FIGHTING NETWORK RINGS

 

●RINGS
「 NEW RINGSへのプロローグか・・・、それとも崩壊へのカウントダウンか・・・ 」

そんな感が否めない現在のRINGS、山本・成瀬・田村・坂田の退団は非常にダメージが大きい。

しかし選手個人の「 他の色々な戦いの場へ参戦し、自分の力を試してみたい 」

という気持ちを考えれば理解できるし行動にも賛成をする。

それにしても10周年大会目前のRINGSには、あまりにも急過ぎて大きな変動だと俺は思う。

前田日明は以前から言っていた、「 RINGSは団体ではなく、戦う者が集まる場である 」と。

確かにRINGSはその方向への準備を進めている、

ファンとして今はその前田日明の言葉を信じ世界の最強のファイターが集まり、

RINGSのリングで素晴らしい戦いを見せてくれる事を願おう。

けれど前田道場の山本・成瀬の退団は寂しい、また前田イズム継承者が去っていった・・・

 

 

 

●前田 日明
前田日明そうRINGSのCEO、けれど最近は国内外で何かとお騒がせな人です・・・

小学生の頃新日本プロレス(以下新日)が好きでよくテレビで観戦して、

「 プロレスごっこ 」というお約束かつ王道の遊びをしていてその時思ったのは、

「 なんでやられると解っているのに、ロープに振ったら戻ってくるんだろう?」

「なんで両肩をマットにつけて3カウント取ったら勝ちなんだろう? 」

そんな疑問をずーっと抱きながらプロレスを楽しんでいた、

そんな時に新日で前田日明が率いるUWFが戦っているのを見た。

容赦ない顔面へのキック、グラウンドへ繋げる為のスープレックス、

骨を砕き肉を断つサブミッション、ロープワークなし、3カウントよりもタップアウト。

そんな理念を掲げて戦っていた前田日明日が率いるUWFで、

俺の疑問は全部吹っ飛びそしてそのファイトスタイルに完全に魅了された。

それが俺と前田日明との出会いだった。

大車輪キックで額を割り大流血させた対藤波戦、

今のRINGSの原点とも思われる異種格闘技戦の対ドン・ナカヤ・ニールセン戦。

今でも俺の記憶の中に残っている、そして尊敬する人物の一人でもあります。

 

 

 

●「GONG格闘技・8月号」を読んで
「前田日明再生プロジェクト」 この表紙を見ただけで速攻買ってしまった(ニヤリ)。
まずは「慧舟會」にてアマチュア選手の練習を見ながらの、
久保豊喜氏
(GCMコミュニケーション代表)とのアマチュア選手育成についての対談でした。
久保氏の「リングスさんでも是非アマチュア育成をやってもらって、
いい選手を育てて頂きたい」という提案に前田は・・・
「いや、ウチもこれからやらないけないなと思ってるんですよ」との返答、
その後もアマチュア選手についてのお互いの意見交換が交わされていった。
この記事を読んだ俺の感想は「前田氏は強気それとも本音?」という思いで、
もし仮に本音だとしたらちょっと疑問が生じる。
どうも最近の前田氏の発言は”あと出しジャンケン”の様な気がする、
今までは先頭に立って発言し行動していたのに最近はそういう感が俺は否めない。
もっと問題なのはリングス10年目にして何故今更そう思っているのかなんです、
確かに現状は新人2人がいるけど滑川選手以降新人選手が育っていない。
アマチュア大会も定期的に開催しているのに母体のリングスに余り反映されていない、
前田氏もCEOという立場で忙しく思っていても行動に移せないというのも理解はできる。
それにしてもちょっと遅すぎると俺は思った・・・
現在の格闘技界アマチュア選手が物凄い頑張りで活躍している、
前田氏も今後のリングスに繋げる為に是非とも、
アマチュア選手育成に尽力しリングスを発展していってほしい今後の手腕に期待!

