中距離路線車

岩手中央バス引き継ぎ車

岩手中央バスでは、1972年と1974年に貸切バス・中距離路線バスの新車が導入されました。それらは岩手観光バスの貸切車と同一仕様で導入されていました。
中央バス時代のボディカラーは、貸切車が花巻電鉄カラー(緑色)、中距離路線車が国際興業貸切カラーに塗られていたようです。花巻電鉄カラーは早くに県交通カラーに塗り替えられたようですが、国際興業貸切カラーは1984年まで残っていました。

いすゞBU15KP(1972年式)
岩22か2173
岩22か2173

撮影:花巻営業所(1985.8.22)

岩22か2173
岩22か2173

撮影:花巻営業所(1985.8.27)

岩手中央バスが貸切用に購入した2両のうち1両で、川重車体の丸型観光ボディ、通称“オバQ”です。同じ国際興業グループの岩手観光バスにも同型車がありました。
登場時はグリーン系の花巻電鉄カラーに塗られていたようです。
撮影時には花巻営業所にあり、鉛温泉など近距離の新幹線リレー急行や盛岡−花巻間の国道急行バスに使用されていました。納入当初のナンバーは岩22か222で、1985年に再登録されていますが、再登録の理由は分かりません。
なお、もう1両(岩22か221)はこの時既に廃車体となって一関営業所の隅に置いてありました。

いすゞBU15KP(1974年式)
岩22か514
岩22か514

撮影:盛岡駅(1985.6.17)

岩22か517
岩22か517

撮影:盛岡市内丸(1985.6.23)

岩手中央バスで中距離路線車として使用されていたもので、当初は早坂高原線に使われていたようですが、やがて雫石営業所に集結しました。
岩手中央バスの中距離バスカラーである国際興業貸切カラーに塗られていましたが、1984年に県交通カラーへの塗り替えが終了しました。
同型車で貸切用に整備されていた車両もありましたが、それも1986年ごろには特急バスへの格下げが始まっています。これについては、「貸切車>標準床車」のページをご覧ください。

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80s岩手県のバス“その頃”