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草分時代 (大正時代) |
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〜札幌和服裁縫組合の誕生〜
大正7年(1918)、開道50周年記念大博覧会・札幌開府50周年であったこの記念すべき年に札幌和服裁縫組合が誕生した。
大正11年(1922)札幌市制施行、人口は日毎に増加し呉服屋の開業も相次ぎ、仕立屋の需要も増し見習い生の養成をしなければならない時代に入った。今井百貨店・五番館・なかうろこなど20店あまりの呉服店が売上を競った。当時、見習い生を多く抱えていた札幌和服裁縫組合の会員の多くが丸井百貨店の専属工場として活躍した。 |
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休眠期(昭和・戦前、戦中) |
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〜昭和7年(1932)三越デパートが札幌に進出した〜
大正末期より昭和初期は『きもの』全盛時代であったが、昭和12年(支那事変)で仕立物全般に変調の兆しが現われてきた。昭和18年(1947)ごろには大東亜戦争も激しくなり絹製品は全面的に廃止となり衣料品も配給制度となった。仕立物は日に日に減少し廃業、転業のやむなきに至った。 |
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復興期(昭和・戦後) |
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〜活動再開〜
昭和20年(1945)8月15日大東亜戦争(開戦・昭和16年12月8日)は敗戦と言う名で終わった。丸井百貨店の建物はそのまま残っていたが3階から上は進駐軍の指示により20年11月より札幌逓信局が入居していたが、昭和22年(1947)11月全面解除になり呉服販売が再開された。
丸井百貨店・五番館・三越百貨店・他呉服店が出揃い(中うろこ・竹島・若島・花柳・竹内・三ッ丸・まるしん真木・小川屋・杉山・菊池・寺川・梅本・有馬など)呉服販売に伴い仕立物は増加現象が続き戦前以上に活況を呈する。特に丸井百貨店と札幌和裁裁縫組合会員との係わりは強固だった。
昭和27年(1952)の『きものブーム』到来。27年8月札幌和服裁縫組合は丸井百貨店と最初の工賃値上げ交渉を行ない28年(1953)10月予想以上の好条件で改定され妥結した。札幌和服裁縫組合が行なう丸井百貨店の工賃改定交渉が他の呉服店の工賃改定の牽引役を担ってきた。 |
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活動期(昭和30年代) |
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〜日本和裁士会に加盟〜
昭和30年代前半より呉服業界は、南北朝鮮動乱により社会情勢は急変し経済状態は好転の兆しが見え神武景気を迎えることとなった。組合員の経済状態も日増しに良くなり目覚しい成長の一途をたどり組合活動も次第に自発的な行動をするようになってきた。
昭和36年(1961)4月札幌和服裁縫組合は日本和裁士会に加盟。翌、昭和37年(1962)7月に北見・昭和41年(1966)8月に小樽・函館・室蘭・旭川の和服裁縫組合が加盟。北海道に日本和裁士会の支部が6支部誕生)
『仕立て屋』から『和裁士』と呼び名が変り、札幌支部会員の自覚は目覚しく適正な加工料であること、労働条件を厳守、最低賃金法に見合う工料雇用問題など、当時の役員、特に五十嵐正次・尾沢賢蔵・佐藤勲・宮崎昇・五十嵐正直が一丸となって取り組んだ。
北海道の和服仕立加工料は札幌・今井丸井の仕立加工料がほぼ中心で、総ての工料値上の原動力となった。 |
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安定期(昭和40年代) |
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〜労働基準法で8時間労働の実施〜
昭和40年(1966)から50年(1976)の間に6回の加工料の改正をおこない、8時間労働・祝祭日の休日実施などもできるようになり、生徒も順調に確保できるようになった。
昭和46年・札幌で始めての和裁国家検定実施される。(審査員委員長・札幌支部長尾沢堅蔵氏) |
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※参考:北海道の組合員数(昭和41年=1967)
札幌:81名・函館:44名・室蘭:43名・
北見:29名・旭川:29名・小樽:18名 (合計244名) |
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完成期(昭和50年代) |
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昭和51年 |
(1976) |
和服仕立工料改正 |
昭和52年 |
(1977) |
札幌和服裁縫組合創立60周年記念式典
(6月20日・北海道ホテル) |
昭和53年 |
(1978) |
和服仕立工料改正 |
昭和56年 |
(1981) |
和服仕立工料改正 |
昭和58年 |
(1983) |
札幌支部旗作成 |
昭和59年 |
(1984) |
第31日本和裁士会全国通常総会開催
(5月23日・京王プラザホテル) |
昭和61年 |
(1986) |
『針塚』建立
(8月・成田山別院・新栄寺) |
昭和62年 |
(1987) |
札幌和服裁縫組合創立70周年記念式典
(10月17日・札幌厚生年金会館) |
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針塚 |
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写真をクリックして下さい |
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参考資料:『北海道和裁連合会30周年年誌』による(発行平成3年6月20日発行) |
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編集者:札幌支部・五十嵐正直氏(故人) ・ 室蘭支部・船場新太郎氏(故人) |
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