◆ARSBEL 天童オルゴール博物館◆

 

天童オルゴール博物館は、人間将棋で有名な山形県天童市の一角にあります。街を上げて将棋一色のこの街は、電柱や歩道のタイルにも詰め将棋が貼られており、駅から少し離れたところにあるオルゴール館までの距離を退屈させません。オルゴール館のお土産売り場でも、ここでしか手に入らない将棋の駒型オルゴールを販売しており、微笑ましい限りです。
オルゴール展示については、オルゴールに加えて蓄音機・ジュークボックスに関する展示も豊富で、他のオルゴール館との差別化を図っている点が興味深かったです。

メインのオルゴール展示室。

奥に展示されているオルゴールのいくつかは、定時になるとガイドさんが演奏・解説してくれます。私が行った時は、スピーカーの改良によって音が良くなっていくという話でした。

人形オルゴールを展示してある一角。

中央やや左に見える日本女性のオルゴールは、オルゴールミュージアム門司港で見かけたオルゴールとよく似ていますね。あちらのページでは「めずらしい」などと書いてますが、実はよく見るタイプでした。勉強不足ですみません。

それと、この中では、中央やや右、羽ペンを持ったピエロのオルゴールもよく見かける(演奏デモが多い)タイプです。

ビールジョッキで乾杯する王様のオルゴール。

これはなぜか、人形コーナーとは少し離れたところに展示されていました。ビヤホールでジュークボックスとして活動していたのでしょうか。

サイドボード型オルゴール。

これは、河口湖オルゴールの森に同じタイプのオルゴールがありましたね。

蓄音機コーナー。

蓄音機は、パソコンと同様、ソフトがあって初めて機能するものであるので、実は展示する題材として弱かったりします。長くなるのでまたいつか別の機会に記すことにしますが、「ものを展示するとはどういうことか」を考えた場合、蓄音機はオルゴールより展示しにくいことは確かです。それ故、このように蓄音機が一同に並んでいるスポットは貴重であります。

蓄音機と、蝋管。

蝋管は消耗品なので、現存しているものは少ないと思うのですがどうでしょう。

最新の蓄音機。

学研の「大人の科学」シリーズの蓄音機ですね。これも興味はあるけれど手を出していません。

ジュ−クボックス。

割と新しいタイプですね。横須賀あたりのバーで、今も現役稼動しているかもしれません。行ったことなので推測で語っていますが。

オルゴール展示室に戻って、解説コーナー。

パネルが立てられていて、取り出すと説明が書かれています。新しめの科学博物館によくある展示方法ですね。こういった情報をしっかり整理して、誰でも閲覧できるようにしてあるところは良かったです。

 
 ●利用案内
 アクセス  JR天童駅から徒歩20分。
 開館時間  9:00〜17:00(入場は閉館時刻の30分前まで。季節により時間変更あり)。
 休館日  毎月第3火曜日(夏季無休)。
 入館料  大人(大学生以上)1,000円、小人(小・中・高校生)600円。
 ※ 団体(15名以上)は2割引。
 所在地  〒990-0022 山形県天童市貫津鍬ノ町2567
 TEL  023-651-0656
 OHPアドレス  http://www.arsbel-tendo.com/
 近隣の見所  天童市将棋資料館(JR天童駅から徒歩0分)

 

   

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