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宝塚こども狂言教室レポート

狂言豆知識


●狂言方(きょうげんかた)

 狂言師を正式には、能楽師・狂言方と呼ぶ。狂言と、能のなかで語りで物語を解説する「間狂言(あいきょうげん)」を演じる。

●狂言足袋
 かつては鹿の皮だった名残から、うす茶色のものを使用。地謡(じうたい)など黒の紋付き袴で登場するときは、白足袋を付ける。

●地謡(じうたい)
 3〜5人で謡を斉唱する役。中央でリードする者を、地頭(じがしら)と呼ぶ。

●後見(こうけん)
 舞台正面奥の左すみに座り、小道具の出し入れなど舞台の進行を助ける役。紋付き袴姿。突発的なアクシデントのときには、後見が対応する。

●扇(おうぎ)
 舞台に登場する演者は原則として扇を携帯する。狂言のなかで扇本来の役割を離れ、小道具として(盃・鋸など)使うことがあります。図柄や骨の部分は、流派・役柄などによって定めがある。

●肩衣
 太郎冠者や農夫など庶民的な役柄が着付の上に着る上着。狂言でもっとも印象的な装束。

●葛桶(かずらおけ)
 漆塗りで円筒形の小道具。蓋と身に分かれる。場人物の腰掛けの用途のほかに、茶壺・酒樽・柿の木を表現するなど、曲によって小道具として様々な使い方をする。蓋を盃として使うなど用途は広い。

●上下(かみしも)
 後見・地謡が着る礼服でふつう半上下のことで、紋付の着付の上に着る袖無しの上着と半袴をさす。袴が長袴の場合は長上下という。半上下の布地・図柄・色彩などに工夫を加え、腰帯を締めると太郎冠者の扮装になり、同じように衣裳として工夫を加えた長上下姿は主(小名)の扮装と同じになる。

●狂言面
 狂言に使用する面で能面に対する言葉。神仏・鬼・動物・化け物など多様な種類がある。能面とおなじく「おもて」と呼ぶ。

●腰帯
 大名の素袍姿、主(小名)の長上下姿以外の、ほとんどの(男の)装束の上着の上に締める帯。両端と中央に細長く固い板状の部分があって、締めると両端が腰の前に垂れる。装飾文様は紋を三つ並べたものが代表的。

●ビナン
 美男鬘・ビナン帽子とも。狂言の女性役が頭に巻く白い麻や木綿の布のこと両端を顔の左右に長く垂らし、両手で持つ。

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