ニューページ 開設日 2006年7月10日
日本和裁士会・札幌支部
                       
contents
ごあいさつ 札幌和服裁縫組合の軌跡 春夏冬中(商い中) 想い出写真館
針塚
top・ゆきの部屋 和裁の部屋 つぶやき 窓・覗いてみましょ
縫製証紙『ひと針ひと針に心を込めて』
ごあいさつ
 長びく経済不況下で日本の産業界は近年、中国など海外に生産拠点を移す企業が増えてきました。その影響により高技術者を抱えながらも、競争力を持たない日本の零細企業の工場などはどんどん倒産しております。このような状況下では後継者を育てることはできません。技能の継承はおろか日本文化の衰退の危機的状況にさらされております。
 和裁業界においても労働賃金の安い中国など、海外に和服縫製の生産拠点を移した和裁業者の海外縫製問題は、私ども『和裁士』にとっても大きな問題です。仕立加工料の値下げや仕事量の減少は『和裁士』や国内の『和服縫製者』に大きな苦しみと打撃となっております。
 『きもの』の仕立ては、私どもプロ和裁職人である『和裁士』にお任せください。『きもの』を着る文化を知っているのは私たち日本人です。外国人縫製者は『きもの』を着る文化を知りません。『きもの』仕立てに於いてその差はとても重要なことです。

 私ども『和裁士』は、お客様のどのようなご要望にもお応えできるように、日本和裁士会の支部活動で、講習会等で研鑚を重ねて『しっくりと着心地のよいきもの』を仕立てることを常に心がけております。
 私たち『和裁士』は、技術に見合った適正な仕立加工料を目指し責任と自信を持ってお仕立を致しております。
 今後とも『国内縫製きもの』をご愛用下さいますことをお願い致します。
日本和裁士会 札幌支部長 溝井ユキ
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