バオバブ栽培日記 アリエルプチフィスプチフィーユの成長記録

アリエルプチフィス40日目
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バオバブの木  ★NEW★最新日記
 「星の王子さま」の物語に登場するバオバブを栽培してみようと思います。

 バオバブの木が実在するというのも驚きですが、物語とは違って宝の木と呼ばれているようです。栽培キットを購入して栽培にチャレンジします。

 名前は、プチフィスプチフィーユです。
 petit-filsは孫、petite-filleは孫娘のことです。正確にはプティットフィーユと発音するようですが、言いづらいので、プチフィーユにしました。

 写真等も順次掲載していきますので、どうか応援してください。
 さて、どこまで成長するでしょうか。

 (バオバブの木 『星の王子さまオリジナル版』 岩波書店より)
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栽培日記 その1 2005.8.14
 実はバオバブの栽培は3回目の挑戦になります。バオバブの栽培には、日照と気温が重要のようです。残念ながら前2回の挑戦は失敗でした。種を蒔く時期が悪かったのが大きな要因だと思います。
 前回のバオバブをジイバブ・バアバブと名付けました。(命名の由来はグループウェブにて。)名前が悪いというご批判もありましたが、今回はその意志を継ぐものという意味で名前をつけました。

 まずは、プチフィスの種に頑張ってもらおうと思います。 ★画像をクリックすると拡大画像が見られます。★
プチフィスの種 バオバブの種(プチフィス) プチフィスの種を水に プチフィスの種を研いで水につける プチフィス
 バオバブの種の蒔き方には、いくつか方法があるようですが、プチフィスは次の方法で前処理をしました。まず、ビスケット状の培養土を120ccの水で戻します。体積が5倍ほどになり鉢一杯の土ができあがります。 種をヤスリで3〜4oほど研ぎ(白い種子が2〜3o表れるまで)、その後24時間水に浸します。種が少し膨張したのを確認してから土の上に蒔きます。土は発芽まで湿った状態にして、ラップをかけて保温します。気温と日照には十分気をつけなくてはいけません。
プチフィス プチフィスの保温 プチフィスの保温2

プチフィスの種が、まだ発芽しないので少々不安です。
プチフィーユの種
 プチフィーユの種を別の方法で前処理しました。ヤスリで研がずに熱湯に48時間浸けることにします。プチフィスの栽培開始から5日が経ちました。
 プチフィスの方ももう一度お湯に浸けたり、少し研いだりしてみました。
 発芽は日照の条件さえ良ければ、半日で白い芽が出てきます。何日も発芽しないものを放置しておくと、カビたり腐ったりしてしまうので皆さんも気をつけてください。

栽培日記 その2 2005.8.17
プチフィスとプチフィーユ プチフィスとプチフィーユ2
 プチフィスの種が発芽しないので、プチフィーユといっしょに水に浸けてみました。大きい方がプチフィス。水を吸ってかなり膨張しているのが分かります。
 その後プチフィスは土の上に戻しました。あいにく天候が悪化して、発芽はさらに遅れることになりました。
プチフィスとプチフィーユを蒔く プチフィスの切り込み  日照が悪いせいもあって、プチフィスは7日目にしてまだ発芽しません。思い切って殻の一部をナイフで削り取りました。
 そして48時間経ったプチフィーユとともに、鉢に蒔きました。プチフィーユは種の表面が濡れているうちに薄皮をむき、少し窪ませた土の上に置きます。少しだけ土をかぶせて、明日が天気になることを祈ることにしました。

