眠る前にコップ1杯200ccの水が危険を回避してくれる

脳神経外科の医師は「寝る前にはコップ1杯の水を飲みましょう!」と口を揃えます。

たったコップ1杯の水が脳血栓の予防に役立つと言ってもピンとこないかもしれません。しかし、寝る前の水を制限することがどれだけ危険かは実際に脳梗塞や脳出血を起こした体験者にしかわからないかもしれません。

私たちは、寝ている間にも汗をかきますし、小水もつくられ、便中にも水分がたくさん含まれます。これらを合わせて不感蒸泄というのですが、その分、体内の水分が失われます。

起床時すぐが一番、血液がドロドロになるのは、このためです。

人は、1日で600~900ccの水分が失われるのですが、夜も日中と同様に水分は失われています。日中であれば、「喉が渇いた」と感じることができ、水分を摂取することができますが、寝ている間は、この大切な水分摂取ができません。このため、起床時が一番血液の濃度が濃くなっているのです。

高齢者は、トイレが気になるので水分を控えてしまう

脳梗塞が起床した時間に一番多いのは、この血液が濃くなってドロドロになっているためです。加えてトイレに行く回数を減らしたいために水分摂取を我慢してしまうとさらにこのドロドロ血液はさらに濃くなってしまいます。トイレは、ちょっと我慢して用を足せばすみますが、脳梗塞や脳血栓ができてしまっては命の危険となります。

もし、夜トイレに行く回数がとても多いというなら、男性は前立腺肥大の可能性もありますし、女性は膀胱周辺の筋力の低下が原因ということもあります。むしろ、泌尿器科系のアプローチをするべきであって、水分を控えてはいけません」

また、高齢になると感覚が鈍ってきて、日中にでも喉が渇いたとか、汗をかいたとか、暑いなどと感じる感覚が緩慢になるという。感覚が鈍っているために若い人よりも、より水分が失われた状態にならないと喉が渇いたと感じない。「そのため、高齢者は血液が濃縮しやすいんです。さらに本人は自覚していませんが、皮膚も乾燥しがちで、コラーゲンが減っているために若い方よりも水分が奪われやすいこともあります。つまり高齢者ほど、水は積極的に摂ったほうがいいということになるのだ。

怖いのは濃縮によるさまざまな症状

人間は体内で化学反応を起こすため、水を使っているんです。こういう水を代謝水といいます。自分が意識していなくても水は使われているというわけです。飲水制限のある病気の場合は別ですが、血液のドロドロを防ぐためにも水は積極的に摂ったほうがいいのです。摂り過ぎた場合は尿として排出されるので、水分過剰を心配する必要はありません。

むしろ怖いのは、血液が濃縮されることによって起こる現象のほうです。血液はよどむと性質が変わり、赤血球が連銭形成を引き起こします。

連銭形成とは5円玉を紐でつなげたような状態に、赤血球が陥ることです。血液が流れないことにより、赤血球がくっついてしまい、さらにドロドロの状態をひどくするという状態です。そのため血液がまっすぐ流れるべきところで渦を巻いてしまい流れにくくなります。

その状態が長く続くことで血管に傷がつくことも。そこでまた血液が渦を巻くのだが、これを繰り返すために亀裂した内膜が剥がれてしまい、血管を塞ぎ、脳血栓を引き起こす原因となります。

それを防ぐには血液濃度を高めないことがまずは、第一歩です。水を飲んで血液をサラサラに保ち、脳血栓の予防につとめましょう。

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