次は「家出息子が帰ってきた」と題された前田日明−山本喧一(ヤマケン)対談、
この2人の接点はもうないだろうと思っていたので凄く驚いた。
’98年にリングスを理由を明らかにせずに突然退団し、
あとその後は田村選手への痛烈な批判や格闘技界について辛口の批判をしていた。
そして自ら「タイタン・ファイト、クラブ・ファイト」で着実に実績を積み、
前田氏もそれを高く評価していた中での今回の対談でした。
ヤマケンは格闘技界はもちろんリングスそして前田氏の事をも大切思っている、
リングスが嫌になってやめたと思ってた俺としては嬉しかった。
自らを厳しい立場へ追い込み将来を見据えた行動中々できる事ではない、
この記事を読んでヤマケンがリングスを離れた理由と格闘技界へとリングスへの思い、
そして選手自身としてのヤマケンのビジョン本当に痛いほど理解した。
今後どういう形でリングスのリングでヤマケン・ワールドを展開していくか楽しみである。
この記事を読み終わった後俺は嬉しい気持ちと同時に、
ずーっともやもやしていたものがなくなり爽快感を感じた皆さんも是非読んで下さい。

 

 

 

●RINGS BATTLE GENESIS VOL.8(2001/9/21 後楽園ホール) 
シリーズとは一線を引き開催をしてきたBATTLE GEBESISも今回で8回目を迎えた。
昔は「実験リーグ」と呼ばれ様々な試みをしてきたこの大会、
昨年辺りから「アマチュア選手と中軽量級の選手の育成と底辺の拡大」をテーマに開催してきた。
そして今回の大会でもそのテーマ通りの素晴らしい大会になり、
団体枠を超えてアマチュア選手と中軽量級の選手達が好ファイトを繰り広げてくれました。
特に今回注目したのは「矢野卓見選手」と「須藤元気選手」。

アブダビ・コンバット、コンテンターズ等の大会で数々の素晴らしいグラップリング技術と、
成績を残してきた「東洋の神秘」矢野卓見選手がいよいよRINGSに初参戦。
作務衣に地下足袋という姿に坊主頭に口ヒゲの風貌とてもファイターとは思えない・・・
観客が叫ぶ「矢野っ! ショーの始まりだっ!」
けれどいざゴングが鳴ると一変し素晴らしい戦いが繰り広げられ、
スタンディングでは骨法の構えに相手選手に対して背中を向け相手の動揺を誘い、
しかしいざ組んでしまえば矢野選手の独断場。
落ち着いて相手の攻めをいなし終始自分のペースへ導いていく、
自力も強いらしく力負けはしていない。
そして相手の攻めをかわし即座にバックを取りスリーパーを狙った、
まだ完璧に首へ腕は入っていないがジリジリとチョーク気味に入っていく。
相手の動きが無くなり意識が落ちた瞬間にゴング、矢野選手の完勝だった。
そして勝利の余韻に浸ることなくドクターが来る前に、
落ちた相手選手の蘇生を骨法流で迅速に行っていたさすがヤノタク!
矢野選手はこれからもRINGSマットに参戦してまらいたいものです。

ビバリーヒルズ柔術クラブ所属そして奇抜な入場パフォーマンス、
パンクラス、修斗と渡り歩いてきた「格闘界の異端児」須藤元気の参戦。
まさかRINGSマットに参戦するとは・・・
期待の入場パフォーマンスはサングラスにヘルメット、
そのヘルメットの上には二酸化炭素噴射装置が付きスモークを連射していた。
やはりこいつはただ者ではない・・・
上半身には数個のTATOO、特に背中の翼のTATOOが印象的だった。
相手はRINGSオランダの新人選手「ブライアン・ロアニュー」こいつも入場時は凄い、
黒い覆面に手足に鎖の足かせを付けての入場なんなんだこの両選手は。
そして試合開始のゴング、須藤選手がいきなりの浴びせ蹴り、
こいつは試合もただ者ではない。
打撃のセンスも抜群でグラウンドでも終始相手をコントロールしペースは譲らない、
そして相手の一瞬の隙を突いて三角絞めへ。
完璧に極まりあっという間にタップアウト圧勝だった、
バス・ルッテン仕込みのサブミッションが光った試合でした。

