元だったらさぞかし嫌らしいキャラになっていたでしょうなあ。

 それはさておき、「会陰切開」を「エインセッカイ」と表記すると、なんとなくドイツ語っぽくてステキじゃありません? さらに「エインホウゴウ」とセットにすると、なんだかここ最近のガンダムに搭載されている武器っぽくてステキじゃありません?
 「最強の矛エインセッカイと最強の盾エインホウゴウを持つガンダム・ザ・マタグランテ!」とかいって。

 そうそう昨日のことなんですが、ちょいと出かける用事がありまして自転車でフラフラしておりましたところ、とてもかわいらしい7歳と5歳くらいのセミロングのちいちゃな姉妹が二人仲良く歩いているのを見つけました。
 と、ちいちゃなとてもセミロングで可愛らしい妹の方が転んでしまいまして、膝をすりむいてその場に座り込んで泣き出しちゃいました。
 わたくしが「白いの入りました! 白いの入りました!」ととても可愛らしいちいちゃなセミロングの妹のやはり細くて可愛らしい足の付け根辺りを凝視しておりますと、さすがはお姉ちゃんです!
 すかさず妹の前にしゃがみこみその手を細くて白くて可愛らしい膝の辺りにかざしますと、「いたいのいたいのとんでけ〜」ってやってるんです。

 そしたらわたくし、空飛んでたんです。

見よ! 讃えよ! ひざまづけ! 2006/09/14(Thu)
 まずはこちらの超合金ガイキングレビューを見てください。

 さて、「腹ァ括った」と意気込んではみたものの、そもそもこれが出たのも超合金魂でガイキングがリリースされていたからであって、全国ネットでもないマイナーアニメの商品を新規にリリースするかといえば、それは絶望的であるとしか言えません。
 まあたまにならバンダイさんは信じられないラインナップで責めてくることもあるのですが、それもやはり「たまに」でしかないわけでして、つまり、ガイキング・ザ・グレートは降臨しないという結論に至るわけなのです。

 しかしながら淡い期待を抱きつつどっかの筋から情報が入ってこないものかと思っておりますと、やってくれましたよ!
 合体変形の雄、スタジオハーフアイが!

最小変形 ガイキング

 また頼もしいことに『最終的には「ガイキング・ザ・グレート」まで持っていくつもりです。』なんて言ってくれちゃってます。もうね、これは行くしかないですよ。

 ただ問題になのは、こちらの懐具合。最小変形シリーズのお値段見ました? 軽く大一枚超えちゃってます。
 一体だけでもこの有様なのに、最終的に三体揃えにゃならんわけですから、50K行くわけですよ。そりゃ発売時期が年末あたりを予定しているのでおっきなおこづかいであるボーナスを当てこむことはできるのですが、やはり50Kという数字にはためらいを感じてしまいます。

 そしてなにより恐ろしいのは、ガンバスターの悲劇再びなんてことになりはしないかということです。そうなるとあなた十万近くすっ飛ぶ計算になるのですよ!

 ああ、昨今にはない王道ロボットアニメが放映されたというのにこの仕打ち。
 魂の燃え立つグレート合体を、この手で再現したいというのに! 再現したいというのに!


…ギャル絵描くからお金ください、とかってやってみるか。市駅前で。

加齢度スコープ 2006/09/09(Sat)
 日々の生活でなにが面倒かといえば、髭剃りに尽きるわけですよ。
 これがまた濃いわ密集してるわ頬全体に生えてるわで、一日放置しておくとそれはもう小汚い有様になりまして、社会人でありますゆえ身なりはきちんとしておかないとならない手前、毎日毎日剃らにゃならんということになっているのです。
 電気カミソリなら大した手間じゃないとお思いのことでしょうが、どうも私の髭の生え具合というのが曲者でして、毛並みの方向がバラバラな上に、喉仏の辺りまで侵食してますので、やたら剃り残しが多くなってしまうのです。
 結果、喉仏から濃い毛が2〜3センチほど生えているのを仕事中に発見するという仕儀に至りまして、ここ十年ほどシックプロテクターのお世話になっておるのです。

 安全カミソリを使いますから当然シェービングフォームを使うわけで、いちいち顔に塗ったくってカミソリを縦横無尽にすべすべの手触りを得るまで動かしつづけ、その後に洗い流すという作業を毎朝のように繰り返していれば、もう面倒を通り越していっそ何かの薬品を塗布して毛根を殺してしまいたくなります。

 更に腹の立つことに、友人にこのように髭の濃い奴がほとんどおらず、たいがいの奴が二三日剃らなくても平気なんて抜かしやがるのですよ。ちきしょうお前ら、皮膚寄越せ。

 さて、二日前のことです。
 いつものようにのんべんだらりと仕事をしてましたら、なんだか耳の辺りがかゆくてなりません。
 ふと手をやると、どうもなんかの毛が悪さをしているようです。
 おいおいまた剃り残しかい。しかしこの長さは優に3センチはあるぞ、ここまで剃り残しを放置することなどあろうはずもない。指先でその毛をたぐりました。

 これは、剃り残しではありません。これは、耳毛です。

赤丸部分が発生区域

 さて、体毛の成長期というのは場所ごとにバラバラでして、殊眉とこの耳毛というのは老齢に至って成長期が訪れるという、そういう種類の体毛だそうです。

 ぼくまだ31ですねん。