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イヴァリース世界の歴史
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五十年戦争
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FFT 用語集
デナムンダ2世
甥のディワンヌ3世ではなくヴァロア4世が即位したことに腹を立て、オルダリーアに宣戦布告。五十年戦争を引き起こした張本人。行軍中に病没。
デナムンダ4世
自ら騎士団を率いて戦うほどの勇敢な国王。五十年戦争中に病没したことになっているが、暗殺とのうわさもある。オムドリア3世とオヴェリアの父。
ディワンヌ3世
オルダリーア国王だったが、世継ぎを残さずに死んだことが後の戦乱(五十年戦争)を引き起こすこととなった。
ヴァロア4世
ディワンヌ3世の後継者として即位。デナムンダ2世が病に倒れた時のイヴァリース軍のわずかな乱れを見逃さず反撃した。
ラナード王子
ヴァロア4世の実子。五十年戦争にも出陣し、終戦後の国内の復興にも手腕を発揮している若く有能な指導者。
オヴェリア王女
デナムンダ4世の実子で、オムドリア3世とは腹違いの妹にあたる。養女として王家に迎えられたが、オリナスが誕生したため、ラーグ公のもとで預けられ、オーボンヌ修道院での生活を送っている。
オルダリーア
イヴァリースの東にある国。
ロマンダ
海をへだててイヴァリースの西にある国。五十年戦争にも一時期介入していた。


God Save Us, Sinful Children Of Yvalice.
HISTORY - 五十年戦争 -

ゲームがはじまる時代をラムザの時代とするなら、五十年戦争はラムザの父、バルバネスの時代といってもよい。
五十年戦争は、その名の通り、五十年の長きにわたった戦争だったから、バルバネスは生涯のほとんどをこの戦争にかけていたともいえる。
国の威信喪失、治安悪化、失業者増大・・・
ラムザの時代がなぜこんな情勢になってしまったのか、その理由がここにある。

イヴァリースを疲弊させた中世最大の戦乱

中世イヴァリース最大の出来事といえば、五十年戦争。
オルダリーア、ロマンダの両国と50年間も泥沼の戦いを続けた上、実質な内容は敗北という和平協定を結んで終わりをむかえたイヴァリースは、国内に様々な悪影響が出る。

たとえば、賠償金を払うために解雇された職業軍人の多くは盗賊になり、治安を乱した。また、王家の威信が失われたことで、我こそは覇権を握らんとたくらむ有力貴族や、王家に奪われた権力を奪回しようとする教会など、多くの野心家たちの心を狂わせ、後々の獅子戦争のきっかけとなったのです。

開戦

そもそものきっかけは、オルダリーアの王位継承問題にイヴァリースが首を突っ込んだ事が始まり。
というのは、オルダリーアの国王ディワンヌ3世が世継ぎを残さずに死去したため、いとこのヴァロア4世が王位を継いだのですが、故ディワンヌ3世の叔父でもあった当時のイヴァリース国王デナムンダ2世がヴァロア4世の即位に不満を持ち、宣戦布告。

しかしイヴァリースの本当の目的はオルダリーア領土のゼラモニアを独立させて、オルダリーアの力を削ることだったとされています。
それはオルダリーアの支配を嫌うゼラモニアの意思でもありました。

デナムンダ2世の死

イヴァリース軍は、最初の戦闘に勝利し、勢いに乗ってオルダリーアの首都ブラまで進軍します。しかし、行軍中にデナムンダ2世が病に倒れ、そのまま病没。

この時のイヴァリース軍のわずかな混乱を見逃さなかったのが、戦略眼に優れたヴァロア4世。すかさず反撃し、イヴァリース軍をゼラモニアまで退却させました。

ロマンダの参戦

その後、こう着状態が2年間続きましたが、その均衡を破り、再び両軍を戦場へと駆り立てたのが、ロマンダ軍の参戦でした。
ロマンダの支配者は、ヴァロア4世と血縁関係にあったため、彼の要請を受けて戦争に介入、イヴァリースを背後から攻撃しました。

イヴァリースにとって脅威となるロマンダ軍でしたが、ロマンダ本国で黒死病がまん延したため、参戦後わずか3年で全面撤退します。
ちなみにロマンダ戦線で活躍した人物では、イヴァリースの大魔道士エリディブスが有名。

内乱、デナムンダ4世の死

対ロマンダ戦で大きな戦功を挙げた天騎士バルバネス率いる北天騎士団・雷神シド率いる南天騎士団は、オルダリーアへ進軍を試みますが、長引く戦乱で両国の内政は悪化。農民一揆や反乱が多く起こるようになり、これらの鎮圧に戦力をさかれ、戦局は再びこう着状態に。

そんな中、自ら騎士団を率いて戦う勇敢な国王であったデナムンダ4世も病に倒れ、後を継いで即位したオムドリア3世は生まれつき病弱で意志も弱く、国政は重臣や王妃に任せきり。ゼラモニアを奪還しイヴァリースへ侵攻してくるオルダリーア軍を阻む力は既になくなっていました。

和平協定

ゼルテニアが陥落した事で、イヴァリースは和平への道を模索し始めます(畏国側が仕掛けた戦争なのに…)。オルダリーアもこれ以上の戦いは無益として、ついに和平協定が結ばれました。

なぜ、戦略的に優位だったオルダリーアが対等な和平協定に応じたのか、
それは天騎士バルバネスや雷神シド、銀髪鬼エルムドアらが率いるイヴァリースの主力を決定的に撃破できなかったため。
また、ヴァロア4世の実子であるラナード王子の側近に密使を送ったバルバネス・ベオルブの名を王子が恐れたため、とも言われています。

終戦後のイヴァリース

戦争末期に即位したオムドリア3世は生まれつき病弱で、彼の統率力不足が敗戦の原因とする歴史学者もいるほど、国王には不向きな人物。かわりに政治を行ったのはルーヴェリア王妃でしたが、ごう慢で横柄な態度が元老院や議会、民衆からも反感を買い、王家の信頼は失われていきます。

かつて義勇軍として正規軍に引けをとらない戦果を挙げた骸騎士団のような民間人部隊に対しても、何の恩賞もなく、次第に彼等は盗賊団へとその姿を変えていくのでした。

獅子戦争への発展

即位から3年後、オムドリア3世が病没。王位継承者であるオリナス王子はまだ幼いため、後見人としてゴルターナ公とラーグ公が有力視されました。しかし、横暴な王妃の支配を恐れた元老院と議会は強制的にラーグ公を候補から排斥。ゴルターナ公を摂政に任命しました。

排斥されたラーグ公も黙ってはおらず、有力貴族に働きかけるなど多数派工作を始めます。

そんな中、ラーグ公のもとで養われていた王女オヴェリアが、何者かに誘拐されるという事件が発生する…

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