栽培日記 その3 2005.8.20
 緊急事態です。プチフィス・プチフィーユともに発芽しません。
 ここ3・4日は天候も良いし、発芽には十分な条件だったと思います。それなのに、何ということなのでしょう。種を掘り返して楊子の先でつついてみると、煮立った豆のように、中身がポロポロと崩れ落ちます。 この状態は以前にも経験済みで、こうなったあとは発芽はかなり絶望的です。まさか天候が良すぎて茹だってしまったのでしょうか。ラップをかけて保温するのはよいのですが、水滴がついて湿度が上がりすぎると悪影響となるらしいのです。 そのことに気づいて、ラップには穴を開けておいたのですが……。雨が続いて発芽のチャンスを逸したことも関係あるのでしょうか。プチフィーユの方は雨とは関係ないはずなのですが、状況はほぼ同様に思えます……。
 発芽には日照と保温が大事なのですが、湿度のバランスも重要そうです。温度の上がりすぎも良くないのかもしれません。 今度こそは是非とも成功させたかったのですが……。栽培日記どうしよう……。応援してくださった方にも申し訳ないです。
 奇跡を信じて、二つの種を土に埋め直しました。もしかすると、ひょこっと芽を出すかもしれないし……。まだちょっと諦めきれないので、様子を見ることにします。
 発芽途中の種にさらに水をかけると発芽が止まるということもあるらしいので、皆さんも栽培の際には気をつけてください。そしてこれから、栽培に挑戦しようという方へ、種は今月中・遅くとも9月までには蒔きましょう。水は回りの土に与えるように気をつけてください。 プチフィス・プチフィーユよ安らかに

栽培日記 その4 2005.8.25
 栽培日記開始早々の危機という、なんとも情けない事態になりました。皆さんには悲しいお知らせをしなくてはなりません。プチフィスプチフィーユよ安らかに眠れ……。
 しかし栽培日記をご覧いただき、見守り応援してくださった皆さんの期待を裏切るわけにはいきません。
アリエルプチフィスを研ぐ  そこで、プチフィスの意志を継ぐ種に登場願うことにしました。
 名付けてアリエルプチフィス。arriere-petit-filsとは曾孫のことですが、今度こそ発芽し成長がありえるようにという熱い期待を込めて……アリエルアリエル。
 アリエルプチフィスの種を発芽しやすいようにヤスリで研いだ写真です。このあと前回同様、水に浸します。
 アリエルプチフィスは長くていいづらいので、以降プチフィスと略すことにします。(ならそんな名前付けなきゃいいのに……って突っ込まないでください。)
 今日は台風が上陸しそうな天候ですが、台風一過の晴天を願って……アリエルアリエル。

栽培日記 その5 2005.8.28
プチフィス2日目 プチフィス3日目 プチフィス4日目1 プチフィス4日目2
プチフィス4日目3  プチフィスを24時間水に浸したのち、2日目に土の上に置きました。(左上の写真)
 2枚目の写真が3日目ラップを外して撮影したものです。ヤスリで研いだのとは反対側から発芽の兆候が……。それにしても前回はまったく兆候すら見えなかったので、少し光が見えてきました。
 3枚目の写真が4日目の朝に撮影したもの。白い根が少し顔を出しています。種の上に少し土をかぶせています。4枚目この日の午後の撮影。白い根が少し伸びてきています。順調に育ってくれるといいです。
 最後の写真のように、ラップには数カ所穴を開けて湿気を逃がしています。日中はラップの内側に水滴がつく程になりますので、適度に湿度を保つためです。ここからが勝負です。

栽培日記 その6 2005.8.29
プチフィス5日目1 プチフィス5日目2 プチフィス5日目3 プチフィス5日目4 埋めなおし
 5日目の様子です。今日はよい天気なので成長が期待できそうです。左上の2枚が朝の状態です。その後3枚目の写真のように白い根(幼根)がだいぶ伸びてきました。幼根はほぼ水平方向に伸びています。 このままでも下に根を張るのかもしれませんが、日照のきつさに影響を受けないともいえません。そこで根をやや下に向けて最後の写真のように埋めなおしました。 そして再びラップで覆い、日当たりの良い場所に置くことにしました。
プチフィス5日目5 下に根をはる様子
 5日目夕方の写真。土を少しかき分けてみると、下方に向けて根をはる様子がうかがえます。いよいよ発芽(幼芽の発生)の時期が近づいたようです。

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