箱入り娘
「船囲い」の発展形で
6八金と寄った構えです
金が寄る事によって
中央が薄くなるものの
6九の金が離れ駒になりにくくなり
また、突然の7六歩狙いにも
多少、悪形にはなりますが
7七金と受ける事が出来ます
(7七玉と受ける形は、さすがにお勧め出来ません)
なお、この囲いの名前の由来は
囲いの形のほかに
手がつくと意外と落ちるのが早い
といった意味もあるそうです
(注:あくまで命名当時の時代背景ですので
現代社会ではあてはまらない部分もあります)
将棋用語の中で
玉を女性として扱う言葉は極めて少なく
そういった面からも
おもしろい例であると言えるでしょう