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レトロゲームレビュー

第3回 「ダウンタウン熱血行進曲(テクノスジャパン)」

■浜ちゃんも松ちゃんも出てきません

第3回は、今は無きテクノスジャパンが生んだダウンタウンシリーズの名作。「ダウンタウン熱血行進曲〜それゆけ大運動会〜」です。

「ダウンタウンシリーズ」と言ってもピンとこない人もいるかと思いますが(すぐにピンときた人はゲーム好き)、「くにおくん」と聞けばうなずけることでしょう。熱血行進曲は「ダウンタウン熱血物語」の登場キャラクターが殴る蹴るはもちろん、凶器あり、ドーピングありのはちゃめちゃな運動会で得点を競うもので、ファミコンだけではなく、ゲームボーイ、PCエンジンにも移植されました。特にPCエンジン版は今でも高値で売買されています。
ダウンタウン熱血行進曲
ダウンタウン熱血行進曲(ファミコン)
1990年10月12日発売
希望小売価格6,200円

■「フッ わたしは れいほうの とうどうだ! きみの さんかを かんげいするよ。」

ここで久々に初代ファミコンの登場か?なんて思ったのも束の間、RF接続をいじるのは面倒なので、常時接続中のSFC&N64用ビデオケーブルを差し替えるだけという簡単接続が可能なNewファミコンを出しました。熱血行進曲をセットしてスイッチオン!!・・・・・・・・・・・・あれ?

テレビには何も映りません。どうやらACアダプタとカートリッジの接触不良のようです。前者は問題ありありですが(ってか買え!)、後者はファミコンには日常茶飯事的事象ですな。もう一度セットしなおしてスイッチオン!!すると・・・

とうどう「フッ わたしは れいほうの とうどうだ! きみの さんかを かんげいするよ。」
冷峰学園生徒会長の藤堂護さん


山田君に代わって新生徒会長になった藤堂君が、ご丁寧に挨拶してくれます。大運動会の始まりです。

熱血行進曲タイトル画面
タイトル画面


■「ねっけつ」チームじゃないとエンディングは無い

いざプレイです。まずはチーム選択ですが、れいほうを選んで優越感に浸ったり、れんごうを選んで棒を振り回したり、はなぞのを選んでくにおをライバル視するのもいいですが、ここはやっぱりエンディングが見られるねっけつを選びました。 ここで確実にエンディングを見る(優勝する)ためには、冷酷な手段を選ばざるを得ません。

それは、クロスカントリーで、相手におくたばりになって頂くことなんです。

失格だらけ
1チームを残して後は失格・・・

順位発表
これが現実さ

途中に水中を泳ぐところがあるんですが、そこで武器を使って殴る殴る殴る殴る・・・・・・失格。
他にも、障害部屋で「武器を拾ったら5点加算」というのを活用して、時間一杯まで拾っては投げ、拾っては投げを繰り返して、MAXの635点にしてゴールします。これなら、最下位続きのヘタッピさんにも優勝できますね(笑)

■やっぱり醍醐味は勝ち抜き格闘

大体最後にやるのが「勝ち抜き格闘」です。ここではれいほうのキャラを筆頭にハメ攻撃を繰り出す人に耐えられるかが勝負のカギです。自分の必殺技(あれば)を駆使し、攻撃に耐え、運良く相手を気絶させたら場外に投げてしまいましょう。ここでリセットボタンポチッとなアタックとか本体に天空×字拳なんてのは絶対やめましょう。必殺技には間違いないですが、リアル勝ち抜き格闘のゴングが鳴り響くおそれがあります。

勝ち抜き格闘
よい子はマネしないでね

■そしてエンディングです。

漫才「藤堂&山田」
漫才「藤堂&山田」

くにお乱入
毎度おなじみコメディタッチなエンディング

■PS2でまとめて出せばいいのに・・・

くにおくんシリーズはどれも名作揃いで、十数本のシリーズ作品がリリースされ、今でも根強いファンが多数存在しています。 それはサッカーだったり、格闘だったり、時代劇だったり、パズルゲームだったり・・・その多目的なところから、なんだかマリオみたいな存在にも思えてきます。

でも、発売年代と年齢層が限られていて、現行機種に移植されてもGBAだったりするので、みんなでわいわいがやがやするには何か物足りません。いっそのこと、一部バラバラになっている(らしい)権利一切をどこぞのメーカーが買い取ってPS2でまとめて発売すればいい感じになるのに。もちろん2Dのドット絵で。続編の開発なんかあればもっと嬉しいかも。

おわり


(2006年2月5日 掲載)

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