RINGSジャパンの3人も頑張りいい試合をしたが、
デビュー戦だった伊藤選手は勝利で飾れず無念のデビュー戦になってしまった。
横井選手もデビュー2戦目にして貫禄の勝利、
着実に実力をつけ最近連勝している滑川選手も完勝と最高の大会でした。

 

 

 

RINGS活動停止...前田 日明RINGS代表会見(2001/12/27)


年末のお忙しい中、本日はお集まりいただきまして誠にありがとうございます。

リングスは来年の2月15日横浜大会をもちまして、会社組織を清算、活動休止となります。
応援いただきましたファン皆様、各マスコミ皆様、そして10年間放送していただきました
株式会社WOWOW様。特に初代WOWOW局長であります桑田様。
桑田様の夢をもとに世界ソフトを目指そうと頑張ってきましたが、
力足りずにこうなってしまった責任は自分にあると思います。

各世界ネットワークは日本からの資金・ノウハウなどから、独立興業形態を確立していますので、
各ネットワークは残っていき、日本発で出来上がったリングスが各国で根付いていくものと思います。

現時点では何も決まっていない状態ですが、来年早々からいろいろ今後の方針などについて、
かねてからこういう事(会社清算)も予想していたので、
考えていたプランに基づいて動いていきたいと思います。
本日はお集まりいただきましてありがとうございました。

株式会社リングス
代表取締役 前田 日明

(以上リングス・オフシャル・ホームページより抜粋)

 


職場の環境上この情報は3ヶ月ほど前から入手していたからある程度は解っていたが、
いざ公に発表されるとやはり感慨深いものがある。
「RINGS解散」この言葉は俺にとってかなり重くのしかかった...

文面にもある通り確かに前田代表の責任は免れないだろう、
それはRINGSの選手の大量離脱による客離れと前田代表のRINGS外での様々なトラブル。
特にこの前田代表のトラブルに関しては絶えることもなく、
また何一つ解決されず引きづったままで今日まで至ってきた。
これでは選手がいくら頑張って最高の試合をしてもナ団体としてのマイナスイメージ拭われない。

けれど理由なんてどこにも見つからないと俺は思う、
確かにPRIDEの台頭、選手離脱、ルールと色々と理由らしいののは見つかるが決定的ではない。
ましてや所属選手はジャパン勢だけを考えても金原、高阪と一流が揃っている、
ルールにしてもVTルールよりもKOKルールの方が技の攻防が見られてはるかに面白みがある。

ただ一つ思うのはKOKルールは早すぎたのではないかと思う、
格闘技を知らない一般人はKOされた、ギブアップしたと目に見える結果を求めてしまう。
ファッション化が進むこの格闘技界試合内容を重視するKOKルールは、
やはり時期が早すぎたのだろう。。。

けれどRINGSは休止であって「解散」ではない今も前田は次に向かって準備を進めている、
今秋には活動するという事なのでそれまで楽しみにしておこうと思う。

 

世紀の一戦
1999・2・21 前田日明引退試合 横浜アリーナ
前田 日明 vs アレキサンダー・カレリン


 

 いう事はない。。。 俺は泣いた。。。

やはりカレリンの強さは本物だった
力と技どれをとっても一級品 オリンピック3連覇はだてじゃない
惜しくも前田は敗れたけれど価値ある敗北だと思う

「人類最強の男から ファーストエスケープを奪った男と呼んで下さい」 by-前田 日明

 

 

2000・1・15

も〜俺の宝物の一枚!
中学生からの憧れ日明兄さん
も〜感動だったね!
丁度12月のKOKトーナメントBブロックの大阪大会の後で
「コピィロフ今回いいですね」と話すと
「アイツええやろ! 相手もホンマは強いんやで!」
と終止ニコニコしながら話してくれた

次のRINGSへ向けて「日明兄さんもう一丁!」

 

 


go to RINGS GalleryT

go to RINGS GalleryU

go to RINGS GalleryV

go to My Memorial Gallery


go to RINGS餅つき大会

 

 

格闘技専門サイト 「BOUT REVIEW」

 


TOP PAGE