中距離路線車

いすゞ

十和田北線仕様の車両を中心に、早坂高原線用もこのグループに入ります。いずれも、路線バスとしてはグレードの高い車両でした。

いすゞBU15KP(1975年式)
岩22か641
岩22か641

撮影:盛岡支所(1985.5.12)

岩22か640
岩22か640

撮影:盛岡駅(1986.5.18)

前後のスタイルは路線タイプですが、ハイバックシート、冷房付のデラックス装備車。正面の窓ガラスは2枚ガラスです。
岩泉営業所に配属され、早坂高原線(盛岡−岩泉)に使用されていました。後面は丸型2灯のテールライトが特徴です。遠野営業所にも配属されていました。
なお、この手の車両は国鉄バスの観光路線車としては各地にあったようです。
車番は、前側が「531-5909」、後ろ姿が「531-5908」です。

いすゞBU20K(1976年式)
岩22か1561
岩22か1561

撮影:盛岡支所(1985.6.18)

初期の十和田北線用車両で、いすゞと日野車体の組み合わせは国鉄バス独特です。路線マスクのメトロ窓車で、上の早坂高原線用とは、リーフサス、非冷房などの違いがあります。
この時は沼宮内営業所の所属で、通常どこに使用されていたのかはよく分かりませんが、1985年の夏には沼宮内本線で盛岡まで顔を出しました。
車番は「531-6006」です。

いすゞBU15K(1977年式)
岩22か935
岩22か935

撮影:盛岡支所(1986.8.31)

1977年に早坂高原線用に2両が投入されたもので、外観は1975年式と変わらないため、長らく同じタイプだと思っていました。しかし、車番を見ると「531-7402」。つまり、1975年式がエアサスだったのに対し、こちらはリーフサスです。同じ路線に投入するのに、どうしてこういう退化があったのかはよく分かりません。

いすゞK-CQM550(1982年式)
青22か2427
青22か2427

撮影:岩泉営業所(1985.8.21)

十和田北線仕様の高出力路線車です。正面スタイルが観光タイプになりましたが、リーフサスで冷房はありません。後面のスタイルは路線タイプのままです。
この時は青森ナンバーながら岩泉営業所にあり、「リアス観光号」のサインを前と横に貼り付けていました。屋根にはメロディ用のスピーカーも見えます。
車番は「531-2075」です。

いすゞP-LV218M(1986年式)
青森22か219
青森22か219

撮影:休屋駅(1986.5.3)

岩22か2397
岩22か2397

撮影:酸ヶ湯温泉(1987.10.6)

十和田北線仕様車。ハイバックシートですがリクライニングはしません。ただ、非冷房ながらエアサスになりました。
1986年に十和田北線に投入された新車です。前からの写真は「531-6554」です。
後ろ姿の「531-6555」は1987年初めに岩手ナンバーに登録変更されていますが、この時はまた十和田北線に使用されていました。岩手県でどこに使われていたのかは分かりません。また、後ろ姿の写真はJR東日本になってからのもので、後部の社名表示が変わりました。

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80s岩手県のバス“その頃”